シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※こちらの物件は2015年11月1日時点より、女性専用シェアハウスへと管理変更されます。
入居日が、入学式?
机に向かって何かを学ぶ時間が、年々減ってきている気がします。
仕事が忙しい、時間が取れない。
などと、言い訳ばかりが目の前にちらつきますが、実は無駄に過ごしている時間がわりとあることは、誰よりも自分がよく知っています。
一方で、知識を深めたいこと、新しく吸収したいことは、頭の中のやりたいことリストに容赦なく追加されていきます。なんだか、人生の醍醐味をみすみす逃しているような焦りが、日々募っています…
今回訪れた「SHARE HOUSE UNIVERSITY」のテーマは、社会人と学生が暮らすスクールライフ。
ラウンジを飾る大きな黒板や時計はまるで学校のようです。
懐かしさと新鮮さが同居する空間。スクールライフに欠かせないサークル活動も、自然と立ち上がりそうです。
新しいことに取り組むなら、まわりを巻き込むのもひとつの手。これまでやりたかったことに、サークルの名目でトライすることもできそうです。
実際のところ、社会人と学生が一緒に暮らすうえで、何かと課題がないわけではありません。とはいえ、幅広い世代が集まることで、様々な刺激を受けられる楽しさもありそう。
運営事業者さん企画のイベントやワークショップも、どんどん開催したいそう。
楽しみながら学ぶ気持ちを、暮らしから作り上げていく。
それではさっそく、体験入学です。
最寄り駅から歩くこと10数分。
シェアハウスまでの道のりには、学校がいくつかあります。登下校の時間帯は、きっと賑やかな通りになるはず。
お目当ての建物は、社員寮を改修した屋上付きの3F建て。
外壁の、大きな「UNIVERSITY」が目印です。
シックな色合いの塀には、シェアハウスのサインをペイント。
直球です。
玄関までのアプローチに、20室分のポストが設置されています。
ドアはオートロックのナンバー式。うっかり鍵を忘れて閉め出される心配が無いのと、かばんから鍵を取り出す手間が省けるのが良いところでしょうか。
さっそく、指定のナンバーを入力して解錠します。
奥行きのある土間は、アプローチとおなじ煉瓦のタイル貼り。
メインのラウンジは、玄関を上がって左手にあります。
連なる窓からやわらかな陽が注がれ、日中はとても明るい空間です。
細長い土間に沿って設けられた靴箱。共用のサンダルなどがあれば、ドア側の方も取りやすくなりそうです。
靴箱は、中板が渡された2段のつくり。
詰めれば、3〜4足は収められると思います。
リビングの入口に飾られているのは、威圧感たっぷりのスカル。
館内には、ユニークな作品がいたるところに。
ガレージ的な趣きのある空間に、カラフルなインテリアをほどよい距離感で配置。
正面にどーんと設けられた大きな黒板が、ユニークな表情を作り出しています。
ラウンジは、ソファ、ダイニング、畳敷きの3つのスペースで構成。
白を基調としたテイストと窓から注がれる日差しが相まって、さわやかな空気が流れています。
天井も高く設けられ、いい感じの開放感。
スクールライフがコンセプトではあるものの、空間のデザインは、海外のデザイン・オフィスといった感じ。オーダーメイド家具の製作も手がける事業者さんの手によるインテリアが、その一翼を担っているような気がします。
大きなTVを囲むのは、雰囲気の異なる3脚のソファ。
雑誌のページをめくりながらゆったり過ごしたり、お酒を片手に夜通し語り合ったり。
ところで、今回、珍しく学生さんの入居が既にかなり多いのだそうです(2015.8時点)。学生さんの多い環境には何かとネガティブ・ポジティブありますし、この点、しっかり念頭に置いてご検討頂くのが良いと思います。
しかし考えてみれば、社会人になると学生と話す機会は少ないもの。世代を越えたコミュニケーションが新鮮に感じられるシーンは、きっとあるんでしょうね。
車輪のついたセンターテーブルは、事業者さん製作のオリジナル。
雑誌や小説を置くと絵になりそうな仕上がりです。
窓辺に置かれているのは、椰子(ヤシ)類の大きな木。
このサイズを置けるのも、開放感ある天井高があってのこと。
ちなみに実がなることはありませんので、あしからず。
スクールライフらしさをいちばんに感じさせるのが、カウンター付きの黒板。
黒板と言いつつも、柔らかな深緑。インテリアとしてもそこまで主張を感じさせない、ほどよい色合いです。
勉強や仕事に取り組みたいとき、自室や静かな環境では集中できない人にとって、意外としっくりくるスポットかも。入居者同士で立ち上げたサークル活動の告知や、近隣にあるオススメのレストラン情報などを書き込む、コミュニケーションボードの役割もありそうです。
そして、壁に取り付けられた時計が学校らしさを決定づけるシンボル。
大人数で囲めるダイニングテーブルも、オリジナルの作品。
大きなサイズのテーブルで、日々、にぎやかな晩餐が繰り広げられそうです。
幅広のサイズ感は、パーティーにもぴったり。
壁に設えた棚には、料理を彩る食器類が充実しています。
この棚も事業者さんが造作したもの。入居者からの希望があれば、共用の収納棚などを空間に合わせて追加していくそうです。
せっかくですから、資格の勉強から英会話、ビジネス的なことまで、たくさんのサークルを立ち上げてもみるのも良いのでは。シェアハウスのコンセプト上、わりと積極的に参加してくれる入居者が集まる予感がします。
人を巻き込むのも、三日坊主で終わらせないための近道。楽しみを共有しながら長く学べそうです。
ラウンジの一角に設けられた、コンパクトな畳敷きのスペース。
畳の質感は、ゴザに似た柔らかめの踏み心地。ごろんと寝転がるにはちょうど良いスポットです。
日当たりもいいので、週末の日中はいつの間にかウトウトしてしまうのではないかと。
掃き出し窓を出ると、木製のテラスが設けられています。
近隣への配慮からあまりワイワイと賑やかに過ごすことはできませんが、チェアと本を持ち込んでゆったり過ごすには申し分のないスペース。
こちらは窓側から見たラウンジの風景。
ダイニングのとなりが、キッチンスペースです。
I型のキッチンは、シンクとコンロが2セットずつ。
オープン収納には、調理に必要なアイテムがならんでいます。
シンクは、コンパクトなサイズ感。
家事に慣れていない若い学生は、特に洗い物の放置には気をつけると良いかと。
IHコンロ1台につき、火口はふたつ。
自由に持ち運べるため、冬にはダイニングテーブルへ移動して鍋!なんてこともできそうです。
ところで、扉の無いオープン収納は、見た目がすっきりする反面、生活感がにじみ出てしまうのがネック。
日々の整理整頓を心がけたいところです。
キッチン家電は、専有部の数と比べるとすこし少なめ。
とはいえ、スペースが余っているため、人数が増えていけばその分だけ追加が…あるかもしれません。
用意されたカトラリー類はカラフル。
冷蔵庫はキレイに塗装が施されています。
側面もしっかりと塗られ、色ムラのないプロの仕上げ。マットな質感も良い感じ。
ラウンジのとなりには、収納ルームが用意されています。
配分はひとり当たり1列ずつ。棚板は取り外しが可能なため、スノーボードのような大きな荷物も保管できます。
黒板の角に記された水まわりのステンシル・サイン。
1Fの水まわり設備は黒板の裏に設けられているため、バスルームなどを利用するときはラウンジを通る必要があります。
壁に取り付けられた棚には、専有部分のケースを用意。
シャンプーなどのボトルを置いておくことができそうですね。板の木がダメにならないよう、水気はしっかりと拭き取るのがマナーでしょうか。
専有部の間取りがコンパクトな分、収納が各所に設けられているのは、うれしい配慮だと思います。
バスルームとシャワールームは、男女それぞれに1室ずつ。
洗面台も設置されています。
脱衣室とバスルームは、モノクロのチェック柄。
インパクトのある見た目です。
バスタブは、肩までつかれる、深さのあるタイプ。以前、社員寮だった頃のものをそのまま残したそうで、側面にはレトロな模様が刻まれています。
シャワールームは、オーソドックスなつくり。
脱衣スペースはややタイト。体を拭くにも、ちょっとしたコツが必要になりそうです。その分、シャワールームは、多少ゆったりとした広さが取られています。
2Fは男性専用フロアで、3Fが女性専用のフロアとなっています。
階段脇のドアは、トイレ。
ウォシュレット付きのシンプルなタイプです。
2Fの廊下がこちら。
各フロアに専有部が10室ずつ、トイレ、洗面台、洗濯機がふたつずつ設けられています。
どうやら、水まわりの床面はチェッカー柄のタイルで統一されているようです。
洗濯機は4台とも乾燥機能付きのタイプ。
それでは続いて、専有部を見ていきたいと思います。
専有部のルームサインはポップなフォント。
ドアの上部に取り付けられています。
まずは角部屋の201号室。
約7平米のシンプルな間取り。専有部の雰囲気は、全室だいたい同じです。
造作されたコンパクトなカウンターデスクとスツールが、備え付け。
TVも各部屋に用意されています。
収納は、ロールスクリーンで目隠しすることができます。
内部は、シャツやジャケットを掛けられるポール付き。コートのような背の高い衣類を保管したいときは、ハンガーラックなどを持ち込む必要がありそうです。
収納の下部スペースには大きな荷物を置くこともできます。チェストなどを収めると、専有部をすっきり使うことができそうですね。
204号室は、ダークブラウンのシックなテイスト。
クロスのパターンは、2Fと3Fでそれぞれ4色ずつ用意されています。
210号室は、オレンジのアクセントクロスでより明るい雰囲気に。
間取りはどれも同じなため、色合いの好みで専有部を選ぶことになると思います。
階段や廊下には、やわらかなカーペットが敷かれています。
忙しい朝の出勤時に多少ドタバタと歩いてしまっても、ある程度は足音を吸収してくれるはず。
女性専用フロアの3Fは、淡いピンクの床面でフェミニンな仕上がり。
水まわりの設備は2Fとほぼ同じ。洗面台の数だけひとつ増えて、3台設けられています。
くもりガラスがはめられた専有部のドア。
気になる方は、小ぶりのカーテンを取り付けると良さそうです。
301号室は、かわいらしいポップな雰囲気。
301−306号室の窓は南向きで、日当たりも良好。
ほどよい明るさのなかで、気持ちのよい朝を迎えることができるかと。
クロスの色に合わせて、電球ソケットもピンクカラーで統一。
さらに階段を上がって、屋上へ。
ドアを開けると、屋根付き、人工芝、ウッドデッキでゾーニングされた開放的な空間が広がります。
まわりに高い建物が無く、気持ちよく空を眺めることができます。
入り口の脇には、男女共用の洗濯機を2台設置。
洗濯の完了を待つ間、ウッドデッキでピラティスやストレッチ。なんて新しい習慣が身につくかもしれませんね。
近隣に配慮するなら、ちょっとしたフードイベントなども楽しめそう。
春秋の季節なら、昼間にちょっとしたおつまみとビールで過ごすのが、贅沢な休日。
建物を囲む木製フェンスの内側は、自転車置き場。
応相談ではありますが、大型のバイクも駐められるようです。
大阪難波駅までは20分、心斎橋・大阪まで31分と、通勤にも実は便利な立地です。
住宅周辺には、大きなスーパー2店とドラッグストア1店が軒を連ねています。スーパーのひとつは深夜12時まで営業しており、残業で遅くなった日も安心して買い物ができます。
近畿大学の最寄り駅、長瀬駅も徒歩圏内。大学までの道のりには、安くて美味しい飲食店が多く点在しているそうです。
運営管理をされるのは、株式会社シュガーアソシエイツさん。
奈良を拠点とされる事業者さんで、不動産業のほか、オーダーメイド家具のショップも運営されています。
今回は、スクールライフの楽しさを暮らしに取り入れた、社会人と学生が一緒に生活する住宅を目指したそうです。
価値観やライフスタイルが異なる両者の組み合わせは好みの別れる部分もありますが、いたってカジュアルなノリの運営事業者さんと気の合う方には、特に気になることではないかもしれません。
イベントやワークショップなどの企画も計画中ということで、根っからのアクティブ派にとっては、きっと貴重な存在になるはず。
幅広い世代とのコミュニケーションを楽しんでみたい人は、コチラからお問合せを。
「なんだか楽しそう、面白そう」といった理由だけで、何でも本気で取り組むことができた学生時代。
そんな気持ちをいつまでも保っていたいと思うのは、おじさんになった証拠なのでしょうか。
(ソン)
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