シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
まるで、実家のような住み心地。
「Aider Reve(アイデリーヴ)」は、2015年の春に完成した、新築のシェアハウスです。
お邪魔したのは、ちょうど完成直後のこと。生まれたばかりの建物で過ごしていると、なぜか懐かしい気持ちが湧いてくるのに気が付きました。
でもそれは、昔住んでいた家に似ているとか、見覚えのある家具があるといった、いわゆる「既視感」とはすこし違うもの。まるで実家にいるような、ホッとできる空気感とでも言うのでしょうか。
懐かしいという感覚は、五感から生まれるだけではないのかも。
オーナーさんが同じ建物に住みながら管理をするスタイルは、距離感が近すぎてちょっと…と思う方もいるかもしれません。
でも、普段の暮らしのなかで夜ごはんのおかずを一品差し入れてくれたり、「おかえり」の一言をかけてくれたりと、ピンと張っていた気持ちをフッと緩めてくれる存在でもあります。
なにより、入居者さんとの距離をキチンとわかって接してくれるキャラクターで、その辺りは安心して良いのではないかと思います。
「Aider Reve」とは、「夢を育てる」という意味だそうです。
仕事の目標や、あこがれのライフスタイルを実現できる環境にしたい。長年、教育の仕事に携わってきたオーナーさんらしい想いが詰まった名前です。
最寄り駅の二条駅から、千本通をずっと北上していきます。歩くと14分ほどかかりますが、駅前からバスに乗れば3分ほど。
道路沿いには、4〜5階建てのマンションやビルが並びます。
その一角にそびえるのが「Aider Reve(アイデリーヴ)」。よく見ると、6階建てのAider Reveと同じ高さの隣のマンションは7階建て。外観からも、各階の天井の高さがわかります。
目の前を歩いていても見逃してしまいそうな、一見わかりづらい曇りガラスの自動ドアが、建物のエントランス。
実は内側が駐輪場になっているため、自転車を出し入れのために幅の広い自動開閉式ドアにしてあるのだとか。
室内駐輪場は、雨風をしのげるだけでなく防犯面でも安心感があります。
駐輪スペースの向かいには、部屋ごとに設けられたポストと、宅配ボックスが。
シェアハウスの場合、他の入居者さんが代わりに荷物を受け取ってくれることもありますから、この数で充分だと思います。忙しい社会人には、特にうれしい設備ですね。
駐輪場の奥には、室内に続く玄関ドア。
3つ並んだインターホンは、ひとつがシェアハウスに、ふたつは5〜6階に住んでいるオーナーさん宅につながっています。
別のフロアにオーナーさんが住んでいるシェアハウス自体は珍しくないのですが、玄関が共用というのは、すこし面白いですね。エレベーターや階段も一緒に使うため、顔を合わせる機会も割と多いと思います。
目の前には廊下が続きます。
リビングは突き当たりのガラス扉の奥。帰宅時に人の気配を感じて、ホッと安心できそうです。ガラスを1枚はさむのも、防音面、心理面でほどよい距離感。
リビングの手前に設置された階段とエレベーターで、上階へアクセスします。疲れて帰ってきたときには部屋にそのまま戻ることもできる、良心的な間取り。
玄関には、両側に大きな靴箱が。
ひとつがシェアハウス用の靴箱。もうひとつはオーナーさん家族が使用します。
ひとり4足くらい置けそうな幅。入りきらない靴は自分の部屋で保管します。
廊下から2段ほど下がった高さにあるリビングは、窓が大きく天井が高い、開放的な空間です。
オーナーさんとコーディネーターさんが、じっくりと相談を重ねて選んだインテリア。すっきりとした爽やかな雰囲気に好感が持てます。
どことなく漂うキチンとした真面目さに、なんだかオーナーさんの人柄が投影されているようにも感じます。
天井まで届く大きな窓の外には目隠しが設けられ、ロールカーテンを開けていても外からの視線を気にせず過ごせます。
トップライトからダイニングに光が落ちて、朝食は特別に気持ち良い時間になりそうです。
大きな飾り棚には、洋書やポストカードなど、カラフルな彩りのものが並びます。
季節にあわせて飾り付けを変えるかも、とオーナーさん。
入居者さんもアイデアを出せば、楽しくなりそうですね。
リビングの一角には「GERSHWIN(ガーシュウィン)」のアップライトピアノ。
元々はオーナーさんの家族が使っていた、このピアノ。現在では製造されていない年代物です。
ガーシュウィンという名前の由来は、『ラプソディー・イン・ブルー』(※音が出ます)などで知られるアメリカの作曲家。
クラシックとジャズを融合させたり、ポピュラー音楽も多く作っていた作曲家のイメージなのか、ダークブラウンの色みがオシャレでいい雰囲気です。
ピアノの横には、カーペット敷きの少し囲まれたスペースがあります。
ここはゴロゴロしながら映画鑑賞ができるシアタースペース。インドア派には、うれしい空間です。
5.1chサラウンドのスピーカーを備えたホームシアター。
飲み物やお菓子を用意したら、照明を落として、クッションを抱えて、お気に入りの映画を観る休日。
そのうち、オンラインの配信サービスも欲しくなりそう。
続いて、キッチンを見ていきます。
「せっかくシェアハウスで暮らすなら、そこでしかできない経験をして欲しい」というオーナーさんの意向で、キッチンは業務用。
掃除がしやすく、作業スペースも広々。
パーティーのときなど、何人かで同時に作業するのにも十分な広さが確保されています。
業務用ではありますが、加熱調理はガスコンロではなく、IHヒーターで行います。
こちらは安全面を考えてとのこと。メンテナンスも非常にラクですし、コンロ派の方も使っているうちに慣れるでしょう。
冷蔵庫も飲食店にありそうなサイズの業務用タイプ。
料理好きの人が集まっても、これだけの容量があればスペースを気にせず食材をストックしておけそう。
ちなみに、冷凍庫は別に用意されています。
シェアハウスで混み合うのは冷蔵庫より冷凍庫という話もあるほど、冷凍庫はひとり暮らしには欠かせません。引き出しはひとりにひとつ、こちらも安心の容量です。
常温でも保管できる調味料や食材は、壁付けの棚も使用できます。
家電類がズラリと並び、それに合わせてコンセントもたくさん。
時にはホットプレートでお好み焼きを楽しむのも良さそうですね。
廊下に出て、玄関の隣にある水まわりを見てみます。
廊下の壁に飾られた絵は、建物を担当した設計士さんがプレゼントしてくれたそうです。
群青色に、イスラム建築のような建物。すこし不思議なタッチですが、独特のシックな雰囲気があります。
水回りは、手前はランドリー、奥がバスルームという間取り。
洗濯機は2台、乾燥機が1台用意されています。ガス式の乾燥機は20分100円で使用可能。
各部屋にはベランダも付いています。外干しとうまく使い分けると良さそうです。
足を伸ばせるのが嬉しい、しっかりめのバスルーム。
2〜4階の各フロアにシャワールーム、1階にバスタブ付きのバスルームがあります。寒い時期は、バスルームの方が人気がありそう。
ランドリー側には、シャンプーや洗濯用洗剤などを置いておける大きな棚があります。
各自好きなカゴを用意して、まとめて置いておくのが便利。使うときにカゴごと持っていくスタイルは、シェアハウスでは良く見かける光景です。
使用する回数はあまり多くないかもしれませんが、あると便利なのが洗濯流し。
靴や雑巾など、普通の洗面台ではちょっと…と思うものも、ここなら迷わず洗えますね。
玄関を挟んだ対面に、洗面台とトイレがあります。
家具のようなデザインが可愛い洗面台まわりは、ちょっとしたアイテムも素敵。
ハンドルが特徴的な蛇口に、ほっこりするトイレのサイン。
毎日目にするものが素敵だと、生活はちょっと豊かになる気がします。
エレベーターに乗って、4階へ。
大型のシェアハウスでは標準設備ですが、12部屋には珍しいエレベーター。重い荷物を運ぶのに重宝します。
2〜4階は同じ間取り。
シャワールームとトイレ、そして専有部が4つ、廊下をかこむように配置されています。
SR(Shower Room)を覗いてみましょう。
全身鏡が嬉しいシャワールーム。
バスグッズはその都度、部屋から持ってくるスタイルです。
トイレはウォシュレット付き。
3階は女性専用フロア、3階以外は男女兼用です。このあたり、気になる女性は3階へどうぞ。
では、お待ちかねの専有部を見ていきます。
ジャンクなデザインが、ピリリと効いています。
404号室は、4種類ある専有部のうち1番広いタイプ。2名入居もOKです。
4階は日当たりも抜群で、昼間は照明を点けなくても十分な明るさ。
あまりクセもなく、使いやすそうな間取りです。
小さなソファを置いたりしても良いかもしれません。
なんと言っても、嬉しいのは専用の洗面台!
朝の忙しい時間帯も、周りを気にせずマイペースに準備できますし、手洗いでの洗濯などにも大活躍。
ファミリータイプのしっかりした設備なのも嬉しいところです。特に女性に喜ばれているとか。
洋服用のクローゼットのほか、高さを変えられる収納棚もあります。
奥行きもあるため、カゴを組み合わせると収納力も上がりそう。靴をたくさん持っている方は、サブの靴箱としても活躍するはず。
各部屋にはベランダ付き。
日当たりが良く、暖かい時期なら洗濯物もあっという間に乾きます。外からは見えない高さに干せるのも良いですね。
周囲に高い建物はなく、愛宕山が見渡せます。
ずらりとならぶ渋い屋根瓦も、京都らしい光景のひとつかも。
401号室は、やわらかいイエローの部屋。
体感温度が均一になるように、壁紙は日当たりに合わせてブルーとイエローの2種類。404号室に比べると日当たりが控えめな(じゅうぶん明るいですが)東向きの部屋は、イエローにしたそうです。
こちらも9.9畳とゆとりのあるサイズ。402号室はこれを反転した間取りで、広さは同じです。
ひとり暮らしからの引っ越しでも、持ってきた家具をそのまま使えそうです。
スペースを存分に活用できるように、収納はオープンタイプ。
引き出しタイプの収納と組み合わせるときも幅を気にせず選べて、可能性が広がりますね。
403号室は、4種類のなかで1番小さな部屋です。
と言っても7.9畳ですし、狭くはありません。むしろ余裕がある広さ。
部屋にも冷蔵庫が置けるように洗面台の隣の高い位置にコンセントをつけたりと、いろんなシーンを想定して作られています。
最寄り駅は各線・二条駅。
京都まで6分、四条まで7分、河原町まで18分と電車のアクセスは良好。
ただし、駅からは歩いて14分とちょっと遠め。代わりに徒歩2分の場所にバス停があります。
二条駅まではバスで3分。その他にも京都・四条・烏丸行きのバスも出ています。本数も多く、普段使いにも便利。
千本通沿いは雑貨や飲食店などが多く、駅からの道のりが明るいため、夜も安心して歩けそうです。
スーパーやコンビニ、ドラッグストアも徒歩5分圏内にあり、日常生活に困ることはなさそうです。
運営しているのは「アイデリーヴ」さん。
オーナーでもあるご夫婦が、上階に住みながら管理を行います。
おふたりとも、穏やかで堅実な雰囲気の方。建物全体にも、その人柄が表れているように感じました。
オーナーさんのご先祖は、100年もの間、この土地で酒造業を営んできたとか。建物が古くなったのを機に、自宅を兼ねてシェアハウスを作ることにしたそうです。
2015年の春に完成した新築の建物ながら、実家のような温かさ。古い家を「懐かしい」と感じるのはわかりますが、新しい家で感じる「懐かしさ」は、とても不思議な感覚です。
奥さんは料理に詳しく、作るのも得意。美味しいごはんを振る舞うイベント「kyoの一品」を、不定期で開催してくれるそうです。
先日行われた第1回目では、豚の角煮が入居者さんに大好評だったとか。自分で作るには手間と時間のかかるメニューなのが、さらに嬉しいですね。
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この安心感、しばらく忘れていたような。
(テルヤ)
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