
シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
住まいに、もっと頼ってもいいのかも。
旅行先でホテルに戻ると、えも言われぬ安心感があるものです。
疲れた身体を包み込んでくれるようで、なんだかとても安らぎます。そして、様々なサービスに身をまかせ「あれをしなくちゃ、これをしなくちゃ…」と頭を悩ませることもなく、ものごとが進んでいく、あの感じ。
旅を終えた後でも、ふと思い出してしまいます。
忙しい現代では、日々の生活のなかで効率化したいことを、多くの人が抱えているのではないでしょうか。
料理の献立に、宅配物の受け取り。クリーニングに出したものも引き取りに行かなくてはなりません。そうしたアレコレを任せることができたら、毎日の生活にも、すこしは余裕が生まれるかもしれません。
便利さに対して、はなから「人として、それで良いのか?」なんて目くじらを立てていては、反対に大事なものを見落としてしまうかもしれません。最近は、まず新しい暮らし方の可能性を、きちんと見つめることが大事ではないかと思うようになりました。
だってほら、みんな忙しいんですから。
JR西宮駅から徒歩7分ほどで見えてくる、どこか懐かしさを覚える建物。
屋上を含めた6F建ての大型のシェアハウスが、フレクサンス西宮です。玄関は弧を描いた屋根の下。
玄関の自動ドアも、弧を描いています。
ドアは閉まるとき、水平ではなく弧を描きながら両脇のガラスの内側に吸い込まれていきます。ただそれだけの違いかもしれませんが、玄関が丸みを帯びているって、手塚治虫が描いた近未来のようで、なんだかとてもワクワクさせられます。
自動なら鍵はどうなっているかというと、ドアの右手に。
「インターホン」と明記されたシールに、公共施設を訪れたときのような、どこかくすぐったい優しさが漂います。
カパっと開けて、規定のナンバーを入力し、いざ、ドアの内側へ。
ドアの先は、ホテルのようなエントランス・ホール。
天井にはエアコンが設置されています。
広い空間ですが、決してリビングではありません。これが玄関です。
一瞬、旅行でホテルに来ているかのような錯覚を覚えます。
一日中歩き回ってクタクタになり、帰ってきてドアを開けた瞬間に外との気温が変わる瞬間。
ああ、極楽。この玄関には、そんな魅力があります。
靴箱が見当たらないのも、専有部に入るまで靴を脱がない間取りのため。
やはり、ホテルのようです。
エントランスホールには、受付があります。
なかにいる人が、すこしだけ見える窓。
なにをしているのか、つい覗き込みたくなります。
実際に覗き込んでみると、なかはプレーンな管理人室。
ですが、あなどってはいけません。なんと、宅配物やクリーニングに出した洋服を管理人室で預かってくれるそうです。おまけに、24時間常駐とか。
仕事が長引いて、どうしても時間通りに受け取れない…なんてときも、慌てる必要はありません。
受付の隣には、大きなモニターが設置されていました。
しばらく眺めていると、かわるがわる部屋番号とともに預かり物のアナウンスが表示されます。
今のところ、ただそれだけを一生懸命流し続けている、このモニター。これだけアピールしてもらえば、きっと忘れることも無いはず。
つづいてラウンジへ。
いざなかに足を踏み入れると…
広い!
そしてテーブルとチェアがたくさん。
玄関ドアにつづき、窓も弧を描いています。
床に目を落とすと、途中でガラリと素材が異なっています。この境界でソファスペースとテーブルスペースが分けられているよう。
ところで、3脚ならんだソファの先には何があるのでしょうか。
はい、TVです。3人しか見られないため、他は立ち見です。
…ということでもありませんが、特等席であることは間違いなさそう。TVを囲むように、緩やかな弧を描いて配置されるソファ。
きっと、座っているうちにこの配置が馴染んでくるのでしょう。
ホテルのレストランって、こんな感じだなぁと思わせるスペース。
テーブル席1つに対し、チェアは4脚。
ノートパソコンを持ってきて仕事でも…という時は、窓辺のカウンター席は良いものです。
目の前には緑が広がるので、気分転換を挟みながら仕事がはかどるかもしれません。
それでもダレてきたら、気持ちの切り替えにコーヒーを一杯。
缶やペットボトルも良いけれど、仕事の最中に紙のコップで飲むコーヒーは何故だかおいしいもの。窓辺のカウンターということもあって、コーヒー店で飲むような気分になれるかも。
ラウンジの奥には、大きな厨房が見えます。
聞けば、ここから毎日、希望者に有料の食事サービスが提供されるそう。ラウンジの前に張り出された1週間の献立を見て、前日までに予約するのだとか。
朝食は¥350、夕食は¥650ということで、お手頃ではないでしょうか。
献立は栄養士さんが手掛けるということで、きちんと栄養面の考えられた食事は、忙しくて自炊の時間がとれない人にはありがたい話です。
そう言えば、洗い物だってしなくて良いわけですしね。
厨房のすぐ脇には、入居者さんの使用するキッチンも用意されています。
家庭用サイズですが、基本的な機能はしっかり揃っています。
シンクに、
3口のガスコンロ。
鍋やフライパンは、今後増やしていくということです。
キッチンの対面には、キッチン家電が並んでいます。
数個のパンを皿に盛り、レンジでチン。
やはり、そんなホテルの朝が思い出されます。
共用のトイレは管理人室の脇に。
男性は青色、女性は桃色。
内部はどちらもトイレがひとつずつ。
一瞬「トイレがたった2つでは、あまりにも少なすぎるのは?」と思いますが、トイレは各専有部にもあるため、ご安心を。
主に、食事の前後や玄関まわりにいるときに使う感じですかね。
各フロアへは、階段のほかエレベーターで移動します。
最上階は7F、屋上です。
現在のところ、使いかたは特に決まっていないそうです。
「もったいないと感じる人がいるなら、皆で使い道を考えていきましょう」とのこと。テーブルとチェアを用意するだけでも、良いような気はしますね。
1フロア下がった6Fには、ランドリールームがあります。
ズラリと並ぶ洗濯機と乾燥機。その数、各7台。
同じものがこうも並ぶと、なんだかふしぎな光景です。
ランドリールームからは、屋外物干し場へ出られます。
水を吸った重たい洗濯物を持って移動するなら、なるべく短い距離が良いですものね。
物干し場は、同じフロア内にもう一箇所。
先ほどの物干し場の4倍くらいの広さです。
物干し竿は増やしていくとのこと。
3Fは女性専用フロアです。
ランドリールームを見てみましょう。
洗濯機はドラム式が3台。スツールが置かれているため、雑誌など読みながら待ってみても。
専有部は2Fを見てみましょう。
フロア全てが専有部。
ドアノブをガチャリとまわし204号室へ。
玄関から内部を見るとこんな感じ。1ルームタイプです。
お忘れかもしれませんが、まだ靴は履いたまま。
ということで脱ぎましょう。
上も下も靴が余るくらいの、たっぷりとしたスペース。
専有部のこの感じ、なんだかホッとします。
必要なものが揃い、不必要なものが見当たりません。自分の部屋って、こういうホッとする感じでついつい居続けたくなる良さがあったものです。
ベッドの背後には冷蔵庫。
結構な収納量。よく見ると卵も入れられますし、野菜室も付いています。もちろん冷凍庫だって。
デスクの上には小型TV。
仕事をしながら観ることもできてしまいます。
窓の前にはルーターが置いてあります。
なんと、ルーターは各専有部に設置されているとのこと。なかなかうれしいです。
収納は、まずまずのサイズ。
作り付けのタイプです。移動はできませんが、倒れてくる心配が無いのはよい所。
個人的に、1ルーム型の一番の利点はトイレにあると思います。
夜中にトイレに行きたくなったとき、専有部から出ずにサっと用を済ませて、サッと寝床に戻れるのは、確かにすこし便利ではあります。
浴室も同様、好きなタイミングで。
バスタブもあるため、湯を張ってゆっくりと入浴することもできます。
専有部の壁には電話がありますが、外部との連絡用ではありません。
通話先は管理人室。「クリーニングが届いていますよ。」「宅急便が届いていますよ。」といった連絡に使うのだそう。
また、専有部同士の通話も可能とのことですが、間違い電話にはご注意を。
204号室と左右対象なつくりの205号室。
靴箱や3点ユニットの位置が異なりますが、間取りや設備はだいたい同じ。
デスクとTVも。
収納が多く、書籍などかさばるものもある程度は収まります。
もちろん3点ユニット付き。
最後は213号室。
他の専有部と異なる点は、ミニキッチンが付いていること。
出番としては、コーヒーやお茶、インスタントラーメンやお味噌汁づくりでしょうか。いっそ正面に鏡を立てかけて、化粧台にしてしまうのも良いかもしれません。
電熱器に、丸みを帯びたシンク。
見慣れたプレーンな1Rマンションのスタイルですね。
213号室は、収納が作り付けではなく、移動可能な家具タイプ。
そして…
もちろん3点ユニット付き。
駐輪場は屋根付きです。
屋根があるとないとでは、自転車のサビに対する心配がグンと異なります。
JR神戸線快速で、大阪駅までは12分、三ノ宮駅までは15分。交通の便はまずまずです。都心まで乗り換えなしで行けることは、毎日のことと考えると非常に楽。
駅周辺には複合ビルがあり、飲食店も豊富です。
シェアハウスの徒歩圏内にもスーパーなどがあります。日用品の買い出しだけなら、駅前まで出かける必要は無さそう。
運営事業者は有限会社フレクサンスさん。
本業は関西圏でウィークリーマンションの運営とのことで、シェアハウスは今回がはじめて。
運営にあたり、自分たちがひとり暮らしで体験した不便さを解消できるようなサービスを提供したいと色々なサービスを考えたのだそうです。そうそう、食事の提供については、ちゃんと役所に届出をしているそうですから衛生面もご安心を。
当初、お伺いする日に都合が合わずお会いすることができない予定でしたが、急遽時間をつくり駆けつけて頂いたのでした。撮影の合間に、事業者さんや管理人さんたちとお茶を飲みながら話に花が咲き、ホッとしたのを覚えています。
忙しい毎日を送っている方は、ぜひコチラからお問合せをどうぞ。
僕には、自分なりの「家」に対するイメージがあります。
キッチンがあって、トイレがあって、くつろげる場所があって、大きめのバスルームに、できれば屋上もあったら嬉しいなぁ、と思いを巡らせることがしばしば。
そのためか、考えてもみなかった設備に出会うと、はじめはふしぎな気持ちになります。
たとえば、とても広くて専用エアコンまで付いている玄関。
でも、どんなものでも気がつけばすっかり馴染んで、いつしか当たり前になっていきます。住まいって、不思議なものです。
考えてもみなかったようなものとの出会いが、今の生活をより便利にしてくれるきっかけになるかもしれません。
(イイヅカ)

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?