シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
肌に溶け込む温度。
フローリングの気持ちよさ。
それは、足裏が触れた際に感じる温度や質感だと思っています。
夏はぽかぽかと心地よく、冬はすこし背筋が伸びる、あの感覚。
建物のなかで肌の触れる床板は、季節の移り変わりまで繊細に感じさせてくれる場所です。
今回の舞台は、奈良。ならまちから、すこし離れた場所にあるシェアハウスです。
汗ばむ暑さがいつのまにか心地よくなってしまう、ゆるい空気感。
市街地と田舎町が入り混じる街の雰囲気には、何度も訪れたくなる面白さがあると思います。
歩を進めるたびに景色がゆっくりと移り変わっていくように、季節や時間の流れを穏やかに肌で感じる暮らし。
建物のなかにいても、おなじ穏やかさが足裏から伝わってくるんです。
目に飛び込んできたのは、鮮やかなオレンジ色の外観。
駅前には高さのある建物がなく、昼間は太陽の光がコンクリートに降り注ぎます。
ジリジリとした暑さと戦いながら、日陰のない通りを。
すこし先へ行けば大通りが見えてきますが、このあたりは終始、穏やかな雰囲気。
自転車をのんびりと漕ぐ地元の人が、すぐ脇を走り抜けていきます。
まるで格子のように張り巡らされた通りを1本曲がると、左手にグレーの外観が目に飛び込みます。
最初は、なんだか倉庫やオフィスビルのようにも見える建物が「シェアハウス くるり」です。
玄関は右手にある脇道の先。
ドアまで続くスロープは、傾斜が緩やかです。
手すりはスタイリッシュで華奢なつくりですが、すこしくらいなら寄りかかっても大丈夫そう。
玄関ドアの脇には、ダイヤルロック付きの集合ポスト。
雨除けの庇(ひさし)が付いていますから、雨の日でも濡れずに郵便物を取り出すことができます。
右手にはカメラ付きインターホン。
各フロアにつながっています。
ドアを開けた先には、もうひとつの入口が。
リビングは4階。階段が億劫な人は、右手のエレベータで移動を。
各階に止まりますが、速度は遅め。
私のようなせっかちなタイプは、階段で登ってしまうのが良さそうです。
勾配はやや急ですから、キャリーケースや大きな荷物を運ぶ際はエレベーターが活躍しそうです。
4階まで駆け上がり、扉を開けた先にリビングが。
スリッパに履き替えて一歩踏み入れると、広がるのは白い壁の爽やかな空間。
勾配天井になっていて、写真で見るより空間が広く感じられます。
すこし立ち位置を変えてみると…
ソファと鮮やかな天色(あまいろ)の壁面が。4階ということもあり、空をイメージしたそうです。
壁際にはセパレートタイプのソファ。
つなげてしまえば、足を伸ばしてくつろぐことのできる大きさになります。
ソファの下には座布団が収納されています。
天気の良い日は窓際で座布団を広げて、のんびりごろ寝も気持ちよさそうです。
手前には幅広のテーブル。
ここで食事をとるなら、座布団を使うのが便利そうです。
ソファ正面のTVは、床に座ってもソファに腰掛けても、ちょうど良い高さに。
リビングの中央には、小ぶりの丸テーブルとイスが2脚。
ここのテーブルトップは、本とマグカップを並べることができるくらいの大きさです。
壁の大きな飾り棚には、今後は本や小物を並べていく予定とのこと。空間がどう変化していくのか、楽しみです。
さて、ソファと反対側の位置には、幅のあるダイニングテーブル。
大きな開口が設けられ、レースカーテンを閉めていても明るい光が差し込みます。
ダイニングテーブルの上には、白いランプシェード。
小ぶりのタイプですが、ふたつ並んでいると存在感があります。
朝日が気持ちいい日は、せっかくなら窓を開けて深呼吸。
奥行きのあるベランダが設けられています。
周りには高さのある建物がなく、見晴らしは良好。
遠くの山脈を眺めながら、ぼーっとする時間。
休日には、良い気分転換になりそうです。
続いて、ダイニングテーブルの脇に広がるキッチンを見ていきます。
空間の両サイドに設置されたシステムキッチン。中央にテーブルとスツールが置かれていても、広いため窮屈な印象はありません。
シンクも、たっぷり幅広のタイプ。
天板とのつなぎ目のないシームレスな形は掃除が手軽。
汚れの溜まりやすい排水口も、入口が狭く、奥が見えにくくなっていることで清潔さを感じさせます。
左手にはIHクッキングヒーター。
汚れの拭き取りが楽で、パスタや炒め物のソースが飛び跳ねてしまっても安心です。
使った食器は、ラックに立て掛けて収納を。
お皿やカップを一度に置けるのは10個程度。おそらく、敢えてあまり余裕の無いボリュームにしてあると思いますので、使わない食器はすぐに収納する習慣を。
中央のラックにはキッチン家電。
オーブンレンジ2台、トースター、ブレンダーと、ひとり暮らしには十分なラインナップです。
今日くらいは料理をしてみるかな。
家電が揃っているだけで、気持ちが高ぶってくるから不思議です。
キッチンの脇は収納スペース。
部屋ごとに、調味料や食材を保管しておくことができます。
ボックスは奥行きのあるタイプ。
食パンやお米など幅を取ってしまいがちなものも、すっぽりと収納できます。
階段を下りて、2階へ。
階段の脇に、鮮やかなオレンジ色が目に飛び込んできます。
各フロアの壁紙は自然色をテーマに選んだそう。3階は、太陽を彷彿とさせる鮮やかな色合いです。
左手の収納棚には、今後収納ボックスを設置する予定とのこと。
奥に進むと、右手に水まわり設備。
洗面台の深さは浅めですが、横幅がありますから洗顔や手を洗う程度なら問題無さそうです。
右手には洗濯機。
プレーンなタイプが、2階と3階にそれぞれ設置されています。
左手のドアの先は、脱衣室を経てバスルーム。
いたってシンプルなつくりですが、洗い場に余裕があり、のんびりできそうです。
ささっと済ませてしまいたい日には、こちら。
収納棚脇の扉を開けた先にある、シャワールームです。
シャンプーなどを置いておける棚があるのは良いところ。
トイレは、細長い通路の右手。
もちろん、ウォシュレット付きです。
2階には、入居者さんも自由に出入りできる管理人室があ。
ちょっとした多目的スペースとして利用できます。
部屋で仕事に集中できない場合は、気分を変えるために移動してみるのも良いかもしれません。
窓際にはアイロン台が設置されています。
ものが多く手狭になりがちな専有部では、シャツを広げてアイロン掛けが出来ないなんてこともありそうです。
空間を広々と使えば、お気に入りの服も綺麗にアイロン掛けできそう。
踏みしめるたびにトントンと軽い音が響く、ネイビーの無機質な階段を通じて3階へ。
壁には小ぶりの電球。
夜間は落とし物を探すのに苦労するかもしれませんが、窓が大きくて日中は明るめです。
3階の壁はグリーン。
つくりは2階とおなじです。
奥に進み、水まわり設備へ。
洗面台はふたつ。
同じ設備が用意されているため、食事以外でフロアを行き来する手間が無いのは助かります。
それでは、最後に専有部を見ていきます。まずは204号室。
ドアハンドルは細くて、女性の握りやすそうなかたち。
6.2畳ほどの広さで、間取りはスタンダードな長方形。
床はカーペットで、落ち着いた印象です。
天井の高さはロフトベットがおけるほど。
下の空いたスペースには、キャリーケースや大きな荷物を置いておくのが良さそうです。
ドアの脇には懐中電灯。
ひとり暮らしだと、なかなか用意をしていない人も多いはず。毎日使うものではありませんが、いざという時、手元にあると助かるはず。
301号室は、ややコンパクトな5.8畳。
窓の高さが天井まであるお陰で、明るい光が入り込みます。
ベッドの脇にはTV端子とコンセント。
301号室は収納付き。
荷物の少ない人なら、洋服はここだけで済んでしまうかもしれません。
駐輪場は建物の裏側。
玄関脇の小道を奥に進みます。
駐輪場は広々としていて、バイクを何台か並べて置いても余裕があります。
各線・奈良駅までは3分。奈良で乗り換えれば、京都まで1時間ほどでアクセスできます。
京終駅は電車の本数が少ないですから、路線バスを利用するのが良いかもしれません。
電車よりも本数が多く、この辺りに住んでいる人はバスを利用している人がほとんどだとか。
シェアハウスから、ならまちまでは徒歩5分ほど。
緩やかな小路や急な坂道の続く、どこか懐かしさを感じさせる街並み。
昔ながらの戸建住宅が立ち並ぶ通りには、かき氷で有名な和菓子屋が集まり、ちょっとした激戦区とも言われているそうです。
天気の良い日は、散歩がてら東大寺や興福寺へ。
奈良の街を見渡すなら、夕暮れ時の東大寺二月堂へ。
なぜだか胸の奥がじんわりと温かくなってくる、遠くの景色。
動物が当たり前のように眼の前を通り過ぎる環境は、いつもよりも時間の流れを緩やかに、あたたかく感じさせてくれる気がします。
シェアハウスの運営管理は、株式会社タカハシさん。
建物を担当している高橋さんは、シェアハウスの運営は、今回がはじめて。
普段は奈良の街並みや環境に合う建物の企画や、建設を手掛けているそうです。
運営にあたり、物件の名前をどんなものにするかとても悩まれたそうです。
シェアハウスの名前には、運営事業者さんの好みや人柄が見え隠れするもの。
「くるり」という名前は某有名アーティストから引っ張ってきたそうです。
建物は自然をテーマにしていたけれど、結局は好みの名前に落ち着いてしまったと笑顔で話してくれました。
シンプルで頭に残りやすい「シェアハウス くるり」の響き。
好みの名前を当てはめた運営事業者さんの性格のように、直感でものごとを選ぶのは案外大事なことなのかもしれません。
直感で、ぴんと来た人はコチラからどうぞ。
肌に馴染む、という感覚。
仕様表にあらわれない部分こそ、暮らしには大事なことのように思います。
(タンノ)
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