デザイン物件の記事一覧

あたらしい居心地

人の集まる場所には、理由がある。

駅に降り立った瞬間に感じる、良い予感。

甲陽園の駅前に拡がる光景には、ある種のニュアンスが湛えられています。

古くは、映画の撮影所や温泉などでにぎわった地域と言います。老舗旅館◯長(まるちょう)の建物をリノベーションしたダイバーシティ 甲陽園は、昭和33年から甲子園球児を受け入れ、数えきれぬ球児たちの疲れを癒やした老舗旅館。

その面影は、リノベーション後も残っています。

古くから多くの人が集まった甲陽園。

学生向けのコンペを開き、老舗の旅館をどうしたら現代でも受け入れられる場所にできるかを、模索したと言います。時代は変わり建物も変われど、再びまた集まる人々の疲れを癒やす場になるための、挑戦が始まります。

2016年のコンペを通じてリノベーションされ、生まれ変わったダイバーシティ 甲陽園。

泊まる場所から、住む場所へ。

形態は変われど安心して身を委ねられる場という文脈では、変わりありません。老舗旅館が現代で愛されていくために何を行なったのか、さっそく見ていきたいと思います。

玄関前のアプローチ。

入口は旅館当時、お寿司屋さんがあった位置。

玄関扉の手前には、専有部ごとにポストが設置されています。

屋根が付いていて、雨の日も心配はいらなそうです。雨に濡れることなく、取り出しの時もゆっくりと落ち着いて。

玄関の鍵は、複製しにくいディンプルキーです。

玄関ドアは透明になっています。

すぐ奥のリビングに顔馴染みがいるなら、「ただいま!」と開けてもらうのも良いかもしれません。

玄関から内部を見るとこんな感じ。

なお、靴箱は玄関付近ではなく…

裏口ドアの脇に設置されています。

表玄関から入り靴をしまいに行っても良いですが、裏口から入ることもできます。

大きな窓から光の差し込むリビング。

明るいダイニングテーブルには、結構な人数が座れそう。ソファも用意されているため、ちょっと横になって、なんてことも。

掃き出し窓はアコーディオン式になっています。

全て開け放すことで、リビングの印象がまた変わります。リビングとテラスが一体になると、とても開放的です。

普段はテラスへの扉は閉めているそうですが、イベントがあるときは開け放して、外部の人が入りやすいようにしているとのこと。

キッチンは玄関の脇。

ダイニングテーブルの目の前です。

広々としたキッチン。

アイランド型キッチンは、特注された大型のもの。食洗機や備え付けのオーブンも付いていて、料理もしっかり楽しめそうです。

過去には入居者さんたちでピザをつくるイベントも。

シンクはまずまず大きめのサイズ。

浄水器直結の水栓も設置されています。野菜を洗うにもお米を炊くにも、浄水器の水が使えるのは良いですね。

シンクの下は共用の調理器具が収納されています。

鍋にフライパン。一般的なものはひと通り揃っています。

IHクッキングヒーターは2口。

油が飛び散らないよう、仕切りがあるのは嬉しい配慮です。

共用のカトラリーは、IHクッキングヒーター下の引き出しに。

よく見ると、おろし金まで入っています。

キッチンカウンターの後ろには、食器棚が設置されています。

広さに余裕があるため、共用のものと専有部ごとのスペースが同居しています。

食器棚の対面には、キッチン家電。

吊り戸棚と引き出しには、共用の備品が入っているとのこと。

つづいて水まわり。

洗濯機は廊下に設置されています。裏口脇には洗面台。外から帰ってきて、すぐに手洗いが出来る位置ですね。

洗面台脇にはウォシュレット付きトイレ。

洗面台は2つ設置されています。その対面にはシャワールームが2室。

シャワールームは男性、女性で分かれています。

それぞれの脱衣室の前にサインが付いているため、間違える心配はなさそうです。

シャワールームには鏡が付いているため、メイク落としに髭剃りと、確認しながら行えます。

もうひとつは女性用のシャワールーム。

つくりは、ほぼ同じ。

リビングのドアから地下へ降りられます。

入った先の右手には、ウォシュレット付きトイレ。

地下室って、妙にワクワクしてしまいます。

降り立って見ると、広い!

フロア丸々、多目的ホールとして使用できます。楽器の演奏にダンスの練習。様々なことに使用できそうです。

奥の方に、ピアノが1台置かれていました。

多目的ホールは、入居者さんだけではなく、外部の方も利用することがある。

そんな機会に使用されるというピアノは、ご近所の方のご自宅で眠っていたものとか。

「◯長がシェアハウスとして再生するなら、また日の目を見ることがあるのではないか」と、いただいたそうです。

窓のサッシが二重になっていて、防音もしっかり。

外の景色が地下に見えない点は、後ほど。

大きな音を出す活動は、ともすれば近隣に迷惑をかけてしまいがちです。配慮と対策は大切。

多目的ホールには小部屋が3室ほど。

なかにはエレクトーンが置かれていました。

まだ人前で演奏するのにはちょっと、という方は、練習することができそう。自分で練習したい楽器を、持ち込んでみるのも良いかもしれません。

多目的ホールの隅には、1Fへ通じる裏口が。

裏口を出ると階段になっていて…

上がると1Fのテラスへとつながっています。

先程窓の外に見えたのは、この階段を降りた辺り。多目的ホールで外部の方が参加するイベントを行うときは、ここが出入り口になるとのこと。

つづいて各専有部を見ていきます。

階段を上がり、先ずは1Fから。

赤いドアが印象的な103号室。

部屋ごとにドアのカラーは異なります。外から見たときにも、ドアのカラフルさが 目を引きました。

専有部はプレーンなつくり。

基本、縦に長いつくりです。

室内で洗濯物が干せます。

折りたたみ式になっているため、不要なときはたたんでおくことも。

部屋には、無線ルーターが用意されています。

シェアハウスでは、残念ながらWiFiの電波が届きにくい部屋があるものですが、その点は安心でしょうか。

部屋の反対側には収納が用意されています。

ハンガーポールが設置され、丈の長い洋服もOK。

106号室のプレートには、よく見ると初音ミクが描かれていました。

以前入居されていた外国人の方が、描かれたものだとか。

日本びいきの方だったのでしょうか。

窓には梅や桜のウォールステッカーが貼られていました。

シールひとつでも、愛着を持っていたであろうことが伝わってきます。

もちろん剥がすことも問題ないため、ご心配なく。

フロアの移動は階段を利用します。

2Fから上の専有部の入居者さんは、勝手口を玄関にしてしまうと楽かもしれませんね。

2F廊下。

廊下は音を吸収するカーペット敷き。専有部の前だから、ありがたい配慮です。

2Fには、小上がりのリビングが用意されています。

畳が敷かれ、どこか落ち着いた雰囲気。

掘りごたつに障子。

◯長時代の面影が、壁に。

当時の部屋のサインは、今ではリビングのアクセント。

2Fのキッチンは、小ぶりの可愛らしいタイプ。

ちょっとした料理をするときに、ちょうどいいかも。もちろん、他フロアのキッチンを使用することもできます。

キッチンに立つとリビングがよく見えます。

キッチンの対面には洗面台。

シンクが2つ用意されていて、朝の貴重な時間帯でも効率よく使えそう。

冷蔵庫やキッチン家電も用意されています。

1フロアで完結できるように、必要なものは揃っています。

シャワールームは1Fと同じつくり。

2Fには2室、シャワールームが用意されています。

もう1室はトイレの脇。

シャワールームは少し離れた場所にあるため、専有部から近い方を使うことになりそうです。

シャワールームの脇には洗面台。

大きなシンクの幅いっぱいの、大きな鏡です。

洗面台の対面はトイレと洗濯機が置かれています。

ウォシュレット付きトイレに、洗濯機が2台。

つづいて専有部。

こうしてドアが並ぶと、カラフルですね。

2Fは2室入ってみます。

まずは205号室。

部屋のつくりは1Fと同じ。

異なる点は、2Fの専有部にはベランダが付いていることです。

椅子が置けそうな広さがあります。

ちょっと涼むのに、ちょうどいいかもしれません。

一見、殺風景な専有部。

208号室はDIYが可能な専有部です。壁や床を思いのままに。

入居者さんのなかには、床を自らフローリング加工した方もいるとのこと。

収納のなかも、お好きなように。

208号室の他、209、306、307、308号室でもDIYが可能です。

最後に3F。

3Fのリビングは、カウンターテーブルです。

もちろん、3Fもキッチン付き。

テーブルの一部分は、カウンターからはみ出しています。

そのため、対面でも座ることができます。

スペースに余裕があるキッチン。

まな板を使用する作業場も広めです。

IHクッキングヒーターは1Fと同じタイプ。

全てのフロアで2口タイプなのは、嬉しいですね。

IHクッキングヒーターの下は、共用の食器が収納されています。

白いものが多いですね。

キッチンの後ろには、男女兼用のバスルームがあります。

バスルームは3Fにしかないため、使用の際には3Fまで。

広々としたバスルーム。

やはり、伸び伸びできて良いものです。

階段付近には水まわりがまとまっています。

洗面台に、シャワールーム、女性用トイレが並んでいます。

洗面台は、もう1箇所。

その手前には男性用のトイレ。

4Fには、屋上が。

洗濯機と洗濯ハンガーがあるため、洗濯物をそのまま屋上で干すことができます。

広さも割としっかり。

屋上からは甲陽園周辺が見渡せます。

甲陽園の街は比較的グリーンが多く、落ち着いた環境が拡がっています。

屋上から眺めていると、ゆったりとした気持ちに。

駐輪場は屋根付き。

自転車は、雨ざらしにしておくと錆びてしまうもの。屋根があると少し安心かもしれません。

駐輪場の他、駐車場も用意されています。

車で通勤する方には、とてもありがたいですね。

あらためて、最寄り駅は阪急甲陽線甲陽園駅

3駅のみを行き来する茶色の可愛い列車です。

しかし、夙川駅阪急神戸本線快速急行に乗り換えれば梅田駅まで約22分、三宮駅まで28分と、大阪や神戸にも十分に通勤圏内です。

また駅から北へ徒歩20分ほどで甲山森林公園や北山公園といったハイキングコースが整備されているとのこと。のんびり歩いてみるのも良いかもしれません。

古くから多くの人に愛されてきた、◯長を有する甲陽園。

事業者さんの話では、近所の商店の人たちは、元◯長がシェアハウスに変わったことを知っているそうです。「シェアハウスに住んでいます」とお店の人に伝えたら、話が弾むかもしれません。

そうそう。甲陽園には洋菓子で有名なツマガリ本店があります。

贈答用に、家のおやつに、古くから愛される老舗です。

運営事業者は、「株式会社ウィル」さん。

シェアハウスの運営ははじめてながら、早くも様々な人たちと知り合い、世界が広がったと言います。

ダイバーシティ 甲陽園には生活をする上で様々なものが用意されてはいるものの、いくら豪華な設備があっても、入居者さんが快適だと感じなければ意味がないと考えているそうです。

最近は燻製にはまっているということで、燻製イベントをリクエストしてみるのはどうでしょうか。

のんびりとした暮らしの拠点に、顔馴染みのご近所さん。

そんな生活って良いのかもなぁ、と思う方はコチラから。

時代が変わっても、安心できる場所。

時代が変われば、どうしても環境は変化してしまうもの。だからこそ、ある時代にその土地にあったものを新しい時代に合わせて上手に引き継いでいくことが大事なんだと思います。

(イイヅカ)

2016年09月19日

カテゴリ: デザイン物件 大阪

英国紳士的下宿

ズキュン!

山田荘

数あるシェアハウスのなかでも、なかなかに渋い名前です。

これまで約50年ものあいだ、学生を対象とした下宿として運営されていました。

下宿を営んでいたのは、おばあさん。

きっと、ある時は教師のように、またある時は母のように、優しく厳しく学生たちを見守っていたはず。

たくさんの学生たちを送り出し、下宿としての使命を全うした後、しばらくは空き家になっていたという山田荘。それを、おばあさんの孫にあたる現在のオーナーさんは、シェアハウスに生まれ変わらせることを決めたのでした。

はじめにお話を聞いたときから、ひしひしと伝わってきていた良い予感。

実際に訪れてみると、想像を超えた素敵な仕上がりに、たちまち虜(とりこ)になってしまいました。

長い年月を重ねた下宿の持つ懐かしさと、世界観のある独特の新しさ。

オーナーさん家族が1階に暮らす、昔とおなじ下宿スタイルも、この家なら良いスパイスになりそうです。

最寄り駅からは、御池通を10分ほどまっすぐ進みます。広大な工場の敷地を抜け、住宅街へと変わったあたりで路地に入ると見えるのが「山田荘」です。

元・下宿だけあり、周囲の戸建と比べてちょうど2倍くらいの大きさでしょうか。なかなかの存在感です。

玄関の扉は、すりガラスのはめられた昔ながらの引き戸。

カラカラ…と、戸を引く音で、誰かが帰ってきたり出かけたりする気配がわかります。

開けながら「ごめんくださーい」「ただいまー」なんて声を掛ける姿が、引き戸はなぜかしっくり来るものです。

一歩入ると、そこは自転車が数台停められそうな広い土間。

はやくも、実に下宿らしい造りです。

正面の障子の先は、オーナーさん宅。ですから、玄関はオーナーさんの家族と一緒に使うことに。朝出勤するタイミングで顔を合わせることも多くなりそう。

振り返ってみても、うーん、広い。

左手の白い障子戸の先にも部屋がありますが、こちらもオーナーさん用のスペース。でも、多目的に使っていて開けていることも多いとか。

靴箱はひとり1段程度使えます。

土間は広いですが、靴を出しっぱなしにせず、きちんと決められた場所にしまうのがルール。隣に、専用のスリッパ入れも設けられています。

靴箱の対面には黒電話と金魚鉢(金魚入り)。

最近すっかり見かけなくなりましたが、金魚鉢といえばこの形。

下宿していた学生さんが代わる代わる使っていた、歴史ある黒電話だそうです。玄関に腰掛けてガラスをコツコツと弾いたりしながら、故郷に電話をかけていたのでしょうか。

玄関を入ってすぐ右手に、2階へ続く階段があります。

階段を上がる手前でふと見上げると、見落としてしまいそうなほどさり気なく、銅板のプレートが取り付けられています。

描かれているのはシルクハットに口ヒゲを生やしたおじさん。オーナーさんが友人の銅板作家の方に頼んで作ってもらったものだそうです。

なぜおじさんかというと、「英国紳士」をイメージした内装だから、とのこと。キチンとストーリーがあるそうですから、是非オーナーさんに聞いてみてください。なかなか壮大なストーリーです。

階段を上った先は、すこし広めの廊下です。

ここまで来てもまだ英国紳士の気配はなく、下宿らしさ満載です。

ただ、カーテンの奥には背の高そうな植物がチラリ。

気になりますね。

はやる気持ちを抑えて、上品にカーテンをくぐってみたいと思います。

ふと訪れる、頭上の抜けるような感覚。

突然、目の前に海外のアパートメントのような素敵な空間が広がります。

もともと梁の高さのところにあった天井を抜いて、屋根裏まで見えるように改装したそう。日当たりも良くて、とても開放的です。

派手すぎず、でもしっかり主張してくる色使いも絶妙なバランス。

ついつい部屋の隅に置きがちな植物を、シンボルツリーのように真ん中に配置する大胆さも新鮮。

イメージしていた「英国紳士」とのあいだに多少のギャップを感じつつも、オーナーさんのあふれ出るセンスにやられます。

テーブルやキッチンから見えやすい場所に、テレビが設置されています。

テレビの下の段には、なんとレコードプレイヤーが。

もちろん現役です。

音楽好きのオーナーさんがチョイスしたCDやレコードが並びます。これから、入居者さんのオススメも増えていくのでしょう。

晴れた休日の朝は、テレビを消してレコードを流す。爽やかな一日になりそうです。

ソファでのんびりできるスペースも。

すぐとなりに本棚を置くあたり、さすが、わかってますね。

ジャンルを問わず、名作がズラリ。

文庫本の読み込まれた雰囲気も、またよく馴染みます。

リビングの一角に置かれた、存在感のある謎のボックス。

観音開きの屋台のような作りで、上部には「KIOSK」の文字。

聞けば、オーナーさんと友人による手作りで、山田荘のオープニングイベントのために作成されたものだとか。

自分で作ったアイテムや不要になったものを、ここで販売・交換して使うイメージだそうです。

フリーコーナーやおすそ分けに近いでしょうか。入居者さん同士のコミュニケーションツールのひとつとして活躍するのかもしれません。なお、現在はリビングに置かれていますが、廊下に移動する予定とか。

高い天井を活かして、小さなロフトも作られています。

ロフトに上がるには、普段は壁に引っ掛けて収納されているハシゴを使います。

ハシゴを引っ掛けるフックはなく、梁に立てかけるだけですから、登っているときは結構スリリング(安定感はあります)。

でも、登ってしまえばこの光景が!

これだけのスペースを俯瞰する機会はそう多くありません。イベントのときなど、上から写真を撮ってみると面白いかも。

ロフトの広さは2畳ほどでしょうか。使用頻度の少ない共用の荷物を中心に、収納スペースとして使うことになりそうです。

そうそう、大きな窓からはベランダにも出られます。

ベランダがまた良い感じ。

少し奥行きがあるため、椅子を出してのんびりできそう。

実はベランダの奥側には階段があり、1階にアクセスすることも可能です。

隣接している建物の壁には窓がなく、視線も気になりません。洗濯物を干すにも、ちょうど良いですね。

屋根もありますから、急に天気が崩れてしまっても被害は最小限に食い止められそう。

夜は夜で、ランプを灯してビールを一杯。夏が楽しみですね。

ベランダの目の前はキッチン。

モルタルの部分は、オーナーさんと友人で一緒に塗って仕上げたそう。

仕上げのムラっけのおかげか、逆に冷たい印象はありません。

キッチンの内側は、青緑のタイルがとてもさわやか。

シンクはステンレスの業務用タイプ。

すこしコンパクトではありますが、ひとり分の調理や片付けなら充分ではないでしょうか。

ヒーターはIHで、掃除も簡単です。

ちなみに、彼女がシンク周りの責任者。

体(髪の毛)を張って、食器洗いを頑張ってくれます。

オーナーさんの手作りアイテムはこんなところにも。

ワイヤー製の取っ手を引っ張ると、ゴミ箱が手前にスライドしてきます。これでゴミ箱のフタはグッと開けやすく。

地味な部分ではありますが、小さな心遣いが嬉しいですね。

キッチンスペースは広めに取られていて、調理をしている人の後ろで洗濯物を片付けている人がいても、余裕の広さ。

キッチンに洗濯機があると、一気に海外の雰囲気に。不思議ですね。

食器棚はオープンなタイプ。

食器の中には、お猪口も並んでいました。

その他にもワイングラスやコーヒーサーバーなど、自分で買うほどではなくても、あると嬉しいアイテムが揃います。

さて、先程から気になっていた、この不思議な形。

よくよく見るとそれぞれに取っ手が付いています。

開けてみると…

なんと、水まわり!

当初は普通の四角いドアを考えていたものの、デザインを手がけた方にこう言われたのだそうです。

「オーナー、それでいいんですか? …やりたいこと、やれてますか?」

その言葉で踏ん切りがつき、このトランプのようなユニークなドアができ上がったとか。最後にすこし背中を押すって、大事です。

ちなみにこのドア、作るのはとても大変で、職人さんに断られてしまったこともあったのですって。いやはや。

ふたつ並んだドアの左側は、シャワールーム。

海外のバスルームをイメージし、白いタイルに囲まれた脱衣室が素敵です。

シャワールームはこの1箇所のみ。ゆっくりバスタブに浸かりたい方は、徒歩1分ほどの銭湯へ行くのがオススメです。

右側はトイレ。

今まで数多くのトイレを見てきましたが、そのなかでも恐らく1、2を争う振り切った仕上がりだと思います。

テーマは博物館。よく見ると石像がいたり、絵画が飾られていたり。

なにより、シカのツノとトイレの相性がバッチリなことに、とても驚きました。

こういう攻めた取り組みを見ると、トイレはまだまだポテンシャルを持っていますね。面白い!

トイレの隣は、洗面スペース。

キッチンと同じ青緑のタイルと、植物の組み合わせがいい感じ。

洗顔料など、物を置ける場所もしっかり確保されています。

専有部は、廊下側とリビング側に3部屋ずつあります。

廊下には、下宿時代に学生さんに向けた手書きの心得。

今でも守らなければいけないことが、この中にきっとたくさんあるはずです。

まずは201号室。

全室畳の6畳で、間取りが少しずつ異なります。

写真はモデルルームで、家具はすべて持ち込みになります。

エアコンと天井照明のみ設置されています。

置いてある家具や小物は改装の際に出てきた、おばあさんの私物とか。

もの作りが好きな方、大歓迎とのこと。アトリエのように使うのもよいかもしれません。

収納スペースは、薄手のアコーディオンカーテンが扉代わり。

中板のある押入タイプ。容量はまずまずでしょうか。

荷物の多い方は収納家具を持ってくる方が良さそうです。

改装して新しく加わったランプ。

下宿時代から、ずっとここにあるように馴染んでいます。

続いて202号室。こちらもモデルルームです。

元々の間取りをそのまま活かしているため、生活スペースはしっかりめ。

どの部屋も日当たりがよく、昼間は照明がなくても充分過ごせます。

洋室での暮らしに慣れている方も、畳にラグを合わせれば、インテリアも作りやすそう。

季節に合わせてラグを変えたりすると、気分転換にもなりますね。

ちなみに、各部屋の電気代はメーター精算です。

その分、共益費は少しリーズナブルな設定。電気代で多少の節約はできそうです。

最後は206号室。

銅板のルームプレートには、「英国紳士」のヒゲが忘れられています。 

同じくモデルルームですが、ラグの色合いが変わると、随分と印象が変わるようです。

ベッドを置いてもスペースはしっかりと確保できそう。布団派の方でも、使わない時に収納スペースにしまっておけるのは嬉しいですね。

建物の端には、白い柵が設けられています。

ひねるタイプの鍵を開けて内側へと進むと、細い路地が続きます。

ここは自転車を置けるスペースとのこと。屋根も付いていて、雨の日も安心。

地面には砂利に混じって、白い石のようなものが敷かれています。

これはなんと、陶芸を専攻していたオーナーさんの卒業制作である、大きな大きな器を割ったもの(!)。

そう聞いてしまうと、踏んでしまうのが申し訳ない気持ちになりますが、普通に使って良いそうです。

最寄り駅は市営地下鉄東西線西大路御池駅

烏丸御池駅までは6分。さらに乗り換えて、京都駅までなら15分ほど。

シェアハウスと反対側の駅前にはレストランやカフェ、複合施設がありますが、シェアハウス側には目立ったお店や施設はありません。

その代わり、駅からの一本道に大型スーパーが建っていて、日常的な買い物にはここがとても便利。

また、御池通を渡ると、銭湯があります。

通っていると割引などもあるとかないとか。疲れた身体を休めたい日には、お風呂セットを抱えて行ってみても良いかもしれません。

御池通沿いは交通量も多いですが、一本入ると静かな住宅街。

小さな川も流れている、穏やかなエリアです。

運営管理は、オーナーでもある「有限会社Tango」さんが行います。

茶目っ気のある、という表現がしっくりくる素敵なお姉さん。

美大出身ということで、独特の世界観と鋭いセンスが空間にもあふれています。

下宿を営んでいたおばあさんも腹話術の人形を製作していたりと(!)、どうやらクリエイティブなご家族のようです。

イベントも好きなオーナーさん。自作のKIOSKを使って、入居者さんたちと外部のイベントに出展したい!という願望も持っているとか。

オーナーさんは1階に暮らしているため、顔を合わせる頻度は通常のシェアハウスより高めになるでしょう。

好みはあると思いますが、一定の距離感もうまくつかんでいそうな方ですし、肩肘張らないフランクな関係を築いていけそうな気がします。

オープンからあっという間に満室になってしまいましたが、空室を見つけたらコチラからお問合せを。

このテイストは、全国を探してもそう出てくるものではありません。

出会いはチャンスです。

ズキュン!

胸が高鳴ったら、それはきっと運命です。

(テルヤ)

2016年04月02日

カテゴリ: デザイン物件 ユニーク物件 京都

陽射しがそそぐ

3層をつなぐ、ダイナミックな吹き抜け。

一概に家と言っても、その姿は千差万別。

空間の広さ、日当たりの良さ、キッチンの使い勝手。家を建てるときにオーナーが重視するポイントは、人それぞれです。

日頃、たくさんのシェアハウスを訪れますが、なかでもオーナーの自宅として使われていた家をリノベーションした住まいは、なかなか見応えがあります。

思いがけない個性的な間取りに出くわしたり、思わず「なるほど」と感嘆してしまう暮らしのアイディアを目の当たりにしたり。

オーナーの考えた暮らし方を上手に取り入れて住まいを再設計し、次の入居者へ住みつなげていく。

こんなところも、普通のひとり暮らしの住まい方とはひと味違う、シェアハウスの面白さだと思います。

梅田など大阪都心にアクセスしやすい関目高殿に、2014年にオープンした「オンブラージュ」。

築30年以上を経ているとは言え、コンクリートの躯体とフロアをつなぐ吹き抜けの構造は、とてもモダンな趣き。

2世帯住宅だった元々の素材を生かしつつ、新たに取り入れたユニークな仕掛けも見どころ。

家の快適性に直接つながるかどうかは受け手次第かもしれませんが、ちょっとした遊び心は暮らしを楽しむ良い機会。

家の中から見上げる空の移り変わりは、身体のリズムだって自然に整えてくれるかもしれません。

家の前は学生たちの通学路。朝夕の時間帯はわりとにぎやかな雰囲気です。

長屋のならぶ住宅街に佇む、3F建ての三角屋根の建物が今回のお目当て。

通りに面した建物の顔は、木のルーバーを設えた独特の表情。

日が暮れると、オレンジ色に染まる玄関灯が、可愛らしいシェアハウスのサインを照らします。

オンブラージュは、フランス語で「木陰」という意味とか。

小さなアプローチを挟んで、正面玄関が待ち構えます。

コンクリートのハードな壁に、シャンデリアはキマリます。

扉の鍵はナンバー式のオートロック。

さっそくポチポチとボタンを押して、解錠します。

玄関に足を踏み入れると、トップライトから光が注ぐ明るい空間がお出迎え。

土間を上がると、年季の入った色合いのフローリングが続いています。

靴箱は、特に専有部ごとにスペースを分けないスタイル。

お互いに配慮し合う心遣いが必要ですが、5~6足は収められるはず。背の高いブーツなどは自室で管理することになりそうですね。

階段脇のドアは、トイレ。

それでは、メインリビングのある2Fへ。

2Fは一転して、明るい白木の床面が続くナチュラルな空間。

左手のドアを開けた先がリビングです。

白を基調に、北欧テイストでまとめられたシンプルなリビング。

壁などのむき出しの躯体も、ホワイトカラーの塗料で直接ペイントされています。

住宅が建てられた当初から、打ち放しコンクリートのつくりだったとか。当時の雰囲気を考えると、オーナーはなかなかのモダンな考えの持ち主だったようです。

リビング、ダイニング、キッチンが、ゆったりと配置されています。

幅の広い吹き抜けは屋根まで続き、ダイレクトに太陽の光が差しこみます。

こちらも建設当初の構造をそのまま残した形。単に日当たりが良いというだけでなく、どこか建築そのものを貫く強いコンセプトを感じさせます。

リビングから眺める、青い空。

実はもうひとつ、吹き抜けには大胆な仕掛けが。

備え付けのブラックライトを点灯すると、夜光塗料で描かれた街並みが出現。

とは言っても、大胆な仕掛けは好みも分かれるもの。でも、友人を招待して、ここぞというタイミングで披露すれば盛り上がると思いますよ。

吹き抜け構造で気になるのは、良くも悪くもリビングの生活音が上階へ漏れてしまうこと。

その点、リビングの天井側にも天窓を設けることで、一定の音漏れが軽減される設計となっているようです。

フレンチテイストのダイニングテーブルは、8人掛け。

専用部は全部で11室。ぐっと詰めれば、全員でテーブルを囲むこともできそうです。

共用のTVはアンプ付きの60インチ。

AppleTVが設置され、Huluも契約済み。わざわざDVDをレンタルしに行かなくとも、手軽に、そして迫力ある画面と音で映画を楽しめます。

こちらは、リビングとキッチンの間に設けられたカウンター席。

PCなどで作業するにはやや高めのスツールかもしれませんが、日常的な食事をする分にはそこまで問題はないかと。

キッチンは、食欲をかき立てるビタミンカラーの装い。

オンブラージュのテーマのひとつに、「グルメ」があります。

料理好きの運営事業者さんは2ヶ月に1回程度、グルメパーティーを開いているそうです。市場でこだわりの食材を直接仕入れたり、コックコートを着てキッチンに立ったり、何かと本格的なイベントだとか。

スタッフお手製のチキンの丸焼きを味わう会や、ソムリエを招待したワイン・テイスティングなど。

美味しい料理を囲めば、自然と入居者同士の距離も近くなると思います。

シンクは、コンパクトなタイプがふたつ。

食器洗い用と調理用で使い分けると、複数名での調理もしやすくなりそうですね。

IHコンロも同じく2台。

備え付けの圧力鍋はもちろん、燻製器にさくらチップも常備されているとか。こだわりが垣間見えます。

電子レンジや炊飯器などの調理家電がならぶ作業台。

吊り戸棚には、グラス類も豊富にそろっています。

冷蔵庫はファミリータイプの大型が2台。

スペースは特に仕切られていないため、ドリンクや食材を保管するときにはパッケージに名前を書くとベターです。

キッチンのとなりは、洗面室&バスルーム。

手前の階段は、301号室につづく専用の階段です。

洗面室には、洗面台2台と洗濯機1台を設置。

洗濯機は乾燥機能付きです。

バスルームはオーソドックスなタイプ。

他のフロアに、もう1室あります。

洗面室のドアを開くと、喫煙可能なベランダスペース。

屋外でも、喫煙者にとってはうれしいポイントです。

続いて水まわりを見ていきます。

廊下の右手に見えるふたつのドアは、シャワールームとトイレ。

シャワールームは、ややコンパクトめのサイズ感。

朝の身支度など、手早く入浴を済ませたいときはよく使うことになりそうです。

トイレはシンプルなタイプ。

クロスの柄は、あの有名なマスコットキャラクターです。

1Fの廊下の様子。

突き当りに洗面室が設けられています。

洗面台と洗濯乾燥機は、それぞれ2台ずつ。

奥は女性専用のパウダールームです。

パウダールームは、いわゆるハリウッドミラーですこしゴージャスな雰囲気。

ドラム式の洗濯乾燥機も1台あります。

女性専用のバスルームの入り口。

ドアの開閉で、脱衣室の広さの変わる仕様となっています。

コンパクトな脱衣空間に、なぜか設けられた小さな花壇。

バスルームは、ウッド調のナチュラルなテイスト。

バスタブに浸かると見える、先ほどの花壇。

浴室に内窓を設けたユニークなつくりで、ほんのり露天気分を味わえるのかなと。

実はシェアハウスの中には、収納に便利なスペースも。

女性専用と男女共用のそれぞれのスペースがあり、扉はナンバー式の鍵付き。

入居者同士でキャンプや旅行に行くことも多々あるとか。スーツケースやスノーボード、キャンプ用品などをまとめて保管することができます。

吹き抜けの終着点でもある3F。

専有部の間に設けた柵から見下ろすと、2Fのリビングを見ることができます。

幅広のトップライトから燦々と注ぐ太陽の光。

よく晴れた日であれば、照明なしでも明るさは充分。

廊下の一角に設けられたミニキッチン。

お湯を沸かしたりレトルトを温めたり。

ごく簡単な作業なら、コチラでも。

それでは最後に、各フロアの専有部を見て回ります。

全11室の、まずは201号室。

ドアハンドルと鍵は、シンプルなタイプです。

リビングと同じく、白を基調にしたさわやかな空間。

壁の一面がアクセントクロスになっています。

1~2Fの専有部の広さは、5.1帖。

なんとなく、素朴なカントリー感をほんのり漂わせる塩梅でしょうか。

備え付けの収納はクローゼットタイプ。

ワンシーズンのコートやジャケットを収めておくには、充分な収納量かと。シーズン違いの衣類は先ほどの収納スペースへ。

201号室と同じタイプの202号室。

窓は南向きで、日当たりも良好です。

ロフト付きの302号室。

掃き出し窓の先に専用のベランダがあります。

物干しの器具が取り付けられており、洗濯物を乾かすことも可能。

ベランダがある専有部はベランダで、そのほかは室内や乾燥機で干すことになります。

続いて、夕張メロンカラー(?)の303号室。

広いロフトの付いた、縦に広がる空間です。

ロフトを含めなくても、間取りは13平米と広め。

備え付けの収納以外にも、チェストを置いたり、ラグを敷いて床座スペースを作ったりすることもできそうです。

室内に設けられた、様々な形の窓も特徴的。

窓をすべて開放してシーリングファンを回せば、いい感じに空気の入れ替えができるのではないでしょうか。

ロフトスペースは照明付き。

2カ所に小窓があり、それほど閉塞感を感じることはありませんでした。

304号室はシンプルな正方形の間取り。

照明はシャンデリア風のフェミニンなタイプ。

他の専有部と異なり、クローゼットは壁面収納のスタイル。

デッドスペースが無くなり、さらに室内をすっきりと使うことができます。

301号室は唯一の和室。さらにロフト付き。

キッチンの脇の階段は301号室だけにつながっていて、離れのような位置。

立体的に設計された間取りは、梁や柱をそのまま見せる仕上げです。

腰高窓、掃き出し窓、明かり取り窓、天窓、三角窓など、実に多彩な窓が設けられています。

とにかく、日当たりの良さを四方八方から感じられるこの部屋。

ロフト上の天窓や三角窓の形に合うカーテンやブラインドを見つけるのは、すこし難しいかもしれません。ま、細かいことは気にしない人や、工夫で何とかする人、もしくは太陽の光で目覚めたい朝型志向の人にはぴったりではないでしょうか。

キャットウォーク的なロフトスペース。

利用する際は、十分に気をつけたいところですね。

専用のベランダから吹き抜けを覗けば、リビングの様子を見ることができます。

最寄り駅は、大阪市営地下鉄谷町線関目高殿駅

約9分で直通アクセスできる東梅田駅から歩いて梅田駅に乗り換えれば、新大阪駅は約7分、天王寺駅は約13分で赴くことができます。

また、歩いて5分ほどの距離にある関目駅は、京阪本線今里筋線を利用可能。京都方面にも60分ほどで、週末には古都の紅葉見物などを気軽に楽しめます。

シェアハウスのある一帯は、ファミリーや年配層の多い落ち着いた住宅街。

神社などの建物も多く、わりと古い歴史も持っているそうです。

家の近くには大型のスーパーやドラッグストアが店を構えており、日用品の調達も手軽に済ませられます。新しい設備の整った市営プールも近接。仕事帰りのフィットネスにちょうど良さそうです。

すこし足を伸ばせば、千林商店街で買い物を楽しむこともできます。

シェアハウスを運営管理するのは、有限会社建物管理保証さん。

わりとラフめの自由な管理スタイルを採られています。靴箱や冷蔵庫の細かなルールはあまり設けず、使い方は入居者さんにお任せといった具合。

一方で、入居者さん同士の距離感をとても大事にしているそうで、運営事業者さんによるフードパーティーなどの交流イベントも、定期的に開催されています。

内覧のときには、必ず「ほかの入居者とは家族のようなスタンスで暮らして欲しい」と伝えるそう。すでに退去したOBも交えながら、入居者同士で旅行やキャンプに行くことも多いとか。

このいったスタンスとの相性はやはり人それぞれ。内覧で家のなかの雰囲気を実際に見て、確認すると良さそうです。

興味のある方は、コチラからお問い合わせをどうぞ。

グルメなスタッフさんのおすすめレストランは、家から徒歩4分の距離にあるフレンチレストラン。

ひつじ系のメニューが絶品とか。

(ソン)

2015年12月25日

カテゴリ: デザイン物件 大阪

昭和の木造アパートに

木造アパートの、重ねた年月。

明るいうちから早くも活気のある居酒屋さんに、店先でのんびり過ごす主人のいる電機屋さん。味わいのある雰囲気でありながら、若い女性好みのおしゃれなカフェも紛れ込む、すこし個性のある商店街。

松寿園」はその一角の小さな路地裏に建つ、とても古い木造の建物。

オーナーさんが出会ったときは、ずいぶんとボロボロの姿だったそうです。ところどころ壁が朽ち果て、一見廃墟のようだったとか。

普通の人なら、とても住むことを想像できない状態。

でも、古い家の再生が得意分野というオーナーさんは、これは腕の見せどころとばかりに改装にチャレンジしたそうです。最終的に、アパートだった頃の面影を残しつつ、レトロな仕上がりのシェアハウスが生まれることとなりました。

古いからこそ、工夫しながら暮らすことも必要になります。

空調効率が上がるようにカーテンをつけてみたり、長く使えるよう掃除をこまめにしたり。特にルールとして決まっていなくても、入居者さん同士が自発的に取り組んでいる工夫も多いそうです。

手がかかる子ほどかわいい、という言葉がありますが、「ひと工夫」を楽しめる方に出会えたら素敵です。

表通りからはわかりづらい、細い路地の先に、とてもレトロな佇まいの玄関があります。

普通なら目につくボンベも、あまり違和感がありません。

松寿園」という渋い名前は、元々アパートに付けられていたものを引き継いでいるそうです。

見るからにおめでたい雰囲気のある名前。なんだか長生きできそうです。

レトロとはいえ、セキュリティ設備はきちんと追加。

ナンバー式の鍵が取り付けられました。鍵を失くしたり、どこかに忘れたりする心配がないのが良いところ。ちなみに、デジタルでなくあくまで機械式タイプを選ぶのがミソでしょうか。

ガラガラと引き戸を開けて内部へ進むと、ゆったりめの玄関が広がります。

2階の入居者さんも、ここで靴を脱いでスリッパに履き替えます。

普段なら、この段階でブワッと綺麗なリノベーション空間…なのですが、今回はまだ直球レトロが続きます。廊下につながる入り口には、空調効率を上げるためのビニールカーテン。古い家には、何かと工夫が必要です。

玄関の靴箱はロッカータイプのもの。

運営開始から1年経っても、すっきりした状態が保たれていました。玄関はどうしても生活感の出やすい場所ですが、入居者さんとオーナーさんの努力の賜物ですね。

大胆にペイントされた、手作りのレターケース。

名前のプレートを画鋲で止めるちょっとラフスタイルは、雰囲気に合っていて良い感じだと思います。

ビニールのカーテンをくぐった先には、廊下を拡張したようなリビングが。

聞けば、アパートの1室の壁を抜いて作った空間だそう。

どこか廊下の延長のようで、リビングには「行く」というより「立ち寄る」感覚が近いかもしれません。

昔ながらの日本の家らしく、天井は若干低め。さらに、リビングスペースは廊下よりも数センチ底上げされています。

平均身長くらいの方なら気にならない程度ですが、身長の高い方は、立ち上がると少し天井が迫る感覚があるかもしれません。

淡い若草色に塗られた柱が、壁の代わり。

スペースをゆるやかに区切ります。ほどよく囲まれた感覚が生まれるのも、独特の安心感の理由かもしれません。

たまに、入居者さん同士のホームパーティーも開かれているそうです。

定期的に元・シェフの入居者さんが料理を作る食事会も行われるとか。オーナーさんも毎回参加し、入居者さんたちと楽しんでいるそうです。

凛々しい姿の、ダンボール製トナカイ。

もうすこししたら、クリスマスバージョンにデコレーションされるのでしょうか。

窓際は、キッチンスペースです。

元々各部屋に付いていたキッチン用スペースを、キッチン本体だけ入れ替えて使っています。

ミニキッチンとは言いませんが、それでも割とコンパクトなタイプ。

安全を考慮してIHヒーターが使われていて、火力は若干弱めです。すこし物足りないと感じる方もいるかもしれませんが、イベントのときには元・シェフがここで料理を作っているということですから、コツをつかめば良いだけかも。

ちなみに、浄水器は付いているようです。

階段裏の空間は、ユーティリティスペースとでもいうのでしょうか。

どことなく海外の学生寮を思わせる、ちょっとラフな雰囲気。

実用性の高い家電類の間に、ソファが挟まっているのがミソです。たぶん。

テーブルには、キッチン家電が並びます。

キッチンからはすこし離れています。ポットのお湯や、レンジで温めた熱々のお皿を運ぶときには充分ご注意を。

ユーティリティスペースの先に、水まわり設備が集まっています。

存在感のある大きな洗濯機は、乾燥機能付きのドラム式タイプ。

乾燥機能の付いていない縦型洗濯機もあります。必要に応じて使い分けると良さそうです。

洗濯・乾燥は夜の12時までですね。

生活音は、人によって気になる度合いがまったく異なります。お互い気持ちよく使うためにも、ルールはしっかり守るのが大事。

トイレは、キュッと角に寄せられています。

古い建物ではありますが、きちんとウォシュレット付きなのが嬉しいところ。

1階と2階にひとつずつ、シャワールームがあります。

立って使うのが基本のシャワールームですが、座りたい人用にお風呂の椅子と洗面器が用意されています。何回か見かけたことがありますから、意外と需要があるのかも。

廊下の両側に、各部屋のドアがずらりと並びます。

なかには紙が貼ってあったり、塗装がしてあるドアも。ちょっとそっけないステンレスのドアが、違った表情を見せます。

ドアの上には、アパート時代に取り付けられた電気メーターが。

もう使わなくなってしまったものですが、あえてそのまま残してあるそう。木造アパートの雰囲気を、色濃く伝えてくれるアイテムです。

使わなくなった配管には、ハンガーや傘がかかっていました。

思いきり好みが分かれそうですが、こういう風景、個人的には良いと思います。

廊下と同じ模様のタイルが敷かれた階段をのぼって、2階を見てみます。

ヨーロッパ風のはずが、どことなく和風の幾何学模様に見えてきます。

階段を上がると目の前に、小さな廊下のようなスペースがあります。

窓際は、ちょっと腰掛けるにはちょうどよい高さ。リビングに行くほどではない廊下の立ち話で、意外と活躍するかもしれません。

シャワールームとトイレは、1階のものとほぼ同じ。

設備はすべて男女兼用。きれい好きな入居者さん主導で、クレンリネスに取り組んでいるそうです。

こまめな掃除が、長く気持ちよく過ごせるコツ。

では、廊下の両側に並ぶ部屋を見ていきます。

まずは212号室。

桜色に塗装された壁と、使い込まれた風合いのフローリングが、優しい組み合わせ。年季の入った格子窓がアクセントになっています。

もともとの作りを活かし、全室にシンクが付いています。

タイルが三色団子のような春らしい並びだったり、シンクの大きさが奥行きをオーバーしていたり、窓ガラスに模様が入っていたり。ひとつひとつのディテールにキュンとします。

隣の部屋と入れ子状に設けられた、収納スペース。

収納ケースやラック、ハンガーポールなど、収納家具を用意すると便利そうです。うまく組み合わせると、なかなかの容量が期待できるはず。

続いて、218号室。

飾り文字のサインが素敵。フレームやデコレーションのパターンもいくつかあって、見比べてみるのも楽しいです。

日当たりがよく、使いやすそうな間取り。

各部屋はDIY可能だそうで、壁に絵を書いたり、棚を作ったりしてもいいそう。事前にアイデアやイメージをオーナーさんに伝え、確認が必要になります。

OKが出る基準は「カッコイイかどうか」とのこと。プレゼンが大事です。

窓を開けると、外に洗濯物が干せます。

シンク越しということもありますから、重いものは干すのが難しいかも。無理は禁物です。

106号室は和室です。(追記:2016年4月現在、洋室に変更されました)

フローリングの部屋よりは少々渋い雰囲気に。下宿のようなイメージでしょうか。

押し入れもありますし、ふとん派の方にはぴったり。

シンクの上の天井部分がトップライトになっていて、光が落ちてきます。

水回りを含め、デザインとしてはやや上級者向けでしょうか。

朝、歯を磨いたり顔を洗ったりする目覚めの場所としては、とてもさわやか。すっきりと目覚められそうです。

最寄り駅は京阪本線森小路駅

京橋まで6分、大阪と天王寺まではどちらも24分。森小路のほかにも、谷町線の千林大宮も徒歩5分。目的地に合わせて使い分けられます。

このエリアの魅力はなんといっても商店街。

生活雑貨や食料品は商店街で一通り揃います。入居者さんたちが揃って飲みに行く行きつけの居酒屋もあるそうで、店員さんとすっかり仲良くなっているとか。

コストパフォーマンスの高い飲食店が多く、外食派の人にも嬉しい環境です。

松寿園」を運営しているのは「magico株式会社」さん。

古い建物をリノベーション、雰囲気のある空間作りを得意としている事業者さんです。一般賃貸を多く手がけていて、シェアハウスの運営は今回が初めてとのこと。

担当の方は、東京で仕事をしていたこともある元デザイナーさん。壁にかかれていた「洗濯機は12時まで」の絵も、担当さんによるものだそうです。

フレンドリーな管理スタイルが特徴です。入居者さんたちのお兄さんのような存在で、悩み相談に乗ることもあるとか。

外部の人も来るようなイベントの多い家にするつもりだったそうですが、入居者さんの暮らしやすさを考え、現在はのんびりとした雰囲気を作れるようにを心がけているとのこと。入居者さんの話や要望は、しっかりと聞いて判断してくれると思います。

年季の入ったアイテムにグッと来た方、部屋をDIYしたいと思っている方。2015年9月末現在、ちょうど空室が出ているようです。お問合せはコチラからどうぞ。

じんわり伝わる、昭和の熱。

新しい家にはない、内側から溢れ出る生活感。

好みは選びそうですが、好きならこれは良いと思います。

(テルヤ)

 

2015年09月19日

カテゴリ: デザイン物件 ユニーク物件 大阪

大人のスクールライフ

※こちらの物件は2015年11月1日時点より、女性専用シェアハウスへと管理変更されます。

入居日が、入学式?

机に向かって何かを学ぶ時間が、年々減ってきている気がします。

仕事が忙しい、時間が取れない。

などと、言い訳ばかりが目の前にちらつきますが、実は無駄に過ごしている時間がわりとあることは、誰よりも自分がよく知っています。

一方で、知識を深めたいこと、新しく吸収したいことは、頭の中のやりたいことリストに容赦なく追加されていきます。なんだか、人生の醍醐味をみすみす逃しているような焦りが、日々募っています…

今回訪れた「SHARE HOUSE UNIVERSITY」のテーマは、社会人と学生が暮らすスクールライフ。

ラウンジを飾る大きな黒板や時計はまるで学校のようです。

懐かしさと新鮮さが同居する空間。スクールライフに欠かせないサークル活動も、自然と立ち上がりそうです。

新しいことに取り組むなら、まわりを巻き込むのもひとつの手。これまでやりたかったことに、サークルの名目でトライすることもできそうです。

実際のところ、社会人と学生が一緒に暮らすうえで、何かと課題がないわけではありません。とはいえ、幅広い世代が集まることで、様々な刺激を受けられる楽しさもありそう。

運営事業者さん企画のイベントやワークショップも、どんどん開催したいそう。

楽しみながら学ぶ気持ちを、暮らしから作り上げていく。

それではさっそく、体験入学です。

最寄り駅から歩くこと10数分。

シェアハウスまでの道のりには、学校がいくつかあります。登下校の時間帯は、きっと賑やかな通りになるはず。

お目当ての建物は、社員寮を改修した屋上付きの3F建て。

外壁の、大きな「UNIVERSITY」が目印です。

シックな色合いの塀には、シェアハウスのサインをペイント。

直球です。

玄関までのアプローチに、20室分のポストが設置されています。

ドアはオートロックのナンバー式。うっかり鍵を忘れて閉め出される心配が無いのと、かばんから鍵を取り出す手間が省けるのが良いところでしょうか。

さっそく、指定のナンバーを入力して解錠します。

奥行きのある土間は、アプローチとおなじ煉瓦のタイル貼り。

メインのラウンジは、玄関を上がって左手にあります。

連なる窓からやわらかな陽が注がれ、日中はとても明るい空間です。

細長い土間に沿って設けられた靴箱。共用のサンダルなどがあれば、ドア側の方も取りやすくなりそうです。

靴箱は、中板が渡された2段のつくり。

詰めれば、3〜4足は収められると思います。

リビングの入口に飾られているのは、威圧感たっぷりのスカル。

館内には、ユニークな作品がいたるところに。

ガレージ的な趣きのある空間に、カラフルなインテリアをほどよい距離感で配置。

正面にどーんと設けられた大きな黒板が、ユニークな表情を作り出しています。

ラウンジは、ソファ、ダイニング、畳敷きの3つのスペースで構成。

白を基調としたテイストと窓から注がれる日差しが相まって、さわやかな空気が流れています。

天井も高く設けられ、いい感じの開放感。

スクールライフがコンセプトではあるものの、空間のデザインは、海外のデザイン・オフィスといった感じ。オーダーメイド家具の製作も手がける事業者さんの手によるインテリアが、その一翼を担っているような気がします。

大きなTVを囲むのは、雰囲気の異なる3脚のソファ。

雑誌のページをめくりながらゆったり過ごしたり、お酒を片手に夜通し語り合ったり。

ところで、今回、珍しく学生さんの入居が既にかなり多いのだそうです(2015.8時点)。学生さんの多い環境には何かとネガティブ・ポジティブありますし、この点、しっかり念頭に置いてご検討頂くのが良いと思います。

しかし考えてみれば、社会人になると学生と話す機会は少ないもの。世代を越えたコミュニケーションが新鮮に感じられるシーンは、きっとあるんでしょうね。

車輪のついたセンターテーブルは、事業者さん製作のオリジナル。

雑誌や小説を置くと絵になりそうな仕上がりです。

窓辺に置かれているのは、椰子(ヤシ)類の大きな木。

このサイズを置けるのも、開放感ある天井高があってのこと。

ちなみに実がなることはありませんので、あしからず。

スクールライフらしさをいちばんに感じさせるのが、カウンター付きの黒板。

黒板と言いつつも、柔らかな深緑。インテリアとしてもそこまで主張を感じさせない、ほどよい色合いです。

勉強や仕事に取り組みたいとき、自室や静かな環境では集中できない人にとって、意外としっくりくるスポットかも。入居者同士で立ち上げたサークル活動の告知や、近隣にあるオススメのレストラン情報などを書き込む、コミュニケーションボードの役割もありそうです。

そして、壁に取り付けられた時計が学校らしさを決定づけるシンボル。

大人数で囲めるダイニングテーブルも、オリジナルの作品。

大きなサイズのテーブルで、日々、にぎやかな晩餐が繰り広げられそうです。

幅広のサイズ感は、パーティーにもぴったり。

壁に設えた棚には、料理を彩る食器類が充実しています。

この棚も事業者さんが造作したもの。入居者からの希望があれば、共用の収納棚などを空間に合わせて追加していくそうです。

せっかくですから、資格の勉強から英会話、ビジネス的なことまで、たくさんのサークルを立ち上げてもみるのも良いのでは。シェアハウスのコンセプト上、わりと積極的に参加してくれる入居者が集まる予感がします。

人を巻き込むのも、三日坊主で終わらせないための近道。楽しみを共有しながら長く学べそうです。

ラウンジの一角に設けられた、コンパクトな畳敷きのスペース。

畳の質感は、ゴザに似た柔らかめの踏み心地。ごろんと寝転がるにはちょうど良いスポットです。

日当たりもいいので、週末の日中はいつの間にかウトウトしてしまうのではないかと。

掃き出し窓を出ると、木製のテラスが設けられています。

近隣への配慮からあまりワイワイと賑やかに過ごすことはできませんが、チェアと本を持ち込んでゆったり過ごすには申し分のないスペース。

こちらは窓側から見たラウンジの風景。

ダイニングのとなりが、キッチンスペースです。

I型のキッチンは、シンクとコンロが2セットずつ。

オープン収納には、調理に必要なアイテムがならんでいます。

シンクは、コンパクトなサイズ感。

家事に慣れていない若い学生は、特に洗い物の放置には気をつけると良いかと。

IHコンロ1台につき、火口はふたつ。

自由に持ち運べるため、冬にはダイニングテーブルへ移動して鍋!なんてこともできそうです。

ところで、扉の無いオープン収納は、見た目がすっきりする反面、生活感がにじみ出てしまうのがネック。

日々の整理整頓を心がけたいところです。

キッチン家電は、専有部の数と比べるとすこし少なめ。

とはいえ、スペースが余っているため、人数が増えていけばその分だけ追加が…あるかもしれません。

用意されたカトラリー類はカラフル。

冷蔵庫はキレイに塗装が施されています。

側面もしっかりと塗られ、色ムラのないプロの仕上げ。マットな質感も良い感じ。

ラウンジのとなりには、収納ルームが用意されています。

配分はひとり当たり1列ずつ。棚板は取り外しが可能なため、スノーボードのような大きな荷物も保管できます。

黒板の角に記された水まわりのステンシル・サイン。

1Fの水まわり設備は黒板の裏に設けられているため、バスルームなどを利用するときはラウンジを通る必要があります。

壁に取り付けられた棚には、専有部分のケースを用意。

シャンプーなどのボトルを置いておくことができそうですね。板の木がダメにならないよう、水気はしっかりと拭き取るのがマナーでしょうか。

専有部の間取りがコンパクトな分、収納が各所に設けられているのは、うれしい配慮だと思います。

バスルームとシャワールームは、男女それぞれに1室ずつ。

洗面台も設置されています。

脱衣室とバスルームは、モノクロのチェック柄。

インパクトのある見た目です。

バスタブは、肩までつかれる、深さのあるタイプ。以前、社員寮だった頃のものをそのまま残したそうで、側面にはレトロな模様が刻まれています。

シャワールームは、オーソドックスなつくり。

脱衣スペースはややタイト。体を拭くにも、ちょっとしたコツが必要になりそうです。その分、シャワールームは、多少ゆったりとした広さが取られています。

2Fは男性専用フロアで、3Fが女性専用のフロアとなっています。

階段脇のドアは、トイレ。

ウォシュレット付きのシンプルなタイプです。

2Fの廊下がこちら。

各フロアに専有部が10室ずつ、トイレ、洗面台、洗濯機がふたつずつ設けられています。

どうやら、水まわりの床面はチェッカー柄のタイルで統一されているようです。

洗濯機は4台とも乾燥機能付きのタイプ。

それでは続いて、専有部を見ていきたいと思います。

専有部のルームサインはポップなフォント。

ドアの上部に取り付けられています。

まずは角部屋の201号室。

約7平米のシンプルな間取り。専有部の雰囲気は、全室だいたい同じです。

造作されたコンパクトなカウンターデスクとスツールが、備え付け。

TVも各部屋に用意されています。

収納は、ロールスクリーンで目隠しすることができます。

内部は、シャツやジャケットを掛けられるポール付き。コートのような背の高い衣類を保管したいときは、ハンガーラックなどを持ち込む必要がありそうです。

収納の下部スペースには大きな荷物を置くこともできます。チェストなどを収めると、専有部をすっきり使うことができそうですね。

204号室は、ダークブラウンのシックなテイスト。

クロスのパターンは、2Fと3Fでそれぞれ4色ずつ用意されています。

210号室は、オレンジのアクセントクロスでより明るい雰囲気に。

間取りはどれも同じなため、色合いの好みで専有部を選ぶことになると思います。

階段や廊下には、やわらかなカーペットが敷かれています。

忙しい朝の出勤時に多少ドタバタと歩いてしまっても、ある程度は足音を吸収してくれるはず。

女性専用フロアの3Fは、淡いピンクの床面でフェミニンな仕上がり。

水まわりの設備は2Fとほぼ同じ。洗面台の数だけひとつ増えて、3台設けられています。

くもりガラスがはめられた専有部のドア。

気になる方は、小ぶりのカーテンを取り付けると良さそうです。

301号室は、かわいらしいポップな雰囲気。

301−306号室の窓は南向きで、日当たりも良好。

ほどよい明るさのなかで、気持ちのよい朝を迎えることができるかと。

クロスの色に合わせて、電球ソケットもピンクカラーで統一。

さらに階段を上がって、屋上へ。

ドアを開けると、屋根付き、人工芝、ウッドデッキでゾーニングされた開放的な空間が広がります。

まわりに高い建物が無く、気持ちよく空を眺めることができます。

入り口の脇には、男女共用の洗濯機を2台設置。

洗濯の完了を待つ間、ウッドデッキでピラティスやストレッチ。なんて新しい習慣が身につくかもしれませんね。

近隣に配慮するなら、ちょっとしたフードイベントなども楽しめそう。

春秋の季節なら、昼間にちょっとしたおつまみとビールで過ごすのが、贅沢な休日。

建物を囲む木製フェンスの内側は、自転車置き場。

応相談ではありますが、大型のバイクも駐められるようです。

最寄り駅は近鉄大阪線弥刀駅

大阪難波駅までは20分、心斎橋大阪まで31分と、通勤にも実は便利な立地です。

住宅周辺には、大きなスーパー2店とドラッグストア1店が軒を連ねています。スーパーのひとつは深夜12時まで営業しており、残業で遅くなった日も安心して買い物ができます。

近畿大学の最寄り駅、長瀬駅も徒歩圏内。大学までの道のりには、安くて美味しい飲食店が多く点在しているそうです。

運営管理をされるのは、株式会社シュガーアソシエイツさん。

奈良を拠点とされる事業者さんで、不動産業のほか、オーダーメイド家具のショップも運営されています。

今回は、スクールライフの楽しさを暮らしに取り入れた、社会人と学生が一緒に生活する住宅を目指したそうです。

価値観やライフスタイルが異なる両者の組み合わせは好みの別れる部分もありますが、いたってカジュアルなノリの運営事業者さんと気の合う方には、特に気になることではないかもしれません。

イベントやワークショップなどの企画も計画中ということで、根っからのアクティブ派にとっては、きっと貴重な存在になるはず。

幅広い世代とのコミュニケーションを楽しんでみたい人は、コチラからお問合せを。

「なんだか楽しそう、面白そう」といった理由だけで、何でも本気で取り組むことができた学生時代。

そんな気持ちをいつまでも保っていたいと思うのは、おじさんになった証拠なのでしょうか。

(ソン)

2015年08月31日

カテゴリ: デザイン物件 ユニーク物件 大阪

通信ビルをアートな住まいに

築80年の貫禄。

サンフランシスコ(ロス・アンジェルスという説も)のヒッピーや、カリフォルニアのサーフカルチャーなど、特定のエリアで生まれたムーブメントが世界に広まり、時代を象徴するユースカルチャーへ変化した例がいくつかあります。

一概に並べていいものか迷いはありますが、最近では東京のKAWAIIもそのひとつかもしれません。

持論ですが、カルチャーとは、どこか通じる指向性を持った人たちが、特殊な環境に集まった多くの情報から、ある価値観のもとで取捨選択を繰りかえすことで形づくられたスタイルのことを指すのだと思います。

さて、ここは都心からほど近い、大阪府池田市。

にぎわいを見せる商店街の一角に、「ANTEROOM APARTMENT OSAKA」は佇んでいます。

歴史的な通信ビルを、そのクラシカルな趣きを残してコンバージョン(用途転換)したシェアハウス。

アートを起点にたくさんのモノ、コト、ヒトが集まる仕掛けが暮らしの随所に。もしかしたら、こんな場所からカルチャーが生まれることもあるのかな、なんて。

そんな期待を思わず抱かせる、クリエイティブ・アパートメントだと思います。

にぎわいを見せる、アーケード型の商店街を歩くこと数分。

なんと、この地域センター的なオフィスの隣にある通路が、シェアハウスのアプローチになっています。

つまり、エントランスへいたるアプローチが商店街に面した珍しい立地。なんだか秘密基地のようです。

利便性という観点では、雨の日でも、ほぼ傘を使わず駅まで行くことができるのは嬉しいかもしれないですね。

アプローチを遮るように現れる、まるで黒いフレームが浮遊しているかのようなガラス張りのスタイリッシュな門扉。

内外に等間隔でならぶ四角柱のアートピースの本領発揮は、夜になってから。

日が暮れると四角柱の内部がライトアップされ、建物のハードな外観と相まって独特の雰囲気を醸し出します。

アーティストの小宮太郎氏と児玉真人氏によって制作された、「 Void / Figure 」。

彫刻家、建築家、エンジニアがチームを編成し、若手アーティスト2名とコラボレーションし、コクヨ社の当時国内最高峰の展示ケース製作技術を結集して制作されたとか。

玄関のドアハンドルは、円形の個性的なフォルム。

スタイルだけでなく、押しやすさも、引きやすさもしっかりしてます。

それではさっそく、内部へ足を踏み入れてみます。

玄関のフローリングは、かつての躯体の趣きをそのまま残した味わいのある仕上がり。

正面のドアはアトリエスペース&トランクルーム、メイン・ラウンジは2Fで、館内は基本的に土足で移動します。

階段室は開放的な吹き抜け構造。

それにしても、ずいぶん渋い…とお感じの方は、鋭い。

この建物、近年は大手企業の通信ビルとして使われていた、築80年の歴史ある建築。稀に見る築古建築ですが、施設の性質上、もともと「超」が付くほど堅牢に設計されているとか。

電気回線などのライフラインもしっかりしていて、やはりネット環境にも自信があるとか。

ラウンジは階段を上がって、右手すぐのところ。

それにしても、渋くて優雅な階段室です。

インダストリアルなテイストで仕立てられた、約66帖の2Fのラウンジ。

4.6mに達する天井高で、抜群の開放感です。

縦横に走る配管群も、単にラフな仕上げというより、まるでデザインされたかのように空間に立体感を生み出すアクセントになっています。

躯体むき出しの、年季を感じさせる床面。

細部を見ればクセのあるインテリアも、基本的にこの躯体の表情に寄り添い、ヴィンテージ感の漂うセレクト。一見メンズ好みの渋い空間は、大きな窓から日差しがたっぷり注ぎ、なかなか爽やかでもあります。

6人掛けのダイニングテーブルは、古民家の廃材をリユースしたもの。

不揃いの天板も、既成品とは異なる温かみがあります。

ダイニングのとなりは、ソファスペース。

個人的に座り心地はファブリックが好みですが、使い込まれるほどに重なる革のヤレ感は、やっぱり魅力があります。

ソファの背後の壁に描かれた、大きくて緻密なドローイング。

現代美術家・名和晃平氏の作品です。館内には同氏が主宰するSANDWICHの作品や、関西にちなんだアーティストの作品がいたるところに展示されています。

ソファに腰かけると、目の前にはあれこれと本が。

すぐ脇には、共用のTVもあります。

ブロードバンドを通じたコンテンツ提供を始め、DVDプレーヤーなどの機器も充実。

建物のオーナーが某通信会社さんということもあるのか、この辺りの環境は、とてもモダンです。

窓辺のカウンター席は、日当たりの良い場所。

本を読んだり、ちょっとした仕事を片付けたりしたいとき、自然と足を運ぶ機会が多くありそうです。

iPadが共用備品として用意されています。

ラウンジに流れるBGMは、このiPadから選曲できるそうです。

窓側から見るとラウンジはこんな感じ。

奥に小上がりのスペースが見えます。

小上がり前のスペースには、ワンシーターのソファが2脚。

座面が奥深く、座り心地は抜群です。

ふと見上げると、特注の12面体スピーカーが天井から吊るされています。

「伸びやかで広がりを持った音響を360度に響き渡らせる」のだそうです。

凝ったBGM環境の極めつけは、ソファの裏手に揃えられたAV機器群。

関西を拠点に活動するDJ・レーベルから提供された、BGMセレクションも用意されています。

「小上がり」と言うには段差の大きい、中2階状のソファコーナーはいちだんとプライベート感のある空間。

友人を招待して、離れの感覚で利用することもできそうです。

飾り棚には、やはり気になる作品が。

ラウンジでは、スケールを生かして「アート&カルチャー」をテーマにしたオープンイベントが不定期に開催されています。

今後もワークショップなどのイベントは増やしていきたいそうです。

地域と密着した枠組みを作っていくことも検討中だとか。もちろん、日々の暮らしに迷惑のかからない配慮がされると思いますが、なかなか刺激的で良い環境ではないでしょうか。

大きな作業スペースを大胆に配置したキッチン。

テイストといい、スケール感といい、まるで海外のキッチンスタジオのよう。

フルオーダーメイドの作業台は日常使いはもちろん、パーティーシーンではさらに活躍しそうです。実際、入居者さん同士のパーティーもよく開催されているそうです。

シンクとコンロは、3セットずつ設けられています。

IH式のコンロは、3口。

火力よりも後片付けの手軽さを優先したい人にとっては、うれしいポイント。グリル付きのため、匂いや煙を気にすることなく焼き魚も楽しめます。

作業台スペースの青い扉を開くと、食器類が収まっています。

キッチン家電は、こちらにひとまとめ。

食器洗浄機も用意されています。

洗い物のたくさん出るパーティーなどでは、重宝しそう。

アーチ型にくり抜かれた入り口の奥は、食材などを保管するパントリー。

専有部ごとに使用できる収納ボックスがずらりと並んでいます。

対面の冷蔵庫は、壁の幅感に合わせてピタリと収まっています。

奥のドアは廊下につながっています。

2−3Fの廊下は、回廊型に設計。

北と南側にそれぞれ専有部が並び、中央部に水まわり設備がまとまって設置されています。

廊下の一角に設けられた、リラクゼーションスペース。

天然原料由来のアロマの香りに包まれた空間で、マッサージチェアが2台置かれています。

アロマは定期的に補充されるそうです。

カーテンを閉めれば、まわりの視線を気にすることなく、一日の疲れをぐりぐりとほぐしてもらえます。

ふたつのマッサージチェアの間に設けられたソファスペース。

サイドボード代わりの丸太に置かれたiPadでネットサーフィンをしながら、順番待ちをしている場面も見かけるかもしれませんね。

こちらは女性専用の水まわり。

トイレが2室、シャワールームが1室、バスルームが1室、洗面台がまとまっています。男性専用の水まわりも同じ設備数です。

女性専用にはお風呂あがりにくつろげる、化粧スペースも設けられています。

ヘアドライヤーやスチーマーも備え付け。じっくり朝の身支度やスキンケアに取り組めます。

シャワールームはオーソドックスなスタイル。

とは言え、鏡やボトルを置ける棚付きで、普段使いのツボを押さえたチョイスです。

バスルームもごくシンプルなタイプ。

1日の終わりにゆっくりと足を伸ばして、温まる。翌日に向けて、気持ちの切り替わる瞬間です。

トイレはウォシュレット付き。

配置も廊下に面しておらず、気兼ねなく利用することができそうです。こうした細かい設計は、シェアハウスでは特に大事。

ランドリールームも男女別々。

女性専用のドアは鍵付きです。

ドラム式の洗濯乾燥機が2台。

乾燥も込みでセットすると、どうしても時間がかかります。完了時間を把握して、すぐに取り出すことを心がけると良さそうです。

続いて、3Fの各設備を見ていきたいと思います。

階段の途中の踊り場には、特大サイズのアートが飾られています。

NAO MATSUMOTO氏の作品で、タイトルは“Midnight Constellation”(真夜中の星座?)。

ふと身を乗り出して階下を眺めると、こんな感じ。

リュック・ベッソンの懐かしい「レオン」で、ナタリー・ポートマンの眺めるアパートメントの階段も、こんな景色だったような。

3Fの扉を開くと、まず出迎えてくれるのはライブラリースペース。

書棚は、大阪では言わずと知れた“ベストセラーを置かない本屋さん”、心斎橋の「スタンダード・ブックストア」の監修だそうです。

食、旅、アート、デザイン、DIYをキーワードにセレクトされ、定期購読や季節に合わせた新刊が毎月届きます。

自宅にやってくるスタンダード・ブックストア。

本が好きな人には、たまらない贅沢かもしれません。

廊下を進むと、奥の一角はスタディルーム。

装飾を抑えたシンプルな空間は、ひとりで集中したいときにピッタリ。

課題に取り組んだり、会社から持ち帰った仕事をこなしたり。アイディアに詰まったときは、となりのライブラリーでネタ探し。

それぞれの空間を有効活用できる上手な配置だと思います。

廊下の反対側は、キッチンカウンター付きのカフェスペース。

濃いめのブラウンでまとめられ、シックな雰囲気です。

奥には大きめのシステムキッチンが設けられ、本格的な料理にも対応可能。

2Fのラウンジまで降りずとも、朝食程度ならここで手早く済ませることができます。

夜は夜で、お気に入りのリキュールを持ち寄ってカクテルパーティーを楽しむのも絵になるひととき。

窓辺にもカフェ席が設けられています。

右手奥に見える鍵付きのドアは、女性専用の専有部が並ぶフロアにつながっています。

水まわりは、やはり回廊の中央部に集約。

2Fの間取りと似たつくりですが、3Fは男女それぞれにトイレが3室、シャワールームが2室、バスルームが1室ずつ用意されています。

では気になる専有部を、2F−3Fの順で見ていきます。

ルームサインは、ステンシル系のシンプルなデザイン。

まずはモデルルームの202号室から。

約9.9帖の間取りで、窓は北向き。とはいえまわりに高い建物が無いため、ほどほどに陽が入る印象です。

ベッド、シングルソファ、デスクを置いても十分に残る余白。

特に2.8mの天井高が効いていて、表記の面積以上に開放的です。

備え付けのハンガーラックはシンプルなフォルム。

収納は他に用意されておらず、チェストなどは持ち込む必要があるかも。

窓辺にはデスクの代わりに、ベッドを置いても良さそうですね。

気持ちのよい朝を迎えられそうです。

205号室は2面窓の角部屋。

女性専用フロアの1室です。

掃き出し窓の外はベランダが設けられています。

ボタニカルなライフスタイルが好みなら、植栽を日光浴させるのにちょうど良いスペース。

214号室は、11.8帖と広めの空間。

奥行きのある長方形の間取りは、インテリアのレイアウトをシンプルに組み立てることができそうです。

照明はダクトレール式で、ライティングの自由度は高め。

フローリングの素材は、防音性に優れたタイルカーペット。

部屋のなかを多少ラフに行ったり来たりしても、足音が大きく響くことはありません。特にSOHOの人などに良さそうですね。

3Fには、水まわり付きの専有部が4室あります。

301号室もそのうちのひとつ。

基本的な間取りは、ほかの専有部と同じですが、ドア脇に水まわりが設けられています。

設備はトイレ、洗面台、バスタブの3点ユニット。

コンパクトではありますが、まあひとり暮らしでは一般的なタイプでしょう。

なにより、いつでも気兼ねなくバスタイムを満喫できるのは嬉しいところです。

壁や扉の防音がしっかりめに設計された、全48室の専有部。

間取りも5.4帖から13.3帖まで用意され、好みやライフスタイルに合わせて選べます。

エアコンも天井に埋め込まれ、スッキリ。部屋づくりにこだわる入居者さんも多いそうです。

なお、運営開始は2013年ということで、今回見ることのできた部屋が空いているとは限りません。実際に入居する部屋については、現地でご自身で確認されるのが良いと思います(いつものことではありますが、念のため)。

1Fのエントランス脇にはアトリエ・スペースが設けられています。

オープン当初は、招聘したクリエイターさんの公開作業場として使われていたそうですが、現在(2015.8)はフリースペースとして入居者さんも自由に使えます。

アイディアやインスピレーションが、具現化される空間。なんだか不思議なエネルギーが溜まっていきそうです。

トランクルームは有料(1,080円/月)です。

庫内は奥行きがあり、天板は取り外しが可能。

画材や工具などはもちろん、スノーボードといった大きな荷物も難なく収めることができます。

専有部に収納が無い分、こちらを有効活用するのもひとつの手です。

3Fにはハーフサイズのトランク(540円/月) も用意されています。

1Fのガレージがこちら。

自転車の駐輪は有料(540円/月)ですが、雨に濡れる心配がありません。メンテナンスにも使えそうな広さがあります。

ガレージ脇のポストルームには、宅配ボックスを併設。

忙しい社会人には、特にうれしい設備です。

最寄り駅は、阪急宝塚線池田駅

梅田駅までは直通で約18分。そこからなんば駅といった、大阪の主要スポットに気軽に足を運ぶことができるアクセス性があります。

大阪空港駅までは約14分。関西のソラに近く、海外旅行が好きな人、もしくは仕事で出張が多い人にとって便利な立地です。

住宅と駅をつなぐ商店街ではお祭りやイベントがまめに開催され、多くの人で賑わうこともあるそうです。

駅前は阪急オアシスやダイエーなどが軒を連ね、帰りがけに日常品をまとめて購入するのに便利なお店がまとまっています。

梅田まで約18分の立地に位置していながら、自然環境も豊富。BBQやジョギングの楽しめる猪名川や、関西有数の花見スポットの五月山も徒歩圏内にあります。

運営管理をされるのは、UDS株式会社さん。

2011年にホテルとアパートメントを融合させた「ANTEROOM APARTMENT KYOTO」をオープンさせ、今回が2棟目です。

住宅だけではなく、ホテル、商業施設、オフィスなどの企画を、都市デザインの視点から設計していく事業を展開。

キッザニア東京」や目黒の「CLASKA」と言えば、ピンとくる人もいるかもしれませんね。

今回のシェアハウスではアート&カルチャーをテーマにしていますが、高齢化の進む商店街に若い人を呼びこむことで、地域活性化を図ろうとする一面もあるそう。ラウンジで開催されるオープンイベントもその一環。

コト、モノ、ヒトの集合から生まれる、多様な発展性を秘めた暮らし。

感性を刺激される毎日を過ごしてみたい方は、コチラからお問合せを。

五月山周辺で毎年催される「がんがら火祭り」は、300年以上の歴史を持つ無形民俗文化財だとか。

2015年の開催は、8月24日だそうです。内覧時は、合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。

(ソン)

2015年08月17日

カテゴリ: デザイン物件 大阪

商店街のおつきあい

暮らしに根付く、京都の文化。

小学生の頃、母の営んでいた雑貨店でよく手伝いをしていました。

当時、お店のあった商店街は地元の中心として活気がありました。親子連れや学校帰りの学生が集まり、まずまず賑わっていたのを覚えています。

威勢の良い声を放つ魚屋と、値引き交渉するおばちゃんの応酬も日常の光景。

家でつくったお惣菜が売り物のおはぎと物々交換される、現代のスーパーではあり得ないシーンを目にしたこともあります。店主と客のあいだで、子ども心にも小さな憧れを抱かせる手慣れたやりとりが活発に行われていました。

今回訪ねた女性専用のシェアハウス「sharely 京都三条」は、とても雰囲気の良い商店街の真ん中にありました。

シェアハウスのオーナーさんは、その商店街で古くから文房具屋を営んでいます。

たくさんの地元のお店をより近い距離感で楽しんでもらいたいと、いろいろ企画を考えているところだとか。商店街で開催される夜市や地ビール祭りも、毎年の楽しみになりそうです。

オーナーという存在を起点に、地元の商店街に浸かって味わう京都の日常。

きっと、京都っ子にもそうでない人にも、たっぷり楽しめる味わいがあると思います。

最寄り駅からシェアハウスまでは一直線。

古い木造の戸建てがならぶ通りには、“染屋”と書かれたのぼりや看板がちらほら。西陣に近いこともあり、住宅の周辺には染め物の職人さんが多いそうです。

そのまま歩くこと数分。左右に伸びる商店街を抜けてすぐのところに、お目当ての建物があります。

格子状のファサードは、町屋を意識したもの。

1Fに設けられたコインパーキング(写真では工事中)の一角に、入居者用の郵便ポストと宅配ボックスが設置されています。

シェアハウスの入口は、階段を上がって2Fに。

外壁のベージュによく似合うブラウンのドアが、玄関です。

すぐ脇の壁には、カメラ付きのインターホンが取り付けられています。

ドアの鍵はオートロック。

鍵は、複製のできないおなじみのシャーロック製です。

ドアを開けると現れるのは、柔らかな木目調の空間。

土間は設けられておらず、靴は玄関ドアの外で脱ぐことになります。

無垢材でしつらえた、ボリュームある靴箱。

1部屋あたり3段ずつ、横幅を全体の5等分したスペースを使用できます。1段あたり2足ずつ、合計6足ほどなら余裕を持って置けるでしょうか。

仕切りの板はないので、靴は詰めすぎないように配慮したいですね。

リビングは、さらに階段を上がった3F。

さっそくドアノブに手をかけ、室内へ歩みを進めていきたいと思います。

リビングは壁一面の窓から陽の光が注ぎ、明るくて開放感もたっぷり。

シンプルな空間にクラシカルなインテリアを配し、趣きのある雰囲気に仕上がっています。

テーブルは個々でも使えるようにと、小ぶりのカフェテーブルをセレクト。

ひとりでも、入居者同士でも。シーンに合わせてゆったりと過ごせる環境を心がけたのだそうです。

壁に連なる窓の一部は、開閉可能。

外からの視線や日差しが気になるときは、ブラインドを下ろすと良さそうです。

右手のふたつのドアは、301号室と302号室。

リビングの一角にソファスペースが設けられています。猫脚のベンチソファは、アンティーク調の花柄でシックなデザイン。

ほどよく籠もり感のあるスペースです。くつろぐよりも、考え事や集中したいときにちょうど良さそう。

掃き出し窓の外には、共用のベランダが広がっています。

近くに大きな商店街がありますが、こうして見渡すと、とても静かな環境です。

まわりの建物はどれも低く、晴れた日には抜けるような空が広がってとても気持ちが良さそう。 日が暮れると、お月見もできるとか。今後、チェアやテーブルを置くことも検討しているそうです。

リビングの反対側に目を移すと、そこはキッチン。

冷蔵庫脇のドアの先には、3Fの専有部がならんでいます。

ボックスに収まる食器は、種類も豊富。

清水焼のお皿などが置かれています。

ついさっき商店街で買ってきた惣菜も、お皿にうまく盛り付ければ、名店で出される京料理に見えるかも。

シンクとIHコンロがふたつずつ設けられた、ステンレス製のペニンシュラ型キッチン。

わりとコンパクトなサイズ感です。何人かで料理をする場合には、譲り合いの精神でどうぞ。

反面、フラットなスタイルはさっと後片付けがしやすく、便利。

もちろん電子レンジなどの調理家電、専有部ごとの収納ボックスなども設けられています。

キッチン脇の壁に設置された、スイッチパネル類。

ALSOKのセキュリティ・システムが導入されています。

続いて3Fの専有部の前に、2Fの水まわり設備を見ていきましょう。

2Fの廊下はこんな感じ。

両側に水まわりと専有部がならびます。

廊下の突き当たりには共用のベランダが。

こちらは避難経路にもなっています。

洗面室、ランドリー、バスルーム&シャワールームはひとまとめに。

洗面台と洗濯機は、それぞれ3台ずつ設置されています。

丸みを帯びた洗面ボウル。

洗面ボウルの間には多少の幅があるので、洗面道具や化粧道具を置きたいときに助かりそう。

奥の棚に収まるボックスは、タオルやバスアイテムを置ける専有部ごとの収納。

棚の向かいにバスルームとシャワールームが設けられています。

右手にシャワールームが2室、奥にバスルームが1室。

脱衣室は共用のつくり。オープンすぎて気になるかも…という人は、実際に現地で確認してみるのが良いと思います。

シャワールームは、シャンプーなどのボトルを置ける棚付き。

バスルームは、ごくごくシンプル。

女性専用の住宅ですし、気兼ねなくバスタブに浸かってゆったり過ごせるのではないでしょうか。

トイレは2Fに2室、3Fに1室。

もちろん、ウォシュレット付きです。

こちらは共用の収納スペース。

アイロン台や掃除機は自由に持ち出せます。

それでは順に専有部を見ていきましょう。

まずは201号室。

ドアハンドルの脇には、シンプルなルームサインがデザインされています。

室内はリビングと同様、白を基調としたシンプルな仕上がり。

角部屋のため、窓が2方向に設置されています。

用意されている家具は専有部によって異なり、バリエーションも豊か。

デスクだったり、TVボードだったり、カフェテーブルだったり。

すでに持っている家具に合わせて専有部を選ぶと、無駄なく部屋づくりを楽しめるかと。

シェアハウスではおなじみの、室内干しのワイヤー。

片側のフックを外せば、自動でくるくると巻き上がります。

202号室はドレッサー付き。

コンパクトですが、鏡付きの板を持ち上げれば内部にメイク道具を収納できます。もちろん、デスク代わりにも使えます。

301号室は、サイドテーブルとアームチェアの組み合わせ。

窓は東向きと南向きの2面採光で、日当たりも良好。ブラインドで光の加減を調整することができます。

専有部の収納はベッド下に置かれたケースのみ。ハンガーポールやチェストといった収納家具は、用意する必要があります。

リビングに面した302号室。

部屋の配置を考えると、生活音などが気にならないラフな感覚の持ち主に向いているかもしれません。

こちらは305号室。

室内の広さは全室6畳で統一。個人的には、収納やデスクをひととおり揃えても、ひとり暮らしには十分だと思います。

写真の二条駅までは徒歩10分ほど。最寄りの各線・大宮駅までは約6分です。

大宮駅の隣は烏丸四条駅。京都有数のオフィス街まで、電車に乗ってから2分ほどです。

ショッピングに便利な河原町にも直通で約4分。このふたつの駅は徒歩で行くこともでき、なかなかのアクセス環境です。

駅前は充実しており、大手スーパー、飲食店、本屋、ホットヨガのジムなどがずらり。ひと通りの買い物は駅周辺で済ませることができるでしょう。

とはいえ京都の地元感を満喫したいとなると、やはり家の目の前にある商店街に積極的に足を運びたいところ。

約100年前から地元の暮らしを支えてきた、三条会商店街。全長800mにおよぶ長いアーケード街には、衣食住をカバーする多彩なお店が180ほど軒を連ねています。

京町家を改修したカフェでくつろいだり、時には、魚屋や八百屋の主人から食材のおいしい食べ方を教えてもらったり。地元としての京都を楽しむためには、申し分のない環境でしょう。

商店街では、独自のイベントも多数開催されているとか。5月の地ビール祭りや7月の七夕夜市には、地方からもたくさんの観光客が訪れるそうです。

アーケードの一画に設けられた公園では、子ども連れのママたちの井戸端会議を目にします。

商店街を歩いているだけで、微笑ましくなるシーンにたくさん出会えそうな予感がします。

シェアハウスを運営管理されるのは、「株式会社Rバンク」さん。

関東をメインに約40棟のシェアハウスを手がけている、ベテランの事業者さんです。京都では1棟目となる今回の物件ですが、今回のテーマは、“地元の暮らし”。

家の目の前にある商店街にオーナーさんが店を構えていることもあって、地域に密着した暮らし方を提案していきたいそうです。

オープン当初に行われた入居者さん同士の交流会では、料理のオードブルを商店街のカフェの店主が用意してくれたとか。

京都の地元の顔が見える暮らし。興味を持った方は、コチラからお問合せをどうぞ。

すこし歩けば、神泉苑もすぐ近く。

20時という遅い時間まで立ち入ることができる、風光明媚な庭園。

そのすぐ隣に店を構えている喫茶チロルのたまごサンドも、絶品だそうですよ。

(ソン)

2015年07月21日

カテゴリ: デザイン物件 京都 女性専用物件

多彩な色と、暮らしの文化

彩りの豊かな住まいで触れる、色とりどりの暮らしの文化。

深夜にTV番組をザッピングしていて、ふと目に留まった「バーリーウォーター」。

写真引用元:“むちゃばあのブログ”さん

イギリスでよく飲まれている、昔ながらの夏の飲みものだそうです。ベニシアさんというおばちゃんが鍋でコトコト音を立てて、レモンバームを煮込んでいました。

昔から、親から子へ繰り返し伝わっていく、身近で日常的な文化に興味を惹かれます。

特に、海外のものは新鮮。おなじ夏の飲み物なら、トルコのアイラン、スウェーデンのサフト。関西なら、冷やし飴。

育った国や文化のちがう人と話をするときは、できるだけ相手の親しんだ身近な暮らしかたに触れてみるのがお勧めです。異文化交流の魅力が、ぐっと深みを増してきます。

今回訪れた全13室の「WAND」は、国際交流がテーマのシェアハウス。

海外の語学留学を斡旋する企業との協力体制によって、欧米系の入居者も多く入られるとのこと。カラー・コンサルタントが監修したという暖かみのある空間は、肩肘張らずに暮らしを楽しむのにぴったり。

海外からの入居者さんは日本語を学びに来る方々ですし、英語にあまり自信がなくても、あまり気兼ねなく暮らすことができそうです。

家までは駅前の通りから、南方向へまっすぐ。途中、下校中の学生を多く見かけました。

近くには警察署もあり、治安も良さそうです。

シェアハウスまではゆっくり歩いて6分ほど。

しばらくするとクリーム色の、横に広がるワイドな建物が見えてきます。

こちらが今回のお目当ての「WAND」。全13室の男女共用の住まいです。

レンガタイルで縁取られた門扉。

奥に集合ポストが設置されています。

シェアハウスのサインは、ガラスプレートのタイプ

津軽弁で「我々」という意味を持つ「わんど」の頭文字が、赤で印象強くデザインされています。

アプローチを歩いて辿り着いた先の玄関は、戸建住宅でよく見かけるオーソドックスなタイプ。

よくみるとドアの上部には、センサーライトとセキュリティカメラが設置されています。

ドアの鍵はナンバー式のオートロック。

指定の番号を入力すると、ピピピと音が鳴って解錠されます。

それでは、さっそく内部へ。

ほどよく幅のある、すっきりとした玄関。

左手のコルクボードには、プロフィールカードをピンで留めることができます。

靴箱はひとりあたり、ふたマス分。

高さはないものの、定番で使うパンプスやスニーカーなら4足ほど収めることができそうです。

リビングまでの廊下には大きな窓が設けられ、照明を点けなくても明るい空間。

木目のきれいな床板もいい感じです。

リビングはやわらかな白木を基調とした、北欧的デザイン。

カウンターでキッチンまわりの生活感が上手に隠され、すっきりとした雰囲気。

随所に、グリーンを中心とした彩りが。

大きな壁一面に貼られたクロスは、柄入りですが特にうるさくもなく、ウッディな空間と相性もばっちり。

ソファは座面の奥行きが深いつくり。

からだの大きな人でも、全身をあずけてくつろぐことができそうです。ゴロンと横になりたい衝動に駆られそうですが、そこはぐっと抑えて、独り占めしないようにしたいところです。

ソファ脇の壁には、イベントのお知らせなどが掲示されるコミュニケーションボードが設置されています。

ポップなペンダントライトが照らす、ダイニングテーブル。

壁際にはベンチタイプのチェアが置かれています。

ちょっとした作業をしたり、入居者同士でおしゃべりや食事を楽しんだり。たくさんのシーンが生まれる、暮らしの中心になる場所だと思います。

席が足りないときは、備え付けのスツールを使うと便利ですね。

シェアハウスのテーマのひとつは、「国際交流」。

留学エージェントとパートナーシップを組み、海外からの入居者を積極的に受け入れているものの、海外の方の入居率は4割程度までとして、バランスを取っていくポリシーだそうです。

できるだけ多様なバックグラウンドを持った人が集まるように心がけていて、現在(2015.6)は、イギリス人2名、イタリア人2名、チリ人1名の入居が決まっているそうです。

海外から来る入居者は、基本的に日本語を学ぶために来日しています。うまく英語を話せなくとも、きっと大丈夫。

当然ながら、生まれた場所が違えば食べ物、習慣、それに考え方も違ってくるもの。日々の暮らしを通じて触れるそうした小さな違いが、暮らしに刺激を与えてくれます。

カウンターに設けられたガラスブロックのペンダントライトは、空間にかわいらしさを添えるアクセント。

インテリア好きが集まれば、それぞれの国で行われている、興味深い部屋づくりのコツを聞いてみたいものです。

カウンターを挟んでほどよくリビングと区切られたキッチンは、ゆったりとした動線を持つ空間。

カウンターの下部に設置されているのは専有部の数だけ用意されたストッカー。

冷蔵庫の内部も、専有部ごとにスペースが仕切られています。

I型のキッチンにはシンクとガスコンロが2台ずつ並びます。

2口のコンロはグリル付き。

一般的なワンルーム賃貸のキッチンにはグリルが備わっていないことも多々ありますが、ここでは心配無用。ちょっとしたことですが、料理好きには嬉しいポイントです。

調理家電や食器類も、もちろんひと通りそろっています。

シェアハウスでよく見かけるお料理パーティーなどでは、テーマをひとつ設けてみるのも良いアイデア。

WANDで「お母さんやおばあちゃん直伝の料理をつくる」なんてテーマを設ければ、それだけでテーブルの上がグローバルな雰囲気になるはず。

続いて、水まわりを見ていきます。

こちらはバスルームの脱衣室。

クロスは個性的なグリーンのボーダー柄。さわやかな仕上がりです。

バスルームはいたってシンプルなつくり。

仕事で疲れた日は、のんびり浸かって癒やされてください。

時間がなかったり、バスタブに浸からなくていいときにはシャワールームへ。

シャワールームは2室用意されています。バスルームを含む3室は、すべて男女共用。

ランドリールームには、アイロン台が置かれています。

洗濯機の脇には洗剤などを置くことができるラックも設置。専有部だけでなく、家のなかのいたるところに収納が設けられているのは、暮らしに便利な設計ですね。

洗面台は1、2Fにそれぞれ2台ずつ。

幅広の鏡は使い勝手も良さそう。シンクまわりは大理石で仕立てられており、素材が生かされています。

1Fのトイレは男女共用。

タイル風のクッションフロアが、空間のアクセントになっています。

トイレはシンプルなタイプです。

2Fへ上がる階段はこちら。

ゆったりとした廊下、階段脇の格子と木板、2Fから降り注ぐ太陽の光。

なんてことのないスペースですが、実際は写真以上に昭和レトロの趣きを感じさせる空間です。

味わいのある雰囲気を気に入って、あえてそのまま残したのだそう。

2Fにも洗面台と、トイレが設けられています。

こちらのトイレは女性専用です。

最後に1F&2Fの専有部を一気に見ていきましょう。

各室のドアはナンバー式のオートロック。

プッシュ音が鳴ることもなく、夜遅くにドアを開けてもそれほど周りを気にしなくて良さそうです。

ウッディなフローリングにオレンジのパステルカラーを合わせた105号室。

壁紙は、部屋ごとにカラーリングが異なります。広さは約7.8畳。全13室のなかでも標準的な間取りです。

天井まで届く備え付けの収納は、結構なボリューム。

棚や引き出しが設けられ、様々なアイテムが保管しやすそうです。

201号室は、ほんのりグリーンの色合い。

デスクやチェアはあらかじめ用意されているものです。

収納に姿見が付いているのも、うれしいポイント。

部屋を広く見せる効果もありそうです。

202号室はすこし広めの8.2畳。

どの部屋もシンプルな間取りです。

206号室にはクローゼットは用意されていません。

その代わり、部屋の奥にウォークインクローゼットのようなスペースが用意されています。

生活感が出てしまう収納が表立っていないため、部屋づくりを楽しみたい人にオススメかも。

207号室は3面に窓が設けられた、とても明るい部屋。

ビタミンカラーのオレンジと相まって、しっかりとエネルギーを充電できそうなプライベートルームです。

収納はコの字の間取りにポールを設置したオープンスタイル。

これはこれで、魅せる収納としてコーディネートのしがいがありそう。

自転車置き場には、ひとり1台まで駐輪可能です。

駅まわりの駐輪場と併せて使うと、通勤がぐっと便利になりそうです。

最寄り駅は、近鉄奈良線八戸ノ里駅

電車は各駅停車しか停まらないものの、乗り換えなしで鶴橋まで約15分、大阪難波に約20分でアクセスできます。近鉄奈良駅にも40分ほど。週末、気軽に寺社仏閣巡りに訪れることができます。

八戸ノ里駅一帯は近畿大学、大阪商業大学のほか、高校や中学校がいくつか点在し、学生を多く見かけます。

家と駅の間には警察署があり、治安面もわりと安心。

駅前にはドラッグストア、飲食店、レンタルDVDショップが軒を連ね、買い物に便利な環境が整っています。

家のすぐ近くに24時まで営業しているスーパーもあり、遅い時間でも買い物ができるのは便利そうです。大きな公園に併設されている、体育館・トレーニングルーム・プールを備えた「東大阪アリーナ」も家のすぐ裏手に。

市立のため、リーズナブルにカラダ磨きやスポーツを楽しめそうですね。

WANDを運営管理されている、「エントランスジャパン株式会社」さん。

大阪を中心に8件のシェアハウスを運営し、しっかりとしたノウハウをお持ちの事業者さんです。

ハウスルールやマナーに関してはわりと細かく設定されているとか。さまざまなバックグラウンドを持つ入居者が集まるシェアハウスでも、一定の暮らしを共有してもらえるよう心がけているそうです。

今回のテーマは、国際交流。とはいえ、特別に言語学習を目的にしているわけではなく、様々な価値観や暮らし方に気軽に触れ合える空気感をデザインしたとのこと。

空室も残りわずか(2015.5現在)。ほどよい刺激とくつろぎに包まれたトーンを楽しみたい方は、コチラからお問合せを。

以前、スウェーデン人の友人の家にお世話になったことがあります。

スモークサーモンのサンドイッチの味が、今でも忘れられません。

(ソン)

2015年07月06日

カテゴリ: デザイン物件 大阪 未分類

おとなの暮らし

京都で暮らすひとの、京都との付き合い方。

上京区の「御所東」は、その名の通り京都御所の東に位置し、一方が鴨川に面しています。京都で暮らす人にとって、ステータスの感じられるエリアだと言います。

歴史をさかのぼると、御所東の一帯には公家や幕府の屋敷が数多く軒を連ねていたとか。現代でも、市内有数の高級住宅地です。

隣接する四方の周辺環境も、見どころのひとつ。

西には、かつて日本の中心だった「御所」。東には京都人の憩いの場、「鴨川」。

ほかにも美術館やギャラリーの点在する文化街「岡崎」、ショッピングエリアを楽しむ「河原町」、カフェやレストランの集まる御所南、古道具店や古書店の集まる「寺町」など。

京町家のシェアハウス 京だんらん 御所東」は、そんな京都の風情を存分に味わうことができる場所に佇んでいます。

今では珍しい100平米以上の町屋を、建物のディテールを残しつつモダンにアレンジしたシェアハウス。母屋のリビングとは別に、気兼ねなくパーティーや映画鑑賞を楽しめる共用の「離れ」付きです。

専有部は全部で4室。

ひとり当たりの専有部が広く取られていて、余裕を持った大人の暮らしが満喫できそうなところも魅力です。

最寄り駅から鴨川を越えると、車や人の通りが多い河原町通に突き当たります。

そこからさらに一本入ると、さまざまな古家がたちならぶ住宅街。表通りの賑やかな雰囲気は影をひそめ、おだやかな空気が流れています。

道路で子どもたちが遊ぶ、どこか懐かしい風景を眺めながら歩いていると、ほどなくお目当ての建物が見つかります。

塀付きの町屋は大塀造り(だいべいづくり)と呼ばれ、裕福な商人や医者が好んで建てたスタイルだそうです。

道路に面して高塀を立て、前庭の前栽をはさんだ奥に母屋が設けられています。

塀には、格子戸が設けられています。

頭上には、瓦屋根の庇(ひさし)が。

戸を開けると、まずは石畳と砂利が敷かれた前庭が出迎えてくれます。

写真では見えませんが、前庭には年代物の石灯籠や植裁が配されています。

家に入るまえに、ひと呼吸つかせる小さな空間。なんだか、心にゆとりが生まれてきます。

ドアハンドルは、シンプル。

それではさっそく、内部へ足を進めます。

玄関のドアを開くと、すっと廊下が伸びる、奥行きある空間。

前庭までの和風のトーンは一変して、モダンで柔らかなインテリアが顔を見せます。

靴箱は、ひとり当たり扉1枚分。

収納量はしっかりしているため、普段から出番の多い靴は、ほぼこちらに収められるはず。棚板は取り外しが可能で、ブーツやヒールの高い靴も保管できます。

メインのリビングは、2F。

天気のいい日には、2Fの明るさが階下まで伝わってきます。

静かに、階段をのぼってみます。

建物の風情を残しつつも、リビングは統一感のあるモダンな仕上がり。

装飾をおさえ、たっぷりと余白を残した品の良い間取り。

ふと見上げた天井には、三角形の形がそのまま見えます。

スタッフさんによると、こうした三角屋根は京町家のなかでも珍しいスタイルなのだとか。天井を吹き抜けにすることで、その構造を生かして縦に広がる空間をつくりだしたそうです。

天窓から降り注ぐ日差しで艶々と輝くのは、天井を横切る大きな梁。

長い年月を超えてきた歴史を感じさせます。シェアハウスであることも嬉しいですが、こうした建物を次世代に残せるだけでも、とても素晴らしいことですね。

丸みを帯びたテーブルは、幅広サイズ。

入居者全員が揃っても大丈夫です。

リビングはキッチンと一体。

ゆとりを持ちつつも、専有部の数に見合った使い勝手の良い動線が確保されています。

キッチンは、ほかに離れにも用意されています。

週末のパーティーやちょっとした食事会を楽しむときは、離れをメインに使うことになりそう。このリビングでは、いつも変わらない、ゆったりした時間を過ごすことができると思います。

壁際に置かれた、和モダンテイストのスツール。

席は足りているため実際に使う機会は少ないかもしれませんが、とても良いインテリア。

システムキッチンはファミリータイプ。

シンクとコンロは1台ずつ設置されています。

なお、現在の入居者さんは30〜50代とのこと。

入居者さん自身の手でこまめに後片付けがされ、オープン当初の清潔感が今も保たれています。

コンロは、3口のIH型。

グリル付きなのもうれしいポイント。魚だけでなく、夏野菜のホイル焼きなども楽ししんでみては

調理家電もひと通り、揃えられています。

キッチンの至るところに設けられた収納。

専有部ごとにスペースが分けられていますが、それでもかなりのボリューム。料理好きな方でも、すこし持て余すかもしれません。

4つの専有部には、それぞれシンボルマークがついています。

花、風、月、雪。

四季や自然に寄り添う、京都らしさを感じさせる上品なデザインは、専有部や収納のルームサインに使われています。

リビングの隣は、トイレ。

ドアの手前には手洗い場が設けられています。

トイレはもちろん、ウォシュレット付き。

窓から太陽の光が差し込む、明るい空間です。

専有部は、1Fと2Fに2室ずつ。

生活音などに配慮し、部屋が隣り合わないよう廊下の両脇に設計されています。

ふたたび階段を降りた、1Fの廊下がこちら。

まずは水まわりから見ていきましょう。

バスルーム、シャワールーム、洗濯機は1カ所にまとまっています。

ゆっくり湯船に浸かりたいときはバスルーム、さっと済ませたいときはシャワールーム。シーンに合わせて、どちらかのドアを選びます。

ふたつの脱衣室は、洗面台付き。

お風呂あがりに、そのまま肌の手入れができるのは便利です。専有部の数を考えると、多少時間をかけてゆったり使っても、あまり問題にならないのでは。

バスタブは、座面の設けられたタイプ。

シャワーヘッドも好みの高さに調整できます。

オーソドックスなシャワールーム。

備え付けの鏡の下部には棚が取り付けられ、ボトルなどを置くのに便利です。

乾燥機能付きの洗濯機は2台設置。

洗剤、バスタオルなどの保管にピッタリの収納が、洗濯機の向かいにも設けられています。

トイレは1Fにもあります

ゆったりとしたスペースです。

廊下の突き当り(玄関の反対側)にあるドアは、中庭に通じています。

コンクリートの敷き詰められた中庭。その奥に佇むのが、離れです。

建物は2階分の高さを持っていますが、実は内部はワンフロア。

くるりと振り返ると、中庭は102号室の縁側に面しているのがわかります。

スペースも広く、テーブルや椅子を持ち込めばちょっとしたお茶会を楽しむことが出来るかもしれません。

秋が深まれば、植裁されたカエデが見頃を迎えるはず。

自宅で紅葉狩り。贅沢な響きです。

では続いて、離れに向かいます。

こちらのドアにもルームサイン。もちろん、全員が利用可能です。

内部は、高さのある建物のボリュームを吹き抜けで大胆に使う設計。

4mの高さに届きそうな大きな窓の連なりから、たくさんの陽が差し込むとても明るい空間です。

母屋のリビングと比べ、なんとも贅沢な仕上がり。

家具は角が丸かったり、ファブリック素材だったりと、やわらかな印象のアイテムがセレクトされています。

離れの開放時間は、9:00〜23:00。

友人などを呼んでパーティー、といった利用でもOKです。ほかの入居者を交えたお花見会なども、こちらで行われることがあるそうです。

白い壁に映し出される大画面と、スピーカーから響く迫力のサウンド。

ひとりでも、入居者同士でも、もちろん,友人を呼んでも。臨場感抜群の体験ができそうです。

建物は、防音にも気を配って設計したとのこと。

居住スペースとも離れていますし、気兼ねなく利用できると思います。

備え付けのキッチンは、ミニキッチンよりひとまわり大きなサイズ。

IHコンロは2口あります。

スタッキングチェアにもあの印が。小粋な演出ですね。

専有部ごとの専用チェアというわけではないようですが、自然と自室のサインが描かれたものを手に取ってしまいそう。

では、最後に専有部を見ていきます。

まずは「HANA」の101号室。

畳敷きの純和風の仕上がりです。

広さは京間の6畳。全室に床の間と洗面台が設けられています。

相性の良い寝具は、やはりお布団。とはいえベッドを置くこともできる十分な広さが備わっています。

収納は押し入れが用意され、戸に舞良戸が使われています。正方形の間取りも、部屋のコーディネートにひと役買うことでしょう。

漆喰の壁や天井の意匠、床の間のライティングなど、町屋らしさが醸しだされる内装。

雪見障子の戸を開け放つと、現れるのは前庭に面した広い縁側。

庭の景色を眺めながら、本を読んだり、日向ぼっこしたり。

座布団にお茶なら、鉄板の組み合わせ。とは言え、シングルソファに紅茶といった欧風スタイルも絵になりそうです。

端の方には、小さな洗面台が設置されています。

専有部のなかでさっと身支度が整えられるのは、便利です。

専有部の扉は引き戸式。

小ぶりの鍵もかわいらしいです。

202号室のルームサインは、「KAZE」。

内庭に面しているため、外からの視線が気になることはありません。

障子戸越しの光が柔らかく、心地よさそうです。

縁側の板の間はこんな感じ。

大きな窓にはポールなどが設置されておらず、開ける時は注意が必要。

でも、おかげで室内には自然に明るい光が差しこみます。

収納は押入れとクローゼットの組み合わせで、一間分。

布団を収納しないベッド派なら、荷物の保管はここだけで足りるかもしれませんね。

最寄り駅は、京阪鴨東線神宮丸太町駅

出町柳駅三条駅は隣駅。乗り換えひとつで、京都駅までは約20分です。

市内に張り巡らされたバスも便利な存在。最寄りのバス停から、各主要エリアへ気軽にアクセスできます。

駅近くにある、明治時代の建物を模したスーパーは、帰り道に立ち寄る機会も多くなるでしょう。

近くの河原町通にはアジアンなレストラン、町屋を改修したギャラリーなどが軒を連ね、利便性とにぎわいがあります。

春には絶好のお花見スポットとなる鴨川。

美術館やギャラリーが数多くある、京都屈指の文化ゾーン・岡崎。和室に合うインテリアやアイテムをお探しなら、寺町で骨董巡り。

南側の木屋町通りには、雰囲気の良い高瀬川に沿って老舗の京料理屋から新オープンしたスペインバルまで様々な飲食店が並んでいます。

いずれも徒歩で気軽に行ける距離。神社やお寺の寺刹だけではない、京都暮らしの醍醐味を味わうことができると思います。

運営管理をするのは、「株式会社八清」さん。

たっぷりと年季の入った京町家をシェアハウスとして何棟も改修し再生してきた、京都の不動産屋さんです。

管理は、入居ルールやマナーを割としっかりめに設けたスタイル。ですが、同時に入居者さん同士で話し合いながら、暮らしに合った環境を作りこんでほしいという思いもあるそうです。

今回の物件は、「余裕をもった大人の暮らし」がテーマ。賃料はこれまでと比べてもそれなりですが、それも納得の立地と、広い空間を贅沢に使った間取りで設計されています。

ほかの「京だんらん」の入居者を招いた交流会も企画していく予定とのこと。

現在(2015.6)はすでに満室ですが、運良く空室を発見したら、コチラからお問合せをどうぞ。

近隣のレストランは、ハズレなし。

スタッフさんから、なんとも心強い言葉を耳にしました。

(ソン)

2015年06月22日

カテゴリ: デザイン物件 京都

新しいのに懐かしい

まるで、実家のような住み心地。

Aider Reve(アイデリーヴ)」は、2015年の春に完成した、新築のシェアハウスです。

お邪魔したのは、ちょうど完成直後のこと。生まれたばかりの建物で過ごしていると、なぜか懐かしい気持ちが湧いてくるのに気が付きました。

でもそれは、昔住んでいた家に似ているとか、見覚えのある家具があるといった、いわゆる「既視感」とはすこし違うもの。まるで実家にいるような、ホッとできる空気感とでも言うのでしょうか。

懐かしいという感覚は、五感から生まれるだけではないのかも。

オーナーさんが同じ建物に住みながら管理をするスタイルは、距離感が近すぎてちょっと…と思う方もいるかもしれません。

でも、普段の暮らしのなかで夜ごはんのおかずを一品差し入れてくれたり、「おかえり」の一言をかけてくれたりと、ピンと張っていた気持ちをフッと緩めてくれる存在でもあります。

なにより、入居者さんとの距離をキチンとわかって接してくれるキャラクターで、その辺りは安心して良いのではないかと思います。

「Aider Reve」とは、「夢を育てる」という意味だそうです。

仕事の目標や、あこがれのライフスタイルを実現できる環境にしたい。長年、教育の仕事に携わってきたオーナーさんらしい想いが詰まった名前です。

最寄り駅の二条駅から、千本通をずっと北上していきます。歩くと14分ほどかかりますが、駅前からバスに乗れば3分ほど。

道路沿いには、4〜5階建てのマンションやビルが並びます。

その一角にそびえるのが「Aider Reve(アイデリーヴ)」。よく見ると、6階建てのAider Reveと同じ高さの隣のマンションは7階建て。外観からも、各階の天井の高さがわかります。

目の前を歩いていても見逃してしまいそうな、一見わかりづらい曇りガラスの自動ドアが、建物のエントランス。

実は内側が駐輪場になっているため、自転車を出し入れのために幅の広い自動開閉式ドアにしてあるのだとか。

室内駐輪場は、雨風をしのげるだけでなく防犯面でも安心感があります。

駐輪スペースの向かいには、部屋ごとに設けられたポストと、宅配ボックスが。

シェアハウスの場合、他の入居者さんが代わりに荷物を受け取ってくれることもありますから、この数で充分だと思います。忙しい社会人には、特にうれしい設備ですね。

駐輪場の奥には、室内に続く玄関ドア。

3つ並んだインターホンは、ひとつがシェアハウスに、ふたつは5〜6階に住んでいるオーナーさん宅につながっています。

別のフロアにオーナーさんが住んでいるシェアハウス自体は珍しくないのですが、玄関が共用というのは、すこし面白いですね。エレベーターや階段も一緒に使うため、顔を合わせる機会も割と多いと思います。

目の前には廊下が続きます。

リビングは突き当たりのガラス扉の奥。帰宅時に人の気配を感じて、ホッと安心できそうです。ガラスを1枚はさむのも、防音面、心理面でほどよい距離感。

リビングの手前に設置された階段とエレベーターで、上階へアクセスします。疲れて帰ってきたときには部屋にそのまま戻ることもできる、良心的な間取り。

玄関には、両側に大きな靴箱が。

ひとつがシェアハウス用の靴箱。もうひとつはオーナーさん家族が使用します。

ひとり4足くらい置けそうな幅。入りきらない靴は自分の部屋で保管します。

廊下から2段ほど下がった高さにあるリビングは、窓が大きく天井が高い、開放的な空間です。

オーナーさんとコーディネーターさんが、じっくりと相談を重ねて選んだインテリア。すっきりとした爽やかな雰囲気に好感が持てます。

どことなく漂うキチンとした真面目さに、なんだかオーナーさんの人柄が投影されているようにも感じます。

天井まで届く大きな窓の外には目隠しが設けられ、ロールカーテンを開けていても外からの視線を気にせず過ごせます。

トップライトからダイニングに光が落ちて、朝食は特別に気持ち良い時間になりそうです。

大きな飾り棚には、洋書やポストカードなど、カラフルな彩りのものが並びます。

季節にあわせて飾り付けを変えるかも、とオーナーさん。

入居者さんもアイデアを出せば、楽しくなりそうですね。

リビングの一角には「GERSHWIN(ガーシュウィン)」のアップライトピアノ。

元々はオーナーさんの家族が使っていた、このピアノ。現在では製造されていない年代物です。

ガーシュウィンという名前の由来は、『ラプソディー・イン・ブルー』(※音が出ます)などで知られるアメリカの作曲家。

クラシックとジャズを融合させたり、ポピュラー音楽も多く作っていた作曲家のイメージなのか、ダークブラウンの色みがオシャレでいい雰囲気です。

ピアノの横には、カーペット敷きの少し囲まれたスペースがあります。

ここはゴロゴロしながら映画鑑賞ができるシアタースペース。インドア派には、うれしい空間です。

5.1chサラウンドのスピーカーを備えたホームシアター。

  

飲み物やお菓子を用意したら、照明を落として、クッションを抱えて、お気に入りの映画を観る休日。

そのうち、オンラインの配信サービスも欲しくなりそう。

続いて、キッチンを見ていきます。

「せっかくシェアハウスで暮らすなら、そこでしかできない経験をして欲しい」というオーナーさんの意向で、キッチンは業務用。

掃除がしやすく、作業スペースも広々。

  

パーティーのときなど、何人かで同時に作業するのにも十分な広さが確保されています。

業務用ではありますが、加熱調理はガスコンロではなく、IHヒーターで行います。

こちらは安全面を考えてとのこと。メンテナンスも非常にラクですし、コンロ派の方も使っているうちに慣れるでしょう。

冷蔵庫も飲食店にありそうなサイズの業務用タイプ。

料理好きの人が集まっても、これだけの容量があればスペースを気にせず食材をストックしておけそう。

ちなみに、冷凍庫は別に用意されています。

シェアハウスで混み合うのは冷蔵庫より冷凍庫という話もあるほど、冷凍庫はひとり暮らしには欠かせません。引き出しはひとりにひとつ、こちらも安心の容量です。

常温でも保管できる調味料や食材は、壁付けの棚も使用できます。

   

家電類がズラリと並び、それに合わせてコンセントもたくさん。

  

時にはホットプレートでお好み焼きを楽しむのも良さそうですね。

廊下に出て、玄関の隣にある水まわりを見てみます。

廊下の壁に飾られた絵は、建物を担当した設計士さんがプレゼントしてくれたそうです。

群青色に、イスラム建築のような建物。すこし不思議なタッチですが、独特のシックな雰囲気があります。

水回りは、手前はランドリー、奥がバスルームという間取り。

洗濯機は2台、乾燥機が1台用意されています。ガス式の乾燥機は20分100円で使用可能。

各部屋にはベランダも付いています。外干しとうまく使い分けると良さそうです。

足を伸ばせるのが嬉しい、しっかりめのバスルーム。

2〜4階の各フロアにシャワールーム、1階にバスタブ付きのバスルームがあります。寒い時期は、バスルームの方が人気がありそう。

ランドリー側には、シャンプーや洗濯用洗剤などを置いておける大きな棚があります。

各自好きなカゴを用意して、まとめて置いておくのが便利。使うときにカゴごと持っていくスタイルは、シェアハウスでは良く見かける光景です。

使用する回数はあまり多くないかもしれませんが、あると便利なのが洗濯流し。

靴や雑巾など、普通の洗面台ではちょっと…と思うものも、ここなら迷わず洗えますね。

玄関を挟んだ対面に、洗面台とトイレがあります。

家具のようなデザインが可愛い洗面台まわりは、ちょっとしたアイテムも素敵。

ハンドルが特徴的な蛇口に、ほっこりするトイレのサイン。

  

毎日目にするものが素敵だと、生活はちょっと豊かになる気がします。

エレベーターに乗って、4階へ。

大型のシェアハウスでは標準設備ですが、12部屋には珍しいエレベーター。重い荷物を運ぶのに重宝します。

2〜4階は同じ間取り。

シャワールームとトイレ、そして専有部が4つ、廊下をかこむように配置されています。

SR(Shower Room)を覗いてみましょう。

全身鏡が嬉しいシャワールーム。

  

バスグッズはその都度、部屋から持ってくるスタイルです。

トイレはウォシュレット付き。

3階は女性専用フロア、3階以外は男女兼用です。このあたり、気になる女性は3階へどうぞ。

では、お待ちかねの専有部を見ていきます。

  

ジャンクなデザインが、ピリリと効いています。

404号室は、4種類ある専有部のうち1番広いタイプ。2名入居もOKです。

4階は日当たりも抜群で、昼間は照明を点けなくても十分な明るさ。

あまりクセもなく、使いやすそうな間取りです。

小さなソファを置いたりしても良いかもしれません。

なんと言っても、嬉しいのは専用の洗面台!

朝の忙しい時間帯も、周りを気にせずマイペースに準備できますし、手洗いでの洗濯などにも大活躍。

ファミリータイプのしっかりした設備なのも嬉しいところです。特に女性に喜ばれているとか。

洋服用のクローゼットのほか、高さを変えられる収納棚もあります。

奥行きもあるため、カゴを組み合わせると収納力も上がりそう。靴をたくさん持っている方は、サブの靴箱としても活躍するはず。

各部屋にはベランダ付き。

日当たりが良く、暖かい時期なら洗濯物もあっという間に乾きます。外からは見えない高さに干せるのも良いですね。

周囲に高い建物はなく、愛宕山が見渡せます。

ずらりとならぶ渋い屋根瓦も、京都らしい光景のひとつかも。

401号室は、やわらかいイエローの部屋。

体感温度が均一になるように、壁紙は日当たりに合わせてブルーとイエローの2種類。404号室に比べると日当たりが控えめな(じゅうぶん明るいですが)東向きの部屋は、イエローにしたそうです。

こちらも9.9畳とゆとりのあるサイズ。402号室はこれを反転した間取りで、広さは同じです。

ひとり暮らしからの引っ越しでも、持ってきた家具をそのまま使えそうです。

スペースを存分に活用できるように、収納はオープンタイプ。

引き出しタイプの収納と組み合わせるときも幅を気にせず選べて、可能性が広がりますね。

403号室は、4種類のなかで1番小さな部屋です。

と言っても7.9畳ですし、狭くはありません。むしろ余裕がある広さ。

部屋にも冷蔵庫が置けるように洗面台の隣の高い位置にコンセントをつけたりと、いろんなシーンを想定して作られています。

最寄り駅は各線・二条駅

京都まで6分、四条まで7分、河原町まで18分と電車のアクセスは良好。

ただし、駅からは歩いて14分とちょっと遠め。代わりに徒歩2分の場所にバス停があります。

二条駅まではバスで3分。その他にも京都・四条・烏丸行きのバスも出ています。本数も多く、普段使いにも便利。

千本通沿いは雑貨や飲食店などが多く、駅からの道のりが明るいため、夜も安心して歩けそうです。

 

スーパーやコンビニ、ドラッグストアも徒歩5分圏内にあり、日常生活に困ることはなさそうです。

運営しているのは「アイデリーヴ」さん。

オーナーでもあるご夫婦が、上階に住みながら管理を行います。

おふたりとも、穏やかで堅実な雰囲気の方。建物全体にも、その人柄が表れているように感じました。

オーナーさんのご先祖は、100年もの間、この土地で酒造業を営んできたとか。建物が古くなったのを機に、自宅を兼ねてシェアハウスを作ることにしたそうです。

2015年の春に完成した新築の建物ながら、実家のような温かさ。古い家を「懐かしい」と感じるのはわかりますが、新しい家で感じる「懐かしさ」は、とても不思議な感覚です。

奥さんは料理に詳しく、作るのも得意。美味しいごはんを振る舞うイベント「kyoの一品」を、不定期で開催してくれるそうです。

先日行われた第1回目では、豚の角煮が入居者さんに大好評だったとか。自分で作るには手間と時間のかかるメニューなのが、さらに嬉しいですね。

暮らしのなかで夢を育てたい方、暖かみのある日々に惹かれる方。空室はあとわずか。お問合せはこちらからどうぞ。

この安心感、しばらく忘れていたような。

(テルヤ)

2015年06月08日

カテゴリ: デザイン物件 京都