運命の赤い糸

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

真似したくなる、大人のゆるさ。


物事を決めるとき、いろんな角度から検討し比較するのは当然のこと。それはシェアハウスを選ぶ時も全く同じです。ただ、そういった前提を全部すっ飛ばして、“勘”に頼りたくなることはきっとあるはず。

力の抜け方が心地良い素敵なインテリア、時間が緩やかに流れていくような雰囲気。今回ご紹介する「キャティ hanazono」は、あらゆることを考えるより前、ドアを開けた瞬間からこの家を好きになってしまう空気が溢れ出てくる、そんな物件です。

予告編として少しだけお伝えしましたが、こちらは猫と一緒に生活出来る女性専用シェアハウス。ということで、まずはちょこっと猫さまたちのご紹介を。

おばあちゃんのジャイ。

やんちゃ盛りのゴッホ。

マイペースな2匹、シェアハウス内を気ままに駆け回り、とても快適そう。

その快適さは自然に人間の生活にも繋がっているようです。詰めすぎず、でもシンプルすぎないバランスが、運命を感じてしまうくらいの良い緩さを生んでいるのかも。


駅から迷う間もない徒歩1分。大通り沿いにある床屋さんの上部がシェアハウスです。

反射の角度によって色が変わるキラキラのタイルを眺めながら、脇道側に付いている階段を上ります。

周辺には、雰囲気のある木造の家屋が並んでいます。ご近所には小料理屋さんも発見。

2階にある玄関の手前にはランドリースペース。屋根が広くかかっているので、雨の日の玄関前での傘の開閉など、なかなか便利そうです。


ドキドキと高鳴る胸を押さえ、そっとドアを開けます。お邪魔します。

内部にはグラデーションが綺麗なカーテンとベンチ。玄関が素敵だと、先に進むのがワクワクしてしまいます。

ちなみに写真には写っていませんが、この時点で既に猫さまが足元でじゃれている状態。猫さまたちにぶつからないよう、気をつけて下さいませ。

そっと振り返るとこんな感じ。

玄関はもうちょっと手を加えるとのこと。右のドアは水まわりに繋がっています。


では、2匹に連れられリビングへ。

うむむ、これは・・・!この雰囲気、なんだか胸がどきどきしてしまって言葉が出てきません。もしや、これが一目惚れってやつなんでしょうか。

好きなものだけしか置かない、という管理人さん。気に入る家具を見つけるまでにありとあらゆる場所を探したそうです。ラグは海外から輸入し、到着まで数ヶ月かかったとか。そんな選び抜かれた家具たちがしっくりと空間に馴染みます。

淡いミントグリーンの壁に設置されているのは、飾り棚ではなくキャットウォーク。緑やオブジェが飾られていますが、彼女たちも上手に避けて遊んでくれているようです。

夏の暑い中、管理人さんが汗だくで仕上げたという壁は、漆喰塗り。万が一、引っ掻いたりしても大丈夫なのだとか。

また、壁だけでなく天井も全て管理人さんが自ら塗っているのだとか。

ちなみに一番難しかったのは、やはり天井部分だそう。なにせ、ずっと見上げる形での無理な体勢が続く訳ですから、首が痛くなってしまっただなんて苦労のエピソードもあったのだそう。その甲斐あって、雰囲気の良さは抜群です。

猫さまたちも存分にくつろいでいる様子。

ゴッホの乗っているテーブルはもともとの材の雰囲気が良いのもあり、使い込めば使い込むほど味が出そうです。

そしてマグカップと文庫本がよく似合うのです。


くるりと振り返ってみると、キッチンカウンターがあります。奥には”くぼみ”を利用したソファスペースも。

一人掛けソファの上に飾られている猫の絵は、管理人さんのご友人がジャイをモデルに描いたものなのだそう。

前足のところに小さなゴッホもちゃんといます。

2匹の絵が見守るキッチン前のカウンタースペースも、吊り棚もオリジナルの手作りです。

違和感なく収まっているハイチェアですが、実は子供用のものだとか。サイズ感もぴったり。

カウンターでお酒を飲んでいたら、キッチンからおつまみが差し出されたり。なんて。

吊り棚に置かれた小物たちもランダムなのにおしゃれなのです。

こういう細かいところにも管理人さんのセンスがあふれ出ているよう。

キッチンは既存の設備をそのまま使用しています。

全て木製の扉という珍しいキッチン。扉には黒板塗装をすることも検討中だそう。

木製ならではのカントリーな雰囲気も良いですが、黒板にイラストを添えたりしても可愛く仕上がりそうです。扉に直接メモも出来て、中身も一目瞭然と勝手も良さそう。

冷蔵庫はシンクの対面にスポっと収まっています。

女性4人であれば十分な大きさかと思います。実はお酒がいっぱい入ってたりして。


では、水まわりを見ていきます。

リビングから出ると、目の前は玄関。あると便利な姿見が設置されています。

左のドアが先ほど玄関の隣にあった、水まわりに繋がるドアです。

水まわりは廊下状のちょっと面白い間取り。入ってすぐ、右側のドアノブは上下に色が出るレトロなもの。

このドアノブをきゅっとひねると、中には真っ青なトイレがあります。

鮮やかなタイルは以前からこの状態だったのだそう。タイル貼りのトイレが家にあるなんて、今やかなりレアなのでは。

トイレを出て廊下の先へ進むと脱衣室があります。洗面台が設置されているのもこちら。

右側の壁にはちょっと変わった引き出し式の収納が付いています。

バスルームははやさしいベビーピンク。

色味の効果で寒さもちょっぴり薄まりそう。

あらゆるところで緑が見られるのも、このシェアハウスの特徴です。持ってきた鉢植もそっと並べておけば、きっとかわいがってもらえます。


共用部だけでもお腹いっぱいですが、やっぱり気になるのは部屋。ということで、拝見していきます。

まずはリビングを通って廊下の奥にある、201号室です。

ダークトーンの天井と、四角い照明が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

あれ、ゴッホが遊びに来てる。たまに、猫さまもぶらりと遊びに来られるようです。

内部が段違いになっているのが面白い収納。

木枠に布が張られた扉は管理人さんが考案し手作りしたもの。通気性も良いので洋服にもやさしいつくりです。


では、階段を上って3階へ向かいます。

「私についていらっしゃい」と言いたげな顔のジャイ。ナビゲートは彼女がしてくれるそうなので、後について階段をトコトコっと上がります。

上がった先の廊下の片面は、木製のフレームだけを残しているため、廊下の幅の割に開放感があります。


3階は専有部のみの構成。まずは301号室。

管理人さんが仕事場兼住居として、住まわれているのがこちらのお部屋です。

大きなアンティークの作業台、ちらりと見えるブルーの壁に思わず胸が躍ります。よく見ると、床に着くとみっともなく見えてしまうカーテンも、ゆるゆるっとした雰囲気が部屋に合っていて素敵。

このセンスは真似したくてもなかなか真似できないのが悔しいところです。

収納の布は、色が変わるとこんなにも印象が変わります。ちなみに一番左の扉の中には猫さま用のトイレが。見た目もすっきりなグッドアイデアです。

ジュエリーデザインが本業の管理人さん、部屋の一角はお仕事スペース。作業台にはカラフルで繊細な作品がずらりと吊るされています。

詳しくなくても、見ているだけでちょっとハッピーになる可愛いジュエリーたちが、ずらりと並んでいます。

先ほどからちらりと見えていた、ふた間続きの奥のお部屋はベッドスペース。

壁は鮮やかながらキツくない、むしろ落ち着いてしまうくらいの絶妙なブルーです。

このベッドまわりの緑の配置、なかなかお目にかかれません。海外のインテリア雑誌で見たことがあるような空間とでも言いましょうか、なんとも素敵です。

床置きのヴィトンのトランクも、気取らずその場に収まっています。

実はひつじスタッフ、いろんなシェアハウスにお邪魔していますが入居中のお部屋を見せていただく機会はほとんどありません。ましてや写真もOKの機会はさらに少ないもの。

貴重な、そしてハイセンスなお部屋をお伝えできて万感の思いです。


続いてはお隣、302号室。

淡いピンクの壁と収納扉がアクセント。使いやすそうな間取りです。

収納の中はこんな感じ。

使用頻度によってスペースを使い分けると、いい感じに収まるのでは。

古道具っぽさが魅力の赤い照明も、管理人さんが探し出してきた逸品。

珍しい形の電球と相まって、船に付いているランプのようなイメージです。


さらにお隣、303号室はゴッホの飼い主さんが入居中。部屋の中も見せていただけるとのことで、是非ともお邪魔します。

雰囲気は先ほどの301号室とは違った、またまた落ち着いたお洒落なお部屋です。

大きな窓が2面付いているので採光抜群。

カーテンを通した光がふわっと拡散して、昼間は照明無しで十分。

至る所に置かれた緑と小物達、そして全体の重心の低さが程よい緩さを保っています。

真ん中に置かれたバスケットはどうやらゴッホの寝床のよう。

枕元に置かれているのは多分ジャイの写真です。

2つ並んだ目覚ましより、ジャイが乗っかってきたほうがすぐに起きられそう。


それではさらに階段を上り、屋上へ向かいます。

天井裏部分にはDIYの痕跡がぎゅっと詰まっています。

この材料を見ると、どれだけ本格的な改装を行ったかが滲み出ています。


階段を上った先は、管理人さんも一押しのウッドデッキの屋上。これだけの開放感!

周囲には高い建物がなく、見晴らしも抜群。東京のビル群を見下ろす屋上もいいですが、山々を望める屋上も心地よいものです。

そして、居心地のよさに一役買っているのはこの木の枠組み。

例え、天井や壁が無くても枠組みがあるだけで、どこか部屋っぽく感じてしまうから不思議。そんな効果が更にリラックス感を高めているようです。

真冬はさすがに寒いと思いますが、暖かい時期は日向ぼっこに最適。

入居者さんたちはブランケットにくるまって、朝はヨガ、昼は読書、夜はお酒と一日中楽しんでいるそうです。

壁の高さがしっかりとあるので、やんちゃなゴッホが勝手に上がってきても安全。

この屋上、本当はお風呂を作りたかったんだとか。実現はしていませんが、望みは捨てていないそう。ゆくゆくは、屋上露天風呂が完成する日がやってくるかもしれません。


シェアハウスの最寄り駅はJR山陰本線花園駅。屋根が特徴的な駅舎です。

京都駅までは11分、駅からシェアハウスまでは徒歩1分なのでかなりの好立地。

駅前は大通りを中心に五叉路になっています。

スーパー、コンビニ共にすぐ側にあるので基本的な生活には困らなそう。さらに大通り沿いには法金剛院というお寺があり、春には境内の桜が綺麗に咲くようです。

屋上からお花見ができるのかは時期的に調査不足ですが、そんな季節の移り変わりも楽しめるかも。


キャティ hanazono」の管理をされているのは「タロカフェ シェアハウス事業部」さん。

噂のハイセンスな入居者兼管理人さんです。シェアハウスの計画が進み、内覧に訪れたこの建物には運命的なものを感じたんだそう。

玄関ドアの横に飾られているシェアハウスのサインは、管理人さんのデザインなのですが・・・

なんと、初めての内覧の時にパッとサインのデザインを思いつき、案内をしてもらった不動産屋さんの名刺の裏に描いてしまったんだとか。

とてもおっとりした管理人さんは猫が本当に良く似合います。猫好きの方だけでなく、猫と一緒の入居も大歓迎。既に猫さまが増えたとの噂も耳に入ったり入ってなかったり。

キャティと繋がる運命の赤い糸が見えてしまった方は、是非こちらからお問い合わせをどうぞ。


最後に、躍動感ある2匹のじゃれ合いぶりを見学。

必殺・猫パンチ!

ゴッホも負けじと反撃。

そして走り去る2匹。

猫もお部屋も、飽きない魅力を持っているのです。

(テルヤ)

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