2013年01月の記事一覧

暖を囲む町家の暮らし

庭園を眺めながら暖を囲む、懐かしく温かい空気。

日が落ちて、ぐっと気温が低くなった頃、住まいのぬくもりをよりいっそう感じる季節になりました。

吐く息は白く、ときにはメガネを曇らせたりしつつ、ジャッジャッと雪の溶け残りを踏みながら帰路につく。寒さは身に堪えますが、ツーンと透明感のある空気を吸い込むのは嫌いではありません。

そして、震える手で鍵を取り出し玄関ドアをあけるとき。ぼうっと温かさに包まれる瞬間は、冬にだけ感じることのできる贅沢だと思います。

今回、シェアハウス探検隊で紹介する「シャロム 東寺」は、座卓を囲んでワイワイするのが似合う家。

イメージにぴたりと合うのは、年末年始に親戚が集まって鍋やおせちを囲むにぎやかな光景。“オシャレ”で“スタイリッシュ”な住み心地とは違った、角のとれた普通の良い暮らしがとても似合います。

長らく暮らせば、無数に散りばめられたオーナーさんのこだわりが少しずつ発見できそう。そんな暮らし方ができるのも、これまた贅沢なお話だと思います。

居間の窓越しに臨む、小さな日本庭園も粋。京都の雪景色をゆっくり眺めながら熱燗をクイッといただけます。

駅からの道のりは道をまっすぐ徒歩3分ほど。あっという間の距離ですが、途中には昔ながらの平屋の建物が並んでいます。

シェアハウスの裏手には公園があります。秘密の抜け道を通ってくるのも、ひとつの手かと。

抜け道の先にある、大きく真っ白な装いの一軒家が今回のシェアハウスです。

もともと、一家族が住んでいたという一軒家なのですが、それにしては随分と大きな建物です。

さては住み込みの弟子を率いた噺家さん一家かなと尋ねてみると、タイルの工芸家さんだったそうな。世の中には不思議な暮らし方をしている人がいるものです。

建物は日本家屋の佇まい。ただ、丸太のサインはちょっぴり派手目です。

それでは、ガラガラと引き戸を開けておじゃまします。

玄関からまっすぐに伸びた廊下の先にはダイニング・キッチン。廊下沿いには居間、水まわり、トイレなどが並んでいます。

振り返って玄関まわりをみるとこんな感じ。純和風な面持ちです。

少し気になる点は靴箱のサイズ。おそらく、毎日使う靴とスリッパ以外は自室で管理することとなりそう。

面倒に思う方もいるかもしれませんが、玄関が靴でいっぱいという状況だけは避けたいところです。

玄関のたたきには、遊び心がちらり。以前、この家屋で使われていた瓦が埋め込まれています。

それでは、リビングへ向かいます。

リビングは玄関を背にして廊下の右手。引き戸を開けると欄間のある昔ながらの居間があらわれます。

畳の上にでっぷりとしたソファ、漆塗りの座卓のまわりに並ぶ座布団。どこかで見たことのあるような光景は、居心地がよくゴロゴロしたくなります。

飾らぬこの佇まい。薄型のテレビが妙に現代チックに感じるのも、これまた味なのでしょう。

テレビを囲んで団欒する空間。その奥、障子の先には少々ドラマチックな会話が似合いそうな板間が現れます。

庭園を眺めながら、酒と肴を楽しむ贅沢。

障子越しに聞こえる笑い声も心地良い、落ち着きのある空間です。

板間の先には水場があります。

鍋料理の下準備をするスペースとしても使えるかもしれませんね。

板間はガラス戸を開けると縁側と一体となります。

縁側に座って、灯籠と梅の木が植えられた日本庭園を眺めるひととき。

1月は暦の上では春に差し掛かるころ。梅の花がぽつぽつと咲き始める季節です。

ちゃんちゃんこを羽織って白い息を吐きながら、ライトアップされた梅の花を眺める夜、なんてのもオツな時間の過ごしかたでは。

そうそう、住人さんにお手伝いしてもらうこともあります。

それは、梅の木、苔を美しく保つための水やり。ホースを使って大胆にあげてください。

それではキッチンへ移動します。

やはり目線が行くのは、まるっとスライスされた木のダイニングテーブル。

このダイニングテーブルは北山杉という京都を産地とする材木だそうで、地に根付いたモノを用いることをなるべく意識されたのだそう。

素材の話でもう一つ。

ダイニングテーブルを囲むかわいいフォルムのスツールにも、こだわりアリ。

実はひとつひとつ使っている材が異なり、サクラやカシ、ケヤキなど、それぞれの表情の違いを比べることができます。

スツールには材を表すチャームポイントもあり。経年変化も味として楽しめるかと。

ファミリー用のシステムキッチンが2台並んだ広い調理スペース。

シンク、ガスコンロ、作業台はそれぞれ2箇所に配置されています。

料理を気軽に同時進行できると、ずいぶんと快適になります。互いに調理しながら雑談できたり、片付けを進める傍らでデザートをつくったり。部屋数を考慮しても、便利かつ快適につかえる良いキッチンかなと。

ちょうど飾り付けの最中、たまたまダイニングテーブルに置かれた蔓のかごも雰囲気があります。

つづいて、水まわり設備を見ていきます。

水まわり設備は廊下を挟んで、ちょうど居間の対面。ランドリーとバスルームが集約されたスペースです。

洗面台にはオーナーさんの知人の陶芸家さんが、この家のために焼いてくれたという特別なもの。

それぞれが一点物。丸みにも色合いにも表情があります。

洗面台の対面には、ランドリーが設置されています。

バスルームは趣ある佇まい。かなりコンパクトなサイズですが、浴槽にはヒノキをつかっているのだとか。

浴室のサイズから見ると、さっとシャワーを浴びて済ませることが多くなりそうですが、たまにはゆっくり浴槽に浸かりたい時もあるはず。

そんなとき、ヒノキ風呂に入ることができるのだと考えると少し嬉しくなります。

普段使っている入浴剤も、すこし上品に感じるかも。

バスルーム脇にはシャワールームもあります。こちらはスタンダードなタイプ。

ヒノキ風呂の浴室の玉砂利床が苦手な方はコチラがおすすめです。

トイレはこんな感じ。

シンプルに、ウォシュレットは付いていません。

2Fへ続く階段はキッチン・ダイニングの脇にあります。

階段を上がると、部屋が並んだ廊下に出ます。

気になるのは、窓に面した細長いスペース。

大きなビーズクッションとローテーブルが置かれ、ちょっとした団欒スペースとなっています。

窓の外は幅広のバルコニー。冬は寒いでしょうが、春から秋にかけての温かい季節であれば窓を開けっ放しにすると気持ちが良さそうです。

そして、このガラス窓。よく見ると波打っているのがわかりますでしょうか。

この波打つガラスの景色は、手作りガラスが生み出すもの。今ではなかなか見られない年代モノです。

木の窓枠も角丸の装飾が。抜かりない細部の佇まいが、趣ある雰囲気を惹き立てるのだと思います。

ベランダからは庭園を見下ろすことができます。

縁側でくつろいでいる入居者さんと上下でコミュニケーションをとるシーンが思い浮かびます。

廊下の階段脇には洗面台が設置されています。

また、洗面台脇のドアはトイレです。

部屋が集まる2Fですから、使用頻度は多いかと思います。

それでは、おまちかね。部屋を見て行きたいと思います。

はじめに、101号室。

唯一のフローリングの部屋、かつ一番広さのある部屋です。

間取りもシンプルで使いやすそう。2面にわたり大きな窓が付いているのも嬉しいポイント。

ちなみに窓は通りに面していますが、窓は曇りガラスですので視線を気にする必要はなさそう。

夜になればカーテン代わりに障子を閉めれば良いですし、交通量もさほど多くはないので安心できるかと思います。

収納はウォークインできそうな広さ。

よほどの荷物持ちでない限り、きれいさっぱり収納できるかと。

つぎに、玄関脇の102号室を見てみます。

純和風と言いたくなる仕上がりの和室の部屋です。

6畳+板間と、広さに余裕のある空間。大きな押し入れが上下に並んでいるのが、少し新鮮です。

押し入れの対面の壁は、一部砂壁になっています。日本画を彷彿させる竹飾りも良い感じ。

竹飾りの向こうには玄関が見えます。

つづいて、2Fの部屋を見ていきます。

「Kurumi」というサインが目印の204号室。

各部屋には、それぞれ木の名前が当てられています。

部屋は和室と洋室の二間構造と面白い間取り。

それぞれ2面に窓がついているので明るく心地良いかと思います。

たとえば、洋室にはデスクや本棚をおいて書斎チックに、和室は寝室としてリラックス重視に、と雰囲気をガラリと変えてみると面白そうですね。

窓には年季のはいったねじり鍵。猫のような、はたまた三日月のような可愛らしいシルエットです。

こちらは207号室。ルームネームはTsubaki(椿)です。

ロフトと収納、床の間のある部屋です。

床の間はもちろんディスプレイスペースとしても活用できますが、ポールハンガーを渡せば使い勝手の良いオープンクローゼットになりそうな予感。

204号室以外の2Fの部屋にはロフトがついています。

ロフトの床材はコルク。荷物を上げ下げする際に起こりやすい衝撃をやわらげ、傷がつきにくく、消音効果もあります。

ロフトへ登るはしごにも注目。

こちら、あやうくスチールパイプ製になるところだったそう。

ですが、居心地の良さとはなんぞやと考えた末に「木の風合いは譲れない」と、北山杉のはしごを別注で作ってもらったのだとか。

家全体に通ずる居心地の良さ、この真髄を知るエピソードだと思います。

最後に、206号室。開放感のある大きな部屋です。

2Fの部屋全体に通ずる特徴として、天井の高さがあります。

和室で自然と視線が下へ向けられるため、より高く感じるのかもしれませんが、押し入れを上下2段で並べてなお上にスペースが生まれるほどの高さ。和室ではなかなか得られない感覚です。

ロフトに上るとこんな感じ。年季の入った梁がいい雰囲気を出しています。

ロフト用のスポットライトには、自動車のヘッドライト用のものが取り付けられています。

かなり明るいですが、熱を持つので取り扱いには気をつけたいところです。

自転車は物件脇のスペースに駐輪することとなります。

ちなみにバイクの駐輪も可能。ただ、スペースの都合もあるかと思いますので、大型バイクの場合は事前に確認したほうが良いかもしれません。

自転車を止めてふと見上げると室外機が一列に並んだ光景。

ミスマッチなような、意外とマッチしているような、不思議な感覚です。

シャロム 東寺」の最寄り駅は近鉄京都線十条駅です。

十条駅からシェアハウスへ向かう道のりにお店が少ないのが、すこし寂しいところでしょうか。

ほど近くにある九条駅の前や、京都駅周辺には大型スーパーなどお店が充実しています。

京都駅までの距離は、自転車を使えば日々の行動範囲内。買い物も散歩のついでと考えると、それほど苦ではないかもしれません。

ちなみに、交通量も控えめで町並みはのんびりとしています。

歩いていると、時折懐かしい光景が目に入ります。ゆっくりと流れる時間を過ごしたい方に良いかも。

運営・管理をされるのは「株式会社日本の窓」さんです。

すこし変わった名前の日本の窓さん。ノマドワーカーが集まる「ニホン・ノマド」さんではありません。

本業は日本へ来訪する外国人の窓口となる旅行会社さんなのだそう。名前の所以も「なるほど」と頷けます。

”日本を案内する”という使命があるからこそ、”日本のいいところ”への着眼点はかなり鋭いのだと思います。町屋が持つゆったりとした時間の流れ、庭園を囲む景観、木の香り…など、五感をくすぐる工夫が随所に凝らされたつくりは見事です。外国人の方はもちろん、日本を知りたい日本人の方はチェックしておいて損はないかと思います。

隅々まで愛情をかけられた和のスタイル。ほっこりじんわり温まりたい方は、こちらからお問い合わせをどうぞ。

感謝を忘れず、慎ましくあれ。

薄れつつある和の暮らしを、いまいちど見直してみるのも良いと思います。

(イシクラ)

2013年01月28日

カテゴリ: ユニーク物件 京都

シンデレラになるために

※こちらの物件は2014年7月より運営事業者が「株式会社トライブ」さんへと掲載変更されています。

継続は力なり。みんながいるから頑張れる。

一部の人にとっては、おそらく永遠のテーマであるダイエット。

美しく、引き締まった身体になりたいという欲求は、ごくごく一般的な感覚だと思います。

とはいえ、継続するのが難しいのは周知の事実。一度痩せてもリバウンドしたり、気付いたら元の体型に戻っていた…なんて経験のある方もいるのではないでしょうか。

かくいう私も、根っからの3日坊主体質が最大の敵。「今日は疲れてるから明日にしよう」という思いから自然消滅したチャレンジは、数えきれないほどあります。

しかし、単純に美しくなるだけでなく、自分の生活基盤そのものに関わってきたらどうでしょう。

今回ご紹介する「Ladys Share House B&D」は、かつてなかった試みを行っている女性専用シェアハウス。なんと、ダイエットの成果によって月額賃料が異なるという、斬新な設定なのです。

おそらく、賛否両論あるのだと思います。しかし、みんなで同じ目的のもと頑張れる環境というのは、なかなか作れないもの。ダイエットとなると尚更です。

環境を変え身ごと飛び込むという大きな決断からは、遠く感じていた理想のボディへの道のりも、ほど近くに感じられそうです。

最寄り駅からは徒歩18分。正直なところ、なかなかの距離です。

その遠さを逆手に取り、歩いて痩せるという発想から物件のテーマをダイエットにしたのだそう。

「なるほど、ものは考えようだなぁ」と、感心。額に汗をうっすら浮かべ温まったカラダが、より説得力を生みます。

各部屋ごとに分けられたポストは、塀にずらっと並んでいます。

デザインも普遍的で既に壁の一部と化していて、面積の割に存在感は控えめ。

塀脇にある門には電子鍵。ナンバーをピピッと入力します。

もちろん、玄関も鍵付き。2段階の鍵体制は、安心感の高まる女性に嬉しいシステムかと。

カチャリと門を開けると、正面に玄関へのアプローチが続いています。

そして、少し首を左に向けると、車が3台ほど停められるくらいの広さの空間。

ただし、ダイエットが主本ですから移動は自転車をつかいましょう。乗用車は停められませんのでご注意を。

また、この広いスペースはスリムビューティーを目指すためには縄跳びやるぞ!という使い方も出来そう。

スペース全体に屋根が付いています。「雨だから今日はやめよう」という言い訳が通用しないのも、1つのメリットになるかもしれません。

ちなみに、先ほどのポストの裏側はこんな感じ。

雨に濡れずに郵便物を取りにいける、ちょっとしたプラスポイントです。

寄り道もほどほどに、玄関へ向かいます。

曇りガラスの扉の先は、ガラスブロック越しに光の入る明るいスペース。

大きな鏡の効果でしょうか。実質普通サイズの玄関なのですが、かなり広く感じます。

靴箱はオープンラックのタイプ。湿気に悩まされることはまずないかと。

人数を考えると1人2足程度でしょうか。

ランニングシューズを玄関に常備、他の靴は部屋での管理、というのが基本になるのかなと。

玄関横の引き戸を引くと、広々としたリビングが目の前に広がります。

とてもスッキリとした印象。生活の場であり、体を動かすにも便利な空間です。

広々としたスペースに置かれた大型テレビは、バラエティやドラマを見るよりエクササイズDVDを流している時間の方が長いかも?

テーブルをごそごそと移動している時間が三日坊主には大敵。すぐにヨガやエクササイズができる体制に切り替えるための、スッキリしたスペースでもあるのです。

もちろんすぐに体重をチェックできるよう、リビングに体重計が設置されています。

冒頭でお伝えしたとおり、月額賃料は3ヶ月間のダイエットの成果が影響します。

賃料が決まるのは、定期的に訪れる「体重測定の日」。この日の体重×¥1000が翌3ヶ月の賃料となるのだそうです。計測は女性のスタッフさんが立ち会い、チェックしてくれるとのこと。

ただし、当然痩せすぎはカラダにとっても毒。リミッターとして下限は38kg。38kg以下の場合は一律とのこと。

健康を損なわないためにも、食事はしっかりと身体に良い物を採りたいですよね。

ダイニングテーブルテーブルには、2012年1月東京・丸の内にオープンして話題となった「タニタ食堂」のレシピがずらりと並びます。

バランスの良い食事はダイエットだけでなく美しさにも自然と影響してきます。さらに料理上手なんて女子力がぐいぐい上がりそう。

女子力といえば、入居者さんは指定のエステサロンやスタジオトレーニングの割引サービスもあるのだそう。女子は常に美を求めるものなのです。

そんな女子の行く手を阻む、最大の敵。ヤツらの気配がリビングの中央から感じるのです。

(!!!)

目を覆いたくなるポテトチップスとコーラーで出来た誘惑の山。これらはすべて食べ放題なのだそうです。開けたら最後、食べてしまうのが世の常、人の常。ここはグッと我慢、ガマン…。

…万が一我慢できなかった時には、すぐにこのローラーで消費しましょう。

いかに自分に厳しくできるかが勝負のダイエット、精神的にも強くなれそうです。

続いてリビングに隣接したキッチンへ。

元々は寮の建物ということで、業務用テイストがたっぷり。キッチンというよりは「調理場」という雰囲気かもしれません。

中央の作業台を囲み、ぐるりと一周できるような配置。

場所によって異なりますが、こちらはファミリー向けのキッチンに近いタイプ。コンロはIHです。

収納が充実していて、大きなキッチン器具もすんなり入りそうです。

大人数での同時利用も可能な量の食器もスタンバイ中。

ここまでの食器が揃っている物件は稀なのではないでしょうか。大人数での同時利用にもしっかり応えてくれます。

それでは一度外へ出て、隣の棟にある共用部を見ていきます。

ワンルームを改装したという専有部のドアを開けると、エクササイズグッズがたくさん。

身体を動かすためのフィットネスルーム。周りを気にせず、存分にエクササイズに励むことができます。

おそらく、ココが一番周りからの刺激を受けそうな場所。

「あの運動が効いた」「あれは微妙だった」という情報も頻繁に飛び交いそうですね。

リビングのTVとは別に、こちらにもTVが。

ちょっぴり懐かしいビリー隊長が笑顔で入隊を誘っています。

トイレは部屋の隅にあります。

わざわざ外に出て戻るのは面倒ですし、やはり便利かと。

汗をかいたらバスルームへ直行したいもの。玄関からまっすぐ続く廊下へ進みます。

廊下の突きあたりは、水まわりが備わった女子の園。

ドアを開けた目の前は鏡台スペースになっていて、入浴後のゆったりした時間を過ごすことができます。

スキンケアをしたり髪を乾かしたりと、人によってはかなり長い時間を過ごす場所になりそう。

リビング並みのコミュニケーション・スポットになるかもしれません。

廊下を進むとバスタブ付きのバスルームが4室並んでいます。

カラーパネルがそれぞれで異なるのもポイント。

内容はどのバスルームも変わりません。気分で色を選んでみるのも楽しそう。

バスルームとバスルームの間のスペースには洗濯機も配置されています。

では、階段を上り、2階へ向かいます。

2階は回遊性のあるつくり。

両側が専有部、中央に水まわりが集約されています。

回遊性があることで、どの部屋からも水まわりへのアクセスが近いのは1つのメリットかもしれません。

洗面台の向かい側にトイレが4つ並びます。

ドアは廊下に面しているのではなく、少し回りこむような間取りになっています。部屋が近いのはメリットではありますが、音などでデメリットになる可能性も。気持ちの部分を考慮しても、親切な設計です。

トイレはウォシュレット・暖房便座付きのスタンダードなタイプ。

3階にはトイレがありません。故に、3階の入居者さんもコチラを主に使用することになるかと。

では、まず2階の専有部を見ていきます。

専有部の鍵は門・玄関と同じくナンバー式。

軽やかな電子音と共に鍵がカチャリと開きます。

鮮やかな空色に塗られた壁と白いフローリングが清涼感いっぱいな201号室。

間取りは全室ほぼ同じで、押入れタイプの収納が付いています。

シンプルな形状の部屋は家具の配置に悩むこともほぼ無さそう。あとはこの鮮やかな空をいかに活かすか、ですね。

モデルルームの203号室は、これまた鮮やかなオレンジ色。

ゆったりめのソファを置くとこんな感じ。

家具が入ると、一気にスケール感が捉えられるようになります。

こう見てみると、意外と重心の低い生活が似合うのかもしれません。・・・いや、怠けてしまいやすい生活スタイルは、ダイエットには向いてない気もします。慎重な検討が必要ですね。

3階は階段を中心に、両側の廊下に専有部が並ぶ配置です。

それぞれの廊下の突き当りには洗面台が設置され、デッドスペースを有効活用。

もし混み合っていた場合は2階に降りても大丈夫ですし、困るようなシーンは少なく済みそうです。

301号室は高さのあるベッド付き。

ダイエットを意識するツールとして全身鏡と体重計も用意されるのだそうです。

専有部にベランダがないこともあり、室内干しができるようになっています。

スペースは取るものの、この時期は乾燥を和らげてくれるという素敵なメリットが。

加湿器のない私の部屋ではかなり重宝してます、室内干し。

駅から遠いこともあり、周辺は穏やかな住宅街が広がっています。

シェアハウスの1ブロック隣は小学校。日中は元気な声が響きます。

最後は更に階段を上り(脚に効きそう!)、屋上へ。

低層の建物が少なく見晴らしの良い屋上は、ゆったりと休むのも、体を動かすのにも対応できます。

たまにはのんびりと開放的に屋上で体を伸ばすのも気分転換になって良いかも。「飽きない」ことは、とても大事なキーワードですから。

最寄り駅は各線・江坂駅

新大阪からは御堂筋線で3駅5分弱、梅田へも12分ほどと、アクセスは良好。

ただし、冒頭でお伝えしたとおり駅からシェアハウスまでは徒歩18分。数字で見る18分と体感する18分は、おそらく体感する18分の方が長く感じると思います。

江坂駅とは逆方向の吹田駅からも同じくらいの時間がかかるため、どうしても遅刻しそうなときは自転車、あるいはバスがおすすめ。

毎朝歩くにもなかなかのガッツが必要そうです。

Ladys Share House B&D」を運営をしているのは「株式会社ブロードエンタープライズ」さん。

インターネットサービスによる空室対策やサイト運営などを中心事業としている事業者さんで、今回がはじめてのシェアハウス運営です。

シェアハウスに限った話ではありませんが、今回のように立地的な弱点がある住宅には、二通りの対策が考えられると思います。

1つはコストを抑え、家賃を下げることで訴求するマイナスタイプの方法。もう1つは弱点を上回る付加価値を付けるプラスタイプの方法。もちろんどちらが良い悪いではありませんが、住宅という長い時間を過ごす場所を考えた時に、後者の方が笑顔が増えるような気がします。

今回の企画は間違いなくプラスタイプ。元々事業のキーワードが「ひとくふう」なのだそうです。

辛いことを楽しめるようにするひと工夫。どこの事業者さんでもできるような企画ではないですし、大きなチャレンジだとも思います。社員の方は20代30代の方が大部分だそうで、それも斬新な企画が実現できた要因なのかもしれません。

今年こそ!と意気込んでいる方、周りからの刺激が原動力になるタイプの方。お問合せはコチラからどうぞ。

1年以上入居し、ダイエットの成果が見られた方には「シンデレラプラン」というご褒美がプレゼントされるのだそうです。

ファッション、メイク、ヘアセットをトータルコーディネートし、写真撮影をした後、王子様とのお食事会に招待されるのだとか。

美しさだけでなく、王子様までゲットしてしまったら…。夢はむくむく膨らみます。

(テルヤ)

2013年01月23日

カテゴリ: ユニーク物件 大阪 女性専用物件

嗜みを学ぶ頃

ひっそりと愉しむ、オトナの時間。

眺めるモノだと思っていた夜景。気づいたらネオンの街や街灯が随分近くを感じられる年齢になったらしい。遠くから眺めるよりも、街明かりに参加する方に分類されたのはいつからだろう。

イルミネーションに照らされたベイエリア、絶えず変化し続ける観覧車。静かに歩きながら年齢の重みを感じました。

今回訪れた「神戸駅前 COMLET」は、男性専用の物件。イメージは、マスターがひとりで切り盛りする裏通りにあるBARです。

一見さんはお断りでは無いのですが、クセのある店構え。

ひとりで入るには抵抗があったハズなのに、いつしか店の門をくぐってしまう。気付けばカウンターに座り、隣の人と打ち解けている。

雨に濡れたくない、帰る前に一杯飲みたい、ガラスの向こうのカウンターが楽しそう。理由はあとから考えるほうが多いかも。

仕組まれたように出会うべく人と出会い、深い話に乾杯する。この場所にも小さなキッカケから、クセのあるオトナが集まるのではないかと期待しています。

神戸駅から5分、駅前の幹線道路より分かれた小道は細かく区分けされた住宅地へと続きます。近隣には、明るいオレンジ色の集合住宅や、町工場、一般住宅がぞろぞろ。

その中でも、間口に対して奥行きのある構造の為かどっしりと構えている印象をうける建物が今回のシェアハウスです。

柵は水色に塗装。まわりの雰囲気を踏まえると、若干自己主張の強めな印象を受けます。

後日、設置されたランプと併せて見てみると、なかなか可愛らしい風貌だとおもいます。

玄関のドアは幅が広い引き戸。

ランプ下のサインは、港町である神戸らしさを感じるデザイン。

「神戸駅前」の文字ははんこで押されたような書体。また、「COMLET」のセリフ体には男性特有の”こだわり”を感じます。

引き戸の玄関扉をあけると、広めの土間が表れます。

元より広めだった土間はそのままガレージとしても利用可能。幅広に感じた引き戸の理由は、ここにありました。

自転車やバイクの出し入れに不便しないように、との配慮から引き戸は特注で作成されたのだそう。

自転車もバイクも雨風盗難から守ってくれる、安心の屋内保管。明かりもあるので、夜でも乗り物のメンテナンスができます。

ただし、土間での方向転換は難しいので、前から入れて後ろから出す事になるりそう。

幸いにも後ろ出しの天敵である「段差」はありません。バックだと坂や段差は困りますからね。

個人的に憧れている、ガレージのある生活。屋内で保管できる場所がある環境を、なぜ繰り返し念押ししたくなるのか。…もう少しだけ、語らせてください。

屋外だと、日没という常に日没というタイムリミットと戦う必要があります。外ではネジやナットを落としても見つけにくいですし、冬は指先が凍えて泣きたくなります。そして、凍えた指先は無情にもナットを地面に落とすのです。

壁際には改装時に出た材木を活用したという障子枠が置かれています。

単純にタイヤ・ストッパーとしての機能もあるのだそう。白い壁にタイヤ汚れが付きにくいので気持ちよい空間を保てそうです。

また格子にフックを掛けて雨具やヘルメット、工具などを保管できるかとおもいます。フルフェイスのヘルメットだと重さで木がしなるかも知れませんが、まぁ壊れる事はないでしょう。

さて、靴を脱ぐ前に目に入るのは靴箱。

渋めのステイン仕上げで、割当は部屋ごとに棚一段、プラスで下段のブーツ棚も共用で利用可能です。

脇の引き戸の先がリビングとなります。

では、ヘルメットを脱いで引き戸を開けましょう。

リビングは木造構造を生かした落ち着いたトーン。照明しかり、しっとりと浸れる空間に仕上がっています。

写真はオープン直後の2013年1月のもの。隅々まで整頓された空間からはオトコ同士の暮らしを想像し難いかもしれません。

しかし、ちょいワルオヤジが一人でも入ったらムードは激変するんだろうなと。3人の若者にちょいワルオヤジが一人。それでバランスが良いと感じます。

書斎代わりに借りているヤンチャなちょいワルさんは、週末だけ気分転換にやってくる。若い世代がオトナの遊びを教えてもらえるような、そんな暮らし。

大人の先輩から、大人を学ぶ。こうして男は成長してゆくのです。

天井には建築当時の特撰の文字。渋い。

一言で表すならば、「隠れ処」でしょう。あえて表に出さず、こっそりと、ひっそりと趣味に興じる。

この英国製の古いバーカウンターも、ここでのスタイルを象徴する一品ではないでしょうか。

店頭に並んでいた商品ではなく、お店のインテリアだったのを頼んで譲ってもらったそう。

長年現役だったバーカウンターともあって、味わいのある色、艶、形。この空間に馴染み、また空間がバーカウンターを惹きたてているようにも感じます。

週末はこの場所で、澄んだ音の乾杯をしてもらいたいなと。

音の響くクリスタルのロックグラスがお似合いです。

さて、続いては男のキッチンを見てみます。

ステンレスの作業台が、実用面を広くカバーしています。

キッチン家電の置き場は別にあり、純粋に作業スペースとしても利用可能。キッチン左脇のブラウンの引き戸は、水回り設備へとつながっています。

休日の午後、ピッとエプロンを締め、こだわりの素材で男の料理に精を出すのも格好よい風景。ガスコンロでシャッシャッとフライパンを扱い、さっと炒飯なんぞ作ってみるのも良いのでは。

ちなみに、キッチンには明り採りとしては心もとないですが、換気時には役に立つ窓があります。

キッチン下には収納スペース。扉を開けると、使いやすいように棚が用意されています。

棚は部屋数に併せて4つ。健康面を考ると、カップ麺ストッカーにならないよう気をつけたいものです。

共用の調理道具は、壁に掛けて保管します。

また、キッチンスペースのに張られたタイルは大理石のような模様で、今回の改修で新たに用意されたモノなのだそう。油汚れもサッと拭き取れそうです。

キッチンを照らすのは、フィラメントが見える工業的なランプです。

冷蔵庫は少し離れた場所、階段の下にあります。

お酒やドリンクの保管が主な用途となりそうですね。

キッチンの作業台脇には手洗い場。リビングと合わせて、ひと間に様々な要素がある独特な間取りです。

特徴的な壁紙や床の色使いですが、工務店の在庫を有効に活用した結果なのだそう。

端材を組み合わせるとは、なかなかのアイデアです。

窓は開きませんがガラス窓の先はキッチンです。互いに光は漏れます。

さて、続いては水回り設備を見てみます。

キッチン脇の引き戸の先がバスルームの脱衣室。中はオーソドックスな印象です。

洗濯機はドラム式で乾燥機能付き、洗面台はシャワー水洗。スペック重視の方でも心配はなさそう。

バスルームは追い炊き機能付き。洗い場の排水もスマートで乾きの良いタイプです。

ちなみに、改築に伴い水まわり設備は全て新品に交換されているとのこと。

また、近くには神戸ハーバーランド温泉もあるので、時には足を運んでみるのもおススメです。夜景を見ながらの温泉は、極楽気分です。

続いて専有部を見てみます。まずは、リビングの隣の101号室。

木目調の床は、固く汚れの付きにくい材質。

出窓は通りに面しています。人通りも一定数あるので、現地を確認して気になるようならカーテンをつけた方が良いかと。

収納は洋服持ちでも安心の容量。

ハンガーポールが渡され、ロングコートも掛けられます。

室内灯はリモコン式です。

では、続いて2Fへ。

階段脇に設置されたすき板のようなコミュニケーション・ボードは、押しピンをつかって、メモを固定するのだそう。

階段から下るとき、必ず目に入る場所なので周知事項はこちらにどうぞ。1Fの方も、チェックを忘れずに。

2Fへ上がると正面に円鏡。

程よい位置にあるので、出かける前の最終チェックに使えそうです。

床の色使いやパターンも、限りある在庫建材を有効利用した成果との事。

廊下の突き当たりは、ライブラリースペース。

読み終えた本や雑誌を自由に交換できる場になる予定なのだとか。

ドアの先はウォークインクローゼットのような収納スペースになっています。

スーツケースなど、普段は使わない物を置けるように設計されています。

では、201号室をみていきます。

全4室の中でも個人的にお気に入りだったのがこの部屋。理由は、壁の一面の大きな窓。

とにかく開放的でした。

明るさも十分。通りに面した窓なので開け放てば視界も程よく、抜け感があります。

そして、こっそりベランダも付いる事もポイント。

掃き出し窓ではないのですが、プランターを置いたりは出来そうです。

つる系の植物を下に向けて育てたいなぁと妄想。

続いて、202号室。

収納の引き戸に使われているのは、元々この家で使われていた建具です。

木枠と磨りガラス、趣ある和風建築だった事が想像できます。

現代で作るには手間やコストが掛かり過ぎるでしょうから、残して大事に使うのは正しい判断かと。引き継がれる要素もこれから始まる物語の一部です。

最後に、専用ベランダが付いた203号室。

収納まわりの一部に、特徴のある壁紙が用いられています。

部屋も少し変形しているので、クセのある専有部と言えそう。

ベッド脇のドアから、ベランダに出られます。

屋根付きなので、雨の日でも物干しが出来ます。

奥行きはあるので、アウトドア派の方には荷物置き場として重宝しそう。また、収納脇にも専用のベランダがあります。

非常口としての機能もありますが、広くはないので普段は換気の際に開けるくらいの使い方かも知れません。

収納には洋服が掛けられるようポールが渡されています。

棚の上段も収納として使えます。

物件名から察しの通り、最寄りの駅は神戸駅。新神戸駅もハーバーランド駅も徒歩5分の環境です。

三宮まで4分、大阪までは新快速で25分と、大阪方面も余裕の通勤圏内。

また、駅構内の充実度も、生活の上で欠かせないポイントです。飲食店やカフェ、雑貨店など駅ビルのテナントも充実していて、ありがたい事にスーパーも併設。

皮膚科、眼科、内科など各種クリニックも揃っています。

ハーバーランド、モザイク、メリケンパークなどは日常生活の中ですから、

友達に、いいね!と言ってもらえる暮らしが送れるかなと。

神戸駅前 COMLET」を運営・管理するは、「大阪興産株式会社」さんです。

実際に運営のあれこれをされるのは、勉強熱心で面倒見もかなり良いというセンスの良い素敵な女性。

東大阪で文化住宅を再生し、関西でのシェアハウス発展について、大きな影響を残した「ギャラリーシェアハウス アルト」の運営を始めたのが2010年。その後、巷には女性専用物件ばかりが増えました。男性が楽しめる物件が少ないのでは不公平だ!という事で、あえて男性専用の物件をプロデュースされた、かなりの男前です。

いつもの場所に誰のものでもないビールが置いてあって、自由に飲んでいいけど、飲んだ分は後から黙って補充する。ルールではないけど、そういう共通の認識を持てるような大人なメンズ。センスのよいダンディな方が似合うかと思います。

我こそは!という方はコチラからお問合せ下さい。自薦でお願いします。

男ならば、時に観覧車をひとりで乗るはめになる寂しい夜もあります。

そんな時はちょいワルさんかサトウを誘いましょう。行き着けのバーを紹介しますので。

(サトウ)

2013年01月15日

カテゴリ: デザイン物件 ユニーク物件 兵庫