シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
彩りの豊かな住まいで触れる、色とりどりの暮らしの文化。
深夜にTV番組をザッピングしていて、ふと目に留まった「バーリーウォーター」。
写真引用元:“むちゃばあのブログ”さん
イギリスでよく飲まれている、昔ながらの夏の飲みものだそうです。ベニシアさんというおばちゃんが鍋でコトコト音を立てて、レモンバームを煮込んでいました。
昔から、親から子へ繰り返し伝わっていく、身近で日常的な文化に興味を惹かれます。
特に、海外のものは新鮮。おなじ夏の飲み物なら、トルコのアイラン、スウェーデンのサフト。関西なら、冷やし飴。
育った国や文化のちがう人と話をするときは、できるだけ相手の親しんだ身近な暮らしかたに触れてみるのがお勧めです。異文化交流の魅力が、ぐっと深みを増してきます。
今回訪れた全13室の「WAND」は、国際交流がテーマのシェアハウス。
海外の語学留学を斡旋する企業との協力体制によって、欧米系の入居者も多く入られるとのこと。カラー・コンサルタントが監修したという暖かみのある空間は、肩肘張らずに暮らしを楽しむのにぴったり。
海外からの入居者さんは日本語を学びに来る方々ですし、英語にあまり自信がなくても、あまり気兼ねなく暮らすことができそうです。
家までは駅前の通りから、南方向へまっすぐ。途中、下校中の学生を多く見かけました。
近くには警察署もあり、治安も良さそうです。
シェアハウスまではゆっくり歩いて6分ほど。
しばらくするとクリーム色の、横に広がるワイドな建物が見えてきます。
こちらが今回のお目当ての「WAND」。全13室の男女共用の住まいです。
レンガタイルで縁取られた門扉。
奥に集合ポストが設置されています。
シェアハウスのサインは、ガラスプレートのタイプ
津軽弁で「我々」という意味を持つ「わんど」の頭文字が、赤で印象強くデザインされています。
アプローチを歩いて辿り着いた先の玄関は、戸建住宅でよく見かけるオーソドックスなタイプ。
よくみるとドアの上部には、センサーライトとセキュリティカメラが設置されています。
ドアの鍵はナンバー式のオートロック。
指定の番号を入力すると、ピピピと音が鳴って解錠されます。
それでは、さっそく内部へ。
ほどよく幅のある、すっきりとした玄関。
左手のコルクボードには、プロフィールカードをピンで留めることができます。
靴箱はひとりあたり、ふたマス分。
高さはないものの、定番で使うパンプスやスニーカーなら4足ほど収めることができそうです。
リビングまでの廊下には大きな窓が設けられ、照明を点けなくても明るい空間。
木目のきれいな床板もいい感じです。
リビングはやわらかな白木を基調とした、北欧的デザイン。
カウンターでキッチンまわりの生活感が上手に隠され、すっきりとした雰囲気。
随所に、グリーンを中心とした彩りが。
大きな壁一面に貼られたクロスは、柄入りですが特にうるさくもなく、ウッディな空間と相性もばっちり。
ソファは座面の奥行きが深いつくり。
からだの大きな人でも、全身をあずけてくつろぐことができそうです。ゴロンと横になりたい衝動に駆られそうですが、そこはぐっと抑えて、独り占めしないようにしたいところです。
ソファ脇の壁には、イベントのお知らせなどが掲示されるコミュニケーションボードが設置されています。
ポップなペンダントライトが照らす、ダイニングテーブル。
壁際にはベンチタイプのチェアが置かれています。
ちょっとした作業をしたり、入居者同士でおしゃべりや食事を楽しんだり。たくさんのシーンが生まれる、暮らしの中心になる場所だと思います。
席が足りないときは、備え付けのスツールを使うと便利ですね。
シェアハウスのテーマのひとつは、「国際交流」。
留学エージェントとパートナーシップを組み、海外からの入居者を積極的に受け入れているものの、海外の方の入居率は4割程度までとして、バランスを取っていくポリシーだそうです。
できるだけ多様なバックグラウンドを持った人が集まるように心がけていて、現在(2015.6)は、イギリス人2名、イタリア人2名、チリ人1名の入居が決まっているそうです。
海外から来る入居者は、基本的に日本語を学ぶために来日しています。うまく英語を話せなくとも、きっと大丈夫。
当然ながら、生まれた場所が違えば食べ物、習慣、それに考え方も違ってくるもの。日々の暮らしを通じて触れるそうした小さな違いが、暮らしに刺激を与えてくれます。
カウンターに設けられたガラスブロックのペンダントライトは、空間にかわいらしさを添えるアクセント。
インテリア好きが集まれば、それぞれの国で行われている、興味深い部屋づくりのコツを聞いてみたいものです。
カウンターを挟んでほどよくリビングと区切られたキッチンは、ゆったりとした動線を持つ空間。
カウンターの下部に設置されているのは専有部の数だけ用意されたストッカー。
冷蔵庫の内部も、専有部ごとにスペースが仕切られています。
I型のキッチンにはシンクとガスコンロが2台ずつ並びます。
2口のコンロはグリル付き。
一般的なワンルーム賃貸のキッチンにはグリルが備わっていないことも多々ありますが、ここでは心配無用。ちょっとしたことですが、料理好きには嬉しいポイントです。
調理家電や食器類も、もちろんひと通りそろっています。
シェアハウスでよく見かけるお料理パーティーなどでは、テーマをひとつ設けてみるのも良いアイデア。
WANDで「お母さんやおばあちゃん直伝の料理をつくる」なんてテーマを設ければ、それだけでテーブルの上がグローバルな雰囲気になるはず。
続いて、水まわりを見ていきます。
こちらはバスルームの脱衣室。
クロスは個性的なグリーンのボーダー柄。さわやかな仕上がりです。
バスルームはいたってシンプルなつくり。
仕事で疲れた日は、のんびり浸かって癒やされてください。
時間がなかったり、バスタブに浸からなくていいときにはシャワールームへ。
シャワールームは2室用意されています。バスルームを含む3室は、すべて男女共用。
ランドリールームには、アイロン台が置かれています。
洗濯機の脇には洗剤などを置くことができるラックも設置。専有部だけでなく、家のなかのいたるところに収納が設けられているのは、暮らしに便利な設計ですね。
洗面台は1、2Fにそれぞれ2台ずつ。
幅広の鏡は使い勝手も良さそう。シンクまわりは大理石で仕立てられており、素材が生かされています。
1Fのトイレは男女共用。
タイル風のクッションフロアが、空間のアクセントになっています。
トイレはシンプルなタイプです。
2Fへ上がる階段はこちら。
ゆったりとした廊下、階段脇の格子と木板、2Fから降り注ぐ太陽の光。
なんてことのないスペースですが、実際は写真以上に昭和レトロの趣きを感じさせる空間です。
味わいのある雰囲気を気に入って、あえてそのまま残したのだそう。
2Fにも洗面台と、トイレが設けられています。
こちらのトイレは女性専用です。
最後に1F&2Fの専有部を一気に見ていきましょう。
各室のドアはナンバー式のオートロック。
プッシュ音が鳴ることもなく、夜遅くにドアを開けてもそれほど周りを気にしなくて良さそうです。
ウッディなフローリングにオレンジのパステルカラーを合わせた105号室。
壁紙は、部屋ごとにカラーリングが異なります。広さは約7.8畳。全13室のなかでも標準的な間取りです。
天井まで届く備え付けの収納は、結構なボリューム。
棚や引き出しが設けられ、様々なアイテムが保管しやすそうです。
201号室は、ほんのりグリーンの色合い。
デスクやチェアはあらかじめ用意されているものです。
収納に姿見が付いているのも、うれしいポイント。
部屋を広く見せる効果もありそうです。
202号室はすこし広めの8.2畳。
どの部屋もシンプルな間取りです。
206号室にはクローゼットは用意されていません。
その代わり、部屋の奥にウォークインクローゼットのようなスペースが用意されています。
生活感が出てしまう収納が表立っていないため、部屋づくりを楽しみたい人にオススメかも。
207号室は3面に窓が設けられた、とても明るい部屋。
ビタミンカラーのオレンジと相まって、しっかりとエネルギーを充電できそうなプライベートルームです。
収納はコの字の間取りにポールを設置したオープンスタイル。
これはこれで、魅せる収納としてコーディネートのしがいがありそう。
自転車置き場には、ひとり1台まで駐輪可能です。
駅まわりの駐輪場と併せて使うと、通勤がぐっと便利になりそうです。
電車は各駅停車しか停まらないものの、乗り換えなしで鶴橋まで約15分、大阪難波に約20分でアクセスできます。近鉄奈良駅にも40分ほど。週末、気軽に寺社仏閣巡りに訪れることができます。
八戸ノ里駅一帯は近畿大学、大阪商業大学のほか、高校や中学校がいくつか点在し、学生を多く見かけます。
家と駅の間には警察署があり、治安面もわりと安心。
駅前にはドラッグストア、飲食店、レンタルDVDショップが軒を連ね、買い物に便利な環境が整っています。
家のすぐ近くに24時まで営業しているスーパーもあり、遅い時間でも買い物ができるのは便利そうです。大きな公園に併設されている、体育館・トレーニングルーム・プールを備えた「東大阪アリーナ」も家のすぐ裏手に。
市立のため、リーズナブルにカラダ磨きやスポーツを楽しめそうですね。
WANDを運営管理されている、「エントランスジャパン株式会社」さん。
大阪を中心に8件のシェアハウスを運営し、しっかりとしたノウハウをお持ちの事業者さんです。
ハウスルールやマナーに関してはわりと細かく設定されているとか。さまざまなバックグラウンドを持つ入居者が集まるシェアハウスでも、一定の暮らしを共有してもらえるよう心がけているそうです。
今回のテーマは、国際交流。とはいえ、特別に言語学習を目的にしているわけではなく、様々な価値観や暮らし方に気軽に触れ合える空気感をデザインしたとのこと。
空室も残りわずか(2015.5現在)。ほどよい刺激とくつろぎに包まれたトーンを楽しみたい方は、コチラからお問合せを。
以前、スウェーデン人の友人の家にお世話になったことがあります。
スモークサーモンのサンドイッチの味が、今でも忘れられません。
(ソン)
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