舞台は京都市東山区の築17年の賃貸マンション。3分の2が空室、間取は典型的なワンルーム。近隣には新しい賃貸マンションが建ち並び、このままの状態で賃貸募集をかけても満室にすることは、ちょっと難しい。シェアというアイデアを取り入れ、シェアルームを兼ね備えたマンションとして「シェア/L/D/K計画」としてリノベーションしました。

不便な点やマイナスイメージは徹底的に払拭
しっかりとプランを練って解体・改装を行います

改装前の外観

緑は一部枯れ、植栽の中にゴミが落ちているのがマイナスイメージだった外観。玄関エントランスの両サイドにある植栽とブロックをすべて取り除き、新しくバイク駐車場とゴミ収集庫を新設します。

改装途中の外観

植栽・土・照明・ブロック塀などを解体し、すべて取り除きました。意外に広いことに驚き。コンクリート土間が打たれ、盗難防止用パイプも設置されたバイク駐輪場。

改装前の玄関エントランス

日中でも真っ暗な玄関エントランス。4つある照明の2つが不具合で点灯しなくなっていました。照明がきれていると、年月と共に暗い印象を受けてしまいます。玄関エントランスは「マンションの顔」。暗いイメージを払拭するためのプランを練ります!

解体中のシェアルーム

「バリバリ!!」と大きな音がする方を振り向けば、キッチンを取り除き中。(力仕事です。)部屋を何もない居抜きにするので、不要な設備をことごとく撤去。あっという間に作業は進む進む…。

解体終了後(スケルトン)のシェアルーム

キッチン・浴室等をすべて取り除き解体終了後の様子。2つのワンルームの間にあった壁をとり払い、1つの部屋にしました。1+1=大きな1へ。ひつじ不動産スタッフさんが取材に来られました。撮影中の様子。

改装中のシェアルーム

写真は、大工さんに新しい壁をつくっていただいている最中の様子。大工さんのいる側がキッチンの空間になります。この写真では、キッチンの部屋です。と言われてもイメージしづらいですね・・・。

改装中のシェアルーム

こちらはリビングダイニング側の写真。コーポイチハラは東向きで午前中は道路側からお日様の光がシェアルームに差し込みます。

床や壁、キッチンの設備など、
ディテールにこだわったシェアルームができました!

改装後のシェアルーム

ステンレス製のIHキッチン。真中は4口タイプIHヒーターで、流し台は左右に2箇所あります。シェアルームはガラス扉にし、外からでも中の様子がわかるようにしました。

改装後のシェアルーム

撮影中にどこかのモデルルームを撮影しているんじゃなか。と思ってしまいました。普段の生活をワンルームとシェアルーム「/L/D/K」として使いわけてみて下さい。

運営担当者が語る『コーポイチハラ』のツボ

シェアルームのリビングダイニングの床材はフランス製、青色の壁面はオーストラリア製の水性塗料「Porter's Paint」、真っ白い壁面には4人がかりで貼ったBLIKシールのOlive Tree(オリーブの木)果実は実らないけど、本物のよう。居心地のいい空間を創りあげるには、小さなディテールを真摯に積み重ねていることが大切。小さな小さな誰も気が付かないような些細なことに拘り、これをコツコツ積み重ねていくと、やがて説得力と「中身」が伴うようになり、逆にディテールの積み重ねがなく創られたものは「中身がなくスカスカ」。
家具屋さんにつくってもらった落海デザインの棚を開け閉めしながら、嬉しそうに自分の思いを話すリノベーション担当の落海達也。取っ手は下についており、棚の正面をガラスにすることで中にどんな食器が入っているのか、すぐにわかります。

JR奈良線・京阪本線「東福寺駅」から徒歩約5分。JR東福寺駅から京都駅までは一駅、特急停車駅の京阪本線七条駅まで徒歩約9分と、アクセスのよい立地にあります。3階の一部の部屋からは京都タワーも望むことができ、コーポイチハラから京都駅まで自転車で約6分...
特徴の似ているシェアハウス
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