シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
京都へ移り住むとしたら。
時々そんな気持ちが頭にふわりと浮かび、京都へ行きたくなります。
しかし、実際に行くか行かないは、この際大した問題ではないのです。むしろ直ぐ様行けないからこそ、そのふわりとした憧れが少しづつ増えていき、ただのひとつも破裂せずにふわふわと頭の中で浮かび続け、いよいよ気持ちが高まってきます。
京都駅の北に位置する一乗寺駅は、他府県からの入居者が多いと言います。理由のひとつは周囲に大学が多いことですが、数ある小さなお店のオーナーに、他府県からの流入者が多いことも関係がありそう。
様々な都市の出身者が住みたくなる町、一乗寺に、寮をリノベーションしたシェアハウスが在ります。
一乗寺駅より歩いて4分。道路沿いの建物が「シェアフラット nenrin」です。
4F・5Fは京都造形芸術大学の寮、2F・3Fがシェアハウスとなっており、建物全体が女性専用です。
正面玄関に通じている大きなアプローチ…と言いますか、ピロティと言いますか。
正面玄関のドアは、ガラス張りに木製の枠。
庇(ひさし)がしっかり突き出しているため、雨の日に玄関を出てから傘を開くことができそうです。
扉を開くと、大きな玄関に大きな土間。
最大で50名が生活を共にしますが、この広さなら混み合うことも無さそうです。
靴箱は専有部ごとにスペースが決まっています。ショートブーツくらいの高さなら入りそう。
壁に視線を向けると、四角形に紛れ魚の鱗の様なものがちらほらと。この壁をはじめ、シェアハウス全体のデザインを、京都造形大学系列の京都造形芸術デザイン専門学校の学生さんが、授業の一環で行ったのだそうです。
玄関の脇には受付のようなものが。元々は寮だったため良さそうなものは残してみたとのこと。
良いかどうかはまだわからないですが、良さそう。確かに何かに使えそうです。
用途がはっきり決まっていないものは、こんな風に使ったら面白いかも、なんて生活に刺激を与えることもあるものですが、さてどうなるのでしょう。
全体に、クラシカルなホテルをイメージして設計したとのこと。今後の使われ方が楽しみな受付です。
リビングに目を向けると、広々としたスペース。
振り返ると、コミュニケーションボード用の黒板。
連絡事項ではなく、愉快なイラストが描いてありました。
1Fの中央部には食事のスペースがあります。
一段高くなっているウッドデッキを上がり、
カフェをイメージしたという飲食のスペース。特徴的なテーブルはオーナーさんのお知り合いの工務店さんの手によるもの。
特大のダイニングテーブルは、10名は座ることができそうです。
掃き出し窓から、中庭に出ることができます。
すると、ごろりと置かれた大きな石がすぐ目の前に。
過去にBBQなども行われたようですが、壁の向こうは隣家のため時と場合に応じて利用しているとのこと。
キッチンは、リビングに併設されています。
この感じ。
どこかで見覚えがあると思ったのですが、家庭科室ってこんな感じだったような。
このグニャグニャ曲がる蛇口は、縦に長いピッチャーを洗う時に便利そう。
ガスコンロは2口。
専有部ごとに、食材の収納が用意されています。
調味料を入れておくのがメインになりそうです。
奥の方は取り出すのが面倒なので、カゴに入れておくと良いかもしれませんね。
1Fのトイレは2室。
ウォシュレット付きのトイレ。
トイレットペーパーの位置が少し高めですが、立ち上がる程ではありません。
1Fのすこし別の場所には、カフェスペースが。
テーブルが3つに椅子が5脚。中央の仕切りは、四角形が色々積み重なっているようです。
大きな窓の外を眺めながら、お茶でも一杯。
壁のレンガは、リノベーションする以前からあったものを、そのまま使っているそうです。
カフェスペースは、アトリエとしての一面も。
4F・5Fに住んでいる京都造形芸術大学の学生さんが、こちらで制作をすることもあるかも、とのこと。
その様子を眺めてみたり、入居を機にアトリエで制作をしてみるのも良いかもしれません。
つづいて、水まわりです。
サインのフォントも、クラシックなホテルをイメージ。
余裕のあるスペースは、一面檸檬色の壁。
鏡の足元にはたっぷりの収納棚。その右手には、洗面台。
背後を振り返ると、洗濯機が3台並んでいます。
シャワールームは桃色の床で、
4室用意されています。
各フロアへの移動は階段を利用します。
まずは2Fから専有部を見ていきましょう。
はじめは207号室。
床は無垢材で、壁は白で統一されています。シンプルな専有部のため、家具の配置も色々と考えられそう。
2Fの専有部は全室、ミニキッチンとトイレが付いています。
ミニキッチンの脇の収納には、食材や調理器具を置いておけそうです。
トイレはこんな感じ。
玄関の脇には、扉付きの収納も。
1シーズン程度の洋服なら、ほどよく収まりそうです。
戸を開け放しておいて、飾り棚にするなんてのも大胆で面白いかもしれません。
つづいて、3Fへ。
廊下はこんな感じです。
専有部の前に、すこし共用部を見てみます。
廊下のドアを開けた先には、2室のシャワールームが。
その他の水まわり設備としては、洗面台が3台に洗濯機が2台。
洗面台はシャワー水栓付きで、サッと寝癖を正したい朝に重宝しそう。
シャワーを浴びる時間が取れない日は、どうしてもありますもの。
トイレは、全部で3室。
換えのトイレットペーパーは外に置いてあるため、
使用前に確認するクセを付けた方が安心かもしれません。
しっかりウォシュレット付きなのが、嬉しいところです。
最後に3Fの専有部を見ていきましょう。
まずは、308号室。
床は2Fと同じ無垢材です。室内は1段上がっているため、靴は土間に置いておくのも良いかもしれません。
冷蔵庫とTVが設置されています。
高い位置に設置されたハンガーポールには、コートなど丈の長い洋服を掛けておくことができそうです。
洗濯物を干すのにも良いかもしれません。
つづいて318号室。
各専有部には配電盤が取り付けられていますが、こちらは寮時代の名残で現在は使用されていないそうです。
部屋のつくりは、308号室とだいたい同じですね。
5Fには屋上があります。
この場所で特別なイベントを開くという訳ではなく、
その代わり、比叡山や大文字山が見えるとのこと。
周囲に高い建物が少ないからこそ見える景色は、ありがたいものです。
駐輪場は、自転車かバイクをひとり1台まで駐輪できます。
休みの日は自転車で、気持よくでかけるのが良いかもしれません。
改めて、最寄り駅は叡山電鉄・一乗寺駅。出町柳駅まで叡山本線で6分。
京都駅までは、バス停の一乗寺下り浜松から30分程度。
駅の周辺に目を向ければ、昭和の情緒を今も残す商店に雑貨屋さんがちらほら。
英ガーディアン紙の選ぶ”世界で一番美しい本屋”として、日本で唯一選ばれた「恵文社一乗寺店」など、ちょいちょい立ち寄りたくなる魅力的なお店もいろいろ。
また、一乗寺駅から20分ほど歩けば、狸の置物が所狭しと飾られた狸谷山不動院という仏閣も。
ぶらぶら歩いていると、のんびりしつつ、ウキウキしてくる。
一乗寺はそんな町です。
そうそう、ラーメン激戦区としても有名で、シェアハウスの前にも一軒有名店があります。
運営事業者さんは、株式会社フラットエージェンシーさん。
学生さんをターゲットにした住まいに10年の実績を持ち、京都学生祭典への支援なども行う事業者さん。人口の約1割が学生さんを占める京都を、もっと元気にしたいという思いがあると言います。
「シェアフラット nenrin」という名称は、学生さんと共に名付けたと言います。木が育つような感じで、段々と密になっていけたら良いなぁ。と、そんな思いで生まれたシェアハウスなのだそうです。
元々は寮だった建物をシェアハウスとして再生する時には、様々な考え方ができると思います。
機能的に優れているから残す部分、今はわからないけどきっと良いはずだから残してみる部分。何が正解かはわからないから、住んでほしい人たちのことを、あれこれと想像しながら企画・設計が進んだそうです。
アトリエに惹かれた方、一乗寺フリークの方、トイレは部屋に欲しい!という方、お問合せはこちらからどうぞ。
「どこに住むか」という重大なテーマについては、ふわふわした憧れだけではどうにもならない部分があります。
家の近所にコンビニはあるのか、大きなスーパーはあるのか。
隙だらけの格好でも訪れたい場所はあるのか、歩いていて、心地良いと感じられるのか。
一乗寺には、町全体にのんびりした時間が流れているように感じます。それは、叡山本線の持つ可愛い電車によるものなのか、商店の魅力なのか、はたまたそこに暮らす人々の生き方に醸し出されるものなのか。
遠くから京都を訪れた人にとっても、住んでみたい町になれる気がします。
(イイヅカ)
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