京都の記事一覧

英国紳士的下宿

ズキュン!

山田荘

数あるシェアハウスのなかでも、なかなかに渋い名前です。

これまで約50年ものあいだ、学生を対象とした下宿として運営されていました。

下宿を営んでいたのは、おばあさん。

きっと、ある時は教師のように、またある時は母のように、優しく厳しく学生たちを見守っていたはず。

たくさんの学生たちを送り出し、下宿としての使命を全うした後、しばらくは空き家になっていたという山田荘。それを、おばあさんの孫にあたる現在のオーナーさんは、シェアハウスに生まれ変わらせることを決めたのでした。

はじめにお話を聞いたときから、ひしひしと伝わってきていた良い予感。

実際に訪れてみると、想像を超えた素敵な仕上がりに、たちまち虜(とりこ)になってしまいました。

長い年月を重ねた下宿の持つ懐かしさと、世界観のある独特の新しさ。

オーナーさん家族が1階に暮らす、昔とおなじ下宿スタイルも、この家なら良いスパイスになりそうです。

最寄り駅からは、御池通を10分ほどまっすぐ進みます。広大な工場の敷地を抜け、住宅街へと変わったあたりで路地に入ると見えるのが「山田荘」です。

元・下宿だけあり、周囲の戸建と比べてちょうど2倍くらいの大きさでしょうか。なかなかの存在感です。

玄関の扉は、すりガラスのはめられた昔ながらの引き戸。

カラカラ…と、戸を引く音で、誰かが帰ってきたり出かけたりする気配がわかります。

開けながら「ごめんくださーい」「ただいまー」なんて声を掛ける姿が、引き戸はなぜかしっくり来るものです。

一歩入ると、そこは自転車が数台停められそうな広い土間。

はやくも、実に下宿らしい造りです。

正面の障子の先は、オーナーさん宅。ですから、玄関はオーナーさんの家族と一緒に使うことに。朝出勤するタイミングで顔を合わせることも多くなりそう。

振り返ってみても、うーん、広い。

左手の白い障子戸の先にも部屋がありますが、こちらもオーナーさん用のスペース。でも、多目的に使っていて開けていることも多いとか。

靴箱はひとり1段程度使えます。

土間は広いですが、靴を出しっぱなしにせず、きちんと決められた場所にしまうのがルール。隣に、専用のスリッパ入れも設けられています。

靴箱の対面には黒電話と金魚鉢(金魚入り)。

最近すっかり見かけなくなりましたが、金魚鉢といえばこの形。

下宿していた学生さんが代わる代わる使っていた、歴史ある黒電話だそうです。玄関に腰掛けてガラスをコツコツと弾いたりしながら、故郷に電話をかけていたのでしょうか。

玄関を入ってすぐ右手に、2階へ続く階段があります。

階段を上がる手前でふと見上げると、見落としてしまいそうなほどさり気なく、銅板のプレートが取り付けられています。

描かれているのはシルクハットに口ヒゲを生やしたおじさん。オーナーさんが友人の銅板作家の方に頼んで作ってもらったものだそうです。

なぜおじさんかというと、「英国紳士」をイメージした内装だから、とのこと。キチンとストーリーがあるそうですから、是非オーナーさんに聞いてみてください。なかなか壮大なストーリーです。

階段を上った先は、すこし広めの廊下です。

ここまで来てもまだ英国紳士の気配はなく、下宿らしさ満載です。

ただ、カーテンの奥には背の高そうな植物がチラリ。

気になりますね。

はやる気持ちを抑えて、上品にカーテンをくぐってみたいと思います。

ふと訪れる、頭上の抜けるような感覚。

突然、目の前に海外のアパートメントのような素敵な空間が広がります。

もともと梁の高さのところにあった天井を抜いて、屋根裏まで見えるように改装したそう。日当たりも良くて、とても開放的です。

派手すぎず、でもしっかり主張してくる色使いも絶妙なバランス。

ついつい部屋の隅に置きがちな植物を、シンボルツリーのように真ん中に配置する大胆さも新鮮。

イメージしていた「英国紳士」とのあいだに多少のギャップを感じつつも、オーナーさんのあふれ出るセンスにやられます。

テーブルやキッチンから見えやすい場所に、テレビが設置されています。

テレビの下の段には、なんとレコードプレイヤーが。

もちろん現役です。

音楽好きのオーナーさんがチョイスしたCDやレコードが並びます。これから、入居者さんのオススメも増えていくのでしょう。

晴れた休日の朝は、テレビを消してレコードを流す。爽やかな一日になりそうです。

ソファでのんびりできるスペースも。

すぐとなりに本棚を置くあたり、さすが、わかってますね。

ジャンルを問わず、名作がズラリ。

文庫本の読み込まれた雰囲気も、またよく馴染みます。

リビングの一角に置かれた、存在感のある謎のボックス。

観音開きの屋台のような作りで、上部には「KIOSK」の文字。

聞けば、オーナーさんと友人による手作りで、山田荘のオープニングイベントのために作成されたものだとか。

自分で作ったアイテムや不要になったものを、ここで販売・交換して使うイメージだそうです。

フリーコーナーやおすそ分けに近いでしょうか。入居者さん同士のコミュニケーションツールのひとつとして活躍するのかもしれません。なお、現在はリビングに置かれていますが、廊下に移動する予定とか。

高い天井を活かして、小さなロフトも作られています。

ロフトに上がるには、普段は壁に引っ掛けて収納されているハシゴを使います。

ハシゴを引っ掛けるフックはなく、梁に立てかけるだけですから、登っているときは結構スリリング(安定感はあります)。

でも、登ってしまえばこの光景が!

これだけのスペースを俯瞰する機会はそう多くありません。イベントのときなど、上から写真を撮ってみると面白いかも。

ロフトの広さは2畳ほどでしょうか。使用頻度の少ない共用の荷物を中心に、収納スペースとして使うことになりそうです。

そうそう、大きな窓からはベランダにも出られます。

ベランダがまた良い感じ。

少し奥行きがあるため、椅子を出してのんびりできそう。

実はベランダの奥側には階段があり、1階にアクセスすることも可能です。

隣接している建物の壁には窓がなく、視線も気になりません。洗濯物を干すにも、ちょうど良いですね。

屋根もありますから、急に天気が崩れてしまっても被害は最小限に食い止められそう。

夜は夜で、ランプを灯してビールを一杯。夏が楽しみですね。

ベランダの目の前はキッチン。

モルタルの部分は、オーナーさんと友人で一緒に塗って仕上げたそう。

仕上げのムラっけのおかげか、逆に冷たい印象はありません。

キッチンの内側は、青緑のタイルがとてもさわやか。

シンクはステンレスの業務用タイプ。

すこしコンパクトではありますが、ひとり分の調理や片付けなら充分ではないでしょうか。

ヒーターはIHで、掃除も簡単です。

ちなみに、彼女がシンク周りの責任者。

体(髪の毛)を張って、食器洗いを頑張ってくれます。

オーナーさんの手作りアイテムはこんなところにも。

ワイヤー製の取っ手を引っ張ると、ゴミ箱が手前にスライドしてきます。これでゴミ箱のフタはグッと開けやすく。

地味な部分ではありますが、小さな心遣いが嬉しいですね。

キッチンスペースは広めに取られていて、調理をしている人の後ろで洗濯物を片付けている人がいても、余裕の広さ。

キッチンに洗濯機があると、一気に海外の雰囲気に。不思議ですね。

食器棚はオープンなタイプ。

食器の中には、お猪口も並んでいました。

その他にもワイングラスやコーヒーサーバーなど、自分で買うほどではなくても、あると嬉しいアイテムが揃います。

さて、先程から気になっていた、この不思議な形。

よくよく見るとそれぞれに取っ手が付いています。

開けてみると…

なんと、水まわり!

当初は普通の四角いドアを考えていたものの、デザインを手がけた方にこう言われたのだそうです。

「オーナー、それでいいんですか? …やりたいこと、やれてますか?」

その言葉で踏ん切りがつき、このトランプのようなユニークなドアができ上がったとか。最後にすこし背中を押すって、大事です。

ちなみにこのドア、作るのはとても大変で、職人さんに断られてしまったこともあったのですって。いやはや。

ふたつ並んだドアの左側は、シャワールーム。

海外のバスルームをイメージし、白いタイルに囲まれた脱衣室が素敵です。

シャワールームはこの1箇所のみ。ゆっくりバスタブに浸かりたい方は、徒歩1分ほどの銭湯へ行くのがオススメです。

右側はトイレ。

今まで数多くのトイレを見てきましたが、そのなかでも恐らく1、2を争う振り切った仕上がりだと思います。

テーマは博物館。よく見ると石像がいたり、絵画が飾られていたり。

なにより、シカのツノとトイレの相性がバッチリなことに、とても驚きました。

こういう攻めた取り組みを見ると、トイレはまだまだポテンシャルを持っていますね。面白い!

トイレの隣は、洗面スペース。

キッチンと同じ青緑のタイルと、植物の組み合わせがいい感じ。

洗顔料など、物を置ける場所もしっかり確保されています。

専有部は、廊下側とリビング側に3部屋ずつあります。

廊下には、下宿時代に学生さんに向けた手書きの心得。

今でも守らなければいけないことが、この中にきっとたくさんあるはずです。

まずは201号室。

全室畳の6畳で、間取りが少しずつ異なります。

写真はモデルルームで、家具はすべて持ち込みになります。

エアコンと天井照明のみ設置されています。

置いてある家具や小物は改装の際に出てきた、おばあさんの私物とか。

もの作りが好きな方、大歓迎とのこと。アトリエのように使うのもよいかもしれません。

収納スペースは、薄手のアコーディオンカーテンが扉代わり。

中板のある押入タイプ。容量はまずまずでしょうか。

荷物の多い方は収納家具を持ってくる方が良さそうです。

改装して新しく加わったランプ。

下宿時代から、ずっとここにあるように馴染んでいます。

続いて202号室。こちらもモデルルームです。

元々の間取りをそのまま活かしているため、生活スペースはしっかりめ。

どの部屋も日当たりがよく、昼間は照明がなくても充分過ごせます。

洋室での暮らしに慣れている方も、畳にラグを合わせれば、インテリアも作りやすそう。

季節に合わせてラグを変えたりすると、気分転換にもなりますね。

ちなみに、各部屋の電気代はメーター精算です。

その分、共益費は少しリーズナブルな設定。電気代で多少の節約はできそうです。

最後は206号室。

銅板のルームプレートには、「英国紳士」のヒゲが忘れられています。 

同じくモデルルームですが、ラグの色合いが変わると、随分と印象が変わるようです。

ベッドを置いてもスペースはしっかりと確保できそう。布団派の方でも、使わない時に収納スペースにしまっておけるのは嬉しいですね。

建物の端には、白い柵が設けられています。

ひねるタイプの鍵を開けて内側へと進むと、細い路地が続きます。

ここは自転車を置けるスペースとのこと。屋根も付いていて、雨の日も安心。

地面には砂利に混じって、白い石のようなものが敷かれています。

これはなんと、陶芸を専攻していたオーナーさんの卒業制作である、大きな大きな器を割ったもの(!)。

そう聞いてしまうと、踏んでしまうのが申し訳ない気持ちになりますが、普通に使って良いそうです。

最寄り駅は市営地下鉄東西線西大路御池駅

烏丸御池駅までは6分。さらに乗り換えて、京都駅までなら15分ほど。

シェアハウスと反対側の駅前にはレストランやカフェ、複合施設がありますが、シェアハウス側には目立ったお店や施設はありません。

その代わり、駅からの一本道に大型スーパーが建っていて、日常的な買い物にはここがとても便利。

また、御池通を渡ると、銭湯があります。

通っていると割引などもあるとかないとか。疲れた身体を休めたい日には、お風呂セットを抱えて行ってみても良いかもしれません。

御池通沿いは交通量も多いですが、一本入ると静かな住宅街。

小さな川も流れている、穏やかなエリアです。

運営管理は、オーナーでもある「有限会社Tango」さんが行います。

茶目っ気のある、という表現がしっくりくる素敵なお姉さん。

美大出身ということで、独特の世界観と鋭いセンスが空間にもあふれています。

下宿を営んでいたおばあさんも腹話術の人形を製作していたりと(!)、どうやらクリエイティブなご家族のようです。

イベントも好きなオーナーさん。自作のKIOSKを使って、入居者さんたちと外部のイベントに出展したい!という願望も持っているとか。

オーナーさんは1階に暮らしているため、顔を合わせる頻度は通常のシェアハウスより高めになるでしょう。

好みはあると思いますが、一定の距離感もうまくつかんでいそうな方ですし、肩肘張らないフランクな関係を築いていけそうな気がします。

オープンからあっという間に満室になってしまいましたが、空室を見つけたらコチラからお問合せを。

このテイストは、全国を探してもそう出てくるものではありません。

出会いはチャンスです。

ズキュン!

胸が高鳴ったら、それはきっと運命です。

(テルヤ)

2016年04月02日

カテゴリ: デザイン物件 ユニーク物件 京都

小さな通りの小さなアトリエ

交差点の<気になる>アトリエで暮らす。

街を歩いていると、気になるお店を見つけることがあるものです。

楽しそう、美味しそう、面白そうなど、<気になりかた>は様々ですが、個人的に一番<気になる>のは、「なんのお店なのか分からないけど、なんだか気になる」ではないかと思います。

眠っている冒険心が刺激されるのでしょうか。

曲がり角に沿うように並ぶ黒い格子窓。

小さな交差点に現れた「MORIGAMAE APARTMENT」は、きっと近くに住んでいる人たちにとって、今、ずいぶん<気になる>存在だと思います。

「なんだか素敵だけど、カフェや雑貨屋さんではないみたいだし…」
「ああ、あれはね…」

なんて、夕食の会話が聞こえてきそうです。

気になる窓の内側は、小さなアトリエ。

「暮らす・つくる・見せるができる、小さな研究所」という見立てのもと、入居者さんが何か作品をつくるためのアトリエのほか、展示を行うギャラリーとしても使える空間です。

展示中は入居者さん以外の人が立ち寄るのもOKとのことですが、きっと、制作に打ち込む普段の姿も絵になるはず。

あまり目にすることのない、様々なクリエイターの制作風景。

窓越しに、やっぱり気になってしまいそう。

京都の街ではあるものの、いわゆる碁盤の目ではなく、小さな路地の多いやや入り組んだエリア。

一軒家のならぶ区画の角地に、壁のようにそびえたつ変わった形の建物が、「MORIGAMAE APARTMENT」です。

目の前の通りは、近所の中学生の通学路。

登下校時など、すこしだけ賑やかになる時間帯もありますが、基本的に静かな住宅地。近所の愛犬家さんたちの散歩コースとしても使われているようです。

赤茶のタイルで覆われた外壁の一角、渋い板張りの部分が玄関です。

ひっそりと佇む隠れ家バーのようなエントランス。ずいぶん男性的なテイストにも見えます。

郵便ポストは各部屋ごとに設けられていて、ダイヤルキー付き。

最近は、大型物件でなくても各部屋ごとに独立した郵便ポストが設置されることが増えてきました。プライバシーを大切にする意味では、ポジティブな変化だと思います。

玄関ドアを開けて先へ進むと、今度は白のタイルがお出迎え。

頭上の開放感に顔を上げると、天井まで続く吹き抜け。

壁一面を覆う凹凸のある縦型タイルは、ほんのりバブルを思わせます。

外から見た玄関まわりのテイストに比べ、内側は割とさっぱりテイスト。

シンプルな箱型の靴箱は、ひとり1段分を使えます。それぞれ収納できるのは4足ほどでしょうか。収納できない靴は、自室で管理します。

そのまま奥へ向かうと、廊下の突き当たりに、やわらかいトーンでまとまったリビング。

裸足でも心地良い無垢の床材に、春の新芽のような優しい緑の壁。暑い季節は爽やかに、肌寒い季節はあたたかい気持ちで過ごせそう。

右手のリビング側は、小上がりのように左手のキッチン側よりも1段上がっています。

色合いと低いテーブルのせいか、畳敷きのスペースに見えますが、床は緑のカーペット。

床に座ってくつろぐことを前提に設計されたため、テーブルもオーダーで作らたオリジナルです。

全員でも囲める大きなテーブルは、実はコタツにもなる優れモノ。冬場にコタツでぬくぬくと鍋パーティーを繰り広げる光景が浮かんできます。

キッチン側には、造作の収納棚が。

収納棚は、食事中に取り皿が必要になってもパッと手に取れる高さ(低さ?)です。共用のお皿やコップの他、部屋ごとに食材を収納するスペースとしても使われます。

自分の棚に、簡単なケースを置いておくと重宝しそう。調味料などは、取っ手が付いたケースに入れるのが持ち運びに便利です。

シンクと2口のIHヒーターは2セットずつ、向かい合わせで設置されています。

自炊派の方が多くても、2つのキッチンでスムーズに生活できそう。

シンクはすこしコンパクトなタイプ。

とはいえ、ひとり分の食器を洗うには充分なサイズだと思います。ご安心を。

キッチンに加え、リビングにはもうひとつ空間がつながっています。

通り側の一角が、入居者さんの使えるアトリエスペース。

黒い窓枠が海外のアパートメントを思わせます。日当たりがよく天井も高いので、長時間の制作作業でも気持ちのよい場所だと思います。

使い方のルールについては、利用したい入居者さんと相談しながら決めていくそうですが、事前予約制を想定しているとのこと。「他の入居者さんにもキチンと周知をして使ってもらいたい」と事業者さん。

アトリエのコンセプトは、「暮らすと作ると見せるができる小さな研究所」。

作品をつくる作業場所としてはもちろんのこと、作品を見せるギャラリーとして、外からお客さんを呼ぶのもOKだそう。

そんなときは、リビングとの間にある引き戸をカラカラと閉めます。

こんな感じで、生活スペースとはキチンと区切って使うことができます。

もちろん鍵が掛けられるようになっていて、開閉ができるのは入居者さんのみ。普段も、一部の扉を閉めて使っていることのほうが多いとか。

外から改めてアトリエを見てみると、なかなか目を引きます。シェアハウスと知らず建物の目の前を通ったら「お店かな?」と、つい覗いてしまいそう。

道を歩く人と同じ視線の高さですから、作業中に外からの目が気になる方もいるかもしれません。

でも、逆に考えれば、通りすがりの人にも興味を持ってもらえる可能性が高いはず。「ずっと気になっていたんですよね」と展示会に足を運んでくれる人もいるかもしれません。

躯体そのままに仕上げた天井と裸電球は、アトリエのイメージにぴったり。

リビングやキッチンのほか、水まわりなどの共用部も1階に。

バスルーム、洗面、ランドリーは、ひとつのスペースに集まっています。

部屋ごとに設けられた収納棚には、バスグッズや洗顔セット、洗濯用洗剤などを置いておきます。

3つ並んだバスルームのうち、2つはシャワールーム。

夏場やサッと済ませたいときは、シャワーで充分という女性も増えてきているのかもしれません。

リラックスしたいときは、バスタブへどうぞ。

それなりにコンパクトですが、小さくても湯船に浸かれるのはいいですよね。

ちなみに、脱衣スペースはカーテンで仕切るタイプです。

この辺りは好みが分かれそうですから、気になる方は現地で確認しておいた方が良いかもしません。

壁一面がモザイクタイルに覆われたトイレ。これだけの面積が、すべてタイルというのも珍しいです。

なんだかデジタルっぽさを感じますが、中に入ってみると意外と落ち着くのが不思議。

それでは、専有部のある2階を見ていきます。

階段にはカーペットが敷かれていて、夜でも足音を吸収してくれます。

小さなことですが、毎日の暮らしでは意外と影響があるもの。生活スタイルが多少違っても、お互いに気を遣わずに過ごせると思います。

2階と3階の間取りはおおよそ同じで、それぞれ4室の部屋が設けられています。

廊下の突き当たりには道路に面した大きな窓があり、昼間は明るくてやわらかな空間です。窓にはロールカーテンも付いているため、入居者さんのお好みで開放感とプライバシーのバランスを考えてみると良いと思います。

各フロアにはテーマカラーが決められています。

2階は、部屋のドアがやさしい「緑」に塗られています。

ではさっそく、201号室を見ていきます。

レトロなデザインの丸っこいドアノブをカチャリと回して、ドアを開きます。

中に入ってみると、なんだかいつもとちょっとだけ違う景色。

大きな机がふたつ…?

聞けば、こちらのテーブルに見えるもの、ひとつはベッドなのだとか。うーん、大胆!

もちろんオリジナルの造作家具。机としても使えるように…というよりは、下にたくさん荷物が置けるようにと、この高さにしたそうです。

確かに、ダンボール3つくらいは重ねて入りそう。

実は事業者さんは「もしかしたらベッドとしては使われないのでは…?」と心配しているそうですが、意外と入居者さんたちはこの珍しいベッドを活用して楽しんでいるとか。

ベッドの端に腰掛けて足がブラブラできるのも、面白いですね。寝相の悪い人は、なにか工夫が必要になりそうですが。

本物のテーブルは窓際に。

パソコンやデスクライトがすぐに使えるように、コンセントが設置されています。

モノづくりをテーマにしているだけあって、資料や紙をたくさん広げられる広々サイズなのも嬉しいところ。

さらに、壁のパンチングボードの部分はDIYもOK!

棚やフックを取り付けたり、コルクボード代わりに写真やカード、テキスタイルを飾ってみるのも楽しそうです。

気軽に模様替えができて、飽きないのが良いですね。

続いて202号室。

テーマカラーは引き続き緑ですが、同じフロアでの部屋ごとに少しずつ違う色味の緑が使われています。こちらは黄色が強いカーキ色。

2面窓で、日当たり抜群。夏場はクーラーが活躍しそうです。

部屋の照明はレールのみが用意され、自分の好きなシェードランプを取り付けるスタイル。

昼間はこれだけの明るさですから、思い切って夜の雰囲気を重視した照明の選び方をしてみるのもアリかもしれません。

リラックスできる落ち着いたムードの照明か、夜もしっかり手元を照らしてくれる実用派か。照明は比較的安く手に入りますから、色々と試してみるのも良さそうです。

さて、実は壁も自分の好きな色で塗装することができます。

実際に塗装すると、かなり部屋の印象が変わりそうです。

と、いうことで実際に一面塗ってみた部屋が、203号室。

濃い色に塗装するのはなかなか勇気がいるかもしれませんが、グッと引き締まって格好良いです。

変形の間取りで、横に長く複雑な形のテーブルが作り付け。パソコンスペース、作業用、ドレッサーと、用途を分けても使えそうです。

ベッドには、小さなハシゴ付き。

頭がぼんやりしている朝は、ちょっとだけ注意が必要です。

3階のテーマカラーは空色。海外の子供部屋を思わせる、キレイな発色のドアが並びます。

トイレのインパクトは、なかなかのもの。

空なのか水中なのか、というほどのブルーに囲まれます。下のフロアのトイレよりも、さらにパワーアップしている気が。

この振り切り具合、嫌いじゃありません。

廊下の突き当たりには、共用の収納が。

入居者さんが自由に使えるそう。季節ものの家電やスーツケースなど、使う頻度の低いものをしまっておくと便利だと思います。

部屋の外に収納があると、部屋の中がスッキリして良いですね。

302号室は、横に長い作業テーブルが特徴の部屋。

手を動かしてものを作りたい方向けかも。テーブルの脚の位置も、少し余裕が取られていて使いやすそうです。

どの部屋も同じですが、収納はないため、自分で用意する必要があります。

買ったり、作ったりしながら、使いやすい配置を試行錯誤していく感じでしょうか。

引越し後、しばらくは部屋づくりに没頭する方も多いかもしれませんね。

最後に、屋上を見ていきます。

背の高い建物が少ない、京都の住宅地らしい景色が広がります。

あまり高い建物でなくても、空が広く近く感じる。京都ならではの屋上の醍醐味と言えそうです。

もうひとつの醍醐味といえば、五山の送り火が見えること。

当日は、ドリンクを片手に屋上に集合でしょうか。

ここは大人女子、しっとり静かに楽しみたいところ。

最寄り駅は叡山本線茶山駅

京都駅に出るなら、隣の出町柳駅で乗り換えて30分ほど。ただ、駅までは徒歩17分と少し距離があるため、自転車か市バスを使う方が便利な立地です。

市バスなら、北大路通の「高木町」と下鴨本通の「一本松」の停留所に、京都駅方面行きのバスが停まります。

それぞれ徒歩5分ほどの距離ですから、天気の悪い日はこちらが良いかも。

鴨川までは徒歩3分。

繁華街のように観光客で賑わうこともなく、のんびりした風景が楽しめます。夏なら川沿いの早朝散歩もオススメ。

MORIGAMAE APARTMENT」を運営しているのは、「株式会社HLC」さん。

古いビルを専門に、リノベーションの企画を行うデザイン会社さん。今回がはじめてのシェアハウス運営です。

賃貸物件やオフィスの改装をする事業のほか、築50年を超えるビルを再生し、シェアアトリエなどを運営。「MORIGAMAE APARTMENT」のアトリエも、そのアイデアを取り入れたものだとか。

日常の管理や案内を担当するのは、入居者さんと同年代の女性の方。東京でシェアハウスの企画・運営の経験を積み、故郷の京都にUターンした経歴を持ちます。運営経験も長いですし、地元の方と、外から引越してくる方の両方の視点を持っている分、頼りがいがあると思います。

アトリエにピンときた方、趣味に没頭できる場所が欲しい方、鴨川の近くでシンプルに暮らしたい方。お問合せはコチラからどうぞ。

制作中、通りを歩くご近所さんとふと目が合って、窓越しにそっと会釈。

そんな風景が、ふわっと目に浮かぶ住まいです。

(テルヤ)

2015年08月04日

カテゴリ: 京都 女性専用物件

商店街のおつきあい

暮らしに根付く、京都の文化。

小学生の頃、母の営んでいた雑貨店でよく手伝いをしていました。

当時、お店のあった商店街は地元の中心として活気がありました。親子連れや学校帰りの学生が集まり、まずまず賑わっていたのを覚えています。

威勢の良い声を放つ魚屋と、値引き交渉するおばちゃんの応酬も日常の光景。

家でつくったお惣菜が売り物のおはぎと物々交換される、現代のスーパーではあり得ないシーンを目にしたこともあります。店主と客のあいだで、子ども心にも小さな憧れを抱かせる手慣れたやりとりが活発に行われていました。

今回訪ねた女性専用のシェアハウス「sharely 京都三条」は、とても雰囲気の良い商店街の真ん中にありました。

シェアハウスのオーナーさんは、その商店街で古くから文房具屋を営んでいます。

たくさんの地元のお店をより近い距離感で楽しんでもらいたいと、いろいろ企画を考えているところだとか。商店街で開催される夜市や地ビール祭りも、毎年の楽しみになりそうです。

オーナーという存在を起点に、地元の商店街に浸かって味わう京都の日常。

きっと、京都っ子にもそうでない人にも、たっぷり楽しめる味わいがあると思います。

最寄り駅からシェアハウスまでは一直線。

古い木造の戸建てがならぶ通りには、“染屋”と書かれたのぼりや看板がちらほら。西陣に近いこともあり、住宅の周辺には染め物の職人さんが多いそうです。

そのまま歩くこと数分。左右に伸びる商店街を抜けてすぐのところに、お目当ての建物があります。

格子状のファサードは、町屋を意識したもの。

1Fに設けられたコインパーキング(写真では工事中)の一角に、入居者用の郵便ポストと宅配ボックスが設置されています。

シェアハウスの入口は、階段を上がって2Fに。

外壁のベージュによく似合うブラウンのドアが、玄関です。

すぐ脇の壁には、カメラ付きのインターホンが取り付けられています。

ドアの鍵はオートロック。

鍵は、複製のできないおなじみのシャーロック製です。

ドアを開けると現れるのは、柔らかな木目調の空間。

土間は設けられておらず、靴は玄関ドアの外で脱ぐことになります。

無垢材でしつらえた、ボリュームある靴箱。

1部屋あたり3段ずつ、横幅を全体の5等分したスペースを使用できます。1段あたり2足ずつ、合計6足ほどなら余裕を持って置けるでしょうか。

仕切りの板はないので、靴は詰めすぎないように配慮したいですね。

リビングは、さらに階段を上がった3F。

さっそくドアノブに手をかけ、室内へ歩みを進めていきたいと思います。

リビングは壁一面の窓から陽の光が注ぎ、明るくて開放感もたっぷり。

シンプルな空間にクラシカルなインテリアを配し、趣きのある雰囲気に仕上がっています。

テーブルは個々でも使えるようにと、小ぶりのカフェテーブルをセレクト。

ひとりでも、入居者同士でも。シーンに合わせてゆったりと過ごせる環境を心がけたのだそうです。

壁に連なる窓の一部は、開閉可能。

外からの視線や日差しが気になるときは、ブラインドを下ろすと良さそうです。

右手のふたつのドアは、301号室と302号室。

リビングの一角にソファスペースが設けられています。猫脚のベンチソファは、アンティーク調の花柄でシックなデザイン。

ほどよく籠もり感のあるスペースです。くつろぐよりも、考え事や集中したいときにちょうど良さそう。

掃き出し窓の外には、共用のベランダが広がっています。

近くに大きな商店街がありますが、こうして見渡すと、とても静かな環境です。

まわりの建物はどれも低く、晴れた日には抜けるような空が広がってとても気持ちが良さそう。 日が暮れると、お月見もできるとか。今後、チェアやテーブルを置くことも検討しているそうです。

リビングの反対側に目を移すと、そこはキッチン。

冷蔵庫脇のドアの先には、3Fの専有部がならんでいます。

ボックスに収まる食器は、種類も豊富。

清水焼のお皿などが置かれています。

ついさっき商店街で買ってきた惣菜も、お皿にうまく盛り付ければ、名店で出される京料理に見えるかも。

シンクとIHコンロがふたつずつ設けられた、ステンレス製のペニンシュラ型キッチン。

わりとコンパクトなサイズ感です。何人かで料理をする場合には、譲り合いの精神でどうぞ。

反面、フラットなスタイルはさっと後片付けがしやすく、便利。

もちろん電子レンジなどの調理家電、専有部ごとの収納ボックスなども設けられています。

キッチン脇の壁に設置された、スイッチパネル類。

ALSOKのセキュリティ・システムが導入されています。

続いて3Fの専有部の前に、2Fの水まわり設備を見ていきましょう。

2Fの廊下はこんな感じ。

両側に水まわりと専有部がならびます。

廊下の突き当たりには共用のベランダが。

こちらは避難経路にもなっています。

洗面室、ランドリー、バスルーム&シャワールームはひとまとめに。

洗面台と洗濯機は、それぞれ3台ずつ設置されています。

丸みを帯びた洗面ボウル。

洗面ボウルの間には多少の幅があるので、洗面道具や化粧道具を置きたいときに助かりそう。

奥の棚に収まるボックスは、タオルやバスアイテムを置ける専有部ごとの収納。

棚の向かいにバスルームとシャワールームが設けられています。

右手にシャワールームが2室、奥にバスルームが1室。

脱衣室は共用のつくり。オープンすぎて気になるかも…という人は、実際に現地で確認してみるのが良いと思います。

シャワールームは、シャンプーなどのボトルを置ける棚付き。

バスルームは、ごくごくシンプル。

女性専用の住宅ですし、気兼ねなくバスタブに浸かってゆったり過ごせるのではないでしょうか。

トイレは2Fに2室、3Fに1室。

もちろん、ウォシュレット付きです。

こちらは共用の収納スペース。

アイロン台や掃除機は自由に持ち出せます。

それでは順に専有部を見ていきましょう。

まずは201号室。

ドアハンドルの脇には、シンプルなルームサインがデザインされています。

室内はリビングと同様、白を基調としたシンプルな仕上がり。

角部屋のため、窓が2方向に設置されています。

用意されている家具は専有部によって異なり、バリエーションも豊か。

デスクだったり、TVボードだったり、カフェテーブルだったり。

すでに持っている家具に合わせて専有部を選ぶと、無駄なく部屋づくりを楽しめるかと。

シェアハウスではおなじみの、室内干しのワイヤー。

片側のフックを外せば、自動でくるくると巻き上がります。

202号室はドレッサー付き。

コンパクトですが、鏡付きの板を持ち上げれば内部にメイク道具を収納できます。もちろん、デスク代わりにも使えます。

301号室は、サイドテーブルとアームチェアの組み合わせ。

窓は東向きと南向きの2面採光で、日当たりも良好。ブラインドで光の加減を調整することができます。

専有部の収納はベッド下に置かれたケースのみ。ハンガーポールやチェストといった収納家具は、用意する必要があります。

リビングに面した302号室。

部屋の配置を考えると、生活音などが気にならないラフな感覚の持ち主に向いているかもしれません。

こちらは305号室。

室内の広さは全室6畳で統一。個人的には、収納やデスクをひととおり揃えても、ひとり暮らしには十分だと思います。

写真の二条駅までは徒歩10分ほど。最寄りの各線・大宮駅までは約6分です。

大宮駅の隣は烏丸四条駅。京都有数のオフィス街まで、電車に乗ってから2分ほどです。

ショッピングに便利な河原町にも直通で約4分。このふたつの駅は徒歩で行くこともでき、なかなかのアクセス環境です。

駅前は充実しており、大手スーパー、飲食店、本屋、ホットヨガのジムなどがずらり。ひと通りの買い物は駅周辺で済ませることができるでしょう。

とはいえ京都の地元感を満喫したいとなると、やはり家の目の前にある商店街に積極的に足を運びたいところ。

約100年前から地元の暮らしを支えてきた、三条会商店街。全長800mにおよぶ長いアーケード街には、衣食住をカバーする多彩なお店が180ほど軒を連ねています。

京町家を改修したカフェでくつろいだり、時には、魚屋や八百屋の主人から食材のおいしい食べ方を教えてもらったり。地元としての京都を楽しむためには、申し分のない環境でしょう。

商店街では、独自のイベントも多数開催されているとか。5月の地ビール祭りや7月の七夕夜市には、地方からもたくさんの観光客が訪れるそうです。

アーケードの一画に設けられた公園では、子ども連れのママたちの井戸端会議を目にします。

商店街を歩いているだけで、微笑ましくなるシーンにたくさん出会えそうな予感がします。

シェアハウスを運営管理されるのは、「株式会社Rバンク」さん。

関東をメインに約40棟のシェアハウスを手がけている、ベテランの事業者さんです。京都では1棟目となる今回の物件ですが、今回のテーマは、“地元の暮らし”。

家の目の前にある商店街にオーナーさんが店を構えていることもあって、地域に密着した暮らし方を提案していきたいそうです。

オープン当初に行われた入居者さん同士の交流会では、料理のオードブルを商店街のカフェの店主が用意してくれたとか。

京都の地元の顔が見える暮らし。興味を持った方は、コチラからお問合せをどうぞ。

すこし歩けば、神泉苑もすぐ近く。

20時という遅い時間まで立ち入ることができる、風光明媚な庭園。

そのすぐ隣に店を構えている喫茶チロルのたまごサンドも、絶品だそうですよ。

(ソン)

2015年07月21日

カテゴリ: デザイン物件 京都 女性専用物件

おとなの暮らし

京都で暮らすひとの、京都との付き合い方。

上京区の「御所東」は、その名の通り京都御所の東に位置し、一方が鴨川に面しています。京都で暮らす人にとって、ステータスの感じられるエリアだと言います。

歴史をさかのぼると、御所東の一帯には公家や幕府の屋敷が数多く軒を連ねていたとか。現代でも、市内有数の高級住宅地です。

隣接する四方の周辺環境も、見どころのひとつ。

西には、かつて日本の中心だった「御所」。東には京都人の憩いの場、「鴨川」。

ほかにも美術館やギャラリーの点在する文化街「岡崎」、ショッピングエリアを楽しむ「河原町」、カフェやレストランの集まる御所南、古道具店や古書店の集まる「寺町」など。

京町家のシェアハウス 京だんらん 御所東」は、そんな京都の風情を存分に味わうことができる場所に佇んでいます。

今では珍しい100平米以上の町屋を、建物のディテールを残しつつモダンにアレンジしたシェアハウス。母屋のリビングとは別に、気兼ねなくパーティーや映画鑑賞を楽しめる共用の「離れ」付きです。

専有部は全部で4室。

ひとり当たりの専有部が広く取られていて、余裕を持った大人の暮らしが満喫できそうなところも魅力です。

最寄り駅から鴨川を越えると、車や人の通りが多い河原町通に突き当たります。

そこからさらに一本入ると、さまざまな古家がたちならぶ住宅街。表通りの賑やかな雰囲気は影をひそめ、おだやかな空気が流れています。

道路で子どもたちが遊ぶ、どこか懐かしい風景を眺めながら歩いていると、ほどなくお目当ての建物が見つかります。

塀付きの町屋は大塀造り(だいべいづくり)と呼ばれ、裕福な商人や医者が好んで建てたスタイルだそうです。

道路に面して高塀を立て、前庭の前栽をはさんだ奥に母屋が設けられています。

塀には、格子戸が設けられています。

頭上には、瓦屋根の庇(ひさし)が。

戸を開けると、まずは石畳と砂利が敷かれた前庭が出迎えてくれます。

写真では見えませんが、前庭には年代物の石灯籠や植裁が配されています。

家に入るまえに、ひと呼吸つかせる小さな空間。なんだか、心にゆとりが生まれてきます。

ドアハンドルは、シンプル。

それではさっそく、内部へ足を進めます。

玄関のドアを開くと、すっと廊下が伸びる、奥行きある空間。

前庭までの和風のトーンは一変して、モダンで柔らかなインテリアが顔を見せます。

靴箱は、ひとり当たり扉1枚分。

収納量はしっかりしているため、普段から出番の多い靴は、ほぼこちらに収められるはず。棚板は取り外しが可能で、ブーツやヒールの高い靴も保管できます。

メインのリビングは、2F。

天気のいい日には、2Fの明るさが階下まで伝わってきます。

静かに、階段をのぼってみます。

建物の風情を残しつつも、リビングは統一感のあるモダンな仕上がり。

装飾をおさえ、たっぷりと余白を残した品の良い間取り。

ふと見上げた天井には、三角形の形がそのまま見えます。

スタッフさんによると、こうした三角屋根は京町家のなかでも珍しいスタイルなのだとか。天井を吹き抜けにすることで、その構造を生かして縦に広がる空間をつくりだしたそうです。

天窓から降り注ぐ日差しで艶々と輝くのは、天井を横切る大きな梁。

長い年月を超えてきた歴史を感じさせます。シェアハウスであることも嬉しいですが、こうした建物を次世代に残せるだけでも、とても素晴らしいことですね。

丸みを帯びたテーブルは、幅広サイズ。

入居者全員が揃っても大丈夫です。

リビングはキッチンと一体。

ゆとりを持ちつつも、専有部の数に見合った使い勝手の良い動線が確保されています。

キッチンは、ほかに離れにも用意されています。

週末のパーティーやちょっとした食事会を楽しむときは、離れをメインに使うことになりそう。このリビングでは、いつも変わらない、ゆったりした時間を過ごすことができると思います。

壁際に置かれた、和モダンテイストのスツール。

席は足りているため実際に使う機会は少ないかもしれませんが、とても良いインテリア。

システムキッチンはファミリータイプ。

シンクとコンロは1台ずつ設置されています。

なお、現在の入居者さんは30〜50代とのこと。

入居者さん自身の手でこまめに後片付けがされ、オープン当初の清潔感が今も保たれています。

コンロは、3口のIH型。

グリル付きなのもうれしいポイント。魚だけでなく、夏野菜のホイル焼きなども楽ししんでみては

調理家電もひと通り、揃えられています。

キッチンの至るところに設けられた収納。

専有部ごとにスペースが分けられていますが、それでもかなりのボリューム。料理好きな方でも、すこし持て余すかもしれません。

4つの専有部には、それぞれシンボルマークがついています。

花、風、月、雪。

四季や自然に寄り添う、京都らしさを感じさせる上品なデザインは、専有部や収納のルームサインに使われています。

リビングの隣は、トイレ。

ドアの手前には手洗い場が設けられています。

トイレはもちろん、ウォシュレット付き。

窓から太陽の光が差し込む、明るい空間です。

専有部は、1Fと2Fに2室ずつ。

生活音などに配慮し、部屋が隣り合わないよう廊下の両脇に設計されています。

ふたたび階段を降りた、1Fの廊下がこちら。

まずは水まわりから見ていきましょう。

バスルーム、シャワールーム、洗濯機は1カ所にまとまっています。

ゆっくり湯船に浸かりたいときはバスルーム、さっと済ませたいときはシャワールーム。シーンに合わせて、どちらかのドアを選びます。

ふたつの脱衣室は、洗面台付き。

お風呂あがりに、そのまま肌の手入れができるのは便利です。専有部の数を考えると、多少時間をかけてゆったり使っても、あまり問題にならないのでは。

バスタブは、座面の設けられたタイプ。

シャワーヘッドも好みの高さに調整できます。

オーソドックスなシャワールーム。

備え付けの鏡の下部には棚が取り付けられ、ボトルなどを置くのに便利です。

乾燥機能付きの洗濯機は2台設置。

洗剤、バスタオルなどの保管にピッタリの収納が、洗濯機の向かいにも設けられています。

トイレは1Fにもあります

ゆったりとしたスペースです。

廊下の突き当り(玄関の反対側)にあるドアは、中庭に通じています。

コンクリートの敷き詰められた中庭。その奥に佇むのが、離れです。

建物は2階分の高さを持っていますが、実は内部はワンフロア。

くるりと振り返ると、中庭は102号室の縁側に面しているのがわかります。

スペースも広く、テーブルや椅子を持ち込めばちょっとしたお茶会を楽しむことが出来るかもしれません。

秋が深まれば、植裁されたカエデが見頃を迎えるはず。

自宅で紅葉狩り。贅沢な響きです。

では続いて、離れに向かいます。

こちらのドアにもルームサイン。もちろん、全員が利用可能です。

内部は、高さのある建物のボリュームを吹き抜けで大胆に使う設計。

4mの高さに届きそうな大きな窓の連なりから、たくさんの陽が差し込むとても明るい空間です。

母屋のリビングと比べ、なんとも贅沢な仕上がり。

家具は角が丸かったり、ファブリック素材だったりと、やわらかな印象のアイテムがセレクトされています。

離れの開放時間は、9:00〜23:00。

友人などを呼んでパーティー、といった利用でもOKです。ほかの入居者を交えたお花見会なども、こちらで行われることがあるそうです。

白い壁に映し出される大画面と、スピーカーから響く迫力のサウンド。

ひとりでも、入居者同士でも、もちろん,友人を呼んでも。臨場感抜群の体験ができそうです。

建物は、防音にも気を配って設計したとのこと。

居住スペースとも離れていますし、気兼ねなく利用できると思います。

備え付けのキッチンは、ミニキッチンよりひとまわり大きなサイズ。

IHコンロは2口あります。

スタッキングチェアにもあの印が。小粋な演出ですね。

専有部ごとの専用チェアというわけではないようですが、自然と自室のサインが描かれたものを手に取ってしまいそう。

では、最後に専有部を見ていきます。

まずは「HANA」の101号室。

畳敷きの純和風の仕上がりです。

広さは京間の6畳。全室に床の間と洗面台が設けられています。

相性の良い寝具は、やはりお布団。とはいえベッドを置くこともできる十分な広さが備わっています。

収納は押し入れが用意され、戸に舞良戸が使われています。正方形の間取りも、部屋のコーディネートにひと役買うことでしょう。

漆喰の壁や天井の意匠、床の間のライティングなど、町屋らしさが醸しだされる内装。

雪見障子の戸を開け放つと、現れるのは前庭に面した広い縁側。

庭の景色を眺めながら、本を読んだり、日向ぼっこしたり。

座布団にお茶なら、鉄板の組み合わせ。とは言え、シングルソファに紅茶といった欧風スタイルも絵になりそうです。

端の方には、小さな洗面台が設置されています。

専有部のなかでさっと身支度が整えられるのは、便利です。

専有部の扉は引き戸式。

小ぶりの鍵もかわいらしいです。

202号室のルームサインは、「KAZE」。

内庭に面しているため、外からの視線が気になることはありません。

障子戸越しの光が柔らかく、心地よさそうです。

縁側の板の間はこんな感じ。

大きな窓にはポールなどが設置されておらず、開ける時は注意が必要。

でも、おかげで室内には自然に明るい光が差しこみます。

収納は押入れとクローゼットの組み合わせで、一間分。

布団を収納しないベッド派なら、荷物の保管はここだけで足りるかもしれませんね。

最寄り駅は、京阪鴨東線神宮丸太町駅

出町柳駅三条駅は隣駅。乗り換えひとつで、京都駅までは約20分です。

市内に張り巡らされたバスも便利な存在。最寄りのバス停から、各主要エリアへ気軽にアクセスできます。

駅近くにある、明治時代の建物を模したスーパーは、帰り道に立ち寄る機会も多くなるでしょう。

近くの河原町通にはアジアンなレストラン、町屋を改修したギャラリーなどが軒を連ね、利便性とにぎわいがあります。

春には絶好のお花見スポットとなる鴨川。

美術館やギャラリーが数多くある、京都屈指の文化ゾーン・岡崎。和室に合うインテリアやアイテムをお探しなら、寺町で骨董巡り。

南側の木屋町通りには、雰囲気の良い高瀬川に沿って老舗の京料理屋から新オープンしたスペインバルまで様々な飲食店が並んでいます。

いずれも徒歩で気軽に行ける距離。神社やお寺の寺刹だけではない、京都暮らしの醍醐味を味わうことができると思います。

運営管理をするのは、「株式会社八清」さん。

たっぷりと年季の入った京町家をシェアハウスとして何棟も改修し再生してきた、京都の不動産屋さんです。

管理は、入居ルールやマナーを割としっかりめに設けたスタイル。ですが、同時に入居者さん同士で話し合いながら、暮らしに合った環境を作りこんでほしいという思いもあるそうです。

今回の物件は、「余裕をもった大人の暮らし」がテーマ。賃料はこれまでと比べてもそれなりですが、それも納得の立地と、広い空間を贅沢に使った間取りで設計されています。

ほかの「京だんらん」の入居者を招いた交流会も企画していく予定とのこと。

現在(2015.6)はすでに満室ですが、運良く空室を発見したら、コチラからお問合せをどうぞ。

近隣のレストランは、ハズレなし。

スタッフさんから、なんとも心強い言葉を耳にしました。

(ソン)

2015年06月22日

カテゴリ: デザイン物件 京都

新しいのに懐かしい

まるで、実家のような住み心地。

Aider Reve(アイデリーヴ)」は、2015年の春に完成した、新築のシェアハウスです。

お邪魔したのは、ちょうど完成直後のこと。生まれたばかりの建物で過ごしていると、なぜか懐かしい気持ちが湧いてくるのに気が付きました。

でもそれは、昔住んでいた家に似ているとか、見覚えのある家具があるといった、いわゆる「既視感」とはすこし違うもの。まるで実家にいるような、ホッとできる空気感とでも言うのでしょうか。

懐かしいという感覚は、五感から生まれるだけではないのかも。

オーナーさんが同じ建物に住みながら管理をするスタイルは、距離感が近すぎてちょっと…と思う方もいるかもしれません。

でも、普段の暮らしのなかで夜ごはんのおかずを一品差し入れてくれたり、「おかえり」の一言をかけてくれたりと、ピンと張っていた気持ちをフッと緩めてくれる存在でもあります。

なにより、入居者さんとの距離をキチンとわかって接してくれるキャラクターで、その辺りは安心して良いのではないかと思います。

「Aider Reve」とは、「夢を育てる」という意味だそうです。

仕事の目標や、あこがれのライフスタイルを実現できる環境にしたい。長年、教育の仕事に携わってきたオーナーさんらしい想いが詰まった名前です。

最寄り駅の二条駅から、千本通をずっと北上していきます。歩くと14分ほどかかりますが、駅前からバスに乗れば3分ほど。

道路沿いには、4〜5階建てのマンションやビルが並びます。

その一角にそびえるのが「Aider Reve(アイデリーヴ)」。よく見ると、6階建てのAider Reveと同じ高さの隣のマンションは7階建て。外観からも、各階の天井の高さがわかります。

目の前を歩いていても見逃してしまいそうな、一見わかりづらい曇りガラスの自動ドアが、建物のエントランス。

実は内側が駐輪場になっているため、自転車を出し入れのために幅の広い自動開閉式ドアにしてあるのだとか。

室内駐輪場は、雨風をしのげるだけでなく防犯面でも安心感があります。

駐輪スペースの向かいには、部屋ごとに設けられたポストと、宅配ボックスが。

シェアハウスの場合、他の入居者さんが代わりに荷物を受け取ってくれることもありますから、この数で充分だと思います。忙しい社会人には、特にうれしい設備ですね。

駐輪場の奥には、室内に続く玄関ドア。

3つ並んだインターホンは、ひとつがシェアハウスに、ふたつは5〜6階に住んでいるオーナーさん宅につながっています。

別のフロアにオーナーさんが住んでいるシェアハウス自体は珍しくないのですが、玄関が共用というのは、すこし面白いですね。エレベーターや階段も一緒に使うため、顔を合わせる機会も割と多いと思います。

目の前には廊下が続きます。

リビングは突き当たりのガラス扉の奥。帰宅時に人の気配を感じて、ホッと安心できそうです。ガラスを1枚はさむのも、防音面、心理面でほどよい距離感。

リビングの手前に設置された階段とエレベーターで、上階へアクセスします。疲れて帰ってきたときには部屋にそのまま戻ることもできる、良心的な間取り。

玄関には、両側に大きな靴箱が。

ひとつがシェアハウス用の靴箱。もうひとつはオーナーさん家族が使用します。

ひとり4足くらい置けそうな幅。入りきらない靴は自分の部屋で保管します。

廊下から2段ほど下がった高さにあるリビングは、窓が大きく天井が高い、開放的な空間です。

オーナーさんとコーディネーターさんが、じっくりと相談を重ねて選んだインテリア。すっきりとした爽やかな雰囲気に好感が持てます。

どことなく漂うキチンとした真面目さに、なんだかオーナーさんの人柄が投影されているようにも感じます。

天井まで届く大きな窓の外には目隠しが設けられ、ロールカーテンを開けていても外からの視線を気にせず過ごせます。

トップライトからダイニングに光が落ちて、朝食は特別に気持ち良い時間になりそうです。

大きな飾り棚には、洋書やポストカードなど、カラフルな彩りのものが並びます。

季節にあわせて飾り付けを変えるかも、とオーナーさん。

入居者さんもアイデアを出せば、楽しくなりそうですね。

リビングの一角には「GERSHWIN(ガーシュウィン)」のアップライトピアノ。

元々はオーナーさんの家族が使っていた、このピアノ。現在では製造されていない年代物です。

ガーシュウィンという名前の由来は、『ラプソディー・イン・ブルー』(※音が出ます)などで知られるアメリカの作曲家。

クラシックとジャズを融合させたり、ポピュラー音楽も多く作っていた作曲家のイメージなのか、ダークブラウンの色みがオシャレでいい雰囲気です。

ピアノの横には、カーペット敷きの少し囲まれたスペースがあります。

ここはゴロゴロしながら映画鑑賞ができるシアタースペース。インドア派には、うれしい空間です。

5.1chサラウンドのスピーカーを備えたホームシアター。

  

飲み物やお菓子を用意したら、照明を落として、クッションを抱えて、お気に入りの映画を観る休日。

そのうち、オンラインの配信サービスも欲しくなりそう。

続いて、キッチンを見ていきます。

「せっかくシェアハウスで暮らすなら、そこでしかできない経験をして欲しい」というオーナーさんの意向で、キッチンは業務用。

掃除がしやすく、作業スペースも広々。

  

パーティーのときなど、何人かで同時に作業するのにも十分な広さが確保されています。

業務用ではありますが、加熱調理はガスコンロではなく、IHヒーターで行います。

こちらは安全面を考えてとのこと。メンテナンスも非常にラクですし、コンロ派の方も使っているうちに慣れるでしょう。

冷蔵庫も飲食店にありそうなサイズの業務用タイプ。

料理好きの人が集まっても、これだけの容量があればスペースを気にせず食材をストックしておけそう。

ちなみに、冷凍庫は別に用意されています。

シェアハウスで混み合うのは冷蔵庫より冷凍庫という話もあるほど、冷凍庫はひとり暮らしには欠かせません。引き出しはひとりにひとつ、こちらも安心の容量です。

常温でも保管できる調味料や食材は、壁付けの棚も使用できます。

   

家電類がズラリと並び、それに合わせてコンセントもたくさん。

  

時にはホットプレートでお好み焼きを楽しむのも良さそうですね。

廊下に出て、玄関の隣にある水まわりを見てみます。

廊下の壁に飾られた絵は、建物を担当した設計士さんがプレゼントしてくれたそうです。

群青色に、イスラム建築のような建物。すこし不思議なタッチですが、独特のシックな雰囲気があります。

水回りは、手前はランドリー、奥がバスルームという間取り。

洗濯機は2台、乾燥機が1台用意されています。ガス式の乾燥機は20分100円で使用可能。

各部屋にはベランダも付いています。外干しとうまく使い分けると良さそうです。

足を伸ばせるのが嬉しい、しっかりめのバスルーム。

2〜4階の各フロアにシャワールーム、1階にバスタブ付きのバスルームがあります。寒い時期は、バスルームの方が人気がありそう。

ランドリー側には、シャンプーや洗濯用洗剤などを置いておける大きな棚があります。

各自好きなカゴを用意して、まとめて置いておくのが便利。使うときにカゴごと持っていくスタイルは、シェアハウスでは良く見かける光景です。

使用する回数はあまり多くないかもしれませんが、あると便利なのが洗濯流し。

靴や雑巾など、普通の洗面台ではちょっと…と思うものも、ここなら迷わず洗えますね。

玄関を挟んだ対面に、洗面台とトイレがあります。

家具のようなデザインが可愛い洗面台まわりは、ちょっとしたアイテムも素敵。

ハンドルが特徴的な蛇口に、ほっこりするトイレのサイン。

  

毎日目にするものが素敵だと、生活はちょっと豊かになる気がします。

エレベーターに乗って、4階へ。

大型のシェアハウスでは標準設備ですが、12部屋には珍しいエレベーター。重い荷物を運ぶのに重宝します。

2〜4階は同じ間取り。

シャワールームとトイレ、そして専有部が4つ、廊下をかこむように配置されています。

SR(Shower Room)を覗いてみましょう。

全身鏡が嬉しいシャワールーム。

  

バスグッズはその都度、部屋から持ってくるスタイルです。

トイレはウォシュレット付き。

3階は女性専用フロア、3階以外は男女兼用です。このあたり、気になる女性は3階へどうぞ。

では、お待ちかねの専有部を見ていきます。

  

ジャンクなデザインが、ピリリと効いています。

404号室は、4種類ある専有部のうち1番広いタイプ。2名入居もOKです。

4階は日当たりも抜群で、昼間は照明を点けなくても十分な明るさ。

あまりクセもなく、使いやすそうな間取りです。

小さなソファを置いたりしても良いかもしれません。

なんと言っても、嬉しいのは専用の洗面台!

朝の忙しい時間帯も、周りを気にせずマイペースに準備できますし、手洗いでの洗濯などにも大活躍。

ファミリータイプのしっかりした設備なのも嬉しいところです。特に女性に喜ばれているとか。

洋服用のクローゼットのほか、高さを変えられる収納棚もあります。

奥行きもあるため、カゴを組み合わせると収納力も上がりそう。靴をたくさん持っている方は、サブの靴箱としても活躍するはず。

各部屋にはベランダ付き。

日当たりが良く、暖かい時期なら洗濯物もあっという間に乾きます。外からは見えない高さに干せるのも良いですね。

周囲に高い建物はなく、愛宕山が見渡せます。

ずらりとならぶ渋い屋根瓦も、京都らしい光景のひとつかも。

401号室は、やわらかいイエローの部屋。

体感温度が均一になるように、壁紙は日当たりに合わせてブルーとイエローの2種類。404号室に比べると日当たりが控えめな(じゅうぶん明るいですが)東向きの部屋は、イエローにしたそうです。

こちらも9.9畳とゆとりのあるサイズ。402号室はこれを反転した間取りで、広さは同じです。

ひとり暮らしからの引っ越しでも、持ってきた家具をそのまま使えそうです。

スペースを存分に活用できるように、収納はオープンタイプ。

引き出しタイプの収納と組み合わせるときも幅を気にせず選べて、可能性が広がりますね。

403号室は、4種類のなかで1番小さな部屋です。

と言っても7.9畳ですし、狭くはありません。むしろ余裕がある広さ。

部屋にも冷蔵庫が置けるように洗面台の隣の高い位置にコンセントをつけたりと、いろんなシーンを想定して作られています。

最寄り駅は各線・二条駅

京都まで6分、四条まで7分、河原町まで18分と電車のアクセスは良好。

ただし、駅からは歩いて14分とちょっと遠め。代わりに徒歩2分の場所にバス停があります。

二条駅まではバスで3分。その他にも京都・四条・烏丸行きのバスも出ています。本数も多く、普段使いにも便利。

千本通沿いは雑貨や飲食店などが多く、駅からの道のりが明るいため、夜も安心して歩けそうです。

 

スーパーやコンビニ、ドラッグストアも徒歩5分圏内にあり、日常生活に困ることはなさそうです。

運営しているのは「アイデリーヴ」さん。

オーナーでもあるご夫婦が、上階に住みながら管理を行います。

おふたりとも、穏やかで堅実な雰囲気の方。建物全体にも、その人柄が表れているように感じました。

オーナーさんのご先祖は、100年もの間、この土地で酒造業を営んできたとか。建物が古くなったのを機に、自宅を兼ねてシェアハウスを作ることにしたそうです。

2015年の春に完成した新築の建物ながら、実家のような温かさ。古い家を「懐かしい」と感じるのはわかりますが、新しい家で感じる「懐かしさ」は、とても不思議な感覚です。

奥さんは料理に詳しく、作るのも得意。美味しいごはんを振る舞うイベント「kyoの一品」を、不定期で開催してくれるそうです。

先日行われた第1回目では、豚の角煮が入居者さんに大好評だったとか。自分で作るには手間と時間のかかるメニューなのが、さらに嬉しいですね。

暮らしのなかで夢を育てたい方、暖かみのある日々に惹かれる方。空室はあとわずか。お問合せはこちらからどうぞ。

この安心感、しばらく忘れていたような。

(テルヤ)

2015年06月08日

カテゴリ: デザイン物件 京都

畳ですごそう

「居住まい」を正す。

古くは「茶湯」や「茶の湯」とも呼ばれた、茶道。

お茶の風情を味わう時間のなかで聞こえてくるのは、抹茶を点(た)てる音に、着物の衣が畳にこすれる音、そして絶妙の間で静寂をやぶるししおどしの音。

普段なら窮屈な正座も、不思議と心の落ち着く姿勢に感じます。

優雅に着物をまとって楽しむ、静かなひととき。

いかにも京都らしさを感じさせる光景も、現代では実際に体験する機会は減ってきています。そもそも、お茶会のできる和室自体が、徐々に身近ではなくなりつつあるのかもしれません。

京都・北大路エリアに誕生した「紫野 香月荘」は、リビングに畳敷きの床座スペースを備えます。

さらに、京都の風情を感じられる立地も大きな魅力。

週末は着物姿に番傘を持って、近くの大徳寺までぶらりと散歩へ。ちょうど良いことに、大徳寺は千利休ともゆかりがあると言います。

畳敷きというだけですこし膨らませ過ぎてしまったかもしれませんが、せっかくですし、やっぱり畳でお茶を飲んで欲しいと思うのです。

たくさんの車が行き交う北大路通り。

その途中で通りの角を曲がると、小さな商店やカフェが混在する住宅街へ。低層住宅が立ちならび、大きく空が広がる街並みの一画に、やがてお目当ての建物が見えてきます。

道路から大きくセットバックした外観は、自然色のベージュとブラウンの仕上げで落ち着いた色合い。

正面の外壁には、シェアハウスのサインが大胆にデザインされています。

月を模したシルエットのなかに、「KOUGETSUSOU」の文字。

周囲の外壁と色合いをなじませた仕上げは、なんだかとても京都らしさを感じさせる、さりげない魅せ方。

門扉の手前に設けられた集合ポストは、容量も大きめ。

実は、撮影時(2014.4)は最後の仕上げ段階。現在は、玄関までのアプローチに植裁が施されているそうです。

玄関ドアは、格子状のデザインがどこか日本的。

それではさっそく内部へ足を進めます。

ドアを開けた先は、電球の色に照らされたあたたかな仕上がり。

モダンな装いながら、奥に見えるガラスの引き戸が和の趣きを感じさせます。

靴箱は、1部屋あたり扉1枚分。

高さがあり、なかなかのボリュームです。 ブーツやパンプスといった日常的な靴はもちろん、スノーボード用ブーツなど、自室では保管に困るアイテムもすんなり収めることができそう。

ルームサインは、三日月がモチーフ。

おなじものが、屋内の収納や、自室のスペースを表すサインとしても使われています。

土間をあがった先の引き違い戸は、オーナーさんの実家で使われていたものを転用したとのこと。

和風の建具ですが、さりげなくソフトクローズ機構になっていて、ゆっくりと静かに閉じます。左手の扉の奥は、水回り設備が集約されたスペース。

扉の上部に掲げられた墨書は、オーナーさんの友人が記念に書いてくれたものだそう。

墨=モノクロというイメージとは異なり、とても鮮やかな色彩。香月荘の和とモダンを表現する、シンボリックな掛け軸です。

リビングは、木と「い草」のいい匂いがするモダンな和空間。

ダイニング、床座、キッチンスペースの高さを変え、起伏に富んだ設計がユニークです。壁には、漆喰と似た調湿機能を備える素材が用いられています。

オーナーさんとしては「小さな頃から慣れ親しんだ木造住宅が、家としていちばんしっくりくる」とのこと。

ペンダントライトはお花のシルエット。

和のなかにフェミニンなインテリアが配され、かわいらしい雰囲気がほどよく漂っています。

そして空間の主役とも言える、縁無しの畳が敷かれた床座スペース。

ダイニングやキッチンより高い位置に設計され、見方によってはちょっとした舞台のよう。

ごろんと寝転がるも良し、ゆっくりと読書を楽しむも良し。

畳敷きの空間には、ソファやダイニングとは異なり、どこか格式を感じる瞬間があります。書にいそしんだり、お茶をたてたりと、たまには姿勢を正してみる過ごし方も良いかもしれません。

掃き出し窓を開け放てば、気持ちよい風の通り道が生まれます。

見上げると、藍色に塗られた開放的な吹き抜けが。

大きな窓が設けられ、自然光のやわらかな日差しがLDKに降り注ぎます。

入居者同士で肩を並べて料理を楽しむスタイルの、横に広がるI型のキッチン。

シンクは1台。グリル付きの3口ガスコンロが2台設置されています。

食器洗浄機は、パーティーなどのイベントのときに重宝しそう。

実は、節水にもなるそう。積極的に活用してみては?

キッチンの向かいには、作業台として使うことのできるワイドなカウンター。

お菓子やピザ、うどんなど、スペースを必要とする手の込んだ料理も気軽に楽しめます。

キッチンには、レストランを営むオーナーさんがプロの視点からセレクトした調理器具がずらり。

とはいえ業務用といった感じでもなく、暮らしになじみ扱いやすいアイテムを揃えたそうです。

もともと料理が好きな人はもちろん、これから料理を始めたい人にも暮らしてほしいという思いが込められています。

収納も兼ねたカウンターも、各部屋に扉1枚分のスペースが割り当てられています。

棚の高さは調整することができ、1.5Lボトルの調味料なども楽々収めることができます。

月1回程度のイベント開催も検討中とのこと。

コーヒーの美味しい淹れ方教室などのフードイベントからはじまり、ストレッチや苔玉ワークショップまでジャンルもさまざま。

着付けの仕方を学ぶイベントがあったら面白いかもしれませんね。美しく着こなした着物で、そのまま緑豊かな大徳寺へ。風情ある休日の散歩を楽しめそうです。

掃き出し窓を開けると、テラコッタ調のタイルが敷かれたテラスがお目見え。

まわりには塀が高く設けられ、外からの視線を気にすることなく、ゆっくりくつろぐことができます。

1Fの水まわりは玄関脇の部屋に集約。

左手のドアがバスルーム&シャワールーム。その隣の2つのドアがトイレです。

洗濯機の側面には専有部のサインマグネットが。

使用中であることを知らせるほか、順番待ちの札としても使用します。

洗面台の隣には深めのシンクを設置。

洗濯機で洗うのを躊躇してしまうようなデリケートな衣類は、ここで手洗いできます。

洗面道具やバスアイテムを保管できるスペースも備え付けられています。

屋内の各所に収納が設けられているのは、何かと便利です。

トイレは、マルチストライプのカラフルな空間。

ウォシュレット付きです。

こちらは共用の脱衣室。

右手の2室がシャワールーム、左手の1室がバスルームです。

脱衣室が共用なのは、オープンな設計と感じる人もいるはず。ぜひ一度現地で確認を。とはいえスペース自体は広く、動作面ではそれほどストレスを感じることはなさそうです。

ウッド調のバスルームはしっかりとしたサイズ。

1日の終わりにゆっくりと足を伸ばして、あたたまる。

さっと済ませたい人には、シャワールームがぴったり。

室内は棚付き。シャンプーなどのボトルを置くことができます。

上のフロアに続く階段は、リビング手前の廊下の先にあります。

まずは一気に3Fへ。

階段を上り切ると、共用のロフトスペースが姿を現します。

柔らかな起毛素材のラグも心地よく、寝転んだり、腰掛けて過ごすにはぴったり。

こちらにはプロジェクターを設置。シアタールームとして使うなら、低めの天井でも問題なさそうです。

よく見ると、マッサージ機能付きのクッションが置かれていました。

「ながらマッサージ」に、もってこい。

専有部は2Fにまとまっています。

階段の途中に設置されたブラケットは、レトロなステンドグラス製。

空間のテイストが、和から洋に変わる瞬間です。

廊下の突き当りは、リビングの吹き抜けにつながる間取り。

2Fの廊下にいても、リビングのにぎやかな雰囲気が伝わってきます。

吹き抜けの開放感もさることながら、どこにいても人の気配の届く一体感が心地いい。

廊下には、大きな鏡が設置されています。

お出かけ前の身だしなみチェックは、こちらで。

それでは最後に専有部を順に見ていきます。

まずは201号室。

広さは7.3畳。どの部屋もほぼおなじ素直な正方形の間取りで、家具の配置にもあまり悩むことはなさそうです。

アクセントとして効かせた壁紙は部屋ごとに異なり、ルームサインのカラーとリンク。

専有部のテーマカラーと窓向きが、部屋を選ぶ大きな基準になりそうです。

クローゼットタイプの収納は、なかなかのボリューム。

コートやシャツなど、オールシーズンの洋服が収まりそうです。衣替えをきちんとおこなえば、さらにすっきり。

コンパクトなベランダも備え付け。

物干しに便利そうですが、器具は自分で用意する必要があります。

202号室の壁紙は、ブルートーンのストライプ。

どちらかというと、メンズ寄りのシックな趣きでしょうか。

照明は暖色、昼白色、寒色に切り替えられます。

一転して、205号室はかわいらしいフェミニンな印象。

天井部までピンクの壁紙が施されているため、色合いのインパクトはぐっと強め。

窓枠の縁には、ピンチハンガーなどを掛けられる金具が取り付けられています。

耐荷重があるため量は限られますが、室内干しも可能です。

206号室はイエロー。

角部屋で、窓の代わりに扉からベランダに出ます。

ルーバー状の扉は、羽の向きを変えて風通しを調節することができます。

必要であれば、備品として高反発マットレスを選ぶことが可能。

多少硬く感じる人もいるようですが、低反発に比べ睡眠中の体への負担は軽減されるそうです。

最寄り駅は、京都市営地下鉄烏丸線北大路駅

四条駅京都駅まではそれぞれ直通で9分、13分です。

京都はバス路線も発達しているため、メインの足はそちらになるでしょうか。最寄りのバス停は徒歩3分のところにある「大徳寺前」。 そのまま京都駅、二条駅、千本今出川、四条大宮などへアクセスできます。

シェアハウス近くには、オーナーさんが経営するスパゲッティ屋さんも。

パスタではなく、あくまでスパゲッティ。たらこや味噌をつかった和風ソースが売りとのこと。

周辺は静かな住宅街で、スーパーやコンビニも5分圏内と日常的な買い物にも便利な環境。都心へのアクセス性と住環境のバランスがほどよく整ったエリアです。

茶の湯(茶道)文化とも縁の深い大徳寺も、歩いてすぐ。

緑も豊かで、天気の良い日には心地よいゆるやかな時間が流れています。

着物姿で番傘片手に、京都の仏閣巡り。

日常的に着物を着こなす大人の女性は、やはりカッコイイなあと思います。

シェアハウスを運営管理するのは、TSUKIカンパニーさん。

先祖代々の土地を生かしたいという気持ちから、シェアハウスの運営を思い立ったとのこと。

入居者の暮らしやすさを熟慮して、空間設計には自ら携わったそうです。本業はレストランのオーナーということで、プロ視点でこだわったキッチン設備も見どころです。

自宅が近くにあるということで、連絡も取りやすいのではないでしょうか。入居者の意見をしっかり聞きながら、一緒に家を作り上げていきたい、とのことです。京都らしい、やわらかな物腰が印象的です。

お問合せはコチラからお早めにどうぞ。

お茶会に欠かせないものと言えば、お茶うけ。

和菓子の聖地とも言われる京都では、様々な逸品を味わう楽しみが醍醐味になりそうです。

(ソン)

2015年05月11日

カテゴリ: デザイン物件 京都 女性専用物件

白い隠れ家

大胆で辛口な、わたしの家。

コンクリート打ちっぱなしの壁、ステンレスのキッチン、ダークブラウンの家具。

男性が好むインテリアの特徴として、「スタイリッシュ」「シンプル」「デザイナーズ」などのキーワードが挙がることがあります。でも、ほんとうは全ての男性がデザイナーズマンションに住みたいわけでもありません。

一方、女性が好む(とされる)インテリアの特徴では、ふんわり、ガーリー、キュート…お姫様系、などが挙がるでしょうか。

床も扉も真っ白。小物やテキスタイルに花柄やパステルカラーが使われた、かわいらしい部屋。「かわいい〜!」という声が今にも聞こえてきそうなトーン。

でもやっぱり、ほんとうは「もっと格好良い部屋に住みたい」と思っている女性だって沢山いるんですよね。

2015年の春、京都の二条に登場した「六重奏(セクステット)」。

全国に数あるシェアハウスのなかでも、ひときわエッジの立ったこの建物が、女性専用だということに最初は驚きました。

隠れ家を思わせる、コンクリート打ちっぱなし仕上げの内壁。建物の中心に、最上階の天井近くまで達する階段がグルグルと渦巻く大胆な間取り。その縦穴をとり囲むように専有部が配置された、スキップフロアの構成。

多様な確度から緻密かつ辛口に精査されたディテールの数々は、辛口の批評家筋もうならせてくれそうです。

ところが、何度見ても辛口なこの家で暮らせるのは、6人の女性達。

そのためと言っては何ですが、見た目の良さだけでなく機能面もしっかりしています。暮らしやすさまで考慮した上で、なおシンプルで調和の取れた設計にまとまるのは、新築ならではの恩恵かもしれません。

男性たちの、羨望の眼差しが目に浮かぶようです。

二条駅の最寄り出口から、徒歩で7分ほど。車通りの少ない、古い木造の建物が並ぶ住宅地を進みます。

京都らしい街並みを眺めつつ歩いていると、突然目に入る異質な建物。

とにかくインパクト大のこの建物が、「六重奏(セクステット)」です。

爽やかな要塞のような、あるいは、ともすると動き出すアニメのキャラクターのような。とにかく一度見たら忘れない外観です。

ちなみに、工事の真っ最中に届いていたCGの完成イメージがこちら。

実際の仕上がりがここまでイメージ図そのままというのも、なかなか珍しいのではないでしょうか。

アーチ屋根が可愛らしいポストは、各部屋ごとに用意されています。

「Do」「Re」「Mi」…と、部屋には音階の名前がついています。「101号室の◯◯さん」より、「Faの△△さん」の方が、なんとなく親近感が湧くのかも。

分厚いコンクリートで囲われた玄関は、一部がガラス張りになっていて、内部の様子がうかがえるようになっています。

ドアの前で、ふと横の壁面を見ると、渋めのフォントが壁に浮かんでいます。

いわゆる「デザイナーズ」風とも言える外観とのギャップが、チャーミングだと思います。

ナンバー式の電子錠をピピッと押して、建物のなかへ。

床も、壁も、天井も、コンクリート打ちっぱなしのクールな仕上がり。男性の好みそうな雰囲気ですが、女性専用です。

あとから設置したという靴箱は、やや濃いめの色味がコンクリートに負けずちょうどいいバランス。

1部屋につき1段。ということは、パンプスなら6〜7足ほど置けそうです。ブーツなどの背の高い靴は、各部屋で収納しましょう。

玄関を入ってすぐ、すりガラスの引き戸が取り付けられています。

リビングの空調を保ち、外部からの視線も遮ってくれる、重要な役割。木枠とコンクリートの組み合わせも素敵です。

玄関を上がると、すぐにリビングが広がります。

建物全体がスキップフロアの構成。階段を上った先のダイニングとは、1mほど高さが違います。空間が縦にズレていく、新鮮な光景。

リビング側には天井まで届く大きな窓が付いていて、明るさは十分。

これだけ大きな窓で開放感がありつつも、隣家の視線を気にせず過ごせるのは良いですね。ひと部屋ほどの広さの庭には、きちんと芝生も植えられています。

自然と視線のむかう位置に植物があると、日々、気付かないうちにリフレッシュできそうです。朝一番の深呼吸にも、ちょうどいい場所かも。

そうそう、「コンクリートの家は寒そう」と感じている方もいるかもしれません。

実はこのリビング、寒さ対策のために、なんと床暖房が入っているそうです。コンクリートでも、床暖房が設置できるんですね。さらに今後は床にラグも敷かれる予定とのこと。

ちょっとぐらいゴロゴロしながらTVを見ていても、風邪を引かずに済みそうです。ひとまず、安心して良いのではないでしょうか。

TVの後ろの白い壁はホワイトボード。

コミュニケーション用に使うことになりそうです。

パキラもすくすく。

続いて、階段を上ってダイニングとキッチンを見ていきます。

階段から先は、無垢材の床。足元が、ぐっとやわらかくなる感覚があります。

6人が同時に席につける長いテーブル兼作業台は、オリジナルデザイン。

テーブルだけでなく、イスや戸棚など、ほとんどの家具は京北町にある「knot」の手がけたオーダーメイド。

キッチンの作業台も兼ねているため、通常のものよりも少し高さがあります。

それに合わせて、イスの座面も少しだけ高めに。ピッタリのサイズは、オーダーメイドならでは。

ダイニングではイスに、リビングでは床に座ると、スキップフロアの効果も相まって、視線の位置がずいぶんと変わります。

ひとつづきの空間なのに、別の部屋で過ごしているような感覚。新鮮です。

壁側にはキッチンが。

掃除のしやすいステンレスの天板が、シンプルでいい感じの雰囲気です。

この空間で、なおかつ設備もしっかりしているのは何とも嬉しいところ。

ガスコンロだって、抜け目なく4口タイプです。

コンロの対面、テーブルの一角にはシンクが備わっています。

もともとシンクとガスコンロは並べて配置しようと思っていたそうですが、窮屈で使いづらくなってしまうため、バラバラにしたとのこと。作業場所もゆったり取れて、料理の幅も広がりそうです。

キッチン自体はシンプルな作りで、収納はオープンの吊り棚のみ。そのため、各部屋ごとに使える収納棚が別に設けてあります。

食器や調味料などはこちらに収納。引出しタイプもあるのが嬉しいですね。

この棚も「knot」に依頼した作品とか。確かに、扉のなかに引き出しがある収納って、なかなか見かけないですね。

すこし重みのある扉を開けて、上階へ。

階段を数段上るたび、秘密基地のような空間が上へ上へと広がっていいきます。

中央は階段室。数段ごとに水まわりや部屋への入口となるドアがあり、平面で見ると階段をぐるりと囲んでいるような構成になっています。

必然的に階段の上下が多くなりますが、「運動不足にはちょうどよい」くらいのポジティブな気持ちで暮らすのが良いと思います。

天井にはトップライトが設けられ、光の届くところはすこし明るくなっています。

階段の突き当たりのスペースの用途は検討中とのこと。良いアイデアがあれば、採用されるかもしれません。

どこも、映画に出てきそうな隠れ家感が満載。

まず、階段の途中に2箇所ある水まわりから。

午前中の光が心地よい洗面スペースは、ダイニングから数段ステップを上がったところにあります。

スツールや窓際に腰をおろして、じっくり歯磨きやスキンケアに取り組めます。 窓の外のベランダで、もちろん出ることもできます。

外からの視線もなく、お風呂あがりに少し風に当たるにもちょうどよいスペース。

庭も見下ろせますが、手すりはかなり低め。暗くなったら要注意です。

ここも、オススメはやっぱり朝。光を浴びるうち、徐々に頭がすっきり目覚めていきそうです。 洗面台の奥には、シャワールームがあります。

タオルや洗剤、シャンプーなどは棚に収納しておくのが便利そう。

高い位置でも手が届くように、ステップも用意されています。

シャワールームはシンプルなタイプ。

実は、リビングの隣に坪庭付きのバスルームがあるのですが、2015年3月時点では工事中でした。

猫足バスタブ(!)から眺める坪庭の笹が、なんとも風流なのだそう。ぜひ現地で確認してみてください。

もうひとつの水まわりは「Mi」と「Fa」の部屋の間に位置しています。

階段での移動が多くなりますし、部屋からアクセスしやすい配置は大事ですね。

下階の水まわりスペースに比べ、ややコンパクトにまとまった間取り。

バスルームは下階のみですが、洗面にトイレ、洗濯乾燥機がそろっていれば、日常的に不便ということはないでしょう。

トイレは手洗器が一体型のもの。

タオルハンガーやペーパーホルダーに使われているアイアンのさり気なさに、グッと来ます。

洗濯機と乾燥機の横から、階段室に出ることもできます。

ただし、ここからの出入りは、かなりの段差があります。

廊下に面したインナーバルコニーは、午後のひとときを過ごすのに良さそう。

やわらかい風が吹いて、なかなか気分が良い場所。春や秋には、外で読書を楽しむのが最高です。

ちなみに、バルコニーからはこの眺め。

まわりは静かな住宅地。のんびりとした雰囲気が漂う街です。

ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ。と、部屋は全部で6室。音階が上がるように、部屋も階段を上って段々高い場所に位置していきます。

それぞれ異なる間取りの部屋を、いくつかピックアップしていきます。

スタートはまず「Do(201号室)」から。

倉庫のように重みのあるドアをガラガラとスライドさせて、部屋へ入ります。

間取りはクセがなくシンプルで、使いやすそうな長方形。

奥にはインナーバルコニーが付いていて、洗濯物も干せます。 オープンタイプの収納もたっぷり。

棚やボックスを組み合わせて使うと、さらに収納力がアップしそうです。

ちょっとネックになりそうなのは、日当たり。窓向きの関係で、採光が良いとは言えません。もちろん天井照明をつければ問題ないと思いますが、気になる方は現地で確認を。

続いて「Mi(203号室)」の部屋。

収納は少なめですが、7.7畳の広さですし、いろいろ家具を置いても大丈夫でしょう。 ベランダは特徴的な形です。

建物を外から見たとき、角のカーブにあたる部分です。バスルームから眺められる坪庭から伸びる笹が、吹き抜けから顔を出しています。

この部屋最大の特徴は、ハシゴ。

ハシゴで上るロフトならわかりますが、下に降りる…?

現れたのは、地下室として使える秘密の部屋。

約2.9畳の空間は、様々な使い道がありそうです。

とは言え、天井までの高さは140cmくらいでしょうか。女性でも、まっすぐに立つのは難しいはず。

荷物置き場にしてしまうのも良いですが、これだけのスペース、なにか面白いアイデアを…と思ってしまうのは贅沢でしょうか。

ちなみに、小さな窓を覗いてみると…

ダイニングが!こっそり様子を伺えてしまいます。

最後は「Sol(302号室)」。

さきほどの地下室(?)に対し、こちらはロフト付きです。

下からみるとわかりづらいですが、実は4.3畳もあるんです。

結構な奥行き!天井高は60cmくらいですから、こちらは荷物置き場として使うことになりそうですね。

ロフトから部屋を見てみると、こんな感じ。

ロフトの前にはカーテンレールが取り付けられ、荷物を隠すこともできます。好みのテキスタイルを選ぶのも楽しみですね。

京都での生活に欠かせない自転車も、しっかり置けます。

京都駅までも自転車圏内。河原町方面へのアクセスは、乗り換えを考えると自転車のほうが便利かもしれません。

六重奏(セクステット)」の最寄り駅は、各線・二条駅

JR地下鉄が通っていて、京都駅まで6分、烏丸御池まで4分と、通勤にも遊びにも便利な立地です。

二条城とは反対方面の、地元の人達が長く暮らす住宅街。親子で代々受け継がれてきたような個人商店が、住宅に入り混じって点在しています。

駅前にはチェーンの飲食店やカフェが多いですが、シェアハウスから歩いてすぐの場所にあるカレー屋さん「森林食堂」が事業者さんのオススメとか。

外観からオーラがすごいですが、内部もこの調子でグリーンいっぱいのユニークな空間。

カレーのメニューも種類豊富で、行きつけにしたらかなり素敵です。

運営・管理を行うのは「株式会社フラットエージェンシー 本店」さん。

京都で40年以上続く不動産屋さんは、2004年から学生専用のシェアハウスの運営管理も行っているそう。実績があるのは、安心感がありますね。

「六重奏(セクステット)」は実に3年がかりのプロジェクトだったそうで、担当さんも「やっとの思い」でここまで来たとか。

プロジェクトチームに男性が多かったせいか、全体に格好良い雰囲気で作られています。オープン前に行われた内覧会でも、男性の反応がとても良かったそうです。

格好良さを求めて盛り上がる男性スタッフ陣に対し、女性陣が現実的なツッコミを入れながら、完成した建物。その甲斐あって、細かい使い勝手や生活の快適性はなかなか高いと思います。

独特の肌触りと、少し乾いた空気感に魅了された方。全国を見渡しても、稀有な存在感をまとったシェアハウスだと思います。

2015年4月現在、空室は残りわずかとのこと。お問合せはコチラからお早めにどうぞ。

この家を住みこなしているなんて、もう、それだけで魅力的。

格好良い女性は、素敵ですよね。

(テルヤ)

暮らし、慎ましく

澄んだ空気を、胸いっぱいに吸い込んで。

今日は予定が何もない。月に1度は空っぽの日を、あえて用意しています。

天気が晴れだと、ぶらぶらと思うままに書店を巡ってみたり、喫茶店に入ってカレーを食べたり。適当に選んだ本をパラパラめくって、普段目にしない言葉を手帳にメモしてみる。でも、基本ぼーっと頭のなかは空っぽ。景色や匂いが、空っぽの頭のなかを通り過ぎるのを楽しみます。

そんな1日を過ごすのにピッタリだと思うのが京都の街です。
三条大橋のスタバで一服したあと、カメラを携え自転車に乗って南禅寺までふらふらと散歩。鴨川を背に三条通りを東へズンズン進むと、建物はだんだん低くなり、正面に見える山がだんだん大きくなってくる。建物同士の間隔がひらくにつれて、時間もゆっくりになる。と同時に、この感覚は、このエリア独特のものであり魅力なのだとも思います。

だんだんとレイドバックされていく感覚、なにか非日常的なものが体の中に流れ込んでくる感覚は、市街地にほど近い場所にある南禅寺の魅力のひとつなのかな、なんて思います。

今回のシェアハウス探検隊で紹介する「Sloth life Nakatsugawa」は、そんな東山山麓エリアのシェアハウスです。

建物は大正時代生まれ、オーナーさんの祖父が建てた木造建築なのだそう。
以前は、さまざまな国籍のアーティストの集う集合住宅だった時代もあったのだとか。

ただ、市街地に隣接しながら静かでゆったりとした雰囲気を纏うこの土地で、1世紀近い時間を寄り添った住まいは、この土地らしい落ち着きと慎ましさを備えています。

住人さんは、木々の変化で季節を知り、食卓には季節の料理が並び、ときに薪を割ったりお茶会を開いたりしながら、快適に暮らしているそう。スローなライフスタイルが家のつくりとピッタリ合わさることで、唯一無二の暮らし心地を生み出しているようです。

「お寺に住み込んで精神を鍛える」ではないですが、Sloth life Nakatsugawaに住んで心を研ぎ澄ますという話もアリなのでは。

最寄り駅は蹴上駅

駅の構内から最寄りの出口へ続く道には、京都市動物園のかわいらしいポスターが貼られています。

地上にでると、そこは抜けの良い景色の三条通り。そこから、出口のすぐ脇の小道に入り、安養寺の参道へと足を伸ばします。

シェアハウスへの道のりは、鳥居を傍目にゆっくりと坂を上った先。自転車も押して歩けるように歩道は整備されています。

7分ほど歩道を進むと、「Sloth life Nakatsugawa」が見えてきます。運動不足な人だと「ふぅ」と一汗かくかもしれません。

ワサワサと緑の生い茂る環境は森の中のよう。実際に山の中にいるので、「森の中」という表現もあながち間違っていないのかもしれません。

大正時代生まれだからなのか、昭和のノスタルジーを飛び越えた品のある佇まい。

小ぶりな昔の名残りとも言えよう玄関扉。ガラガラと音を立てる引き戸が懐かしいです。

扉を開けると、ふわっと新しい家の匂いと明るい空間が広がります。

壁や柱は当時のモノがそのまま使われているものの、床や造りつけの家具はまるっとリノベーションされています。

年月を経た深みのある木の色と、みずみずしい木の色は意外にも調和が取れ、ほっと和む空間へと仕上がっています。

玄関に置かれた生花も、みずみずしくも深い味わい。

リビングは玄関の正面にあります。

リビングのドアは大きい透明のガラスの引き戸。

閉めている時も、廊下や玄関とつながっているような感覚になります。

それでは、リビングへ。

白い壁と無垢材の床が、照明の明かりをふわりと拡散。

ほっと気持ちが穏やかになる、温かみのある空間が広がります。

間取りはキッチン、ダイニング、リビングとだんだんと視線が下がっていくレイアウトですが、それぞれの空間に明確な仕切りがないため広々とした印象を受けます。

窓際のリビングは、床に腰を下ろすジャパニーズスタイル。

この手の空間では畳が敷かれていることが多いですが、無垢のフローリングの感触もほんのりと柔らかくて良い感じ。

よっこいしょと腰を下ろせば、うーんと伸びをしながらフローリングの節目を愛でる、そんな時間を誰もが一度は経験しそうです。

窓の外は、庭師さんが手入れしたという中庭があります。

こぢんまりとしていますが、窓に写るしっかりと組まれた石垣と生い茂った緑は迫力あり。作り込みすぎず、ほどよく自然のままのカタチを残した庭。眺めていると、時間がゆっくりと過ぎていきます。

窓の外の庭から少し目を外せば、意匠が素敵な建具に心を奪われる昼下がり。

骨董市で見つけたお気に入りの湯のみであつーいお茶を啜りながら、のんびりと休日を過ごしたいですね。

ダイニングとキッチンは品の良い佇まいの家具で構成された、良い意味で「ふつう」の空間。

ところどころに、アンティーク家具や古道具がセンスよく並べられています。

ダイニングテーブルをテラス照明だけは、ソリッドなデザイン。

このランプひとつで、ダイニングがきりっと締まっている気がします。

キッチンは大きなL字型のオープンキッチンです。

キッチンは一部がダイニングに開けたカタチ。

コンロまわりは壁に面しているので、壁面によく使う調理器具を並べておくことができます。

また、揚げ物や炒め物を調理するとき、ダイニングに油が飛び跳ねないなどのメリットがあります。

逆に食材を切ったり、盛り付けたり、という作業はダイニングに集まった入居者さんと楽しい時間を共有。

シンク台がダイニングに開けているので、面倒臭い食器の片付けも会話をしながら、さくっとこなせそうです。

なにより、おいしいものと嬉しそうな顔を見ながら料理をしていると、「もっと美味しいものをつくろう」と思うようになるから不思議です。

ちょっと手の込んだ料理をしよう。そんなときにあって嬉しいオーブンもあります。

ケーキも、パンも、焼き魚も、ラザニアも自宅でちょちょいと作れます。

廊下の奥には、もうひとつの共用スペースがあります。

場所は、階段を上がる手前の板間の奥。

そこは、「あ、懐かしいな」という感情が沸き上がってくる純和風の畳の空間です。

分厚い座布団を見ていると、実家の祖父母の家を思い出します。

正月、お盆、お祭りの日、親戚が集まってテーブルいっぱいの手料理を取り囲んで食べたなぁ。そんなことを頭の片隅で思い出しながら、少しのあいだ正座をして過ごしたのですが、ものの数分で脚が痺れてしまいました。

小さいころは大丈夫だったんですけどね。精神を鍛えるには良い空間かもしれません。

縁側で読書をするのもオススメです。

縁側に座っていると、陽の光をいつもよりも心地よく感じます。ほかほか体が暖まるのが気持ちいいのかな、なんて。

ときには、読書している隣で薪を割っている人を見かけるかもしれません。

というのも、薪ボイラーを導入する予定なのだそう。

つい、釜に薪をくべてフーフーと息を吹き込むようなものイメージしれしまいますが、意外と先進的なルックスになるのではと思います。当面は回収時に出た木材もあるとのことですが、来年の冬あたりには、本格的に薪を割っている入居者さんの姿を見かけそうです。

ちなみに、薪の割りかたにもコツがあるようです。

ワークショップなども開いているようなので、これを機械に斧の振り方、使い方を学んでみるのも良い人生経験になるかと。

それでは、水まわり設備を見ていきます。

バスルームは各フロアに1室ずつ設けられています。

ともに肩までゆったり浸かることのできるバスタブです。

窓があるので、換気もしやすいかと思います。

洗濯機はそれぞれのバスルームの脱衣室に設置されています。

バスルームの利用時間との兼ね合いがあるので、入浴時間の予約表を作ったり、ランドリー利用の予定表をつくるなど、ルールに工夫が必要かもしれません。

ちなみに、乾燥機は1Fのみ設置されています。

2Fの洗濯機で洗ったものは、廊下の突き当りにある物干しスペースを使ってくださいとのこと。

ちょっと面倒臭いかもと思いきや、この物干し場が洗濯機と行き来しやすかったり、雨の心配がなかったり、部屋干しするよりも、むしろ勝手よく使えるかと思います。

洗濯物が干されている生活感が、なかなか良い感じの風情とも感じられるから不思議です。

洗面スペースは、廊下の突き当りや階段の脇など行き来しやすい場所に設けられています。

とくに、1Fの洗面スペースは陽の光がよく入るスペース。朝の時間を、より心地よく過ごせられそうです。

それでは、部屋を見ていきます。

まずは、101号室から。和室の作りをそのまま活かした無垢フローリングの部屋です。

広さは8畳ほど。障子の窓の先には庭を悠々と眺められる縁側もあります。

雪見障子の小窓を開けて、外の様子をちらりと確認。雪見障子という位ですから、雪が積もった景色も一度は見てみたいもの。

寒さの厳しい冬の季節、楽しみがひとつ増えそうです。

こちらは201号室。

ガラスのデザインがとても印象的な窓が4枚ずらりと並んだサマは、洋館のようにも見えます。

磨りガラスは、程よく外からの視界をシャットしてくれているのですね。昼間ならカーテンいらずで過ごせそうです。

窓のガラスをよく見ていると、小さな気泡あったり、微妙に波打っていたり。

聞けば、改修前から使われていた窓なのだそうで、おそらく手作りのガラスなのだそう。これからも大切につかっていきたいものです。

収納スペースはこんな感じ。押入れの中棚は取り払われています。

最期に、こちらは203号室。

ふた間とも使え、合わせて9畳ほどの広さがあります。

ベッドルームと書斎という具合に部屋を分けて使うも良し、開けっ放しで広く使っても良さそうです。

冬以外のシーズンでは、たくさんの葉を付けた大きな楓が窓に映ります。

春の新芽、夏の青葉、秋の紅葉。毎日の小さな変化を、木を見て敏感に感じとるなんてのも乙です。

最寄り駅は、京都市営地下鉄東西線蹴上駅です。

三条駅まで電車で4分、自転車だと10分強といったところでしょうか。

駅を出た先にある三条通りには生活雑貨品を揃えるお店が少ないので、自転車で気軽に行き来できる三条や東山で買い物をすることが増えそうです。

お店が少ない代わりに、蹴上の周辺にはインクライン南禅寺といった時代に流されない景色が残っています。

明治の時代から1940年まで運行されていたという、蹴上インクライン。

残された線路と緑豊かな景色が相まった、情緒のある風景が残されています。言わずもがな、春には桜の名所となります。

運営・管理は、オーナーでもある「Sloth life Nakatsugawa」さんが行います。

今回はじめてシェアハウスの運営を行うオーナーさん。この土地や環境を最大限に活かすべく、薪ボイラーを筆頭にエコでスローなスタイルを取り入れたいと話します。新緑や紅葉などの四季折々の景色のほか、近くでは湧き水も楽しめるそうです。

また、この建物とはずーっと長い付き合いなのだそうで、この建物を建てたのもオーナーさんの祖父にあたるのだそう。

実は改修以前のSloth life Nakatsugawaの姿を知っています。というのも、偶然にも“ 気になる建物 ”メモとして残していたひつじ不動産スタッフがいたのです(!)。聞けば、どこか自由さを感じる雰囲気と、それとは相反する慎ましい佇まいを纏っていたのだそうです。

ビフォアーの状況のことを考えると、今回のリノベーションで建物が持っていたポテンシャルをグっと伸ばした、よりたくさんの人にこの建物の良さを理解してもらえる形になった、と言えるのではないでしょうか。

澄んだ環境のなかで、体の奥からきれいに素直になる暮らし。「あ、いいな」と思ったときが、暮らしを変えるキッカケです。お問合せはこちらからどうぞ

Sloth life Nakatsugawaから南禅寺境内へ続く散歩道も、贅沢な風景にあふれています。

木の葉の影を踏みながら水路沿いを進んだ先には、赤レンガの水路閣。橋脚のアーチの風格と言ったら…息を飲まずにいられません。

(イシクラ)

2015年02月12日

カテゴリ: デザイン物件 ユニーク物件 京都

引越しシーズン直前、冬の物件ダイジェスト!

引っ越しシーズンに備えて、準備運動をはじめましょうか。

季節は大寒を迎え、寒さもひとしおです。

2015年になり、早1ヶ月が経とうとしているのですね。街はバレンタインときどき恵方巻きムード。すっかり2月の雰囲気を帯びています。

「引っ越しの更新月が近づいてきた」なんて人も、多からず少なからず居ることでしょう。

そうそう、こたつに入ってごろごろしたい季節は、1年の中でも物件探しを俊敏にスマートにこなすべき季節でもあるのですよね。

今すぐこたつから出てしまって、物件探しや内覧に行こう!となるには、少々腰が重い。わかります、その気持ち。

ということで、今回は「この冬の注目物件のおさらい」ダイジェストです。

とくに2014年内にオープンしたシェアハウス、2015年春に竣工予定の物件は、なかなかの注目株が揃っています。

まずはこたつに入ってヌクヌクと情報集めをしてから、ある程度の目星をつけて俊敏かつスマートに家探し。春からの新生活にひと役立てていただければ、なんて思います。

それでは、ダイジェストスタート。

はじめに、これからオープンを迎えるシェアハウス情報をピックアップ!

六重奏(セクステット)」は、京都・二条に2015年2月オープン予定のシェアハウスです。

見た目も響きも印象的な、この名前。「色の異なる6人が1つの建物で共同生活を送り、1つの音色を奏でるように、暮らしを楽しんでほしい」という、事業者さんの想いから付けられたそうです。

音階や音色が重なるイメージを彷彿させるスキップフロアも、名前の響きと相性がいいですね。

内装の仕上がりはコンクリート打ちっぱなしになるようです。また共用部には、京北町で作られたオーダーメイド家具が置かれモダンな雰囲気になるとのこと。

朝、このテーブルで外を眺めながら飲む濃い目のコーヒーはとても美味しいんだろうな、なんて。

この外観も特徴的でかなりユニーク。味のある街並みのなかで、つい目が行ってしまうキャッチーな建物に期待が高まります。

2015年1月現在、まだ建築中とのことですが、すでに内覧も始まっているとか。お問合せはコチラから、お早めにどうぞ。

古アパートの跡地に建設中の「紫野 香月荘」は、自然素材にこだわった木造の家。

2015年3月のオープンに向け、着々と準備が進んでいます。

正面にライトアップされるオリジナルのサインは、三日月がモチーフ。きっと夜帰ってくると、すこし離れた場所からこのサインが見えて、ホッとした気持ちになるのでしょう。

約20畳というリビングダイニングには、畳の小上がりが作られる予定です。

ちょっと本を持ってきて一息ついたり、食後のデザートを楽しんだり、のんびりとした使い方がたくさんできそうな空間。夏は涼しく、冬は暖かいのも畳のメリットですよね。

各部屋は7.2畳で、すべての部屋にベランダ&クローゼットがあります。

なんだか全体的にほっこり、のんびり生活していけそうな雰囲気が。

オーナーさんが長年構想していたこともあり、きっと思い入れはたっぷり。特設ページでも追って情報を更新していく予定です。

地元の工務店さんが頑張っている工事中の様子も更新しています。一足早くチェックしておきたい!という方はコチラからお問合せをどうぞ。

Aider Reve(アイデリーヴ)」は京都の二条エリアにオープン予定の、これまでと少し違った視点から京都らしさを体現しようとしているシェアハウスです。

「ほっこり」と「新しい京都」。この2つがアイデリーブのテーマだそう。

このお題から、設計者さんが考え行き着いた答えのひとつが、京都という町のアイデンディティでもあるお寺や町屋に見られる、カタチと色だったそうです。

 

京風の代表的なシンボルでもある「格子」を、室内の随所に採用するとか。

また、聞いた話だと、アルミ板などを大胆に配置し、これまでに見たことのない京都らしさを提案しようとしている、なんて話も耳にしています。

たしかに、頂いたイメージパースを確認してみると、どこかメタリックな印象を受けます。

現状(2015.1)、間取りやその他設備については、まだ謎のベールに隠れています。が、これから情報が解禁されていくとのこと。

気になる動向はというと、2014年の暮れに特別内覧会を実施したり、新年はじめには工事用の外装シートが取り外されたりと、着実に竣工に向かっているようです。

気になる方は、こちらを定期的にチェックしてみてください。

オープン予告につづいて、新着シェアハウス情報をピックアップしてみます。

金閣寺の名を冠した「ベルフォート 金閣寺」は、昨年12月、閑静な住宅街としての人気も高い衣笠エリアにオープンしたシェアハウスです。

衣笠エリアは、春には桜、秋には紅葉が街のいたるところを鮮やかに彩ります。街を散策するだけで、贅沢な気分に浸れそう。古都の趣きを存分に堪能することができるとも言えそうです。

リビング・ダイニングは、住人全員が一緒になってくつろげるほどの広い空間。味わいある躯体には、モダンテイストを織り込んだ仕上がりも良い感じです。

衣笠の雰囲気にマッチする、スタイリッシュな内装も見どころ。コンパクトにまとめたキッチンは使いやすく、暮らしさすさのツボもしっかりと抑えられています。

このエリアでの暮らしを堪能するうえで、季節の移ろいも楽しみのひとつ。

部屋は、春の古都をイメージして桜色に染まる照明を設置したのだそう。粋ですね。

 

内装はすっきりテイスト。大人らしいシンプルな空気感を求める方には、まずピンと来るのでは。

金閣寺に寄り添う暮らし。まるで600年以上続く歴史の一部に加わったようで、なにげない一つひとつの出来事も、ずっと記憶に留まりそうな気がします。

ほかのエリアでは紡ぐことのできない、時代を超えた年月がもたらすくつろぎを享受する。古都・京都のなかでも、またひと味違う暮らしのクロニクル。

興味を持たれた方は、早々にコチラからお問合せをどうぞ。スピード感が求められそうです。

Sloth Life Nakatsugawa」は京都・南禅寺の近くにある、木々に囲まれたシェアハウス。

もともと、オーナーさんの先代が立てたというこの建物。リノベーションを行う前は、さまざまな国籍のアーティストが集まる集合住宅と化していたのだそうです。

さまざまな箇所を修繕、耐震補強工事をきっかけにリノベーションを開始。工事後は、よりほっこりと暖かみのある雰囲気を纏う仕上がりになりました。

そして、この度テーマを一新し、新たに入居者さんを募集はじめたとのこと。

テーマは「エコ&スローライフ」。

リノベーションの際も、使えるところはなるべく活かしたのだそう。新たに用いた木材も無垢材をベースに、やわらかでほっこりとした雰囲気に仕上がっています。

また、冬場は薪を使って室内を暖めることを考えてもいるのだそう。薪割りワークショップも開催されたそうです。

「Sloth Life Nakatsugawa」の一番の魅力は、和室の良さを存分に味わえることだと思います。

畳の上をはだしで歩く気持ちよさ、外から聞こえる鳥の声や木の葉の音、窓から入り込む風の感触。

ゆっくりと流れる時間のなかで、深く深く呼吸ができる環境。なかなか探しても見つかるものではないかと。

どの部屋も大きな窓が設置され、それぞれ望む景観が異なります。また、二間が繋がったタイプなどバリエーションも豊か。

万人にお勧めできる条件ではありませんが、突き刺さる人はいると思います。

「お!」と思った方、お問い合わせをどうぞ

もしこれが「出会い」だと感じた方は、早めに動いたほうが良さそうです。

以前、探検隊でも紹介した「シェアハウス つろぎ」でも、入居者さんを募集中とのこと。

“こころと体にやさしいくつろぎの空間”がコンセプトに、もともと倉庫だった建物の特徴を生かし、開放的な天井高を持つ空間として大胆にリノベーション。

住宅に隣接するスペースには運営事業者さんのオフィスが入るそうで、設備や運営面について気軽に相談ができるのもうれしい見どころです。

また、個性的な小物で彩られたアトリエのような空間のなかでも、独特の存在感を放つ画集や写真集は抑えておきたいポイント。

ぽかぽかと暖かなソファ席で手編みを楽しんだり、芝生がふかふかの中庭でストレッチをしたり。

自由度の高い空間とインスピレーションにあふれた空気感は、趣味人を満喫するための住まい、といった感じででしょうか。

キッチンの中央に鎮座するメタリックの大きな天板は、生地をこねる系の料理に、遺憾なくその威力を発揮しそう。

ピザやうどん、お餅など、住人同士でわいわいお喋りしながら楽しむ、フードパーティーのシーンが目に浮かびます。

部屋の間取りはいくつかバリエーションはあるものの、どれもシンプルなつくりです。

とはいえ部屋ごとに壁の色が一部異なるため、がらりと雰囲気が変わります。

すっきりコーディネートするも良し、趣味的に仕上げるも良し。思いのままに使える部屋だと思います。

最寄り駅からは関西空港や天王寺に直結するなど、アクセス環境もほどほど。マイペースにほっこりとした暮らしを楽しみたい方は、コチラからお問合せを。

あわせて、こちらの記事もチェック!

クリエイティブと向き合う「シェアハウス つろぎ」

最後は、趣向を変えてこちら。

年明け早々に訪れた「DKハウス神戸」が、良い意味で変わらず少しだけ垢抜けていて、とても良かったのです。

ラウンジは、食堂のようなこざっぱりとした感じ。ですが、それが居心地が良い。窓に映るエントランスの緑も、冬でも元気に育っているのがうれしく思えました。

入居者さんは六甲〜神戸近辺で働いている人が多いのだそうです。たしかに、この地域の賃料の相場をみると「おトク」だからと入居している人は少なそう。

設備の充実度や立地の機能性に魅力を見いだしたり、シェアハウスというライフスタイルに興味のある人たちが集まってきて、面白いコミュニティが形成されている。と住み込みの担当者さんは語っていました。

阪神線・新在家駅からは徒歩6分とまずまず歩きますが、道のりの途中でショッピングモールがあり、スーパーもあり。家の隣には24時間営業しているスーパーがあり、温水プールや温泉のある施設も徒歩1分。

たしかに、立地の良さは一目おくべき内容だと思います。

個人的に良いなと思ったのは、どこかしら漂っていた暮らしの活力です。

スケボーを抱えて公園に乗り出すメンズや、コンサバルックに身を包んで仕事に出かける女子に会い、また毎朝届くという新聞は熟読された痕跡がありました。

まさに旬な年ごろの人たちが集まる場所というのは、やはり何かしら面白い事が生れる可能性が高いのだと思います。そういう点では、ここでの暮らしは、なにか視野を広げるきっかけになるのではないかなと感じるところがあるのです。

ただ、スタイリッシュな暮らしを求める人には、少しミスマッチかもしれません。ほどよく生活感のある、アットホームな雰囲気ですので。

特設ページで現場の雰囲気をチェックすると良いかと思います。

神戸でなにかを始めよう、たくさん話をしよう、面白いこと探そうなんて思っている人には、たぶん馬が合うのではないでしょうか。

お問い合わせはこちらから、どうぞ。

さて、ほかにも・・・

ナチュラル&ほっこり系や、

ラグジュアリーでキマッたラウンジ、

はたまた、初めて目にするようなアグレッシブな設備などなど。

これらの気になる空間に、住めるチャンスが巡ってきそうな予感がします。

ひつじ不動産のFacebookページでも、ピックアップしたシェアハウスの情報を配信しています。ぜひご活用を!

そして、今年も素敵な住まいとの出会いがありますように!

(テルヤ、ソン、イシクラ)

2015年01月22日

カテゴリ: シェアハウス探検隊の日々 京都 兵庫 大阪

やるならとことん

磨く、重なる、生まれる旋律。

先日、イベントへの参加をきっかけに音楽スタジオに初めて足を踏み入れました。音楽スタジオ…音楽をやっている方なら馴染み深いかと思います。

イベントの内容はというと、様々な楽器に触れてセッションしようというもの。参加者のなかには楽器の演奏経験がない方もいらっしゃいました。当然、初めて触れる楽器を演奏するなんて、とても緊張してしまいます。セッションなんてムリ、ムリという様子。

ところが、ドラムセットを前にしてコーチのアドバイスの基にシンプルなリズムを刻んでいると、経験者さんのメロディーが自然と重なっていきます。一度流れができると、音幅は次第にスケールが大きくなり、気付けば立派なセッションに発展。みんなの笑顔がとても印象的でした。

シェア・ミュージック」は、まだまだ目新しい完全防音仕様の音楽スタジオ付きのシェアハウス。24時間いつでも楽器の練習が可能な防音設備と、プロが選んだ楽器・機材が見どころです。

音楽スタジオ付きと聞くとさぞかし大型物件なんでしょうと思いきや、なんと全6部屋。スタジオを利用できる時間もしっかり確保できそうですし、きっと深い密なコミュニケーションも生まれそうな予感がします。

良質な音楽には、技術とハートが大切と耳にしたことがあります。じっくりと練習して技術を高められる時間と、ふとした音の重なりから生まれる新しい旋律。

シェアハウスと音楽。それぞれ醍醐味が重なると、素敵な瞬間がたくさん生まれる気がします。

シェアハウスは白川通に建つ、3層に塗り分けられた四角い建物。

神宮丸太町、東山、蹴上と3駅のちょうど間くらいにありますが、1番近い蹴上駅が徒歩20分とまずまずな距離です。

共用部の玄関と、専有部につながる玄関は分かれて設置されています。

共有部の玄関は白木テイスト。ひさしの緑色と壁の黄色も相まって、かわいらしい面持ちです。

鍵に表示される数字をタッチ。くねくねと曲がった手すりを掴んでグイと引きます。

ドアを開けると、ダイニングテーブルが見えます。

玄関まわりは、シンプルですっきり。

靴箱は2階にあります。というのも、この玄関はラウンジ・ダイニング専用。

専有部は別の玄関からアクセスできる2階に集約されています。

靴を脱ぐと、すぐさまダイニングが広がります。

黒い天井と濃い目の焦げ茶の床、そしてスポットライトが落ち着いた雰囲気。

天井は解体され、かなりの天高に。圧迫感はまったくありません(写真ではわかりづらいですが)。ただ雰囲気を重視したのか、晴れた日の昼間でもあえて少し暗めの室内です。

裏手にお寺のある静かな環境もあいまって、ホッと一息つける空間。

ダイニングテーブルは、大きな一枚板の天板が素敵な逸品です。

聞けば、おなじタイプのテーブルを事業者さんの自宅や事務所でも使っているとか。とても使い心地が良いからと、今回も取り入れたのだそうです。

若干、天板と椅子との高さが合っていないような。これもご愛嬌。おそらく、すぐ調節してくれると思います。

テーブルのすぐとなり。キッチンは、作った料理をすぐにテーブルに運べる位置に設けられています。

業務用の大型キッチンと迷ったものの、何人かで同時に使えるように、ファミリータイプのキッチンを2つ並べることにしたそうです。

壁側はシンクとガスコンロのみ。食材を切る、盛り付ける作業は、収納を兼ねた対面の作業台で行います。

6人で大きめの冷蔵庫が2つと、自炊派にも嬉しい容量。

作った料理もたっぷり保存できるのが心強いですね。

食器や食材は専用の棚も設けられています。

キッチンの裏手、ダイニングからは見えづらい位置にあるのも好印象です。

空間の端にさり気なく佇むドアの先はトイレ。

トイレ自体はとてもプレーンな仕様ですが、対面にある洗面が目を引きます。

この佇まい、うーん渋い。和食屋さんに来た気分です。

では、ダイニング・キッチンの隣にあるリビングへ。

落ち着いた雰囲気はそのまま、レンガ、木、畳(!)と様々な要素を取り入れた不思議なスペースです。

リビングというよりも、多目的スペースやプレイルームの位置づけに近いかもしれません。

床や小上がりなどの床座を中心にした生活スタイル。

小上がりには小さなテーブルが設置され、掘りごたつのようにして使えるようになる予定だそうです。

小上がりに対し、小下がりというのでしょうか。床を楕円形にくりぬいて作られたスペースでは、寝転んでリラックスすることもできます。

内側はクッションで、寝心地もバッチリ。白い壁にはTVが設置されるとのことで、ゴロゴロしながらTVを眺めるのも良さそうです。

窓際はカウンター席です。この椅子たち、形も高さもすべてバラバラ。

聞くと、職人さんが作ってくれたオリジナルなのだとか。ひとつひとつ模様がつけられていて、表情が変わるのも面白いところ。

椅子を作ったときの余った木材で作った壁掛け飾りはプレゼントでいただいたもの。

和のテイストも不思議としっくり。キュートで粋なプレゼントに胸がときめきます。

レンガ壁には木製のベンチが取り付けられています。

床に座ればテーブルにすることもできます。が、事業者さんは本棚にしてもいいかもと思っているとか。大きめの写真集などでもキチンと収まりそうなサイズ感。

場所によって視線の高さが変わる。座る行為を通して、同じ部屋が違う見え方を楽しめます。「居場所を作る」とはまた異なる試み、なかなか興味深いですね。

さて、ドアを開けるとさらに部屋が続きます。

多目的に使用できるすこし小さな部屋。いよいよお待ちかねです。

ドアの先には防音スタジオ。こちらは休憩スペースといった立ち位置でしょうか。

赤いフチが特徴的な窓からは、音楽スタジオの様子を覗けます。

あまり覗きすぎて、練習の邪魔をしてしまわないように気をつけないと、ですね。

スタジオは2重の防音扉の先。

住宅地のなかで24時間利用可能なスタジオを計画するにあたり、防音にはかなり気を使ったそう。施行はプロが使うスタジオや防音マンションを防音設備専門の会社さんにお願いしたとか。

赤いカーペットに黒い壁、ふわりと浮かんでいるように見えるスタジオ。

初めて入った瞬間は、つい「わ!」と感嘆の声が出てしまう本格派です。

ドアを閉めると、とたんに静寂に包まれます。

外の世界とは隔離されたような静けさ。ピリっと気が引き締まるような感覚になります。

京都の老舗・ワタナベ楽器店に、プレイヤーがグッとくるラインナップを選んでもらったそう。プロが選んでいるあたり、やはり本格派。

PDP by DWのドラムセットに、マイネルのシンバル。

ROLANDのキーボード。

アンプもギターはJC-120、ベースはFENDERのBASSMAN。

もちろん、利用はすべて無料。バンドメンバーを招待することもできます。予約などの運用方法は、入居者さんと話し合いながら決めていければ、とのことです。

続いて、2階へと向かいます。

共用部の玄関とは分かれて設置されています。

また、専有部や水まわりのある2階へは、キッチンの隣にある扉からもアクセスできます。

ドアの先は靴が必要です。室内用のサンダルなどがあると便利だと思います。

帰ってきたらまずはリビングへ向かう人と、一度部屋へ戻る人、それぞれのスタイルにマッチしそうです。

階段をのぼると、アットホームな雰囲気の玄関ドアが構えています。

鍵は、共用部の玄関と同じくナンバーロックです。

玄関のタタキは広めですが、靴はキチンと収納するのが基本。

木製のシンプルな靴箱は、ひとり5〜6足収納できそうです。

廊下はL字型。

ちょうど角のあたりに、水まわりが集約されています。

廊下幅を広げて作られた洗面スペース。

シンプルな横長の鏡が、棚と雰囲気がよく馴染んでいて、随分とシックな雰囲気の洗面スペースです。

特徴的なのは、信号機と同じ配色で並んだ洗面ボウル。

食器のような、少し渋めの発色が素敵です。

今日は思い切り気合を入れたいから赤、なんて、気分に合わせた使い方もできるかも。

洗面グッズやバス用品は、ざっくりと仕切られた廊下の棚に収納しておくことができます。

奥行きはそれほどありませんが、シャンプーボトルや洗剤程度なら十分。小さなカゴに入れて収納しておけば、持ち運びも便利そうです。

洗面の対面には、やたらと広いトイレが。

テラコッタタイルを模した床と、濃いネイビーの壁の組み合わせがとても上品。

深いため息も、吸収してくれそう。穴場のリラックス空間です。

洗面台の裏には、シャワールームとバスルームが並びます。

シャワールームはシンプルなタイプ。隣はバスタブ付きのバスルーム。

夏場はシャワーで済ませてしまうことも多いかもしれませんが、寒くなってくるとバスタブのありがたみを感じることも多くなりそう。

6人でこの水まわり設備数なら、忙しい朝や就寝前の時間帯にも、ほとんどストレスを感じずに使用できると思います。

では、部屋を見ていきます。

201号室はイエロー。どの部屋も和紙のようなやわらかい壁紙が使われていて、やわらかな表情を見せます。

ちなみに6室すべて壁のアクセントカラーが異なります。

作り付けのクローゼットは変形タイプ。

現在はハンガーポールが設置され、洋服がかけられるようになっているそう。サイズが合えば、引き出しなどと組み合わせると収納力もアップできそうです。

水色の壁紙は205号室。

どの部屋も4.5畳前後で、広さは大差ありません。間取りと、窓向きと、壁の色を総合して選ぶことになるかと。

ドアとクローゼットの位置を考えると、家具の配置は自然と決まってきそうです。

他の部屋よりも広いクローゼットが特徴。

荷物が多い人は、これくらいの収納力が嬉しいかもしれませんね。

その他のカラーラインナップはこんな感じ。

落ち着いた雰囲気のグリーンに、

バリエーション豊かなピンク。

持っている家具に合わせるなら、相棒である楽器を置くなら。

色で部屋を選ぶのも、なかなか楽しいものです。

冒頭でも触れましたが、シェアハウスが建つのは白川通

神宮丸太町出町柳蹴上東山あたりの駅が利用できますが、歩くとそれぞれ20分以上かかってしまいます。

そのため、自転車移動が基本になりそう。駐輪場にはひとり1台分のスペースが確保されているので、利用しない手はないかも。スペースに余裕があれば、バイクの駐車もOKとのことです。

鴨東線の神宮丸太町駅と出町柳駅は、東福寺か三条で乗り換えて京都まで20分強。

東西線の蹴上駅なら京都まで15分と、電車に乗ってしまえばアクセスはまずまずです。

雨の日はシェアハウスのほぼ目の前から出ている市営バスに乗るルートが便利。「烏丸丸太町」で降りて烏丸線に乗り換えれば、25分ほどで京都に到着です。

シェアハウス周辺は京大や銀閣寺、哲学の道などのある文化的にも由緒ある地域。

一方、白川通は昭和初期に整備されはじめ、京都の道のなかでは比較的新しい通りです。

24時間スーパーやコンビニも徒歩5分圏内。便利さとある種の京都らしさを一度に楽しめる立地かもしれません。

シェア・ミュージック」の運営管理は、「株式会社日本の窓」さんが行います。

日本へやってくる外国人の窓口となり、ツアーを企画したり、日本の魅力を発信したりする旅行会社さん。

オーナーでもある女性の担当さんは上海出身で、京都に住み始めて早15年以上。海外からの視点と住んでいる人の視点、それぞれの特徴をうまくとらえながら、シェアハウスの企画に取り組んでいます。

今回のテーマは、自身も好きな音楽。「わたしはなにもできないんですけど」と謙遜しますが、歌が好きだったり、お子さんがバイオリンを習っていたりと音楽に触れ合う日常を過ごしているようです。

とはいえ、随分振り切った仕上がりにビックリしたのもたしか。

お話を聞いているあいだ、何度も出てきていた言葉は「やるならとことんやろうと思って」。その潔さは、女性の強さのようなものを感じました。

設備をその手のプロに依頼することで費用もかなりかかったのではと想像します。ただ、「本当に好きな人に思い切り使ってほしいから」という想いを聞くと、とても良い判断だなと思ったり。きっと本格的に音楽に取り組んでいる方でも満足できる仕上がりになっているはずです。

ずばり、この音楽スタジオを存分に使い込みたい方。お問合せはコチラからどうぞ。

大事なのは、相手をよく見て呼吸を合わせること。

音楽でも、日常生活でも、それはきっと同じなんですね。

(テルヤ)

2014年09月04日

カテゴリ: デザイン物件 ユニーク物件 京都