シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

肩肘張らないくらいが、ちょうどいい。


すこしずつ数が増えてきているファミリー向けのシェアハウス

入居者さんに話を聞いてみると、単身者向けのシェアハウスに比べ、じっくりと時間をかけて検討した方が多いように思います。

単身なら気が向いた時にフラリと引っ越しできるかもしれませんが、家族となるとそう簡単にはいかないもの。特に子どものいるご家庭なら、住まい選びも当然子どもの成長を見据えたものになってきます。

どんな街で育てたいか、どんな学校に行かせたいか、どんな経験をさせたいか…想いと悩みは尽きません。

だいどう豊里 美福ガーデン」は、2014年春に完成した全18戸の新築マンション。

間取りは1LDK〜2DK、ファミリー向けのつくりです。共用部としては、1階に「コモンルーム」と呼ばれる部屋がひとつと、屋上にガーデニングができるテラスがあります。

専有部の独立性が高く、暮らしの感覚は普通のマンションとほぼ同じ。

共用部を中心に…というよりは、各住戸のサブ空間として共用部を使用するイメージ。マンション住人同士のセミパブリックなスペースとして、気が向いたときに立ち寄って過ごすことが多くなりそう。

シェアハウスが初めてというご家族でも、共用部を意識しすぎずに生活が始められると思います。

肩肘張らない、ゆったりした住人同士の関係が生まれそうなムード。

共有部付きマンションの距離感、しっくりくる方も多いのでは。


地下鉄の出口から、4車線の大通りをまっすぐ進みます。

駅から徒歩3分という好立地。マンション自体は大通りに面していますが、エントランスは路地を1本入った裏手にあります。

波打つ手すりが特徴的なアプローチの先が、マンションの入口。

数年前から駅などの公共機関でもよく見かけるようになった、この手すり。ストレートな形より上下にかかる力に強く、また、握りやすいのだそうです。

しっかりつかまって体を引っ張る動きに向いているため、高齢者や子どもたちが多く利用する場所で普及したそうです。

オートロックのエントランスからは、チラリと内部の様子を伺えます。

一般的なオートロックのマンションと同様、暗証番号もしくは鍵で解錠します。

インターホンはもちろん各部屋に直通。カメラ付きで、小さな子どものいるご家庭でも安心です。

エントランスを入ると、ガラスの扉越しにリビングのような空間が見えます。

さっそく引き戸をスライドして、奥へ。


こちらが「コモンルーム」と呼ばれている共用部です。

午前8時から午後10時まで、入居者さんは自由に利用できます。夜間は管理人さんによって施錠されるそう。

子どもが走り回れるほどの、たっぷりとした広さ。

実際、入居しているお母さんたちは、ここで子どもを遊ばせているそうです。

入居者さんが同伴していれば、外部の方も利用OKとのこと。知人の急な来訪があったときや、幼稚園帰りのママ友と子ども同伴でちょっとお茶、なんてときも活躍してくれそうです。

一面の飾り棚には、季節ごとに変わるオーナメントや、オーナーさんが作っているプリザーブドフラワーの作品が並びます。

訪問時はハロウィンのアイテムが飾られていました。

王道過ぎないチョイスが良い感じ。大人も子どもも楽しめる、キュートなラインナップです。

棚に私物を置くことはできないそうですが、読まなくなった本を置いてくれたら嬉しい、とのこと。

何冊あっても困らない絵本。子どもが成長して読まなくなった本を置いておけば、年下の子たちが楽しんでくれるでしょう。

最近は、大人用の本棚も加わったとか。マンション内の図書館のようで、いいアイデアですね。

本の感想を共用のノートに書いておけば、元の持ち主さんとの会話のキッカケが生まれるかも。

コモンルームのアクセントは、天井の丸い間接照明。

この照明、実は、色を変えたり照明のパターンが設定できたりと、色々なシーンを楽しめるようになっています。気になる動作は、現地で確認してみてください。

使う機会は少ないかもしれませんが、子どもたちの喜ぶ顔が目に浮かびます。


事前に申込んでおけば、コモンルームを有料で貸し切りにすることもできます。

貸し切りの時にだけ使用できるのが、壁の裏側にあるキッチン。

天井から吊られた収納式のドアをパタンパタンと畳んでいくと、システムキッチンが顔を出します。

シンク2台にガスコンロ、グリル。かなりしっかりした設備が整っていて、パーティーやワークショップのときには重宝しそうです。

スペースもゆったり取られていて、普段使いしないのがもったいないほど。

パーティーの準備は、子どもたちにも積極的にお手伝いしてもらいましょう。


コモンルームの壁面を埋める掃出窓からは、コモンテラスに出られます。

大通り沿いの立地ですが、歩行者の視線もなく落ち着いた雰囲気を味わえます。

手を洗いに部屋に入らなくても、外のシンクを使えば楽チン。

意外と、お世話になるシーンは多い気がします。

物件名に「ガーデン」とある通り、建物の周りにはぐるりと植栽が。

季節によって、それぞれ違う花が咲くそうです。

1年を通して植物が楽しめるように、という配慮が嬉しいですね。


コモンルームを出ると、目の前はエレベーター。

頭上には、なにやら気になるモニターが設置されています。

近づいてみると、「発電レポート」の文字とグラフ。

屋上に設置されたソーラーパネルの発電で、電気を一部まかなっているそうです。自然にも家計にも優しいマンションのようです。

廊下の奥には共用のトイレもあります。

コモンルームを使うときは、こちらが便利。

エントランスとコモンルームのちょうど境に、居住スペースへつながる廊下が伸びています。

廊下の先には階段もありますが、今回はエレベーターに乗って4階へ上がってみます。


各フロアのエレベーターホールには、ちょっとした談話スペースが設けられています。

こちらは時間帯を問わず、自由に使ってOK。ついつい話が盛り上がりすぎて、他の入居者さんの迷惑にならないようにご注意を。

エレベーターの対面に目を向けると、なんだか素敵な予感のするアーチが。

さっそく、くぐってみます。

アーチの奥は、ウッドデッキが敷かれた気持ちのよいテラス!

青空がグッと近くに感じる、とても開放的な空間です。

テラスの中心部にはグリーンが植えられています。

プランターは貸し出し式。好きな野菜や植物が育てられます。

子どもたち用にひとつずつ借りて、好きな野菜を育てて食べる、なんて食育も良さそう。ゆくゆくは夏休みの自由研究に…というのは、さすがに気が早いでしょうか。

共用部で育てていると、他の入居者さんの視線もあってか、「やらなきゃ」と意識が高まるのだとか。

興味はあっても枯らしてしまいそう…という方。これを機に、一度トライしてみることをおすすめします。

夏には、ビニールプールを出して遊ぶのもいいですね。

水遊びができるようなスペースを備えた集合住宅って、実はあまり多くないんですよね。


それでは、各部屋を見ていきましょう。

カボチャのシールひとつで、生活を楽しんでいる様子が目に浮かんでしまいます。

部屋は全部で6タイプ。こちらは2DKの301号室です。

ダイニングキッチンに加え、4.5畳の和室と4.7畳の洋室。夫婦と子どもひとり、というイメージでしょうか。キッチンはカウンター状の間取りで動線がまとまっていて、料理がしやすそう。

ダイニングキッチンの隣は和室。

 

これくらい淡い色合いだと、和室のイメージも変わりそう。収納も1.5畳近くあるため、布団もしっかりしまえます。

ファミリーの場合、畳敷きの空間は何かと便利ですよね。


18部屋中の8室がこの間取り、という1LDKの部屋。

どんなインテリアも馴染んでくれそうな、落ち着いた色合い。小さな床の傷も目立ちにくそうです。

大型クローゼットが嬉しい洋室は、ベッドルームとして使うことになるでしょうか。

 

窓向きは全室南東で、日当たりもばっちり。良い目覚めが期待できます。


最後は306号室。

1番広いタイプで、キッチンだけで3畳あります。

ウォークインクローゼット付きの洋室もあり、収納力も安心。


屋根付きの駐輪場は、エントランス側にあります。

簡易的なものですが、屋根もついているので多少の雨は防げます。台数制限があるため、現況は事業者さんに聞いてみてください。

道路沿いには駐車スペースも。こちらは2台まで駐車OKです。

利用には月額15,000円が必要とのこと。周辺の相場とだいたい同じ程度のようです(2015年5月現在)。


最寄り駅は市営地下鉄今里筋線だいどう豊里駅

梅田までは30分、天王寺まで35分、京橋まで20分と、アクセスはまずまず。内環状線の渋滞はある程度覚悟が必要ですが、エリアによっては車移動が便利かもしれません。

コンビニ、スーパー、ドラッグストアはすべて徒歩4分圏内。

特別に駅前が賑わっているということもありませんが、日常的な買い物には不便はなさそう。総合病院も徒歩7分の距離。子どもが急な熱を出したときも安心です。


だいどう豊里 美福ガーデン」を運営するのは、「株式会社ユーエー設計工房」さん。

戸建住宅からマンション、病院まで、幅広く設計を行う一級建築事務所です。自社で設計した集合住宅では、メンテナンスやオーナーさんのサポートも担当。ソフト面にも実績のある事業者さんと言えそうです。

元々、個人タクシーの駐車場だった土地。オーナーさんのお父様の代から続く縁もあり、「面白いことをやってみよう」とこの企画がスタートしたそうです。

エントランスの目の前にコモンルームを設け、さらにガラス戸で中の様子がすぐに分かる設計。入居者さん同士のコンタクトが増え、おたがいの関係作りにも役立っているようです。

企画・設計から運営まで一貫して行うことで、建物のことも、コンセプトのことも、入居者さんのことも、誰よりも詳しいのが強み。設備面も管理面も頼れるのは、とても安心できると思います。

近くに住んでいる女性オーナーさんもよく顔を出していて、細々とした掃除などを行ってくれます。顔を合わせる機会も多いかと。

大阪でファミリー物件を探している方、これから家族が増える方。

2014年のオープン直後に満室となってしまいましたが、もし空室を見つけたときにはコチラからお問合せをどうぞ。その時はきっと、あまり迷っている暇はないような気がします。


全国でもまだ多くはない、マンションタイプのファミリー向けシェアハウス。

大阪でどのように育っていくのか、とても楽しみです。

(テルヤ)

ゆるやかなつながりを持って集まって住む。孤立しがちなマンションライフは不安・・・。かと言って煩わしいのも・・・。私達は今、都会砂漠のこの地に緑で囲まれたガーデンハウスを造ります。このガーデンハウスは、18戸のプライベートスペースと他のマンションでは...

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