シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
暮らしに根付く、京都の文化。
小学生の頃、母の営んでいた雑貨店でよく手伝いをしていました。
当時、お店のあった商店街は地元の中心として活気がありました。親子連れや学校帰りの学生が集まり、まずまず賑わっていたのを覚えています。
威勢の良い声を放つ魚屋と、値引き交渉するおばちゃんの応酬も日常の光景。
家でつくったお惣菜が売り物のおはぎと物々交換される、現代のスーパーではあり得ないシーンを目にしたこともあります。店主と客のあいだで、子ども心にも小さな憧れを抱かせる手慣れたやりとりが活発に行われていました。
今回訪ねた女性専用のシェアハウス「sharely 京都三条」は、とても雰囲気の良い商店街の真ん中にありました。
シェアハウスのオーナーさんは、その商店街で古くから文房具屋を営んでいます。
たくさんの地元のお店をより近い距離感で楽しんでもらいたいと、いろいろ企画を考えているところだとか。商店街で開催される夜市や地ビール祭りも、毎年の楽しみになりそうです。
オーナーという存在を起点に、地元の商店街に浸かって味わう京都の日常。
きっと、京都っ子にもそうでない人にも、たっぷり楽しめる味わいがあると思います。
最寄り駅からシェアハウスまでは一直線。
古い木造の戸建てがならぶ通りには、“染屋”と書かれたのぼりや看板がちらほら。西陣に近いこともあり、住宅の周辺には染め物の職人さんが多いそうです。
そのまま歩くこと数分。左右に伸びる商店街を抜けてすぐのところに、お目当ての建物があります。
格子状のファサードは、町屋を意識したもの。
1Fに設けられたコインパーキング(写真では工事中)の一角に、入居者用の郵便ポストと宅配ボックスが設置されています。
シェアハウスの入口は、階段を上がって2Fに。
外壁のベージュによく似合うブラウンのドアが、玄関です。
すぐ脇の壁には、カメラ付きのインターホンが取り付けられています。
ドアの鍵はオートロック。
鍵は、複製のできないおなじみのシャーロック製です。
ドアを開けると現れるのは、柔らかな木目調の空間。
土間は設けられておらず、靴は玄関ドアの外で脱ぐことになります。
無垢材でしつらえた、ボリュームある靴箱。
1部屋あたり3段ずつ、横幅を全体の5等分したスペースを使用できます。1段あたり2足ずつ、合計6足ほどなら余裕を持って置けるでしょうか。
仕切りの板はないので、靴は詰めすぎないように配慮したいですね。
リビングは、さらに階段を上がった3F。
さっそくドアノブに手をかけ、室内へ歩みを進めていきたいと思います。
リビングは壁一面の窓から陽の光が注ぎ、明るくて開放感もたっぷり。
シンプルな空間にクラシカルなインテリアを配し、趣きのある雰囲気に仕上がっています。
テーブルは個々でも使えるようにと、小ぶりのカフェテーブルをセレクト。
ひとりでも、入居者同士でも。シーンに合わせてゆったりと過ごせる環境を心がけたのだそうです。
壁に連なる窓の一部は、開閉可能。
外からの視線や日差しが気になるときは、ブラインドを下ろすと良さそうです。
右手のふたつのドアは、301号室と302号室。
リビングの一角にソファスペースが設けられています。猫脚のベンチソファは、アンティーク調の花柄でシックなデザイン。
ほどよく籠もり感のあるスペースです。くつろぐよりも、考え事や集中したいときにちょうど良さそう。
掃き出し窓の外には、共用のベランダが広がっています。
近くに大きな商店街がありますが、こうして見渡すと、とても静かな環境です。
まわりの建物はどれも低く、晴れた日には抜けるような空が広がってとても気持ちが良さそう。 日が暮れると、お月見もできるとか。今後、チェアやテーブルを置くことも検討しているそうです。
リビングの反対側に目を移すと、そこはキッチン。
冷蔵庫脇のドアの先には、3Fの専有部がならんでいます。
ボックスに収まる食器は、種類も豊富。
清水焼のお皿などが置かれています。
ついさっき商店街で買ってきた惣菜も、お皿にうまく盛り付ければ、名店で出される京料理に見えるかも。
シンクとIHコンロがふたつずつ設けられた、ステンレス製のペニンシュラ型キッチン。
わりとコンパクトなサイズ感です。何人かで料理をする場合には、譲り合いの精神でどうぞ。
反面、フラットなスタイルはさっと後片付けがしやすく、便利。
もちろん電子レンジなどの調理家電、専有部ごとの収納ボックスなども設けられています。
キッチン脇の壁に設置された、スイッチパネル類。
ALSOKのセキュリティ・システムが導入されています。
続いて3Fの専有部の前に、2Fの水まわり設備を見ていきましょう。
2Fの廊下はこんな感じ。
両側に水まわりと専有部がならびます。
廊下の突き当たりには共用のベランダが。
こちらは避難経路にもなっています。
洗面室、ランドリー、バスルーム&シャワールームはひとまとめに。
洗面台と洗濯機は、それぞれ3台ずつ設置されています。
丸みを帯びた洗面ボウル。
洗面ボウルの間には多少の幅があるので、洗面道具や化粧道具を置きたいときに助かりそう。
奥の棚に収まるボックスは、タオルやバスアイテムを置ける専有部ごとの収納。
棚の向かいにバスルームとシャワールームが設けられています。
右手にシャワールームが2室、奥にバスルームが1室。
脱衣室は共用のつくり。オープンすぎて気になるかも…という人は、実際に現地で確認してみるのが良いと思います。
シャワールームは、シャンプーなどのボトルを置ける棚付き。
バスルームは、ごくごくシンプル。
女性専用の住宅ですし、気兼ねなくバスタブに浸かってゆったり過ごせるのではないでしょうか。
トイレは2Fに2室、3Fに1室。
もちろん、ウォシュレット付きです。
こちらは共用の収納スペース。
アイロン台や掃除機は自由に持ち出せます。
それでは順に専有部を見ていきましょう。
まずは201号室。
ドアハンドルの脇には、シンプルなルームサインがデザインされています。
室内はリビングと同様、白を基調としたシンプルな仕上がり。
角部屋のため、窓が2方向に設置されています。
用意されている家具は専有部によって異なり、バリエーションも豊か。
デスクだったり、TVボードだったり、カフェテーブルだったり。
すでに持っている家具に合わせて専有部を選ぶと、無駄なく部屋づくりを楽しめるかと。
シェアハウスではおなじみの、室内干しのワイヤー。
片側のフックを外せば、自動でくるくると巻き上がります。
202号室はドレッサー付き。
コンパクトですが、鏡付きの板を持ち上げれば内部にメイク道具を収納できます。もちろん、デスク代わりにも使えます。
301号室は、サイドテーブルとアームチェアの組み合わせ。
窓は東向きと南向きの2面採光で、日当たりも良好。ブラインドで光の加減を調整することができます。
専有部の収納はベッド下に置かれたケースのみ。ハンガーポールやチェストといった収納家具は、用意する必要があります。
リビングに面した302号室。
部屋の配置を考えると、生活音などが気にならないラフな感覚の持ち主に向いているかもしれません。
こちらは305号室。
室内の広さは全室6畳で統一。個人的には、収納やデスクをひととおり揃えても、ひとり暮らしには十分だと思います。
写真の二条駅までは徒歩10分ほど。最寄りの各線・大宮駅までは約6分です。
大宮駅の隣は烏丸/四条駅。京都有数のオフィス街まで、電車に乗ってから2分ほどです。
ショッピングに便利な河原町にも直通で約4分。このふたつの駅は徒歩で行くこともでき、なかなかのアクセス環境です。
駅前は充実しており、大手スーパー、飲食店、本屋、ホットヨガのジムなどがずらり。ひと通りの買い物は駅周辺で済ませることができるでしょう。
とはいえ京都の地元感を満喫したいとなると、やはり家の目の前にある商店街に積極的に足を運びたいところ。
約100年前から地元の暮らしを支えてきた、三条会商店街。全長800mにおよぶ長いアーケード街には、衣食住をカバーする多彩なお店が180ほど軒を連ねています。
京町家を改修したカフェでくつろいだり、時には、魚屋や八百屋の主人から食材のおいしい食べ方を教えてもらったり。地元としての京都を楽しむためには、申し分のない環境でしょう。
商店街では、独自のイベントも多数開催されているとか。5月の地ビール祭りや7月の七夕夜市には、地方からもたくさんの観光客が訪れるそうです。
アーケードの一画に設けられた公園では、子ども連れのママたちの井戸端会議を目にします。
商店街を歩いているだけで、微笑ましくなるシーンにたくさん出会えそうな予感がします。
シェアハウスを運営管理されるのは、「株式会社Rバンク」さん。
関東をメインに約40棟のシェアハウスを手がけている、ベテランの事業者さんです。京都では1棟目となる今回の物件ですが、今回のテーマは、“地元の暮らし”。
家の目の前にある商店街にオーナーさんが店を構えていることもあって、地域に密着した暮らし方を提案していきたいそうです。
オープン当初に行われた入居者さん同士の交流会では、料理のオードブルを商店街のカフェの店主が用意してくれたとか。
京都の地元の顔が見える暮らし。興味を持った方は、コチラからお問合せをどうぞ。
すこし歩けば、神泉苑もすぐ近く。
20時という遅い時間まで立ち入ることができる、風光明媚な庭園。
そのすぐ隣に店を構えている喫茶チロルのたまごサンドも、絶品だそうですよ。
(ソン)
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