シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※こちらの物件は2011年11月1日時点より運営事業者さんは「大阪興産株式会社」へ掲載変更されています。
そろそろ、関西だって楽しみたい。
今回のシェアハウス探検隊は「ギャラリーシェアハウス アルト」。
大阪市内の、なんと築40年の文化住宅を再生したシェアハウスのコンセプトは、「芸術」。味のある木造物件がベースということで、ピカピカ・ツルツルではなく適度に肩の力の抜けた、でもどこかアーティスティックな空間が誕生しました。
賃料もお手頃設定ですし、ここ、いきなりですがかなり良いのではないでしょうか。+・
気張り過ぎず、抜き過ぎずな共用部の按配も心地よいですし、なによりもご近所にお住まいの女性オーナーさんが実に雰囲気のある素敵な方。
リノベ世代のひつじ不動産スタッフにとって素敵な木造ストックが数多く残る関西圏は羨ましいことこの上なく、いいなぁ、関西・・なんて思っていたところに、さっそく良い雰囲気の物件が登場してきたのでした。
それでは、シェアハウス探検隊の大阪編、スタートです。
さて、通りから見えるシェアハウスの外観は、このようなすっきりとしたもの。
築年数は感じさせるものの、レンガの塀や植え込み、白く塗られた外壁が、可愛らしい雰囲気。きっと通りがかりの人にも少し気になる存在になっているのではないでしょうか。個人的にはアンバランスな窓の位置が絶妙の味わい。
玄関の脇に設置された鮮やかなブルーの集合ポストは、きちんと各部屋事に用意されています。
小さな家の形をしたランプも雰囲気にぴったり。
ガラス張りのドアは、ゆらゆらしたアイアンワークが目を惹きます。
カギはこんな感じ。
ガラス張りということで、家の前の通りからも廊下がほんのりと見えます。
目立つ建物ではありますので、玄関から漏れる光に足を止めて「ここ、なんですか?」と聞かれることもありそうです。怪しい集団だと思われると何ですから、入居された方は、地域の方にはきちんと接するようにご注意あれ。
さて、それではドアを抜けて、家の内部へ入ってみます。
廊下から玄関を見るとこんな感じ。
結構広い空間です。
靴箱は各専有部内にもあるのですが、よく使う靴は玄関にも置くことができます。
が、ひとり1足分程度しか収納できませんので、スリッパ用だと思った方が良いかも。なお、くれぐれもブーツやらなんやらを土間部分に出しっぱなしにするのは無しの方向で・・
タタキを見ると、タイルで装飾が。
よく見れば、タイルは大きさや色、形がまちまち。もしや、ひとつひとつ手で置いたのでしょうか。
可愛いです。
玄関とは反対側の廊下の突き当たりが、リビングです。
左側のドアは専有部、右側はトイレやシャワーなどの水周り設備です。
廊下のランプは、少しレトロなまんまるタイプ。
まっすぐに廊下を抜けるとリビングに到着です。
木造物件の壁を抜いて、でも柱は残して(荷重構造があるのです)つくられたリビングは、2つのシャンデリアでほんのりと照らされた空間。
テーブルは施工された大工さんの手作りだそうです。
よく見るとカラーリングが異なるテーブルが混ざっているのが、ちいさな遊び心。
左手の奥の方に、ちらりとキッチンが見えます。
構造上、多めに残されたと思われる柱が、逆に森っぽく見えてちょっと新鮮。(大丈夫、これぐらいならぶつかりません。)
剥き出しの柱は白や焦げ茶で塗ってしまう事が多いのですが、あえて薄い花柄のクロスで包んでしまったところもユニークです。
可愛らしいヨーロピアン・テイストの椅子も気になります。
壁にはコミュニケーションボードが用意されています。
イベントの告知などで利用されているとのこと。
ちなみに、キッチンの脇の型板ガラスのドアを開けると・・
ちょっとしたデッキ・テラスもあります。
オーナーさんが定期的に訪問されるそうなのですが、聞けばグリーンが大好きとのこと。今後もテラスには、花や緑が増えていく可能性が高そうです。
使い勝手が良さそうなベンチも置かれています。
続いては、リビングの奥にあるキッチンへ。
洗面台には明るい色味のタイルが敷詰められています。
新しく張り直しているので、傷んだ感じはありません。
流し台の下には、部屋ごとに使える収納スペースが用意されています。
作業テーブルの大きさもいい具合です。
ガスコンロはシンプルなタイプが2台並びます。
調理機器の棚には、電子レンジ、オーブントースター、炊飯器、電気ポットが並びます。
で、その脇の紫色のドアの奥には、屋外に洗濯機が設置されています。
なお、洗濯機の上部に雨よけの屋根が付いているので、天候に関係なく使えます。
続いては水周り設備を見てみます。
トイレとシャワールームには、ともに廊下のドアから入ります。
シャワールームの室内はオーソドックスなタイプ。無料です。
そしてこちらは、女性用のトイレ。
照明の放射状のラインがキレイです。
そして、全てウォシュレット付き。
男性用トイレはもう少し地味ですが、設備的にはほぼ一緒です。
さて、ここで部屋の中を見る前にもう1つご紹介。
玄関の靴箱の脇に扉があったのを覚えているでしょうか?実はあの扉の奥は、こんな具合の小さなサロンのような空間になっています。
インターホンの受けはココに設置されています。
特に活用方法が決められた空間ではないので、入居が始まってからリビングとの使い分けがどうなるのか気になりますね。使われないということは多分ないと思いますので、どんな過ごし方になっていくのかは入居された方次第。
窓には一部に透明ガラスがはめ込まれ、道行く人や車が切り取られます。
では、そろそろ専有部を見てみます。最初は101号室から。
昭和の香り漂う、これぞ文化住宅!な間取り。
文化住宅ということで、渋いタイル張りの流し台がついています。
この種の住宅が「文化住宅」と呼ばれたのは、それまでの長屋やアパートなど集合住宅の多くが便所や台所を共用としていたのに対し、これらの設備を各住戸に独立して配置したことから、従来の集合住宅よりも「文化的」という理由である。 “Wikipedia '文化住宅'より”
そう、ここが文化住宅の「文化」の本丸であったわけですが、まさか40年後に共用部がやたら充実した住宅へと生まれ変わるとは、よもやお天道様でも思うますまい。
襖を取り払った押し入れが使えるので、収納はかなりしっかり。
黒箱はミニ冷蔵庫です。そして、各部屋にはIHコンロとフライパンも標準装備。
インターネットはLANケーブルで接続できます。
利用は無料だそうな。
さて、ここで2Fへ向かいます。
階段は玄関脇と、リビングの中の2箇所。
で、コチラが2Fの廊下。
突き当たりの窓の向かって右側のドアの奥には、ちょっと派手なパウダールームがあります。
腰掛けも置かれた本格派。
女子の皆さんにはきっと有用・・なんでしょう。
雰囲気的に、おそらくメンズは立ち入ってはいけないのではないかと。
なお、廊下の突き当たりの窓の外は布団干しスペースになっています。
出るためには少し段差がありますが、よっこらせ、という感じでどうぞ。
さて、お次は208号室。
渋めの昭和テイストは変わらず。でも、各専有部でカラーリングが異なります。
型板ガラスは、やっぱりいいですね。ちょっぴり寒いですけど。
あまり目にしない模様なので、関西で生産されていたガラスかも。
203号室は、部屋のかたちは全く同じ。
でも、色がピンクです。
続いては211号室。
廊下を挟んで左右の専有部で、広さが少し異なります。
ここは南窓で日当たりも良好です。
キッチンは部屋の隅に。
良い部屋なのですが、1点だけご注意が。
南側に面した窓の外は、ひっそりと佇むお墓ビュー。
こういうのがダメな人は多分ダメでしょうが、お陰で素晴らしい日当たりと抜けのある眺望が手に入ります。日々感謝の心を込めて手を合わせて暮らせば、きっと大丈夫。
ありがたやー。
建物の脇には、駐輪場とゴミ置き場が。
きちんとしたゴミ置き場があるのは、実は結構便利です。
今回の物件の最寄り駅はJR河内永和駅ですが、乗り入れ路線を考えると、普段使う駅は近鉄難波線、近鉄大阪線、近鉄奈良線の布施駅ということになりそうです。
乗車時間は大阪難波が10分、環状線の鶴橋まで3分と便利な場所です。
ちなみに布施駅からシェアハウスまでは、歩いて6分。駅からは長くアーケードが続きます。
そして、線路沿いをしばらく歩くと、健康ランドもあったりします。
たまには大きなお風呂でのんびりしてみるのも。
さて、運営管理を行うのは、オーナーの大阪興産株式会社さんです。
近所にお住いなので、赤い自転車でアルトまでやってきます。
見ての通りの素敵な女性で、空間作りの面ではオーナーさんのセンスによるトコロも大きかったようです。物件名に「ギャラリー」と入っているのも、オーナーさんがこの建物自体を一つのアートと捉えてデザインしたためだとか。
手塩にかけてつくった物件を自身の手で愛情を込めて大切に管理していくのは、シェアハウスではとても良い運営の在り方だと思います(手間は掛かりますけどね)。
きっと、素敵な物件になるのではないでしょうか。
ということで、空間を見て波長が合いそう・・と感じた方、お問合せはコチラからどうぞ。初めての方は心配かもしれませんが、まずは現地を見に行ってみると良いと思います。
来年は関西圏の物件もずいぶんと控えていますので、そろそろひつじ不動産でも本格的に紹介していきます。東京の人はシェア物件が好きだけど、大阪の人は嫌いです・・なんていうことは、あるワケがないはず。
最初はシェアハウスを見慣れず尻込みしてしまうかもしれませんが、住んでしまえば案外、ほとんどの人が普通に楽しめる住まいだってことが分かると思います。
こちらは、とある部屋の窓ガラス。1枚だけ型板ガラスの柄が違います。
きっと昔何かのタイミングで交換されて、その時に同じものが無かったのではないでしょうか。でも、結果として遊びがあって良い感じです。
(サトウ)
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