シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
淡路島に、移り住む。
名前だけは知っていた淡路島。
1時間もあれば、1周できる島だと思っていました。無知とは恐ろしいもので、シンガポール島とほぼ同じ面積という596.2平方キロメートルの島を、大きく誤解していました。
特産品は玉ねぎ。
それくらいは知っていましたが、それだけしか知りませんでした。島内の料理店で玉ねぎの素揚げを口にしたとき、きちんと知らぬことは、なんと勿体無いことかと実感したものです。
淡路島に移り住むという選択が持つ意味とは、実際のところどういうことか。
「シェアハウス Salud-an-go」からはじまる、島の暮らしを見ていきたいと思います。
最寄り駅は洲本バスセンター。
淡路島に電車は走っていません。バスや車で島内を移動します。バス停の前の大きなスーパーを抜け、海沿いに歩くこと数分。「シェアハウス Salud-an-go」が見えてきます。
玄関前の庇に、大きなサインが掲げられています。
サルダンゴ。猿が寒くなると身体を寄せ合って温め合うことを、そう言うのだとか。多くの人と一緒に力を合わせていきたい、という想いから、この名前がつけられたと言います。
玄関ドアは、正面と裏口の2箇所。
左手の正面玄関は、事業者さんの不在時には鍵を閉めているとのこと。入居者さんは右手の裏口より出入りをします。
門扉の先が裏口です。
門扉には鍵がないため、そのまま直進。
鍵を開け、ドアを内側に開きます。
夜でも上部に明りが灯っているため、ストレスなく鍵を開けられそうです。
約17畳もある、玄関ホール。
まるでホテルのような…と言うよりは、公共の施設のような開放的な空間。全部で19室ということで、この広さなら混み合うことは、まずなさそうです。
元々は社員寮として利用されていた、シェアハウスの建物。
受付の名残は、やはりホテルのよう。イベントなどを開く際には、そのまま受付として使用してみることも悪くなさそうです。
靴箱はひとり扉1枚分用意されています。
2足程度は入りそうです。入りきらない靴は専有部で保管を。
約54畳の、ラウンジ。
広くのびのびとしたラウンジは、大きく4箇所に分かれています。ソファスペース、映画鑑賞スペース、ダイニングスペース、小上がりスペース。
まずは、ソファスペースから見ていきたいと思います。
4人ほど腰掛けられそうなソファに、切り株風の椅子が2つ。
テーブルの前にはTVが設置されています。
TVの隣には、海から流れてきた流木でつくられたオブジェが飾られています。
ソファスペースの奥は、映画鑑賞スペース。
プロジェクター常設ではなく、用意をして鑑賞するとのこと
スクリーンは、手づくりのものが常設されています。
地べたに座り、皆で映画を鑑賞。
子ども会の行事のようで、妙にワクワクします。
ダイニングテーブルは2つ。
椅子は4脚ずつ。キッチンはダイニングスペースの対面にあるため、テーブルまで運ぶのに苦労はなさそうです。
奥には不思議な小上がり。
1段高いだけで、不思議な感覚になります。冬場はこたつを設置するそう。
小上がり側からラウンジを一望。
様々な場所が用意されているため、くつろぎ方もまたそれぞれです。
窓からはテラスへ出られます。
約50平方メートルあるテラス。洗濯物を干すこともできます。
海岸で拾われた、流木。
結構な量が流れてくるとのことで、集めては何かをつくる、といった感じでしょうか。
突き当たりはキッチンスペースです。
まるで合宿所のようなキッチン。
食材に恵まれている淡路島では、近所の方からイワシや鹿肉などをいただくこともあるそうです。
シンクは、2箇所用意されています。
やや小ぶりなものと、普通の大きさのもの。
ガスコンロは、2口のものが2箇所に。
その後ろには、フルーツの柄が可愛い油よけが置かれていました。
ガスコンロの下には鍋類がズラリ。
コンロの真下に収納されているため、サッと取り出せるのは調理をする際に楽というものです。
キッチン中央の作業台。
なかには、共用の食器が収納されています。
キッチン脇には専有部ごとの収納。
ラウンジからも見える箇所には、ザルに入った沢山の玉ねぎたち。
近くの畑で収穫されたそうです。
聞けば、栽培したのは入居者さんたちとか。
自分でつくった野菜って、味もまた格別なものです。
玉ねぎの脇には、ウォーターディスペンサー。
水は2箇所から汲んでいるとのこと。山のお寺の湧き水と、深い地下の水。どちらが好みか、飲み比べてみるのも良いかもしれません。
冷蔵庫は3台用意されています。
ドアの先は、物置スペースへ通じています。
すこし出てみると、BBQの道具などが収納されていました。
皆で使用するものを中心に置かれているとのこと。
吊り下げられた畑の玉ねぎたち。
車で35分ほどの場所にある、約700平方メートル(!)の畑を、近所のお婆ちゃんから借りているそうです。玉ねぎ以外にも、そら豆など沢山の野菜がつくられていると言います。
水まわりは、ラウンジを出て廊下を少し歩いた先。
ドアの先は浴室です。
女性用、男性用と分かれており、まずは女性用から。
広々とした脱衣室には、脱衣カゴが置かれています。
3台のシャワーヘッド。
バスタブはお湯が張られておらず、使用できるのはシャワーのみ。
続いて男性用の脱衣室。
2名までなら、同時に使えそうです。
低い位置に鏡が付いているため、座って髭を剃ることも。デリケートな作業は座りながら行う方が安心です。
ランドリールームには、洗濯機が3台。
2槽式の洗濯機は使用禁止とのことでですが、他に3台あるため、お互いマナーを守れば大丈夫でしょう。
トイレは、女性用と男性用と分かれています。
まずは女性用から。男性用の小便器は撤去予定とのこと。
つづいて男性用。
洋式と和式が、ひとつずつ用意されています。
それでは、2Fの男性専用フロアへ。
約17畳の、和室のリビング…いや、居間がありました。
主に、読書や仕事に使用されているそうです。
畳に腰をおろして向き合う仕事は、案外はかどるものかもしれません。
リビング内にも冷蔵庫が設置されています。
温泉の休憩室のようで、のんびりとした時間を過ごすこともできそう。
障子の先は、板の間になっています。
日光をさんさんと浴びて、昼寝してみるのも良さそうです。
2Fの水まわり。
洗面台が4台用意されています。1台1台の間が広く、余裕があります。
男性用トイレは、個室が2つ用意されています。
和式トイレには未だに根強いファンがいるとか、いないとか。
便座に肌が直接触れないのが良いそうですが、いかがでしょうか。
専有部は204号室から見ていきます。
日当たりの良い南向き。
机と椅子、ベッドは全室に用意されています。
一番小さな204号室で約7畳と、生活するには十分なスペース。室内のスペースに余裕があるため、家具を足してみるのも良いかもしれません。
収納も全室に用意されています。
ハンガーポールが渡してあるため、ハンガーのまま服を干すことができるのは便利です。30着くらいはかけられそう。
窓の先は物干しスペースになっています。
ベランダには屋根があるため、急な雨でも多少は安心でしょうか。
つづいて206号室。
部屋の広さは約9畳。ベッドの上にも窓があるため、天気の良い日は日差しをたっぷり浴びて朝を迎えることができそうです。
ベッドの下は収納付き。
靴下などを収納するも良し、生活用品を収納するも良し、収納が豊富だと部屋が散らかりにくくなるため、綺麗に使用したい方には嬉しい配慮です。
3Fは女性専用フロア。
階段を上がった先には、ベランダ。
小さなスペースですが、「すこし風に当たりたい」なんてときには良いかもしれません。
3Fの廊下には冷蔵庫が用意されています。
共用の冷蔵庫のため、自分のものには名前を記入するのが良さそうです。
3Fの水まわり設備。
洗面台には蛇口が5箇所用意されています。ドアの奥がトイレです。
3Fはプレーンながら洋式のトイレです。
個室は合計で3つ用意されています。
3F、専有部。
部屋のつくりは2Fと同じです。
約8畳の専有部。
生活に必要なものは揃っていますが、せっかく広い部屋だから、自分好みにいろいろ装飾してみるのも良いかもしれません。
自分の部屋で過ごす時間。
冷蔵庫や電子レンジを置いて、くつろいでみるのも良いかもしれません。
駐輪場は玄関脇です。
大きな庇(ひさし)付きで、錆びつく心配も少なくて済みそう。
あらためて、最寄り駅は洲本バスセンター。
シェアハウスからは徒歩5分です。
高速バス「かけはし号(大阪)」で、三宮駅までは1時間40分、徳島駅までは約1時間ほど。2017年の春からは、シェアハウスから徒歩5分の洲本港から関西国際空港へのフェリー運行もはじまる予定とのこと。
島内の移動は車が便利。
公共の交通手段はバスのみで本数も多くないことから、自家用車での移動が中心になるそう。
各商店は、シェアハウスから10分圏内。
スーパーに市役所、図書館など、淡路島で10分以内で生活まわりのものが揃うのは、この近辺だけだそうです。
海水浴場もすぐ近く。
家から徒歩1分で海のなかへ。いいですね。
夏は島祭で花火も上がるそうで、海で泳いだあと、そのまま花火を楽しむなんてこともできそうです。
身軽に淡路島の海を堪能したい方は、コチラから。
運営は、「シェアハウス サルダンゴ」さん。
シェアハウスの運営は初めてだそうです。
海外のフラットシェアを体験して、人が楽しく集まれる場所をつくりたくなったのだそうです。趣味の農作業もシェアハウス運営に生かし、入居者さんと一緒になって農作物をつくっているそう。淡路島での楽しみ方を、色々教えてもらえそうです。
入居者さんは島外からの移住者が中心。シェアハウスを退去した後に、そのまま島内に定住する人も多いのだそうです。
移り住んだ土地に、安堵を覚える。
ワクワクとソワソワの入り混じっていた当初の気持ちが、いつの間にか日常になる。気がつけば、生活の仕方もすこしずつ変わっているかもしれません。
地元のおいしいものを口にしたり、長く住む人と話をしながら、じわじわと身体が土地に馴染んでいく。
島に戻って安堵感を覚えるようになったら、身体が馴染んだ証かもしれません。
(イイヅカ)
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