2012年12月の記事一覧

行く年来る年2012

ひつじ不動産 関西版のゆく年くる年。

リニューアルをはじめ物件数、バリエーションともに大きく飛躍した2012年を、エディター関西組が振り返ります。

ひつじ不動産の照屋です。毎度の訪問では、男女問わず関西弁にきゅんきゅんしています。

年明けさっそく幾つかの物件へ探検する予定があるのですが、まずは今年一年にお邪魔した物件を振り返ってみたいと思います。

Ks Share YODOGAWA

こちらは関西圏ではまだ少ない大型物件。今年はスケールの大きな物件が少しずつ現れ始めた年でもありました。

モノクロをベースにしたインテリアは、“遊び場”という言葉がよく似合います。事業者さんも遊び心に溢れる方で、撮影の最中にふと見ると、ダーツに興じていた、なんてシーンも。

秋にお邪魔した時から更に工事が進み、そろそろ完成とのこと。年明けにパワーアップした状態をお届け出来そうです。

ゴールデンハウス上新庄

ひつじ不動産のスタッフには、とかく“路地好き”が多いのですが、もちろん私もその一人。今年もいくつかの路地裏物件との出会いを果たしました。

のんびりした環境も好みですが、一部屋一部屋のしっかりした作りが魅力的。生活のしやすさというものは、どんな住居であれ重要ポイントなのですよね。

NOOSA in Kishibe

大阪・岸辺からは南国の香りが届けられました。

道を通る人が思わず顔を向けるガラス張りのリビングは開放感抜群。お邪魔したときはまだ暑さの厳しい時期でしたが、すうっと通る風が心地よい空間です。

部屋が共用リビングフロアにあるシェアルームとワンルームタイプのものから選べるのもポイント。距離感や自らの生活スタイルを考えてみるという良いキッカケになりそう。

Au Chalet 嵐山

今年は京都にもじわりじわりと物件が増えました。

東京で運営をされている事業者さんが、関西に物件をオープンするという珍しいケース。

以前の住人さんが丁寧に住んでいた家には、こだわりや良い生活感のようなものが生き続けると思います。棚の取っ手一つから滲み出ている愛着。こんな出会いがあることが一種醍醐味のような気もします。

いざ振り返ってみると、「あの物件も今年オープンなのか!」という驚きの連続。それほど、今年一年のひつじ不動産関西は濃かったということなのでしょう。

来年の濃厚具合をしっかりと受け止められるように、今から準備しておきます。

(テルヤ)

ひつじ不動産の佐藤です。今年もお世話になりました。

ある程度の土地勘が付いてきたため、関西の美味しいお店も計画的に攻略できるようになりました。チャンスは月に1回程の出張。(安くて)美味しい老舗探しに奔走中です。さて、2012年に撮影をした印象的な物件を、いくつか振り返ってみます。

「Cocoon 新大阪」

撮影の度に進化・洗練されていくインテリア。「Cocoon 新大阪」では、“カフェスタイル”、“クラフト”の2つのユニットが追加されました。

新大阪駅近くの5LDKのマンションで、ユニットが続々と増えてゆく珍しい形態。フロアごとに異なるコンセプトが特徴です。

住人さんはリビングを行ったり来たりできるそうで、ユニットが増えるごとに楽しみが増えるという仕掛け。

「カフェスタイル」の次は…「茶の間」が出てきたりして。

「amour」

愛情を引き継いだ微笑ましいシェアハウスにも出会いました。

ところは、神戸市垂水区。元はオーナーさんがお住まいだったシェアハウス。無垢フローリングや水回り設備もしっかりしている為、住み心地も良さそう。時折目に入る個性的なインテリアも人間味を感じる良いアクセントになっていたと思います。

撮影の後は淡路島へ足をのばし、レンタルバイクで走り回ったのも良い思い出です。港湾の廃墟に心を打たれ、鳴門の渦を見て観光気分を味わい、束の間の休日を満喫できました。探検隊員はこっそり(会社に内緒で)楽しむのです。

こっそりバッグに忍ばせていった水着は、さすがに使えませんでしたけれど。

「Guest House Rainbow」

老いは恥ではない。

45歳にして世界ヘビー級王者に返り咲いたジョージ・フォアマンの言葉です。

古さはマイナスであると判断される事の多い(気がする)住宅市場。その中で、古さを個性と捉え唯一無二の特性として生かしたシェアハウス。軋む階段と飴色の廊下も多くの人の暮らしを支えた証。オーナーさんの人柄も内装に大きく影響しています。

関西は女性の運営事業者さんが、個性的でパワフルで個人的に相性が良いのです。話に落ちをつける当たりも勉強になります。味わい深い物件&個性的な方々がこれからの関西市場のベースにあると考えると、先は明るいと感じています。

(サトウ)

お疲れ様です。ひつじ不動産の石倉です。

関西の路線図もようやく見慣れはじめ、新規オープンのお知らせも絶えることなく頂くようになった2012年。嬉しい限りです。

某鉄道会社員の友人に各土地の地域性を訪ねたり、自転車を借りて走ったり。そうこうしているうちに、関西の町並みや建物の歴史、その土地の特徴なども頭の中でぼんやりとは描けるようになった気がします。

「パウロの部屋 桃山台」

特に大阪で印象的だったのが、”元豪邸”というシェアハウスがあちらこちらで見つかること。

両手を広げたほどある大きさのシャンデリアや、ペントハウスながら中庭を持ち合わせいる物件など、関東のそれと比べると随分と絢爛豪華なインテリアは、見ているだけで楽しくなります。

「Share HOUSE 五ヶ山ベース」

「シェアハウス 三楽荘」

関西学院大学まわりではシェアハウスのオモシロい側面を見ることとなりました。

民家再生をベースとして古き良きを残しつつセルフリノベーションした物件や、建築科の学生とアイデアを出しあい作り上げたものなど、じつに変幻自在。 次の時代を担う若い世代のアイデアや価値観は、これからのシェアハウスを考える上で、ひとつの鍵となるのかもしれませんね。

「プチハウス 等持院」

そして、印象的な思い出として残っているのが、関西のひつじ屋さんと出会えたこと。

まさか老舗の羊毛屋さんがシェアハウス運営にかれこれ10数年前から取り組みを始めていたとは、なにやらご縁を感じずにはいられませんでした。

野心的かつ素敵なシェアハウスが登場し市場に温度を感じ始めました。

2013年はよりバリエーション、スケールともにひと回り大きく、オモシロくなりそうなひつじ不動産 関西。しっかり本腰を入れて、量・質ともに素敵なアウトプットができるよう頑張ります。

それでは、また新年にお会いしましょう。良いお年を。

(イシクラ)

2012年12月31日

カテゴリ: シェアハウス探検隊の日々 京都 兵庫 大阪

異国の香りの中で

北野町・異人館通りの暮らし。

今回訪れたシェアハウスは「神戸文化住宅・北野アニルド」。神戸市北野町に位置するシェアハウスです。

神戸市北野町は、明治時代以降に欧米からの要人が居住するために住宅として建設された異人館が多く残る地区。

関西を代表する観光地として広く知られ、文化財として保存された異人館。それらのいくつかは、現在でも飲食店や喫茶店として転用され、観光客だけでなく周辺に住む住民の日常生活に溶け込んでいます。

ひとつ例を挙げると、こちらの「スターバックス異人館店」。シェアハウスから徒歩1分、最寄のスタバです。

外観からして異国のオーラが漂います。内装も異人館の雰囲気を満喫できる豪華な内容。もちろん、普通のスタバと同じようにコーヒーが買えます。ここで味わうコーヒーはとてもスペシャルな感じがするような。

魅力は立地だけではありません。平均で10畳という広さを備えている点も嬉しいポイントです。「神戸文化住宅・北野アニルド」は、立地・広さ・ステイタスも含め、オトナの方が快適に楽しめる背景を持っています。

シェアハウスの所在地は、三ノ宮駅駅から北野坂を上り、異人館通りを左折して少し歩いた場所。

通りには洒落たレストランやブティックが店を構えていますが、異人館が密集しているエリアではないので観光客はまばら。

昔から外国の方が多く住む高級住宅地としても知られたエリア。

低層で広い敷地の住宅が並んでいます。各敷地の庭が広く、緑が多い点も散歩好きにはプラスのポイント。すぐ裏手にある六甲山から吹き降ろす風が、新鮮な空気を運びます。

その新鮮な空気をスーッと取り込むようなバルコニーを備えたマンションが、今回の目的地。

4Fの1室が「神戸文化住宅・北野アニルド」です。

建物自体、外国人向けの高級賃貸マンションとしての歴史が長いのだそう。

決して新しくはありませんが、エントランス周りは大理石で質感も良いです。

壁面の鎖状の模様は、同じ石から取れた石材を交互に組み合わせることで出しているよう。左手に見えるのはヒンドゥー教の祭壇。この辺り一帯は、インド人の不動産オーナーが多いのだそう。

レッドカーペットに沿って歩くと、エレベーター前にポストがあります。

エントランスが坂道に沿っている為、入口は2F。1Fはスイス料理のレストランが入っていて、B1Fが駐車&駐輪場です。

それでは、エレベーターで4Fへ。

こちらが玄関。普通のドアノブをひねって、中へと入ります。

ちょっとした飾り物やグリーンで、随分と住まいの印象は変わります。

ドアを開けると正面に、帆掛け舟のオブジェや鏡が置かれた台。オブジェの雰囲気しかり、ザックバランな感じ諸々に日本ではあまり感じることのない感覚を覚えたり。

ちなみに、鏡はお出かけ前の最終チェックに使えそうです。

上がって右手を見るとリビングへと続く廊下です。

折角なので運営事業者さんが用意したアイテムを楽しむのが良いかなと。

上がって左手には、靴箱があります。

全5室で、この容量ですから十分そう。奥行きがありますから、ブーツが縦に入らなかったら横向きも試せそうです。

それでは、リビングを見てみます。

使い込まれて艶のあるテーブルセットは、元から住まわれていた外国の方からの頂き物だそう。

たとえ設えがよく高級な家具であっても、故郷へ帰るときには大きな荷物となってしまいます。そんな経緯から頂いたものなのだそうですが、しっかりとモノ選びをされていたことがヒシヒシと伝わってきます。

テーブルの真上には、ゴージャスな照明。使い込まれた家具は、空間によく馴染みます。

テーブルの上には、北野町の歴史を住んでいる人で表現した写真集。パラパラめくると生粋の北野っ子のおじいちゃんやお婆ちゃんが笑っていました。北野に住み、暮らす誇りがにじみ出ている笑顔。

そして、TVの脇には事業者さんがヨーロッパを旅行した際、蚤の市で購入しというオウムの置物。

初見でピンときて出展者に聞いた所、若手のアーティストの作品との返事。決して安くない値段だったそうですが、旦那様の制止を振り切り自分の直感を信じて購入を決めたそうです。しかし帰国後に改めて見ると、かなり微妙で、ずっと目に付かない場所にしまっておいたそう。

よく見ると、下あごのずれ方などが絶妙なのです。

他にも海外や雑貨店で購入された品々が、到る所に並んでいます。

それぞれに味があり、愛嬌があり、愛着が持てる。幸せな空間だと思います。

リビング脇には、縦に続くながーいキッチン。

特筆すべきは収納スペース。右も左も正面にも、上に下にと収納スペースがあります。

ずらりと並んだ盛りだくさんのスペースは、使いこなすのは大変そうです。

淡いベージュをベースとしたキッチンですが、天板を見るとカラフルなアイテムがほど良い彩りを添えています。

オリエンタルな食品群。これらは定期的に補充されるわけではありませんので、あしからず。

また、個人的にキッチンには不可欠要素であると思っている窓。

換気の面だけでなく、気分的にもキッチンに窓はあって欲しい。

その日の天気や湿度を感じながら献立を考える。食事を作るときは、五感に敏感でありたいと思うのです。

窓側からキッチンを見ると、こんな感じ。

作業台として使えるテーブルにも引き出しがいっぱい。収まらないものはないはずなので、整理整頓に心がけましょうね。

アコーディオン・カーテンの先が物干し場で、作業台の壁を挟んで裏側に洗濯機が置かれています。

棚には緑色のトレイが用意され、洗剤や柔軟剤を置くことができます。

洗濯機は2台、乾燥機は1台です。

タイルにはインテリアシールが貼られ、無機質感は緩和されています。

「神戸文化住宅・北野アニルド」は玄関を入って左手の2室が女性用、リビング奥の3室が男性用という前提で設計されています。

女性用の2室については、部屋ごとに専用の水まわり設備が整っているのですが、男性用は水まわり設備が共用です。

こちらが男性用の水まわり設備。新しくは無いものの、立派な浴槽のついたバスルーム。

ただ、欧米でよく見られるトイレや洗面台が一体となった作りのため、長くお風呂に入っていると、他の方がトイレに入れないという事態も考えられます。

特に朝風呂には注意。このあたりの利用ルールは入居者産同士で調整・確認が必要になるかと。内覧時に事業者さんにもよく確認しておいたほうがよさそうです。

洗面道具はカゴで保管できます。そしてトイレはウォシュレット付き。

便器の曲線ライン、うすら縁の陶器製という仕様にこう言いたい。

「いいね!」

それでは、専有部を見てみます。

男性想定の403号室は、広さが10.5畳でベランダ付き。

四角くシンプル、素直な間取りです。

他の専有部はセントラルエアコンですが、403号室はルームエアコンですから、個別で室温の調整ができます。

収納も十分な容量。

広さがあるので荷物の多い一人暮らしからの住み替えはもちろん、SOHOやフリーランスの方など、自宅で仕事をする職業の方にも対応できると思います。住所も「北野町」となるので、ビジネスでの印象も良いかと。

事務所としての利用も想定している為、電話やネットも部屋ごとに引きこむことができるそう。その際は、事前に相談してみるのが良いかと。

気分転換に六甲山からのフレッシュな風。ベランダも結構な広さがあるので、テーブルセットを置くことができます。

ただ、非常時の避難用に少しゴツイ機器が置かれています。動きません。あしからず。

続いて404号室、こちらも男性想定です。

天井や壁を見ると、ほんのり模様が見えます。

室内灯はお好きなモノをご用意下さいませ。

壁にある排気口は空調の為。

セントラルエアコンなので、リビングや他の専有部と合わせて、住居内の温度は一括管理されます。

廊下を挟んだ向かいが、男性用の水まわり設備です。

続いて405号室。大きな掃き出し窓があり、角部屋で明るいです。

403号室のお隣ですが、バルコニーは仕切りで隔てられています。

こちらもテーブルセットを置ける広さがあります。

高台にあるマンションなので、神戸の夜景も楽しめるかと。

こちらは401号室、女性想定の専有部です。

壁一面の収納スペースは、喜ばれる設備かと。

お洒落好きの洋服持ちさんでも、室内をスッキリと保てます。

バルコニーは広くはないので、洗濯物を干したり機能的に使う感じです。

小さめの窓は、なぜか二重サッシになっています。

女性想定の専有部は、専用の水まわり設備がポイント。

401号室には、淡いグリーンのタイルで包まれた水まわり設備が専有部に隣接して用意されています。

洗面台、トイレが併設型のバスルームですが、専有できるのは純粋に嬉しいかと。

402号室はこんな感じ。

こちらも使いやすそうな四角い専有部。窓側と廊下側の両方に収納スペースがあります。

巾木や枠が淡いブルーで塗られています。

バスルームは他と同じく洗面台、トイレ併設型。

洗面台はドアの裏手にあります。

男性も水まわり設備は専有がありがたいものですが、今回についてはレディーファーストということで。

地下には駐車&駐輪場があります。

マンション共用部の階段も、レトロな味わい。

今でも外国人の方の入居が多いようで、地下駐車場には見ただけで高級とわかる車ばかりです。

駐輪場は無料で使えます。

外に出ると、1Fはスイス料理のレストラン。

店先にはグリーンも多く、手入れもしっかりされています。

三ノ宮駅からシェアハウスまでの道のりですが、駅前は雑多な飲食店などが多く、ザワザワしていますが、、、

住所が北野町になると、整然と整った町並みへと変わります。

最寄りの駅として利用頻度が高いのは、三ノ宮駅です。

阪急線もJR線も使えるターミナル駅である三ノ宮。ただ、シェアハウスからは新神戸駅も徒歩圏です。

新幹線の利用や、地下鉄を使えば神戸空港へのアクセスもしやすいので出張の多い方などにも良い立地かと。異人館のある町並みや、裏手の六甲山に三ノ宮の雑踏は、散歩好きの期待にも応えてくれそうです。

運営を行うのは「有限会社Lusie」さん。シェアハウスと同じ異人館通りに店舗を構えています。

ご夫婦で運営となるのですが、主に管理を行うのはこちらの奥様。住居内に散らばるアイテムを購入されたのも奥様です。

明るくユーモアがあり、すぐに誰とでも仲良くなれそうなお人柄。

神戸(というか北野町)への移住を進めるプロジェクトも進めていて、関東から移住されてた方々もご近所には多いのだそう。北野へ移住した方々とのイベントも定期的に行なっているそうで、入居者さんも合流できればと考えている様子。

気になった方は、気軽にお問合せを出してみて下さい。きっと気さくな返事が返ってくると思います。

三ノ宮駅から北野坂に沿って5分ほど歩くと、JAZZ LIVE “SONE”があります。

創業40年の老舗JAZZレストランで、毎晩、ピアノ・トリオ+ボーカルで生演奏をしているのです。

まだ数回しか訪れたことはありませんが、本当は毎晩通いたいお店。

北野は今より少しだけオトナになれる町のようです。

(サトウ)

2012年12月05日

カテゴリ: ユニーク物件 兵庫