シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
ゆるやかなのに、メリハリのつく暮らし方。
「ボーダレスハウス 大阪玉造」は、2016年に新築されたシェアハウス。
フロア間を外階段やエレベーターで移動するユニークな間取りは、新築ならではのもの。専有部4つ分ほどの広さのラウンジに加え、別のフロアにもキッチン・ダイニングを備えています。
キッチンへ行くのに自分の部屋から出て、玄関を出て、階段を降りて…というのはすこし面倒…?とも思ったのですが、考えてみれば、生活にメリハリが付いて良いような気もします。
調理はキッチンで。
食事はダイニングで。
TVはソファで。
仕事はカウンター席で。
なんとなく役割の分担されたタイプの異なるふたつの共用部が、目的に合わせて空間を移動するという行動を生み出します。ふたつの共用部がそれぞれ別のフロアにあるのも、たぶんミソ。
ありそうでなかなか無い距離感を、そのうち心地よく感じる日がくるのでしょう。
低層の戸建住宅の多いエリアで、ひときわ目立つ背の高い建物が「ボーダレスハウス 大阪玉造」。
1階〜5階が普通の賃貸マンション、6階〜8階がシェアハウスの構成。賃貸マンション側の入居者さんと顔を合わせることも多そうです。
駐車スペースを兼ねたアプローチの奥に、エントランスがあります。
重みのある大きなドアを開けると、先には自動ドア。
2016年築のマンションだけに、セキュリティや設備は充実しています。
インターホンはもちろんカメラ付き。
集合ポストが屋内にあるのも嬉しいですね。
賃貸マンション部分の入居者さんのポストも、一緒に設置されています。もちろん鍵付き。
集合ポストの正面には宅配ボックス。
ゴルフバッグの入りそうな高さのボックスも備わっていて、いろいろなサイズの荷物を保管しておけます。生活用品をネット通販で購入する人にも便利そう。
自動ドアの先は、広めのエントランスホール。
シックなテイストのエレベーターに乗って、6階へと向かいます。
エレベーター内に防犯カメラが設置されていて、モニターで確認することもできます。
ちなみに、賃貸マンションのフロアではペットの飼育も可能とのことで、エレベーターの行き先ボタンには「ペット」と表記されたボタンが。「ペット」ボタンを押すと、他のフロアには止まらず希望のフロアまで直通になるそう。
6階にはドアがふたつ。
左手は共用のラウンジ、右手は女性専用の専有部とのこと。
まずはラウンジから見てみます。
靴は各ユニットの靴箱に保管するのが基本で、ラウンジの靴箱はあくまで一時的な利用とのこと。
入居者さんは、クロックスなどのサンダルで建物のなかを移動する方が多いようです。
玄関のすぐ目の前に、横長のラウンジが広がります。
いわゆるファミリー向けマンションの1LDKのような、廊下の先にリビングのある間取りを想像していたせいか、玄関を開けてすぐこの光景が広がっているのは新鮮です。
ゴロリと横になれそうなL字型のソファがふたつも並ぶ、ゆったりとした空間。
ローテーブルは、座布団に座っても使える高さ。
ソファに座ると、目の前にテレビが。
そのすぐ横には、テレビの2倍以上はありそうなスクリーンも設置されています。
映画やスポーツは、プロジェクターでスクリーンに投影して大画面で楽しんでいるそう。
入居者さんは国籍も多様ということで、オリンピックやワールドカップでは番組の切り替えが忙しくなるかもしれません。
ソファの反対側はダイニングスペース。
ななめに配置されたテーブルが新鮮です。なんだか、これだけで空間にメリハリが生まれたような。
窓際はカウンターテーブル。
目の前がひらけていて、とても開放的。仕事や勉強に集中したい日にはピッタリだと思います。
そうそう、ソファスの脇にある掃き出し窓からは、ベランダにも出られます。
ベランダなら喫煙もOKとのことです。灰皿が設置されていますから、後始末はしっかりと。
木目調で、落ち着いた雰囲気のシステムキッチン。
少々コンパクトに感じるかもしれませんが、実は別のフロアにも大きなキッチンがあります。ご安心を。
水栓はシャワーとしても使えて、さらに浄水にも切り替えができます。
シンクの隣には、IH非対応の調理器具も使用できる、ラジエントヒーター付きのIH。
調理の作業スペースとしても使えて、メンテナンスも簡単です。
フライパンや鍋類は、ヒーターの下の引き出しに収納されています。
自炊率はなかなか高いようで、調理器具はまずまず使い込まれている様子。もしかしたら、各国のおすそ分けを楽しめるかもしれません。
キッチンの隣のドアが、トイレです。
トイレは、ウォシュレット付きのシンプルなつくり。
ちなみに、バスルームや洗面台は各フロアごとに設置されています。
続いて、階段で7階へ。
7階の入居者さんは、6室でひとつの玄関を使います。
壁に立てかけられたスケートボードは、入居者さんの私物だそう。さり気なさがいい感じです。
玄関には、天井まで届く大きな靴箱がドアの両側に設置されています。
使えるのはひとり3段ほど。6足は玄関に置いておけそうです。
フロアごとに掃除の当番が決まっていて、週替りで管理されています。
入居者さんの当番のほか、2週間に1度は専門の清掃業者さんが入るそう。細かなところまでしっかり掃除をしてもらえるのは嬉しいものです。
当番制は好みの分かれるところ。具体的にどの程度のことをする必要があるのか、内覧に行ったらよく聞いておくと良いと思います。
廊下の突き当たりが、7階のラウンジ。
6階ほどではないものの、8人でかこめる大きなテーブルがふたつ並んだ、それなりの広さの空間です。
ダイニングテーブルをぐるりと囲むように、キッチンが配置されています。
食事は7階、リラックスや作業は6階と、用途を分けて使っている入居者さんが多いそうです。
壁側のキッチンには、シンクが2台とIHが3台。
機能は6階と同じですが、7階のほうが広いぶん、ゆったり調理ができるかも。
キッチン家電やカトラリー、食器類もひととおり揃っています。
スペースの関係上、6階には家電類が少なめ。7階なら炊飯器、電子レンジ、トースターが3台ずつ使用可能。
調味料や常温の食料品を保管しておけるラック。
このラックは、7階と8階の入居者さん用だそうです。カラフルなトレイを各部屋ひとつ使えるそう。持ち運びに便利です。
その他の共用部は玄関を中心に3つの廊下が伸びる、ちょっと複雑な間取り。
廊下には水まわり設備が並びます。
バスタブ付きのバスルームはなく、シャワールームのみ。
6階を除いて、すべて男女兼用だそうです。
よく見てみると、シャワールームのなかにはコインベンダーが設置されています。
でもご安心を。コインは必要なく無料で使えます。よかった。
コイン式シャワーの名前は「しゃわ太郎」。
気になって調べたところ、1991年頃に大阪で誕生したようです。思ったより若かった。
スタイリッシュな洗面台は、洗面と鏡が分かれているタイプです。
鏡の裏側は収納になっていて、歯ブラシなどをしまっておけます。
廊下を延長したようなランドリースペース。
専有部とは離れた場所に設置されていて、夜間に使用しても大丈夫そうです。
便利なのは、ランドリースペースの目の前に広いルーフバルコニーが広がっていること。
ダイニングほどの広さで、洗濯物をたっぷり干せます。
屋根付きで、雨が降っても大丈夫。
ただ、吹き込む可能性はあります。天気の心配な日はスタンド式の物干し竿などを使って、なるべく壁側に干しておくのが良さそうです。
専有部を見る前に、8階へ上がってみます。
階段の途中からは、この景色。
なかなかの高さです。高所恐怖症の方はエレベーターがオススメ。
リビングやダイニングはなく、専有部の多いフロアです。
シャワールームやトイレは、7階と同じ設備が使えます。
違いと言えば、立ち式の男性用トイレが備わっていることでしょうか。
こちらは女子禁制。奥には座るタイプのトイレもあり、もちろん男性専用です。
7階ではランドリールームだったスペースに、ミニキッチンがあります。
あくまでミニキッチンですから、本格的な調理にはあまり向きません。
作ったスープを温めたり、食器を洗う程度でしょうか。しっかり自炊したいときは、7階を使うのが良さそうです。
それでは、専有部を見ていきます。
まずは806号室。
ベッドとデスク、椅子、収納棚が備え付け。ややメンズ寄りのテイストでしょうか。
広さは5.3畳、クセのない間取りです。
折れ戸のクローゼットには収納ケースも設置されていて、洋服の少ない方なら収納家具を買わずに済みそう。
天井まで、収納スペースがしっかり確保されているのも嬉しいところ。
角部屋の810号室。
キャッチコピーを付けるなら「主役はクローゼット」。部屋の真ん中にクローゼットの並んだ、ちょっとめずらしい配置です。
クローゼットひとつでは足りない衣装持ちの方は、この間取りが良さそう。
窓の向きは南西で、窓の大きさの割に明るいのも特徴です。
最後は、シンプルな長方形の811号室。
奥行きがあり、7.2畳と比較的広め。おそらく、もっともスタンダードなタイプの部屋です。
リビングやダイニングのない分、静かな環境。
音に敏感なタイプの方は、8階の部屋を検討するのもよいかもしれません。
1〜5階の賃貸マンションの入居者さんと、一緒に使う自転車置き場。
バイクと乗用車のスペースは賃貸マンションの入居者さん用ですが、駐輪は無料とのこと。駅までの往復に、自転車があると便利そうです。
敷地内には自動販売機が。
最寄りのコンビニまでわずか徒歩1分の距離ですが、近いに越したことはないですから。
最寄り駅は、各線・玉造駅。
駅までは徒歩10分とすこし歩きますが、環状線で天王寺まで8分、大阪までは13分と電車のアクセスは良好です。
駅前の大通り沿いは商店街になっていて、飲食店も多数。
居酒屋、焼肉など大人数で楽しめるお店から、女性ひとりでも入れるカフェまで、バリエーション豊かです。
もうひとつの最寄り駅、今里駅前には、玉造とは違った趣きの商店街が。
下町感のある親しみやすい雰囲気で、地元の人が行き交います。
駅の並びにはスーパーも。
運営事業者さん曰く、ライフや業務用スーパーもシェアハウスから徒歩4分圏内とのこと。買い物に困ることはなさそうです。
シェアハウスの運営管理は、ボーダレスハウス株式会社さん。
国際交流をテーマにしたシェアハウスを展開しています。
運営しているシェアハウスは、これまで外国人の入居率が非常に高いのが特徴。日常的に英語を使いたい日本人の入居者さんも集まるそうです。
「ボーダレスハウス 大阪玉造」の場合、2017年4月現在、外国人が日本人よりすこし多い状態とか。訪問時にお会いした入居者さんも、みんな外国人の方でした。
国籍が偏らないよう、外国人と日本人の割合もきちんと調整しているそう。「英語を使いたくて入居したけど、日本人しかいない…」なんてことは起こらないはずです。
運営している他のシェアハウスとの交流会なども不定期で行っていて、まさに<ボーダレス>に過ごせる環境。
さらに「ボーダレスハウス 大阪玉造」では、1〜5階の賃貸の入居者さんとの交流会も開催。同じ建物で暮らす入居者さん同士、顔見知りになっておけば安心感もグッと高まりそうです。
英語力を高めたい方、新たな環境に身を置きたい方。お問合せはコチラからどうぞ。
文化も価値観も生活も。
慣れ親しんだ日本の感覚をすこし離れ、ニュートラルな感覚を持ち直すには良い環境かもしれません。
(テルヤ)
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