心にゆとりをもたらす空間

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
難しいことを考えないで、ただゆっくりと背伸びのできる生活がしたいなぁって。
ちょっと季節外れな話ではありますが、学生時代のある七夕の日に、教室に笹を持ち込んで、短冊に願い事を書いた年がありました。
そこに書かれていた数々の願い事は(自分の願い事も含め)ほとんど忘れてしまったのですが、一つだけあった印象的な一文。
「大きなおうちに住みたいな」
それはある一定数の人が必ず思っている、普遍的な願望でしょう。
小さな家には小さな家の良さがもちろんありますし、個人的にも小さな家は大好きです。ただ、空間が大きいことで広がる可能性がたくさんあることも事実。
思い思いの過ごし方の可能性が広がることで、心に余裕ができるような気もするのです。
「シェアハウス 宇治小倉」は、ゆとりを持って生活するにはうってつけと言っても過言ではないほど、ゆったりとしたスペースが確保されています。
部屋はあまり広くなくとも共用部が広々、という従来のパターンを覆し、共用部も専有部も充実の広さ。おまけに、屋上には悩み事なんて吹き飛んでしまうような大きな空付きのテラス付き。
手足をうんと思いっきり伸ばして、のびのびとした暮らしが楽しめそうです。
駅からのんびりとした住宅街の間をぬって進むこと8分ほど。
パッと開けた通りに現れる四角い大きめの建物がシェアハウスです。
1Fには蕎麦屋さんが入っています。夜も21時頃まで営業しているそうなので、夜ご飯にも便利。
玄関はその蕎麦屋さんの脇、少し奥まったところにあります。
並んだポストは各部屋ごとに設けられています。1、2、3、…6と全部で6室。大きな建物から想像するに、贅沢な空間が広がってそう。
早速玄関ドアを開けると、目の前は階段。
左手には扉に鏡の張られた背の高い靴箱があります。
背が高いこともあり、人数を考えると容量はなかなか。頼りになりそうです。
スリッパに履き替えて階段を上ることになりますが、玄関周りを見下ろすとこんな感じ、結構高い。ちゃんとゴムソールの滑らないスリッパの方がよさそうです。
たたき部分はあまり大きくないため、靴の出しっぱなしは控えたほうが良さそう。出しっぱなしはシェアハウスでのトラブルの原因にもなりますのでご注意を。
くるりと振り返ると、ゆったりとした幅の廊下が。
右手に見える階段脇のドアの先がリビングです。
すりガラスからこぼれる光に誘われて、引き戸をそろそろとスライドさせます。
目の前に広がっているスペースを、あえて擬音で例えるならば、「ズ・ドーン」。
いえ、とてものんびりとして静かな雰囲気なのですが、それくらい想像を上回るということです。
約20帖のリビングはかなりの広さ、開放感。
普通ならばしっくりと収まるはずのダイニングテーブルが小さく見えてしまうほどの広々空間です。
ね。ほら、椅子は6脚並んでいるのです。このスケール感をわかって頂けましたでしょうか。
ただ、現状では広い分若干の閑散とした雰囲気がないわけでもありません。が、「大は小を兼ねる」のです。
例えば、大きめの観葉植物を置いてみたり、ウォーターサーバーを置いてみたりと、色付けできる余地があるとも受け取れるかと思います。もちろん、事業者さんに確認をとりながらとなりますが、住まいをつくり上げる楽しみも、残されているのは贅沢なことではないでしょうか。
振り返ると、広がる和室スペース。ちょっとした舞台のようにも見える和室は、気分転換にもってこいの場所。
太陽光も良く差しこみ、ゴロゴロしていたら思わず眠ってしまいそうです。日本の地で育った身としては、畳を見るとゴロゴロしたくなるのです。
床の間部分は落ち着いたワインレッド。
ちょうどよくTVが収まっています。黒とワインレッド、渋めの組み合わせです。
ダイニングでごはんを食べたら、こちらに移動して寝転んでTV鑑賞。ああ、贅沢・・・。
床の間の対面には広縁が設けられています。
広縁の外側は、床がフラットな高さでつながったベランダ。
室内から外部へとグラデーションが掛かっていく場所のようです。
ベランダはデッキが張られ、暖かな雰囲気。
足場が木になるだけで、ベランダがとても気持ちのよいスペースとなりました。
リビング側ともつながっていて、子どもが走り回れるくらいの余裕があります。
続いてリビング脇にあるキッチンを見て行きます。
存在感のあるキッチンは、収納たっぷり。
全体は暗めのトーンで揃えられていますが、目線の高さにある窓のおかげで手元は明るく照らされます。
リビングとの仕切りにもなっている吊戸棚は両側から開けられるタイプ。
コップやグラスなど、使用頻度の高いものはココが定位置になりそうです。
キッチンの一角には冷蔵庫…いえ、コチラはまるごと冷凍庫。
お弁当のおかずやご飯は、一回分の量で小分けにしておくと便利。冷凍うどんは疲れた日のレシピ用に。と言った具合に、冷凍庫は自炊生活には欠かせない強い味方。各部屋一段ずつ使用できるのは随一の評価ポイントかと思います。
一方本来主役の冷蔵庫はというと、リビングの入り口にずらりと並んでこんな感じ。
専有部にミニ冷蔵庫が設置されているのは良く見かけますが、個人の冷蔵庫がこのように一カ所にまとめられているのはなかなか斬新。
音の問題や使い勝手を考えるとやはりキッチンの側に欲しい、でも自分のスペースはしっかりと確保したい、という意見に対するアイデアの一つ。雰囲気を見ても自炊派が多そうな予感もします。もちろん、これも広さに余裕ができるからこそ成し得る技かと。
リビングを出た向かい側には水まわりが並びます。
脱衣室に設置された洗面台は2台。
人数が少なくとも、使用する時間は重なるもの。2台あるということはなかなか心強いのです。
バスルームは少しだけカクカクッとしたデザイン。
大きな曇りガラスから柔らかく光が差しこみ、明るい空間です。
バスルームの隣はトイレになっています。
全面緑色のタイルに囲まれた男性用の立ち式トイレの奥が洋式トイレ。
それぞれのドアで鍵が掛かるようになっているため、男女兼用で使用できます。
バストイレの並びにはランドリールームも。
なにかと音が気にある水まわりが専有部としっかり離れた場所にあるのは、生活の質を上げるのになかなか有効かと思います。
夜中にエアジェット乾燥を使っても安心です。
洗濯機で洗えないようなものはこちらの洗い器でどうぞ。
毎日の頻度ではありませんが、しっかりめの掃除などをすると重宝するかもしれません。
ランドリールームの奥のドアからはベランダへ出られます。
こちらが主に洗濯物干し場になるとのことで、物干し竿が設置予定です。広々スペースなので布団なども楽々干せます。
続いてストレートタイプの階段を上がって3Fへ。
階段の前は廊下のような、リビングのような少し曖昧なスペースです。
その分使い方に余白があって、可能性は色々と考えられそう。小さな本棚を置いて、他の入居者さんおすすめの本を読めるようになっていたりしても楽しめるのでは。事業者さんは前向きに検討してくれそうですので、なにかグッドアイデアがある方は提案してみると良いと思います。
ちょっとした気分転換には、とぼけ顔の彼らが付き合ってくれます。
共用部は2Fに集約され、3Fは専有部とトイレという構成。
好みもあると思いますが、個人的にはトイレは窓がある方が好きです。
日中は電気をつけなくても十分な明るさが確保されています。
では、お待ちかねの専有部を順番に見ていきます。
まずは301号室。
ベッドが小さく見えてしまうほどのゆったり空間。インパクト大のアクセントクロスも圧迫感はありません。
9畳の広さに加え、一面のクローゼット付き。
他の家具を置く余裕はたっぷりありますが、収納家具は必要ないほどの容量です。
コートやロングワンピースにもしっかり対応してくれるハンガーポールも付いています。
続いて305号室。
収納は半分ほどのサイズですが、それでも充分な大きさです。
ふと天井を見上げると、タイル状の凸凹が。
元々このデザインだったそうで、そのまま残したのだとか。他の部屋にも実はちょっと一癖ある天井がいくつかあります。現地で是非上を見上げてみてくださいませ。
ほとんどの部屋に専用のベランダが付いています。そして広い。
ただここだけは特別仕様。
ランドリールームにもある洗い器が付いています。ゆっくりと洗い物もできますし、植物を育てたい方にはとても便利かと。
唯一の和室は306号室。
シェアハウス全体から、どこか和の香りを感じるからか、和室の存在はとてもしっくり来ます。
すっきりと住みたい畳での生活スタイルを強力バックアップしてくれるのは一面の収納たち。
もちろんベッドを置いてもOKですが、布団の収納場所もばっちりあります。布団派の方は要チェックです。
障子扉からはベランダに出られます。
はい、布団も自室でちゃんと干せます。
壁には控えめに桜がひらり。
201号室は他の部屋と比べると少しコンパクトサイズ。
とはいえ6畳のスペースが確保されているのですが、備え付けの収納がないことも考慮して、賃料もコンパクトに収まっています。
既に収納家具を持っている方は、むしろコチラの方が良いのかもしれません。
この部屋のオモシロポイントは、ガラス戸を開けると現れる謎のスペース!
見ての通り階段です。ええ。
元々は1Fまで下りれるようになっていたのですが、1Fのテナントさんとの関係もあり、階段は踊り場の所までしかありません。つまり階段としては機能していないわけですが、ベランダ代わりに使ってください、とのこと。
ガーデニングなども大歓迎なんだとか。ここが緑でいっぱいになったら、とっておきの場所になりそうです。
さて、最後に3Fから階段を上り、屋上へ向かいます。
外に出る前から青空気分。
ここまで周りが空に囲まれていると、ちょっぴり宙に浮いている気分になったりして。
疑似青空を楽しんだ後にドアを開けると、そこには本物の青空が視界いっぱいに広がります。
まぶしいほど陽の降り注ぐテラスは日向ぼっこに最適。休みの日は一日屋上で過ごしたいくらいの心地よさです。
ウッドデッキは裸足で歩いても気持ちの良い肌触り。
四方をまあるくカットしているのは、デザイナーさんのこだわりだったようです。このカットのおかげで芝生のスペースが増え、存在感と爽やかさがぐぐっと増しています。
周辺が住宅街で高い建物がないことが、見晴らしの良さを実現している大きな要因の1つ。
夏には宇治川花火大会が楽しめるのだとか。花火・屋上・ビールなんて最高の組み合わせ。思いっきり楽しんだ後に階段を下りれば自分の部屋、というのも至福なのです。
「シェアハウス 宇治小倉」の最寄り駅は近鉄京都線・小倉駅。
京都駅までは電車で20分ほど。
駅周辺は地元密着型の飲食店や数十年続いている美容室など、味わい深い町並みが続きます。
駅から少し離れると、シェアハウスまではずっと住宅街が続きます。
シェアハウスのある駅の西側の道は碁盤の目。通勤路はほぼ一直線です。
運営を行うのは「株式会社JJサービス」さん。
普段は売買・一般賃貸の物件を扱っている不動産会社さんです。
一般賃貸の管理物件でも、担当者さんが自ら共用部の掃除や巡回を行っているそうで、シェアハウスでもなにかとマメに気を配ってくれそう。
スタッフの方も女性が多いそうで、しっかりと生活するにあたって必要なものを細かくチェックされているのはさすが。
見ての通り、とても楽しんで運営されている姿がとても印象的。撮影の間も笑いが絶えず、涙が出てしまうほどでした。
はじめての運営ということで、入居者さんとじっくり作って行こうと考えているそう。要望や意見も前向きに対応して貰えると思います。
屋上で大の字になりたい方、やっぱり住むなら広い家、という方。お問合せはこちらから。
心に余裕ができると、なにかを慈しんだり、小さなことに気付けたりと生活の質が少し変化すると思います。
のんびり、ゆったりとした空気をカラダとココロの中にも取り入れたいなぁ、なんて。
(テルヤ)