シーンが生まれる

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※2020年10月より運営事業者が「株式会社フェニックス管理」さんへ変更されています。
その場、その場を、選ぶ、楽しむ。
例えば、少し早く起きた朝。
時間を掛けてコーヒーを淹れてカリカリにトーストを焼く。ダイニングに腰掛けて新聞を手に取り今日の話題をひと通りチェック。コーヒーを飲み干す頃、カチャリとドアが開いて眠そうな「おはよう」が聞こえる。
例えば、疲れて帰ってきた平日の夜。
バラエティのナレーションとソファのあたりから響く笑い声を肴に、買って帰ってきたビール缶を開ける。TVの周りで談笑している風景をぼんやりと眺めながら、口に運ぶスーパーのお惣菜が普段よりちょっと美味しく感じる。
例えば、思いっきり羽を伸ばした休日の深夜。
玄関から見えた人影に誘われて、ふとバーラウンジのドアを開けるとビリヤードの真剣勝負に巻き込まれる。ふいに渡されたキューを構え一突き。周りから挙がる感嘆が耳に響く。驚きを隠せないのは自分だったりする。
空間ごとにシーンが思い浮かんで、そこから妄想が膨らむ。ドアを開ける度に切り替わるシーンにドキドキ。「Casa Mia 北白川」に訪れた方は、おそらくそう感じるのではないでしょうか。
スペースにゆとりのあるリビング、共用部は心にも落ち着きをもたらしてくれそう。かわってラウンジにはビリーヤードやダーツなど、気分高まるファクターが揃っています。
大型物件ならではの設備しかり、人が集まる場所にはそれだけシーンが生まれると言うこと。入居者同士のコンタクトを図ったシチュエーションや仕掛けが施されたニュースポットを、早速見ていきたいと思います。
駅からの距離は徒歩だと結構かかります。住宅街をくぐり抜けて、大きな通り沿いにあるのが今回のシェアハウスです。
京都造形大学の南側に位置し、のびのびとした空気が漂います。
嬉しいのは建物の1階には24時間営業のスーパーが入っていること。日々の生活に困ることはほぼ無さそうです。
表通りに面したエントランスがシェアハウスへの入口です。
こちらはシェアハウス専用となり、一般賃貸部分の入居者さんは使用しないとのこと。自動ドアの開いた先に、各部屋ごとに分けられたポストがずらりと並びます。
ポストの下部には留守時の味方、宅配ボックスが備え付けられています。
ガラスの自動扉の先に待ち構えていたのは、このビュー。
映画のワンシーンを連想させるような迫力。天井も2階とは思えない程高く、階段を上る足音がコツコツと静かに響きます。
豪華な階段を上りきった先がシェアハウスの玄関部分。段差のところで靴を脱ぎます。
壁やドアはなく、そのまま廊下が続きます。左のガラスの向こう側がなんとも気になりますが、こちらは後ほど。
“玄関”というよりは”エントランス”と言ったほうが似合いそう。そんな、大変ゆとりある空間です。
左の低いテーブルはパンフレットやイベントのチラシなど、コミュニケーションテーブルの1つとして使われているのだそう。
玄関脇には靴箱が対面式に並んでいます。
1人1扉分使用できますが、収納出来る靴は3足ほどかと。
使用頻度の高い靴を選んだ上で、他のものは部屋保管という形になりそうです。
靴箱の間にあるドアには「Bar Lounge」の文字。
意外な場所にある空間にわくわくしながら、重いドアをぐっと押し開けて中へ入ります。
バーラウンジだけにちょっとダークカラーのインテリア。そしてドンと構えるビリヤード台。
玄関の手前からガラス越しにうっすらと見えていたのは、このビリヤード台だったわけですね。
天井まで届く大きな窓からは、バス通りに植えられた緑を眺めることができます。
入口の目の前にあるのは、ギラリと鈍く光るメタリックなタイルに囲まれたカウンターバー。
専有部とは離れた場所に位置しているため、お酒を飲んでちょっと騒いでも音はあまり響かないかと。遊ぶ人、部屋にいる人、互いにメリットになるように設計されています。
カウンター部分の天井部分は鏡張り。
吹き抜けのように感じ、不思議な感覚に陥ります。これも部屋を広く見せるテクニック。
深い夜にキャンドルを灯したりすると、雰囲気のある大人の空間へとシフトしそうです。
少しお酒を入れて浸りたいところですが、まだまだ序盤。
ひとつ深呼吸をし、廊下脇のガラス戸の先にあるリビングを見ていきます。
両開きになっているドアを開けると、
先程のラウンジとは一転、オフホワイトをベースに落ち着いた空間が広がります。
6人がゆったり座れる作り付けのダイニングテーブルを中心に、広々とした贅沢なスペース。
よく見ると、オフホワイトの壁は立体的な模様。
水面にパッと広がる波紋のよう。写真では分かりづらいかもしれませんが、空間の中に居ると存在感をしっかり感じます。
リビングのフロアラインから一段下がった場所がソファスペース。
同じ空間ながら素材感をガラリと変え、また違った雰囲気が作り出されています。そして・・、
テレビ横で「東京シェア生活」発見(ありがとうございます!)。他にも京都のカフェ本、大阪の旅本と色々。
TV、そして雑誌と休日の予定はこのスペースから生まれそうです。
ソファスペースの一角には共用PCのあるカウンターがあります。
持ち帰り仕事がある日はなかなか重宝しそうなスペース。もちろん仕事を持ち帰りたくない気持ちは痛いほどわかりますが、いざとなった際はこちらで。
ただ、TVの誘惑に負けないようにだけ気をつけていただければと思います。
続いて、ダイニングテーブルの奥に位置するキッチンへ。
キッチンは細長い形状。とはいえ、通路幅はゆったりめです。
キッチン・シンクのある調理ゾーンと、各部屋ごとの収納や家電のあるゾーン、それぞれ分かれた設計となっています。
キッチングッズを引っ掛けておく棚の上にあるのは食器乾燥機。
シェアハウスでトラブルになりやすい事柄の1つとして挙げられるのが、洗った食器を放置すること。片付ける人と片付けない人が出てくることで、ストレスの原因になってしまうことが多いようです。
そんなこともあり、食器乾燥機は嬉しく頼もしい設備のひとつ。とは言うものの、現実的には費用面などで導入が難しいこともあり設置されているシェアハウスは珍しいのです。
シンクとIHは対面で2セットずつ。
作業スペースが広く取られていて、1人での使用も大人数でのパーティー準備も、なにかと使い勝手は良さそうです。
カトラリーは作業台の引き出しの中に、ずらりと揃っています。
よくよく見るとアイスピックなんて代物も。こだわりの強い方に使って欲しいものです。
調理スペースの反対側にある収納スペース。
炊飯器やトースター、電子レンジはこちら側に集約されています。
収納は角部屋ごとに1扉が割り当てられています。
棚の高さは変更が可能。容量はあまり大きくありませんが、食器類は共用のものが充実しているため、調味料や食材のストックを調節すれば困ることはなさそうです。
キッチンの奥にはドアがあり、こちらからも出入りが出来るようになっています。
それではドアを開けて、廊下に出ます。
回遊性のある廊下は、数字の8のような形に配置されています。
フローリングにも見える珍しいカーペットの上を歩き、廊下の両側に位置する水まわりへ。
左側のドアの先に男女兼用、女性専用のトイレがそれぞれ配置されています。
ちょっと暗めの照明が、リラックス効果のありそうな空間。
トイレ内に洗面台があり、飲食店のトイレのような雰囲気です。
トイレの対面に位置する引き戸の先が、女性専用の水まわり。
広めの洗面スペースの対面にランドリーが並びます。
洗濯機と乾燥機、乾燥機能付きの洗濯機が1台ずつ。必要に応じて使い分けが出来ます。
正面にあるドアを開けると、脱衣室とシャワールームが。
ゆとりのある脱衣室は個々で鍵がかけられるようになっています。
シャワールームはシンプルな仕様。
シャンプーなどを置ける棚は多めにあり、便利そうです。
シャワールームに並び、足を伸ばせる広々サイズのバスタブ付きのバスルームも。
落ち着いたアクセントパネルが使用され、ゆったりしたバスタイムが楽しめそうです。
隣には男女兼用の水まわりがあります。
設備はほぼ同じ。男女兼用ということですが隣が女性用ということもあり、ほぼ男性用として使われそうです。
2つの水まわりの間には、なにやら別の空間へ続く廊下があります。
廊下を進んだ先は、大きな鏡が張られたフィットネスルーム。
全員同時は少し難しいですが、なかなかの人数が身体を動かすことのできるスペースが取られています。
スペース専有面積が意外と必要になるヨガなどストレッチも、住人同士いっしょにレッスンできそうです。
TV台には身体を動かすゲームの代表と言っても過言ではないwiiがスタンバイ。
三日坊主になりがちな運動も、気軽に集まって継続させやすいのも、シェアハウスの1つのメリットではあります。
廊下の端にはこんな多目的スペースも。
住人同士のちょっとしたミーティングにも使用できるような余裕があります。
光がよく入るので居心地も抜群。個人的な意見としては、大きなソファがあればいいなぁなんて。
廊下には壁を這う光の演出が施されていてホテルのよう。ホクホクとした気持ちで廊下を進みます。
クールなテイストながらも柔らかさを持つ雰囲気が、なんとも素敵な塩梅。
ということで、お待ちかねの専有部を見ていきたいと思います。
専有部の鍵は複製の出来ないカード式のタイプ。
まずは202号室。存在感のある鍵を開け、ドアを引きます。
ちょっとオフィス風のテイストも感じる室内は天井が高く、ゆったりめの空間。
通りに面した大きな窓から光が差し込みます。
備え付けのデスクは、ダウンライトで照らす設計。デスク上にライトを置く必要がないため、すっきりと使えそう。
そして、デスク脇の収納の中に収まっているのは冷蔵庫。
こちらの冷蔵庫には飲み物とお菓子、おつまみといったところでしょうか。共用の冷蔵庫とうまく使い分けることが出来そうです。
続いて、205号室。202号室とは若干配置が異なります。
基本的な設備は同じですが、この部屋は洗面台付き。
洗面台の幅は広く、洗面用具の収納スペースも工夫次第ではスッキリと収まりそうです。
実はシェアハウスで一番バタバタするのは、必然的に水まわりが最も混みあう朝の時間。その時間を自分のスペースでゆっくり過ごせる、これはグッドデザインだと思います。
ちなみに洗面台の脇には靴箱が設置されています。おそらく寮だった名残でしょうね。
クローゼットは奥行きがある大きめのサイズ。
収納家具も置けるゆとりがありますが、荷物が少ない人なら既存の収納で十分かと。
多目的ホール横の210号室は変形の間取りです。
他の部屋とは違う部屋の向きで、広さも少し大きめに取られています。
そして全20室の内、唯一南の窓向き。
大きな窓にはブラインドとロールスクリーンが設置されていて、光の量を調節出来るようになっています。
211号室は大人な空気が漂うモデルルーム。
スタンダードな間取りと形状から、インテリアは作りやすいと思います。窓も良いアクセントになってくれそう。
オフィスのように感じた淡いグレーも、インテリアを程よく引き立たせる影の立役者のようです。
椅子を木製のものにすれば、仕事モードからオフモードにスイッチチェンジ。
爽やかな朝を想像させる、ヘッドボードの使い方は是非参考に。
最後に220号室。こちらは洗面台、バスルームのある部屋です。
部屋の中も、他の部屋とはずいぶんと違います。
まずはドアを開けると靴箱と廊下。L字の廊下の先が生活スペースです。
L字型、そして廊下によって空間がしっかりとゾーニングされるため、生活空間をしっかりと分けられたい人向けかと。
廊下の分生活スペースは少し小さく感じますが、助けてくれるのはこの大きなクローゼット。
収納場所について困ることはあまり無さそうです。
そして、くるりと廊下側へ振り返るとバスタブがチラリ。
バスタブも共用のものと変わらないサイズ感なので、バスタイム必須の方もこちらがベストチョイスかと。
建物の地下はというと、駐輪スペースになっています。
駅からは距離があるため、自転車を使うのが良いかもしれません。道は平坦なので適度な運動になるかと。
駐輪スペースの向かいには駐車場もあります。
駐車台数には制限がありますが、地下ということで雨ざらしになることもなく、月極駐車場より安心そうです。
最寄り駅は叡山電鉄叡山本線・元田中駅。
駅員さんがいない静かな駅ですが、近くには大通り同士が交わる交差点があり、賑やかな一面も。
歩くと遠いですが、京都駅からの乗り換えで使用する出町柳駅からもアクセス出来ます。
駅からシェアハウスまでは住宅街が続きます。
目立つお店はあまりありませんが、駅周辺もシェアハウス周辺にもお気に入りのカフェがあったり。個人的にはなかなか好きなエリアです。
のんびりとした雰囲気も魅力の1つ。川沿いは気分転換の散歩によさそうです。
「Casa Mia 北白川」を運営するのは「株式会社ワールドアイズ」さん。
今回運営をスタートするにあたり、東京へ出向いてシェアハウスを見学して色んな研究を重ねたそう。さらには実際にシェアハウスで生活し、どんな部分を改善すべきかを身を持って体験したのだとか。
また、今回は運営協力会社として「株式会社CONTEMPORARY COCOON ROOM 702」さんが窓口となります。 こちらには女性の担当さんもいるので、女性も相談しやすそう。 リビングの装飾やモデルルームのコーディネートもスタッフの方で行ったそう。ちょっとしたインテリアのアドバイスなども貰えるかもしれません。
京都ではまだ少ない大人数での生活を楽しみたい方、やっぱりリビングは広くなきゃ!という方、お問い合わせはコチラから。
気分に合わせて場所を変えるのは、ごく自然なこと。
「家」と「どこか」ではなく、「家の中」で場所を選ぶ生活が始まります。
(テルヤ)