2014年08月の記事一覧

愛を紡ぐ

紡ぐ歴史と、受け継ぐ歴史。

家に求めるものは、人によってさまざま。

プライベートの空間の広さが欲しい人がいれば、部屋は寝るだけと口にする人もいます。暮らしの快適さは日当りで決まると考え方もあれば、収納スペースが家選びの判断基準だ、なんて声も。もちろん、近隣の生活環境もとっても大切です。

そんななか、家選びのひとつの判断軸として築年数は浅いほうが良いという傾向があります。経験と技術が集約された新築の家には、新しいライフスタイルのヒントがあることも多く、たしかに魅力的です。

ただ、京都の「ことりアパートメント」を訪れると、築年数が浅いイコール賢い選択とは、一概に言えなくなると思うのです。

ことりアパートメントの第一印象は、とても不思議なものでした。

“ひと目惚れ”とは少し違うけれど、とても印象深い佇まい。“味わい”より“深み”という言葉が似合います。

土間の雰囲気、階段の感触、建具の質感。部屋が3室とリビングが1室の小さなシェアハウスの中には、家好きであれば心いっぱいになるほどの情報が詰まっています。

また、誕生を控えた2013年の暮れのこと。惜しくも解体となった神戸塩屋の洋館「旧ジョネス邸」より大きな窓枠やドア、部屋番号の立て札がやってきたのだそうです。

偶然の出来事から受け継いだ名館の建具が、違和感なくピタリと空間に溶け込んだ風景を見ていると、なんだか運命を感じてしまいます。

歴史を受け継ぎ、これからも愛されるであろう、ちいさな棲家。

ことりアパートメントの物語はまだはじまったばかりです。

最寄りの駅から徒歩12分ほど、バス停からは6分ほどです。

町家の並ぶこぢんまりと細道に、ひょこんと建つ一軒家のような建物が「ことりアパートメント」。

一見、普通の住宅に見えますが、歴とした共同住宅です。

建物の玄関は、すりガラスの欄間窓に飴色のドアの組み合わせ。

日が落ちて辺りが暗くなる頃になれば、玄関先に立つとマリンランプのような玄関灯が自動で点灯します。

ドアをあけると、こんな感じ。小さな土間が広がっています。

階段が土間に面して設けられ、階段を上がるときは靴を脱ぐ仕様。今ではあまり見かけない珍しい間取りです。

共用のリビングは玄関を入ってすぐ隣のスペース。あえて入口のドアは設けていないそうです。

そして、じつはこの時点で「旧ジョネス邸」から受け継いだモノに触れています。さて、どこでしょう。

正解は玄関のドア。もともとは旧ジョネス邸のお手洗いのドアだったとのこと。ちょっと、驚きです。

その風格ある佇まいを考えると、ドアも玄関に設置されて居心地が良さそうです。

リビングスペースの入口には、段差が設けられています。

靴を履く時には腰を下ろせる良い高さ。とくにブーツの脱ぎ履きには使いやすいと思います。

洗濯機が入口の土間に置かれている風景も、どことなくノスタルジックですね。

リビングは無垢のフローリングが心地よい、モダンな仕上がりです。

ソファ、テーブルなど、スタイリッシュなデザインが並びますが、どこか和の雰囲気を感じます。

おそらく、引き戸のデザインやソファの直線的なラインに、和テイストが潜んでいるのではと予想。

DIY家具がちらほら見えるのも、ほっこりポイント。

あまり多用しすぎるとスタイリッシュさを欠いてしまうDIY家具ですが、この位の塩梅であれば、既製品の尖ったデザインを丸くして心地よいムードに仕上げてくれる気がします。

ソファスペースの対面には、シンプルなキッチンが設置されています。

リビングとしてはコンパクトな作り。これも住人3人の棲家と考えれば、隅々まで手が届く暮らしやすい大きさかも。

そして、部屋の真ん中にはズンと存在感のある大きな窓。

そう。この窓も「旧ジョネス邸」からやってきました。

金具やガラスまで、当時のモノを使っているそう。移設の際に、窓枠からガラスまで丹念に拭き上げたそうですが、ガラスにはちょっと曇りがとれない部分もあったとか。

これも100年近く雨風にさらされてきた証と考えると、愛おしく感じます。

リビング脇のキッチンを少し細かく見ていきます。

キッチンには陶製のシンクとIHヒーターが1台ずつ。ステイン塗装された質感の良い棚板に設置されています。

IHヒーターは1口のみ。各部屋にガスコンロ台があります。

料理は基本自室で、とのことですが、作りすぎてしまったおかずをタッパーに入れて「食べてね」とメッセージしておく程度は大丈夫ではと思います。

よく見ると、タイル壁の境目には小さな棚板が。

設計者さんの言葉を借りると、「花を一輪飾るのに、ちょうどいいスペース」。

個人的にお気に入りは、この壁付けライト。

ライトのフォルムももちろんのこと、ライトから申し訳程度に伸びたスイッチの取り付け位置がキュートです。

キッチンの脇にはコンパクトですが収納棚が設けられています。

キッチンペーパーやラップなど、とっさに必要となるモノを藤のカゴに入れてストックしておくと便利かも。

ことりアパートメントは、もともと風呂なし1DKアパートでした。

その名残もあって、ことりアパートメントの各部屋にはキッチンとトイレはありますがバスルームはありません。

その代わり、リビング脇に1室バスルームが設けられています。

バスルームは広いとは言えませんが、バスタブにお湯を張ってゆったり浸かれるスペースはあります。

3名で使うことを考えると、時間もあまり気にせずゆっくりできそうです。

バスルームの隣にはトイレが設置されています。

個室内に設置された棚の質感も、トイレットペーパーホルダーも、ちょっと素敵です。

それでは、土間仕様の廊下を渡って、奥の101号室へ。

部屋の入口には「第一別室」のプレートが掛けられています。

おなじく、2Fの202号室には「第ニ別室」、203号室には「第三號(ごう)室」のプレート。察しのとおり、こちらも旧ジョネス邸から受け継いだ物のひとつです。

旧ジョネス邸の間取りや室内の装飾、部屋がどのように使われていたのかなど、想像しながらインテリアを興じるのも乙な楽しみ方かと。

部屋の入口はリビングと同じく段差が設けられています。

ちゃんと玄関があるこの感じ。なんだか、ほっと落ち着きます。

101号室は、奥に和室を控えた1DKの間取りです。

室内は、フローリングの張り替えとクリーニングこそしたものの他の設備は基本的に以前のまま、とのこと。

とはいうものの、柱やキッチンに大きなキズもなく、まだまだ現役の雰囲気を纏っています。

キッチンには2口のガスコンロ付き。リビングのキッチンに比べ作業スペースも広めです。

となりの和室は6畳の広さ。2間分の押し入れ収納が設けられています。

2面に渡る大きな窓には障子が設置されていて、外の明かりを柔らかく取り込んでくれます。

外からの視線も防いでくれるため、カーテン要らずかも。

朝はカーテンを開けるまで暗いほうが良い方は、遮光カーテンを設置したほうが良いかもしれません。

その際は、まずカーテンレールを取り付ける必要がありますので、あしからず。

入口の脇にはトイレが設けられています。

洗い出しの床と三角タンクのトイレ。

洋式ですが、日本人なら「そうそう、これこれ」と思わんばかりの仕上がりです。

それでは、階段を上がって2Fへ。

ちなみに、階段の手前で内履きに履き替えます。

外履きは手にもって、部屋まで持ってあがります。

階段を上りきると、左右に部屋のドア。

北向きの部屋が202号室、南向きの部屋が203号室です。

こちらは202号室。

101号室と同じく1DKですが、キッチンまわりの間取りが面白い形をしています。

他の部屋に比べて、キッチンが広め。それに伴い奥に広がるような間取りです。

冷蔵庫の置き場所次第では、キッチンが主役の部屋にも仕上げられそう。

奥の和室はこんな感じ。

チェックポイントは、収納スペースの広さ。101号室と比べるとタイトな作りです。

部屋がふた間あって専有部の広さも申し分ないので物の置き場に困ることはないかと思います。

ですが、なるべく物は収納スペースに片付けたい方は、収納量をあらかじめチェックしておいた方が良いかも。

玄関脇のトイレは101号室と同じ仕様です。

最後に、こちらは203号室。

101号室を反転させたような間取りです。

和室はこんな感じ。押し入れ収納もしっかり設けられています。

玄関脇のトイレに、ちょっと変わった仕掛けが施されています。

玄関とトイレとの壁のランプが、トイレの照明に切り替えに応じて点いたり消えたりします。

ひとり暮らしが基本なので誰にお知らせする訳でもないのですが、行灯のようなフォルムと仕掛け具合が心をくすぐります。

1Fの廊下の突き当たりには裏庭スペースがあります。

ゴミや季節物の共用備品の置き場として活用されるとのこと。

自転車やバイクは家の前のスペースに駐輪します。

1人2台まで大丈夫とのこと。

原付と自転車の二刀流でも問題ありません。

最寄り駅は北野線・北野白梅町駅です。

駅までは徒歩で12分ほど。嵐山方面へ通勤する方、または通勤で阪急線を利用する方は、北野線・四条大宮駅から直通電車が出ているので便利に使えるかと思います。

また、徒歩10分圏内にいくつかの市営バスのバス停もあるので、行き先と利用時間に応じて使い分けられそう。

ちなみに朝の通勤時間、最寄りのバス停から京都駅までの移動時間は30分ほどです。ご参考まで。

周辺は町家の並んだほっとする雰囲気。高い建物もなく、のんびりとした風景が続きます。

また、2分ほど歩けば北野天満宮があります。境内の風景から京都の四季をめいっぱい感じられるかと思います。

運営・管理は「202カンパニー株式会社」さんです。

ことりアパートメントが202カンパニーさんの管理物件ではじめて登録となりました。現在では、あわせて2件のシェアハウスの管理をされています。

じつは、関東と関西、それぞれの地でシェアハウス管理に携わってきた経験のあるお二人です。実際にシェアハウスに住んでいた経験もあるそう。設計などのハード面はもちろん、コミュニティや運営体勢といったソフト面の設計経験を豊富に持ち合わせています。

人の住まいや暮らしのことですから、予想できない事が起こることもあります。そんなとき、焦らずポイントを押さえて適切に対処してくれる管理者さんがいると、本当に心強いもの。加えて、イマの感覚を理解してくれる柔らかなブレーンを持っているので、さまざまな事に柔軟に対応してくれると思います。

なにより、家好きなお二人。インテリアに限らず、建築、コミュニティに興味のある方は楽しく付き合って行けるかと。

さまざまな想いを、たくさん詰め込んだ小さなアパートは現在は満室(2014.8)。興味のある方は、空室情報を念入りにチェックしていると、いつか運命のタイミングに遭遇できるはず。お問合せはコチラからどうぞ。

窓越しの景色は、ぼんやりと白く、明るく映ります。

うとうと昼寝をしてしまったとき。寝惚け眼で眺めた、白昼夢のような景色です。

(イシクラ)

2014年08月27日

カテゴリ: デザイン物件 ユニーク物件 京都

クリエイティブと向き合う

自分と向き合う時間、気兼ねなく趣味に没頭する時間。

編み物は、冬の趣味だと思っていました。

ところが最近、季節に左右されない一年を通して楽しむことができる趣味なのだと、とあるイベントを通じて知りました。

麻で冷房対策用のストール、リネンで涼やかな夏バッグ。夏には夏らしい素材で様々なものを作ることができる、実はとてもクリエイティブな内容なのだそうです。

ほかにも、ジャム作り、ピラティス、ガーデニング、家庭菜園、カメラ、DIY。編み物にとどまらず、ひと昔前に比べて、余暇に楽しむアクティビティの知識が増えたような気がします。

趣味や興味を持つことが増え、様々な人とも知り合い関わり合う仲になる。そんな環境のなかで芽生えたのは、自分と向き合う時間を大切にしたいという思いでした。

シェアハウス つろぎ」はガレージをスタイリッシュな住まいに作り変えた、泉州でおそらく初となるシェアハウス。

広さも高さもあるラウンジは、入居者同士のコミュニケーションを楽しみつつ、アクティブに自分だけの時間を過ごすときにも相性が良さそうです。

空間にあふれた個性的なインテリアは、趣味に没頭するなかでアイデアを与えてくれるきっかけになってくれそう。

随所に自然を取り入れたという空間には、ゆっくりと落ち着いた空気感が漂っています。

ふっと気を緩められる空間のなか、自分らしい居場所を見つける。自分と向き合う時間、気兼ねなく趣味に没頭する時間。ふたつの時間を行ったり来たり。

有意義な時間をいつでも繕うことができそうな空間を見つけました。

最寄り駅から続く、ゆるやかな坂道。

まわりの建物は戸建てが中心で落ち着いた環境です。広がる空の景色と合わせて、とても気持ち良い雰囲気。

シェアハウスはその一角に佇んでいます。2階部が大きく張り出した建物が目印。

1Fには、運営事業者さんのオフィスが入るそうですが、居住部とは分けられた設計となるそうです。

個性的な風貌は、もともとは倉庫として使われていたときの名残。ブルーからホワイトに塗装し直された外壁はは、さわやかな印象を与えます。

正面玄関はアプローチの先で、奥まったところにあります。

手前に設けられたブロック塀は、ちょうどよい目隠しに。

シェアハウスのサインは陶器製。

正面玄関は、ウッドデッキの一角に設けた設計です。

デッキは椅子などを持ち込めば、お茶会も良いかも。

帰宅してきた住人さんとの挨拶も、心地よく自然に生まれそうな気がします。

ドアの鍵はオートロックで、非接触式。

ドアにはガラスがはめられていて、内部の明かりがぼんやりとこぼれます。

それでは、カードをかざして解錠。さっそく内部へ足を踏み入れてみます。

玄関から、この開放感。縦にも横にも広がりを見せます。

一面に敷かれた繊維素材のカーペットが土足エリア。

仕事で疲れた体からすっと力が抜けていくような、ゆったりとした雰囲気が出迎えてくれます。ドアや窓から差し込む日差しもさわやか。

玄関スペースには、いくつかの機能が盛り込まれています。

入り口脇につくられた掲示板はコルクボード。気になるイベントをピックアップして住人さんを誘っても良いかも。海外のアーティスティックなポストカードやチラシなど、さっそくピンで貼られています。

隣には、レトロな風合いのポスト。

郵便物を取り出す作業も絵になりそうな、ちょっとした雰囲気です。

シューズルームには、ひとりあたり縦一列分のスペースが当てられた靴箱が設置されています。

基本的に靴は、下部のオープンになっている棚に保管することになるかと。

収納量としてはだいたい3足分でしょうか。日頃からよく使う靴がメインとなりそうです。

扉付きの中央部にはポールが渡されていて、コートなどを掛けることができます。

シューズホルダーなどを使えば、ぐんと靴の収納量が増します。さらに上の棚には箱に入れたパーティー用の靴を、1〜2足ほど入れておくことも。

使い方によって収納量もまずまず。シューズ類はまとめて保管することができるかと思います。

玄関からリビングまではひとつづき。

振り返ると、明るい色使いが心地良いラウンジの空間が出迎えてくれます。

アースカラーをベースにした落ち着いた雰囲気に、抑えどころにビビッドなインテリアを配置した塩梅が絶妙。ナチュラルだけど、かわいらしいガールズライクなテイストに仕上がっています。

開放感ある高さを感じれど、剥き出しの鉄骨は無骨なハード感をほとんど感じさせないつくり。

モスグリーンのソファは、大きめの4シーター。

ファブリックな質感は、季節を問わずに座り心地も良さそうです。

壁に設けられた飾り棚には、事業者さんがセレクトしたユニークなインテリアやコレクションが並びます。

年代物の美術書や書籍からはじまり、鉄製のブロカントなカゴや置き時計、北欧テイストの小さな人形やオブジェなど種類も豊富。

なかでも、まず目に飛び込んだのは数奇な運命に翻弄された戦場カメラマン、ロバート・キャパのフォトブック。

そもそもはロバート・キャパとは個人名ではなく、二人の男女のカメラマンが創りだした架空のカメラマン。その設定からしてドラマティックな展開で、さらにはいくつかの謎を持つ写真を残したことでも有名で、写真を撮ることが好きな人の興味をくすぐりそうな一冊。

こちらの棚には美術書ずらりと並べられています。

ゴッホが絵を描きはじめたのは、26歳の頃だったとか。意外と遅いスタートですね。

何ごともはじめるのに遅すぎることはない、という教示でしょうか。(ゴッホが評価された時期はとりあえず置いといて)

雑誌はクリエイティブなジャンルが多め。

仕事で悩んだり、アイディアを求めたりするときに参考になる機会もあるのでは。

ロケットをモチーフにしたようなオブジェもユニークな存在です。

経験から、きれいなものばかりを並べていると飽きるのも早いものです。

あえてテイストをハズしたり、ウィットに富んだオブジェで空間をアレンジする。これが、インテリアの醍醐味だと思います。暮らしに溶け込むちょっとしたクセが、愛着に変わり、ちょっとした刺激を与えてくれるのではないかと。

TVは一見、小ぶりに見えますが大型サイズ。空間の広さを印象づけるインテリアにもなっているようです。

アンティーク調のセンターテーブルも味わい深いつくり。

さまざまなテイストをほどよく空間に溶け込ませたラウンジは、幅広い層に受け入れられそうです。

ちなみに、ラウンジから玄関を見るとこんな感じです。

実は「自然を取り入れる」というテーマも込められています。その証拠に、いたるところにグリーンが。

TV脇に置かれたグリーンは、ぷりっとした多肉系。

天井からは吊るされたプランターには、エアプランツ系。

4シーターのソファを中心に、いくつかのシーンに分けられた設計。

さわやかな日当たりのなかでくつろぐことができる一人がけのソファや、お茶とおしゃべりを楽しめるカフェテーブル、おいしい料理を囲むカウンターテーブル。

気分によって席を選べるのは、この広い空間だからできる贅沢かも。

さまざまな家具が置かれていますが、ゆったりと詰め込みすぎず。無理のない余白のある空間です。

共用のラウンジでありながら、たまには隅のソファを自分だけの時間にしてしまうこともできるかも。

ソファに腰がけながら手編みを楽しんだり、テーブルの上でデッサンしてみたり、TVでミニシアター系のちょっとお洒落な映画を鑑賞したり。

少しまわりに人の気配を感じるなかで作業を行うのも心地が良さそう。

窓側から見ると左手がリビングで、右手がダイニングといったところ。

ダイニングスペースの一角には、コーヒーメーカーが置かれています。

フレーバーも何種類か用意されています。淹れたてのコーヒーがすぐに飲めるのは、忙しい朝の時間帯には特にうれしいポイント。

左手のドアから庭に出ることができます。

開放的な庭には、一面に芝生が敷かれています。

ちょうど今のこの時期には、緑いっぱいのふかふかの絨毯として大きく変化していることかと。

個性的な木々も植栽されています。

春には、桜が見頃を迎えます。

日差しが和らぐ秋の季節には、シートを敷いてピクニック気分でお茶やランチを楽しむのも一興。

もしくは週末の朝、マットを持ちだしてヨガやピラティスで爽やかな汗を流す気持ちの良い時間を満喫することもできそうです。

自然との調和がテーマだからこそ、庭の仕込みにもかなり力が入っている様子。建物と同じくらい敷地面積も広く、のびのびとして気持ちが良い空間です。

キッチンはダイニングスペースの隣に設けられています。

2つある入口は、丸みを帯びたユニークなつくり。

キッチンはふたつのシステムキッチンの間に、作業台が設置されています。

動線も幅広く、ゆとりを持ちながら複数名で料理することができそうです。

コンロは3口のIH式が2カ所。

コンロ脇や中央の作業台下には、業務用のコンパクトサイズの冷蔵庫が3台ほど設置されています。

ひとり当たりのスペースを計算すると、ちょっとコンパクトかも。料理が好きな方は、部屋に冷蔵庫を用意すると良さそうです。

鏡面仕上げの作業台は、どこからでもアクセスできて使い勝手も良し。

幅広のスペースがあることで、トライできる料理のレパートリーもぐっと増えるのでは。

吊り棚や作業台下の収納には、食器や調理器具が並んでいます。

フライパンや鍋類は、コンロ下の収納に。キッチン家電は、入り口脇に造作されたくぼみにすっぽり収まっています。

ぴたりと収まった家電コーナーは、見た目もすっきりしています。

隣はストッカールームです。

部屋ごとにスペースが割り当てられています。

収納ボリュームはこんな感じ。

多少高さを持っているため、調味料のボトルもほどよく保管できるかと。

廊下を進んだ先、コンクリート床のスペースに水まわり設備が集約されています。

正面にバスルーム、左手にトイレ、右手に洗面台と洗濯機&乾燥機(有料)が並びます。

洗面台まわりは、木とタイルの素材が清潔感を感じさせるつくり。

幅広の鏡は、朝の身支度も手早く済ませられそう。

バスルームは、入り口脇の黒板に自分の順番を書き込むルール。

お風呂から上がる時間も合わせて記入すれば、より親切かもしれませんね。

脱衣室は広さに余裕があります。

用意されたラックには、着替えやバスタオルを置くことも。

バスルームはゆったりと足を伸ばすことができるサイズです。

スライド式のドアを開くと、トイレが現れます。

はい、ウォシュレット付きです。

洗濯機脇のドアから出た先は、屋外の物干しスペース。

ちなみに玄関からシューズルームを通って、水まわり設備に直接アクセスが可能。

グルグルと場所から場所への移動がしやすい回廊式の間取り。率直に暮らしやすそうだなと思います。

部屋は2Fです。

鉄製の階段は、横幅も広め。動線としても余裕があります。

廊下はカーペットタイルが敷かれています。

防音性に優れ、多少ラフな足取りでもほどよく音を吸収してくれることかと。

ちなみに、1Fと同じく回廊型の設計です。

廊下の先には洗面台が3台設けられています。

天板の上にペーパータオルが常備されているのも、うれしいポイント。

手拭きとしてはもちろん、メイクのときにも活躍しそうです。

トイレはこちら。

ピンクの壁紙が可愛い感じ。シャワルームの脱衣室には、ベンチが置かれています。

湯冷ましで一息つきたいときにはちょうど良いかもしれませんね。

カラフルなフックはタオルなどを掛けておくことができます。

シャワールームはシンプルなデザイン。

真ん中には鏡。鏡の有無で、入浴中の快適度はうんと変わりますからね。

共用の掃除機などは、物置スペースから持ち出して使うことも。

目に留まったのは、エイのようなフォルムを持つRAYCOPの存在。

ある時期、話題になった(?)ふとんクリーナー。ふとんやベッドに取り付いたハウスダストを除去してくれます。干すのもひと苦労する、脚付きマットレスのベッドには重宝しそうです。

では、部屋を見ていきます。まずはモデルルームの204号室から。

広さは6.7畳。ナチュラルな床材と淡いベイビー・ブルーのクロスが爽やかな空間です。

基本的にはどの部屋も同じスペックです。小物の置き方、家具の選び方は参考になるかと。

収納は大きめのクローゼットタイプがひとつ。

クローゼットの上にもスペースがあり、ほかにも収納を持ち込んで上手にスペースを活用すれば多くの生活品を収めることができそうです。

210号室もモデルルーム。204号室にくらべて、広めの間取りです。

クロスは淡いイエローカラー。かなり明るい印象を受けます。

広さも十分。比較的荷物が多い方でも、ちゃんと整理整頓さえすればストレス無く暮らせるかと。

ドア前には土間的なスペースを用意。

部屋では素足派という方も、廊下に室内履きなどを置く必要がなくなるため、共用部をすっきりと保つことができそうです。

クローゼットは棚板とハンガーを使い分けられます。収納量も申し分なし。クローゼットの上も、収納として使えそうです。

窓の外は駐車場です。

住まいとは関係はありませんが、車持ちの方は利用する機会もあるかもしれませんね。

216号室は長方形の間取り。奥行ある空間に仕上がっています。

こちらは2名入居が可能。それもあってドアをふたつ設置したのだそう。

知り合い・友達同士とは言え、タイミングによってはプライベートな時間を持ちたいこともあることかと。

そのようなときには真ん中にちょっとしたパーティションを設けることで、お互いのプライバシーをある程度は確保できそうです。

剥き出しの壁は、最初の入居者だけ壁紙を選ぶことができます。

窓から顔を出すと、庭の風景が広がります。

最寄り駅の日根野駅までは、歩いて15分ほどの距離。

JR阪和線関西空港線が使用でき、関西空港天王寺(阿倍野)に直結しています。

JR熊取駅までも徒歩12分の距離。関西のソラに近く、海外旅行が好きな方、もしくは関西空港にお勤めの方にとって便利な立地です。

建物は落ち着いた住宅街のなかにあり、そこから歩いてほどなくイオンやジョーシン電機などのお店であり、生活用品などはそこでそろえることができます。

ファミリーが多く生活がしやすい環境で安心感あるエリア。観光大学も徒歩5分の距離です。

ちなみに、玄関前のスペースに自転車やバイクを15台まで駐輪可能。

自転車やバイクがあれば、通勤も買い物もより快適になるかと。

「シェアハウス つろぎ」を運営管理されるのは、株式会社シグマ企画さん。

住まいのほかにカフェやギャラリーなど、多岐にわたるライフスタイルを提案されています。シェアハウスの運営は今回が初めてとのこと。ですが、多くの設計で培ってきた経験やセンスが存分に発揮されているのが今回の物件で、それこそつろぎの大きな持ち味のひとつなのかなと。

ちなみにつろぎとは、「くつろぎ」から「苦」をとって「つろぎ」。

“心と体にやさしいくつろぎの空間”をコンセプトにした家づくりを目指したそうです。 建物の1Fの一部が運営居事業者さんのオフィスになるそうですから、相談ごとがあればわりとスピーディーに対応してくれるかもしれません。

ナチュラルな環境のなかでシェアハウスならではの楽しみに加え、自分だけの時間もしっかりと味わいたい方はコチラからお問合せを。

建物の間を通る坂道を上ったところに、事業者さんが運営するカフェレストラン「つろぎ」があります。

シェアハウスと同じ名前のこちらのレストラン。

15年ほど前にオープンされたそうで、今では地元の方のみならず、ここ目当てに県外の遠方からもお客さんが来られるそうです。

内部は和風をベースとした、味わい深いつくり。

ふと視線を窓に向けると、湖畔に佇んでいるような水辺の景色がぐっと心に沁み入ります。

撮影の帰りにランチを頂きましたが、美味しいというより、うれしいという感覚。絶品でしたよ。

週末ランチを楽しんだり、記念日をここで祝ったり。

足繁く通いたくなるようなお店が近くにある、とても贅沢なことだと思います。

(ソン)

2014年08月01日

カテゴリ: デザイン物件 ユニーク物件 大阪