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あれもこれも、頼ってみる

住まいに、もっと頼ってもいいのかも。

旅行先でホテルに戻ると、えも言われぬ安心感があるものです。

疲れた身体を包み込んでくれるようで、なんだかとても安らぎます。そして、様々なサービスに身をまかせ「あれをしなくちゃ、これをしなくちゃ…」と頭を悩ませることもなく、ものごとが進んでいく、あの感じ。

旅を終えた後でも、ふと思い出してしまいます。

忙しい現代では、日々の生活のなかで効率化したいことを、多くの人が抱えているのではないでしょうか。

料理の献立に、宅配物の受け取り。クリーニングに出したものも引き取りに行かなくてはなりません。そうしたアレコレを任せることができたら、毎日の生活にも、すこしは余裕が生まれるかもしれません。

便利さに対して、はなから「人として、それで良いのか?」なんて目くじらを立てていては、反対に大事なものを見落としてしまうかもしれません。最近は、まず新しい暮らし方の可能性を、きちんと見つめることが大事ではないかと思うようになりました。

だってほら、みんな忙しいんですから。

JR西宮駅から徒歩7分ほどで見えてくる、どこか懐かしさを覚える建物。

屋上を含めた6F建ての大型のシェアハウスが、フレクサンス西宮です。玄関は弧を描いた屋根の下。

玄関の自動ドアも、弧を描いています。

ドアは閉まるとき、水平ではなく弧を描きながら両脇のガラスの内側に吸い込まれていきます。ただそれだけの違いかもしれませんが、玄関が丸みを帯びているって、手塚治虫が描いた近未来のようで、なんだかとてもワクワクさせられます。

自動なら鍵はどうなっているかというと、ドアの右手に。

「インターホン」と明記されたシールに、公共施設を訪れたときのような、どこかくすぐったい優しさが漂います。

カパっと開けて、規定のナンバーを入力し、いざ、ドアの内側へ。

ドアの先は、ホテルのようなエントランス・ホール。

天井にはエアコンが設置されています。

広い空間ですが、決してリビングではありません。これが玄関です。

一瞬、旅行でホテルに来ているかのような錯覚を覚えます。

一日中歩き回ってクタクタになり、帰ってきてドアを開けた瞬間に外との気温が変わる瞬間。

ああ、極楽。この玄関には、そんな魅力があります。

靴箱が見当たらないのも、専有部に入るまで靴を脱がない間取りのため。

やはり、ホテルのようです。

エントランスホールには、受付があります。

なかにいる人が、すこしだけ見える窓。

なにをしているのか、つい覗き込みたくなります。

実際に覗き込んでみると、なかはプレーンな管理人室。

ですが、あなどってはいけません。なんと、宅配物やクリーニングに出した洋服を管理人室で預かってくれるそうです。おまけに、24時間常駐とか。

仕事が長引いて、どうしても時間通りに受け取れない…なんてときも、慌てる必要はありません。

受付の隣には、大きなモニターが設置されていました。

しばらく眺めていると、かわるがわる部屋番号とともに預かり物のアナウンスが表示されます。

今のところ、ただそれだけを一生懸命流し続けている、このモニター。これだけアピールしてもらえば、きっと忘れることも無いはず。

つづいてラウンジへ。

いざなかに足を踏み入れると…

広い!

そしてテーブルとチェアがたくさん。

玄関ドアにつづき、窓も弧を描いています。

床に目を落とすと、途中でガラリと素材が異なっています。この境界でソファスペースとテーブルスペースが分けられているよう。

ところで、3脚ならんだソファの先には何があるのでしょうか。

はい、TVです。3人しか見られないため、他は立ち見です。

…ということでもありませんが、特等席であることは間違いなさそう。TVを囲むように、緩やかな弧を描いて配置されるソファ。

きっと、座っているうちにこの配置が馴染んでくるのでしょう。

ホテルのレストランって、こんな感じだなぁと思わせるスペース。

テーブル席1つに対し、チェアは4脚。

ノートパソコンを持ってきて仕事でも…という時は、窓辺のカウンター席は良いものです。

目の前には緑が広がるので、気分転換を挟みながら仕事がはかどるかもしれません。

それでもダレてきたら、気持ちの切り替えにコーヒーを一杯。

缶やペットボトルも良いけれど、仕事の最中に紙のコップで飲むコーヒーは何故だかおいしいもの。窓辺のカウンターということもあって、コーヒー店で飲むような気分になれるかも。

ラウンジの奥には、大きな厨房が見えます。

聞けば、ここから毎日、希望者に有料の食事サービスが提供されるそう。ラウンジの前に張り出された1週間の献立を見て、前日までに予約するのだとか。

朝食は¥350、夕食は¥650ということで、お手頃ではないでしょうか。

献立は栄養士さんが手掛けるということで、きちんと栄養面の考えられた食事は、忙しくて自炊の時間がとれない人にはありがたい話です。

そう言えば、洗い物だってしなくて良いわけですしね。

厨房のすぐ脇には、入居者さんの使用するキッチンも用意されています。

家庭用サイズですが、基本的な機能はしっかり揃っています。

シンクに、

3口のガスコンロ。

鍋やフライパンは、今後増やしていくということです。

キッチンの対面には、キッチン家電が並んでいます。

数個のパンを皿に盛り、レンジでチン。

やはり、そんなホテルの朝が思い出されます。

共用のトイレは管理人室の脇に。

男性は青色、女性は桃色。

内部はどちらもトイレがひとつずつ。

一瞬「トイレがたった2つでは、あまりにも少なすぎるのは?」と思いますが、トイレは各専有部にもあるため、ご安心を。

主に、食事の前後や玄関まわりにいるときに使う感じですかね。

各フロアへは、階段のほかエレベーターで移動します。

最上階は7F、屋上です。

現在のところ、使いかたは特に決まっていないそうです。

「もったいないと感じる人がいるなら、皆で使い道を考えていきましょう」とのこと。テーブルとチェアを用意するだけでも、良いような気はしますね。

1フロア下がった6Fには、ランドリールームがあります。

ズラリと並ぶ洗濯機と乾燥機。その数、各7台。

同じものがこうも並ぶと、なんだかふしぎな光景です。

ランドリールームからは、屋外物干し場へ出られます。

水を吸った重たい洗濯物を持って移動するなら、なるべく短い距離が良いですものね。

物干し場は、同じフロア内にもう一箇所。

先ほどの物干し場の4倍くらいの広さです。

物干し竿は増やしていくとのこと。

3Fは女性専用フロアです。

ランドリールームを見てみましょう。

洗濯機はドラム式が3台。スツールが置かれているため、雑誌など読みながら待ってみても。

専有部は2Fを見てみましょう。

フロア全てが専有部。

ドアノブをガチャリとまわし204号室へ。

玄関から内部を見るとこんな感じ。1ルームタイプです。

お忘れかもしれませんが、まだ靴は履いたまま。

ということで脱ぎましょう。

上も下も靴が余るくらいの、たっぷりとしたスペース。

専有部のこの感じ、なんだかホッとします。

必要なものが揃い、不必要なものが見当たりません。自分の部屋って、こういうホッとする感じでついつい居続けたくなる良さがあったものです。

ベッドの背後には冷蔵庫。

結構な収納量。よく見ると卵も入れられますし、野菜室も付いています。もちろん冷凍庫だって。

デスクの上には小型TV。

仕事をしながら観ることもできてしまいます。

窓の前にはルーターが置いてあります。

なんと、ルーターは各専有部に設置されているとのこと。なかなかうれしいです。

収納は、まずまずのサイズ。

作り付けのタイプです。移動はできませんが、倒れてくる心配が無いのはよい所。

個人的に、1ルーム型の一番の利点はトイレにあると思います。

夜中にトイレに行きたくなったとき、専有部から出ずにサっと用を済ませて、サッと寝床に戻れるのは、確かにすこし便利ではあります。

浴室も同様、好きなタイミングで。

バスタブもあるため、湯を張ってゆっくりと入浴することもできます。

専有部の壁には電話がありますが、外部との連絡用ではありません。

通話先は管理人室。「クリーニングが届いていますよ。」「宅急便が届いていますよ。」といった連絡に使うのだそう。

また、専有部同士の通話も可能とのことですが、間違い電話にはご注意を。

204号室と左右対象なつくりの205号室。

靴箱や3点ユニットの位置が異なりますが、間取りや設備はだいたい同じ。

デスクとTVも。

収納が多く、書籍などかさばるものもある程度は収まります。

もちろん3点ユニット付き。

最後は213号室。

他の専有部と異なる点は、ミニキッチンが付いていること。

出番としては、コーヒーやお茶、インスタントラーメンやお味噌汁づくりでしょうか。いっそ正面に鏡を立てかけて、化粧台にしてしまうのも良いかもしれません。

電熱器に、丸みを帯びたシンク。

見慣れたプレーンな1Rマンションのスタイルですね。

213号室は、収納が作り付けではなく、移動可能な家具タイプ。

そして…

もちろん3点ユニット付き。

駐輪場は屋根付きです。

屋根があるとないとでは、自転車のサビに対する心配がグンと異なります。

最寄駅はJR神戸線西宮駅

JR神戸線快速で、大阪駅までは12分、三ノ宮駅までは15分。交通の便はまずまずです。都心まで乗り換えなしで行けることは、毎日のことと考えると非常に楽。

駅周辺には複合ビルがあり、飲食店も豊富です。

シェアハウスの徒歩圏内にもスーパーなどがあります。日用品の買い出しだけなら、駅前まで出かける必要は無さそう。

運営事業者は有限会社フレクサンスさん。

本業は関西圏でウィークリーマンションの運営とのことで、シェアハウスは今回がはじめて。

運営にあたり、自分たちがひとり暮らしで体験した不便さを解消できるようなサービスを提供したいと色々なサービスを考えたのだそうです。そうそう、食事の提供については、ちゃんと役所に届出をしているそうですから衛生面もご安心を。

当初、お伺いする日に都合が合わずお会いすることができない予定でしたが、急遽時間をつくり駆けつけて頂いたのでした。撮影の合間に、事業者さんや管理人さんたちとお茶を飲みながら話に花が咲き、ホッとしたのを覚えています。

忙しい毎日を送っている方は、ぜひコチラからお問合せをどうぞ。

僕には、自分なりの「家」に対するイメージがあります。

キッチンがあって、トイレがあって、くつろげる場所があって、大きめのバスルームに、できれば屋上もあったら嬉しいなぁ、と思いを巡らせることがしばしば。

そのためか、考えてもみなかった設備に出会うと、はじめはふしぎな気持ちになります。

たとえば、とても広くて専用エアコンまで付いている玄関。

でも、どんなものでも気がつけばすっかり馴染んで、いつしか当たり前になっていきます。住まいって、不思議なものです。

考えてもみなかったようなものとの出会いが、今の生活をより便利にしてくれるきっかけになるかもしれません。

(イイヅカ)

2016年08月01日

カテゴリ: ユニーク物件 未分類

住まいの動線

空間の配置に感じる、安心感。

たとえば、キッチンとダイニングテーブルとの丁度良い位置関係。

ソファでTVを観ているときに、他の人を気にせずにいられるかどうか。

見ばえの良さを加味した上で、かゆい所に手が届く配置。その気遣い、気配りはつまり、気の利いた先回りなのだと思います。

何気ないことかもしれませんが、気にならないで済むことは、少なければ少ないほど安心できるものです。

杉本町駅から徒歩3分ほど。2F建ての住居が「Ambition House」です。

周囲は、落ち着いた住宅街のなかに個人商店がちらほらと。

玄関ドアの右脇に、プロパンガスが設置されています。聞けば、緊急時に自前でライフラインを確保できるよう設置したとのこと。将来的には太陽光発電も考えているそう。

玄関を入ると、左手に足元まで映る全身鏡。そうそう、鏡はこの場所。全身鏡が玄関にあると、靴を履いた状態を見られるのが嬉しくて。

土間のタイルはイタリア製。スペースは、ふたりなら靴を履き替えられるくらい。

下駄箱はというと、このサイズ。

ひとり2段使用できるため、16足程度収納することができそうです。たっぷりですね。

リビングのドアを開けると、左手にダイニングテーブルとキッチン、天井にはシーリング・ファン。

シーリング・ファンは、クルクル回転して空気を循環させて、室内の温度差を減らしてくれるありがたい存在です。

さて、まずはキッチン。

対面式のアイランド型で、シンクとガスコンロがひとつずつ。

さて、この調理台、一般的なものよりすこし低くつくられているそうです。それには理由があって…

調理の合間に一息入れて、ちょっと手を休めるのにちょうど良い高さにしてあるそう。座ってしまうと立つのが億劫になりがちですが、すこしの休憩後「さて」と手を置くときにうってつけ。

対面の様子を見ながら、「それ美味しそう!あとでひと口くれない?」なんて会話も弾みそうな距離。

ズラリと並ぶキッチン家電に、冷蔵庫が3台。

たくさんの食材が保管できますが、うっかり賞味期限切れにはご注意を。

さて、ご飯の支度を終えたらダイニングへ。

あたたかい料理はあたたかいうちに。

冷める前に…と早めに運んだスープのこぼれる心配が少ないのも、キッチンとダイニングテーブルとの動線が良いため。

TVの上には窓がふたつ。キッチンとダイニングの区切りがないこともあり、匂いがこもらないようにと配置したのだそうです。

ダイニングテーブルの左手に視線を向けると、窓際のソファスペース目に飛び込んできます。

食事を終えたらソファに深く腰掛けて、ゆっくりしましょう。

ソファスペースでは、60インチのTVで映画を楽しんだりスポーツを観戦したりなんてことが、主に行われているそうです。また、起業家の方をサポートしたいという事業者さんの思いから、この場で講習会も開かれるとか。

ソファスペースの後ろに目を向けると、更に椅子が数脚。入居者さんが一同に集まっても全員座れます。

ちなみに、壁に掛けられた絵に描かれているのは、NYの桟橋だとか。

桟橋を英訳すると、Pier。「様々な架け橋になりたい」という思いが込められているそうです。なお、運営事業者さんの名前も株式会社Pierです。

リビングドアの脇には、ポツネンとパソコンデスク。

すこし離れた場所にある仕事のスペース。さあ、集中しましょう。

1Fのトイレはキッチンの隣。

1Fにひとつ、2Fにふたつ。1家族4人で計算すると、総勢12名が使用するにはちょうど良いくらい。

ちなみにウォシュレット付きです。

水まわりと各専有部へは、キッチン先のドアを進みます。

洗濯機が3台に乾燥機が2台。水まわりは1Fだけなので、2Fの入居者さんは、洗濯物を持ち運ぶランドリーバスケットがあると良いかもしれません。

赤い壁に洗面台が2つ。

その対面には、専有部ごとにシャンプーや洗面用具を収納できます。

高い位置の方は取る時に注意を。

バスルームは、足を伸ばせる縦長のタイプ。

そして、横に長い鏡が取り付けられています。横か縦かはさておき、鏡があると何が助かるって男性は髭が剃れ、女性はメイク落としができるのです。

シャワールームも1室あります。鏡もありますね。縦ですね。

つづいて専有部、まずは101号室。

専有部には全室防音シートが貼られ、断熱材を多めに入れて設計されています。

TVが設置されているのは、1Fのみ。全室同じものは、机と椅子に大きなベッド。クイーンサイズで、手足を伸び伸びと拡げられるベッドです。

1日の疲れを取るためには、質の良い睡眠が不可欠。

102号室はこんな感じ。

ベッド下には全室、収納が2つあります。

箪笥も別に用意されていますが、洋服ってどんどん増えていきますからね。

収納が沢山あるのは嬉しいことです。

さて、2Fへ。

強度を持ったつくりの階段は、足音が鳴りづらいように設計されているそう。

足元に敷かれた絨毯も足音対策。

入居者さんによって、家に帰る時間はマチマチ。

音を吸収してくれるのは嬉しいものです。

2Fのトイレはこんな感じ。なんだか広いんですよ。

1Fと同じく洗面付きです。

正面のドアは、バルコニーへと通じています。

特に主だった景色はありませんが、なんとなく座ってもよし、洗濯物を干すもよし。

ただし、喫煙スペースでもあるため、洗濯物を干す際には注意を。

2Fは全9室です。こちらは202号室。

部屋のつくりは1Fと同じ。

異なるのはベッドカバーと壁紙です。

続いて206号室。

最近のシェアハウスとしては、専有部にアレコレ付いているのが特徴かもしれません。

駐輪場は玄関脇。

自転車があれば、行動範囲が大きく拡がります。

駐輪場脇のゴミ捨て場には、共用部のゴミを当番の入居者さんが取りまとめて放り込むのがお約束です。

最寄り駅はJR阪和線杉本町駅天王寺駅まで阪和線で15分、大阪駅までは天王寺駅からJR大和路線の快速で16分と、まずまずのアクセス。

周辺には古事記や日本書紀にも記載がある大依羅神社が。遣唐使の時代には韓国や中国の船の発着場としても利用され、人の行き来が多い場所だったようです。

杉本町駅の一帯は、もとは商店街だったそう。そのためか、今でも個人商店が多く、運営事業者さんのご学友の経営する店もチラホラあるのだそうです。

希望の方には、地域のお店で職業体験なんてこともできるとか、できないとか。

さて、運営事業者は株式会社Pierさん。

ご自身がNYで経験したシェアハウスの生活をから、どうしたら住みやすいかを考えた結果、住まいの動線を強く意識したそうです。

鳶や大工も経験してきたユニークなキャリアもあり、つくれるものは自分でつくって仕上げたのだそう。それでこの仕上がりとは、驚かされます。

もうひとつの顔は、社交ダンスの先生。ダンススタジオの経営も手掛けるということで、興味のある方には、良いきっかけになるかもしれません。

ピンと来た方は、コチラからどうぞ。

毎日を快適に暮らすには、必要なものが必要な場所にあることが大事です。

日常的にしなくてはいけないことは、なるべくなら手間をかけないでいたい。そして、空いた手でコーヒーを豆から淹れてみたりと、こだわりたいことに、ひと手間、ふた手間と時間をかけてみたり。

丁寧に敷かれた住まいの動線は、面倒なことに気をとられずに暮らしをより充実させるために、大事な役割を担っているのです。

(イイヅカ)

2016年05月16日

カテゴリ: 大阪 未分類

多彩な色と、暮らしの文化

彩りの豊かな住まいで触れる、色とりどりの暮らしの文化。

深夜にTV番組をザッピングしていて、ふと目に留まった「バーリーウォーター」。

写真引用元:“むちゃばあのブログ”さん

イギリスでよく飲まれている、昔ながらの夏の飲みものだそうです。ベニシアさんというおばちゃんが鍋でコトコト音を立てて、レモンバームを煮込んでいました。

昔から、親から子へ繰り返し伝わっていく、身近で日常的な文化に興味を惹かれます。

特に、海外のものは新鮮。おなじ夏の飲み物なら、トルコのアイラン、スウェーデンのサフト。関西なら、冷やし飴。

育った国や文化のちがう人と話をするときは、できるだけ相手の親しんだ身近な暮らしかたに触れてみるのがお勧めです。異文化交流の魅力が、ぐっと深みを増してきます。

今回訪れた全13室の「WAND」は、国際交流がテーマのシェアハウス。

海外の語学留学を斡旋する企業との協力体制によって、欧米系の入居者も多く入られるとのこと。カラー・コンサルタントが監修したという暖かみのある空間は、肩肘張らずに暮らしを楽しむのにぴったり。

海外からの入居者さんは日本語を学びに来る方々ですし、英語にあまり自信がなくても、あまり気兼ねなく暮らすことができそうです。

家までは駅前の通りから、南方向へまっすぐ。途中、下校中の学生を多く見かけました。

近くには警察署もあり、治安も良さそうです。

シェアハウスまではゆっくり歩いて6分ほど。

しばらくするとクリーム色の、横に広がるワイドな建物が見えてきます。

こちらが今回のお目当ての「WAND」。全13室の男女共用の住まいです。

レンガタイルで縁取られた門扉。

奥に集合ポストが設置されています。

シェアハウスのサインは、ガラスプレートのタイプ

津軽弁で「我々」という意味を持つ「わんど」の頭文字が、赤で印象強くデザインされています。

アプローチを歩いて辿り着いた先の玄関は、戸建住宅でよく見かけるオーソドックスなタイプ。

よくみるとドアの上部には、センサーライトとセキュリティカメラが設置されています。

ドアの鍵はナンバー式のオートロック。

指定の番号を入力すると、ピピピと音が鳴って解錠されます。

それでは、さっそく内部へ。

ほどよく幅のある、すっきりとした玄関。

左手のコルクボードには、プロフィールカードをピンで留めることができます。

靴箱はひとりあたり、ふたマス分。

高さはないものの、定番で使うパンプスやスニーカーなら4足ほど収めることができそうです。

リビングまでの廊下には大きな窓が設けられ、照明を点けなくても明るい空間。

木目のきれいな床板もいい感じです。

リビングはやわらかな白木を基調とした、北欧的デザイン。

カウンターでキッチンまわりの生活感が上手に隠され、すっきりとした雰囲気。

随所に、グリーンを中心とした彩りが。

大きな壁一面に貼られたクロスは、柄入りですが特にうるさくもなく、ウッディな空間と相性もばっちり。

ソファは座面の奥行きが深いつくり。

からだの大きな人でも、全身をあずけてくつろぐことができそうです。ゴロンと横になりたい衝動に駆られそうですが、そこはぐっと抑えて、独り占めしないようにしたいところです。

ソファ脇の壁には、イベントのお知らせなどが掲示されるコミュニケーションボードが設置されています。

ポップなペンダントライトが照らす、ダイニングテーブル。

壁際にはベンチタイプのチェアが置かれています。

ちょっとした作業をしたり、入居者同士でおしゃべりや食事を楽しんだり。たくさんのシーンが生まれる、暮らしの中心になる場所だと思います。

席が足りないときは、備え付けのスツールを使うと便利ですね。

シェアハウスのテーマのひとつは、「国際交流」。

留学エージェントとパートナーシップを組み、海外からの入居者を積極的に受け入れているものの、海外の方の入居率は4割程度までとして、バランスを取っていくポリシーだそうです。

できるだけ多様なバックグラウンドを持った人が集まるように心がけていて、現在(2015.6)は、イギリス人2名、イタリア人2名、チリ人1名の入居が決まっているそうです。

海外から来る入居者は、基本的に日本語を学ぶために来日しています。うまく英語を話せなくとも、きっと大丈夫。

当然ながら、生まれた場所が違えば食べ物、習慣、それに考え方も違ってくるもの。日々の暮らしを通じて触れるそうした小さな違いが、暮らしに刺激を与えてくれます。

カウンターに設けられたガラスブロックのペンダントライトは、空間にかわいらしさを添えるアクセント。

インテリア好きが集まれば、それぞれの国で行われている、興味深い部屋づくりのコツを聞いてみたいものです。

カウンターを挟んでほどよくリビングと区切られたキッチンは、ゆったりとした動線を持つ空間。

カウンターの下部に設置されているのは専有部の数だけ用意されたストッカー。

冷蔵庫の内部も、専有部ごとにスペースが仕切られています。

I型のキッチンにはシンクとガスコンロが2台ずつ並びます。

2口のコンロはグリル付き。

一般的なワンルーム賃貸のキッチンにはグリルが備わっていないことも多々ありますが、ここでは心配無用。ちょっとしたことですが、料理好きには嬉しいポイントです。

調理家電や食器類も、もちろんひと通りそろっています。

シェアハウスでよく見かけるお料理パーティーなどでは、テーマをひとつ設けてみるのも良いアイデア。

WANDで「お母さんやおばあちゃん直伝の料理をつくる」なんてテーマを設ければ、それだけでテーブルの上がグローバルな雰囲気になるはず。

続いて、水まわりを見ていきます。

こちらはバスルームの脱衣室。

クロスは個性的なグリーンのボーダー柄。さわやかな仕上がりです。

バスルームはいたってシンプルなつくり。

仕事で疲れた日は、のんびり浸かって癒やされてください。

時間がなかったり、バスタブに浸からなくていいときにはシャワールームへ。

シャワールームは2室用意されています。バスルームを含む3室は、すべて男女共用。

ランドリールームには、アイロン台が置かれています。

洗濯機の脇には洗剤などを置くことができるラックも設置。専有部だけでなく、家のなかのいたるところに収納が設けられているのは、暮らしに便利な設計ですね。

洗面台は1、2Fにそれぞれ2台ずつ。

幅広の鏡は使い勝手も良さそう。シンクまわりは大理石で仕立てられており、素材が生かされています。

1Fのトイレは男女共用。

タイル風のクッションフロアが、空間のアクセントになっています。

トイレはシンプルなタイプです。

2Fへ上がる階段はこちら。

ゆったりとした廊下、階段脇の格子と木板、2Fから降り注ぐ太陽の光。

なんてことのないスペースですが、実際は写真以上に昭和レトロの趣きを感じさせる空間です。

味わいのある雰囲気を気に入って、あえてそのまま残したのだそう。

2Fにも洗面台と、トイレが設けられています。

こちらのトイレは女性専用です。

最後に1F&2Fの専有部を一気に見ていきましょう。

各室のドアはナンバー式のオートロック。

プッシュ音が鳴ることもなく、夜遅くにドアを開けてもそれほど周りを気にしなくて良さそうです。

ウッディなフローリングにオレンジのパステルカラーを合わせた105号室。

壁紙は、部屋ごとにカラーリングが異なります。広さは約7.8畳。全13室のなかでも標準的な間取りです。

天井まで届く備え付けの収納は、結構なボリューム。

棚や引き出しが設けられ、様々なアイテムが保管しやすそうです。

201号室は、ほんのりグリーンの色合い。

デスクやチェアはあらかじめ用意されているものです。

収納に姿見が付いているのも、うれしいポイント。

部屋を広く見せる効果もありそうです。

202号室はすこし広めの8.2畳。

どの部屋もシンプルな間取りです。

206号室にはクローゼットは用意されていません。

その代わり、部屋の奥にウォークインクローゼットのようなスペースが用意されています。

生活感が出てしまう収納が表立っていないため、部屋づくりを楽しみたい人にオススメかも。

207号室は3面に窓が設けられた、とても明るい部屋。

ビタミンカラーのオレンジと相まって、しっかりとエネルギーを充電できそうなプライベートルームです。

収納はコの字の間取りにポールを設置したオープンスタイル。

これはこれで、魅せる収納としてコーディネートのしがいがありそう。

自転車置き場には、ひとり1台まで駐輪可能です。

駅まわりの駐輪場と併せて使うと、通勤がぐっと便利になりそうです。

最寄り駅は、近鉄奈良線八戸ノ里駅

電車は各駅停車しか停まらないものの、乗り換えなしで鶴橋まで約15分、大阪難波に約20分でアクセスできます。近鉄奈良駅にも40分ほど。週末、気軽に寺社仏閣巡りに訪れることができます。

八戸ノ里駅一帯は近畿大学、大阪商業大学のほか、高校や中学校がいくつか点在し、学生を多く見かけます。

家と駅の間には警察署があり、治安面もわりと安心。

駅前にはドラッグストア、飲食店、レンタルDVDショップが軒を連ね、買い物に便利な環境が整っています。

家のすぐ近くに24時まで営業しているスーパーもあり、遅い時間でも買い物ができるのは便利そうです。大きな公園に併設されている、体育館・トレーニングルーム・プールを備えた「東大阪アリーナ」も家のすぐ裏手に。

市立のため、リーズナブルにカラダ磨きやスポーツを楽しめそうですね。

WANDを運営管理されている、「エントランスジャパン株式会社」さん。

大阪を中心に8件のシェアハウスを運営し、しっかりとしたノウハウをお持ちの事業者さんです。

ハウスルールやマナーに関してはわりと細かく設定されているとか。さまざまなバックグラウンドを持つ入居者が集まるシェアハウスでも、一定の暮らしを共有してもらえるよう心がけているそうです。

今回のテーマは、国際交流。とはいえ、特別に言語学習を目的にしているわけではなく、様々な価値観や暮らし方に気軽に触れ合える空気感をデザインしたとのこと。

空室も残りわずか(2015.5現在)。ほどよい刺激とくつろぎに包まれたトーンを楽しみたい方は、コチラからお問合せを。

以前、スウェーデン人の友人の家にお世話になったことがあります。

スモークサーモンのサンドイッチの味が、今でも忘れられません。

(ソン)

2015年07月06日

カテゴリ: デザイン物件 大阪 未分類