
シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※2022年3月より、運営事業者が「株式会社アドミリ」さん、物件名が「クレシア 光永」へと掲載変更されています。
自然体の英語を学びたい。
外国語を学ぶ上で、とくに会話を上達させたいときは、その言葉を話す恋人をつくるのが一番と聞いたことがあります。
日々交わされるコミュニケーションのなかでのさり気ない言い回しや、喧嘩をしたときの気持ちの伝え方。なにより、相手を知りたいと思うことによる努力が上達につながるのでしょう。そういえば、台湾人の友人も、日本人の彼氏が出来てから日ごとに日本語が上達していました。
「タウンハウス 徳庵」は、国際交流をコンセプトにしたシェアハウスです。
一番の特徴は、オーナーさんの意向による、入居者のうち8割は外国人というルールがあること。これまで数ある国際交流を掲げたシェアハウスに訪れましたが、大胆ともいえるこの規定には初めてお目にかかります。多少強引なルールですが、外国の方と話したくて入居を決めたけど、実際には人数が少なくて…というようなことは、まず起こらないかと。
むしろ、共用語は英語かも?という環境なのです。英語をゼロから学びたい方には、ハードルが高く感じるかもしれません。聞けば、欧米やアジアを中心に、各国から入居者さんが集まっているそうです。
つい、パーティー三昧なのではと心配になりますが、意外にも皆さんマイペースにのんびり暮らしているのだとか。思わずホッと胸をなで下ろすあたり、私はまだまだ日本人なのかも。
キッチンでは、さっそく国籍の違う入居者さん同士が笑顔で会話していたり、「おかえり」と温かいコーヒーを淹れてくれたりする光景がありました。
厳しい環境に身をおく…というと仰々しいですが、どこか海外留学を思わせる部分も、多少あり。
この際、意を決して飛び込んでみると、引っ越し荷物が片付くころには世界がボーダレスになっているかも。
駅から、徒歩7分ほど。近所の人たちの散歩コースになっている遊歩道を進みます。
遊歩道を抜け、少し進むと現れる黄緑色の存在感のある建物。こちらが、「タウンハウス 徳庵」です。
まず目を引くのはこの玄関まわり。
もともと寮として運営されていた建物では珍しい、下町に建つ一軒家の玄関まわりのような雰囲気の植栽。玄関まわりのタイルや床の石畳と相まって、ほんのり昭和の香りが漂います。
ガラスドアの先も、雰囲気はそのまま。
ゆったりとした玄関が広がります。中央の「土足厳禁」の看板、渋いです。
靴箱もレトロ感がたっぷり。元々の通し番号ではわかりづらいため、今はシールが上から貼られています。
保管できるのは2足ほど。入りきらない分の靴は自分の部屋での管理となります。
郵便物はレターケースに差し込まれるスタイル。
個別のポストに比べ、容量は少なめ。入りきらない…なんて郵便屋さんが困らないよう、帰宅時などこまめにチェックする習慣をつけると良いかと。
ラウンジは3階にあります。
ズラリと黒いドアが並んだ廊下の中ほどにあるドアの先がメインラウンジ。
ラウンジは緑の壁が随所に配置された、おもしろい間取り。
聞けば、3部屋をつなげて作ったスペースだそう。壁があることでひとつひとつの空間がグッと際立って見えます。
建物のつくりを考えると、大きなラウンジがどーんと据えられているケースが定石です。ともあって、今回のコンパクトなスペースが並ぶ間取りが、とても新鮮に感じられます。
シェアハウスならではのゆったりした空間と、ひとり暮らしのダイニングをどちらも備えているような不思議な感覚。意外と開放感も感じられ心地良い空間に仕上がっています。
カフェを意識したインテリアは、オーナーさんが手がけているのだとか。
白をベースにしたふんわりとやわらかい雰囲気に、パッと明るい黄緑色がとても爽やかな組み合わせ。自然と気持ちも明るくなるような気がします。
テーブルは2〜6人掛けで、ひとりでも気兼ねなく使えるサイズ感。
大人数が集まるパーティーなどではテーブルをつなげることもできますし、状況に応じて便利に使えそうです。
窓際のカウンター席は、勉強や仕事をするのにもピッタリ。
最近は少なくなってきた共用のパソコンもあります。話題に上った各国の文化をサッと調べるのにも重宝しそう。
以前は外国人の方のみを募集していたそうですが、2013年から日本人も入居可能に。ただし、日本人は常に2名まで。狭き門ともいえます。
入居者さんの紹介ボードを見ても、ドイツ・韓国・中国・アメリカ・オーストラリア・香港・台湾などなど、国籍もバラバラ。
共用語は英語、と言っても過言ではないのだとか。
日本人と外国人の入居割合が決まっていることもあり、国際交流をコンセプトにしているシェアハウスの中でも、比較的留学に近い環境と言えるかもしれません。もちろん意識次第だとは思いますが、日常的に語学力を磨くにはとても良さそうですね。
TVまわりはバラエティに富んだ小物が並びます。
置かれたアイテムは入居者さんが持ち寄った私物だそうですが、どこかテイストが似ていて、誰かの部屋のような心地よさです。
ドイツ国旗の横で、缶ビールを抱えるエルモをはじめ、カーズから飛び降りてきたルパン3世もいれば、
ハリウッドの名作の隣で、和の心を説く和尚さんらしき人もいます。
国際色の豊かさが、意外な方向に滲み出ているような気がします。
では、ダイニングの隣にあるキッチンを見ていきます。
キッチンスペースにはシステムキッチンが3台設置されています。
それぞれキッチンが独立して配置されています。もし食事の時間帯が重なっても、他の住人さんの調理に左右されることなく、じっくりと調理に集中できそう。
キッチンスペースの真ん中には、作業台にもなる収納棚。
何品か同時進行で調理をするとき、料理を盛り付けるときにも重宝しそうです。
「食べ物には名前を書いて下さい!」
この、びっくりマークがポイント。シェアハウスでの生活では、とても大事なルールのひとつです。
続いて、水まわりを見てみます。
リビングの隣のドアを開けると、シャワールームが並びます。
カスタードクリームのような優しいイエローのシャワールームは、シンプルな作り。
シャワールームの脱衣室に、洗面台が取り付けられているあたりが好印象。
シャワールームは使用するとき、カーテンフックの代わりに使用中のサインを出すのがルールです。
このオープンなスタイルには慣れが必要かも。
シャワールームの奥はランドリースペースです。
3台ある洗濯機は、男性専用・女性専用・男女兼用と分けられています。気になる人も気にならない人も、お互い気兼ねなく使えるとスマートに生活できそうですね。
トイレは男性用と女性用にに分かれています。
階段の踊り場にあるのが男性用のトイレ。
スッキリとしたゆとりのある空間の中に個室が2つ設けられてます。
トイレの個室内には、男性用・女性用ともに同じ仕様。
うっすらと植物の模様の入った壁紙が用いられています。
洗面台は広々ゆったり。朝の時間でもサッと効率よく準備できそう。
女性用のトイレは、廊下の中ほどの階段を数段降りたところにあります。
間取りは多少異なりますが、スペックは男性用とほぼ同じです。
では、部屋が並ぶ廊下へ移動します。
部屋のドアにはいろんな飾り付け。入居者さんも楽しんでいるようです。
まずは314号室。
部屋はなんと全室12畳の広々サイズ。
ひとり暮らしからの引っ越しなどで、家具を持っている方も安心。ソファやテレビ、冷蔵庫などもゆったりと配置できます。
ちょうど部屋の真ん中あたりを境にして、ベッドスペースと収納・作業スペースを分けて使うのもよさそう。
ベッドスペースとの境目にカーテンを取り付けたりすると、オンとオフをしっかり切り替えて生活できるかもしれません。
1階の靴箱に収納できない靴は、部屋の靴箱に入れておけます。
靴箱に入りきらない靴の管理は、なかなか頭を悩ませるところ。自室に靴箱を置けると良いのですが、スペースの兼ね合いもありますし、それができる部屋は貴重だと思います。
ドアにはめられているのは型ガラス。ちょっとレトロでいい雰囲気です。
こちらは、モデルルームの315号室。
基本的な間取りはどの部屋も同じ。壁紙とフローリングはクセも少なく、様々なインテリアに合いそうです。
備え付けの収納はありませんが、クローゼットが置かれています。
クローゼットの容量はまずまず。ただ、服の多くて容量が足りなくなったら場合でも、空間に収納家具を配置できる余裕があるので、ひと安心です。
寝る前には、照明を少し落として雑誌を眺める。
自分の部屋でもゆったり、のんびりした時間が過ごせそうな空間です。
自転車の駐輪には料金がかかります。
高低差の少ない平坦な道が多いエリア。
月々の料金もさほど高くないですし、近くのスーパーにちょっと買い物に出かけるときなどは、自転車があったほうが便利かなと。
階段を下りると、下町の雰囲気を存分に感じることのできる駅周辺。
華やかなショッピングセンターなどはありませんが、地元の居酒屋さんや小さなスーパーなど、地域密着型の雰囲気が魅力的です。
京橋までは直通で8分、大阪駅までは京橋でJRに乗り換えて20分ほどです。
駅からは一軒家を中心とした住宅街が続きます。
道程の途中には遊歩道があり、のんびりとした雰囲気が漂います。晴れた日はこの道を通勤路にするのも気持ちよさそう。
毎朝道で会う犬の散歩をする近所の人と顔見知りになって、挨拶を交わすようになる日も近いかもしれませんね。
運営・管理をするのは「株式会社ALL不動産」さん。
大阪を中心に、10軒以上のシェアハウスを運営する事業者さんです。
シェアハウスだけではなく、外国人向けの賃貸物件も扱っているためか、スタッフさんも国際色豊か。日本語と英語はもちろん、韓国語やフィンランド語でも対応できるスタッフさんがいるのだそうです。実際にシェアハウスに入居しているスタッフさんもいるとのことで、入居者目線での生活の雰囲気や問題点などもわかっているはず。
運営しているシェアハウスの規模は様々で、50室を超えるものも。近日オープンする「CLASSハウス 猪名寺」と「CLASSハウス 御幣島」では、コンセプトを持つシェアハウスにも挑戦。最近では、入居者さん同士の部活動なども企画しているとのことです。
留学に近い環境で自然と外国語を上達させたい方、広い部屋でのんびりと過ごしたい方。2014年9月現在は満室とのことですが、今は少しでも語学力をアップする準備期間。 空室を見つけたときにはコチラからお問合せをどうぞ。
「Would you like some coffee?」
なんて教科書どおりの会話は、日常には似合いません。
「Coffee?」とひとこと。フランクな会話だからこそ、温度があります。
これが生きた英語なんでしょうね。素敵です。
(テルヤ)

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