シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
ひっそりと愉しむ、オトナの時間。
眺めるモノだと思っていた夜景。気づいたらネオンの街や街灯が随分近くを感じられる年齢になったらしい。遠くから眺めるよりも、街明かりに参加する方に分類されたのはいつからだろう。
イルミネーションに照らされたベイエリア、絶えず変化し続ける観覧車。静かに歩きながら年齢の重みを感じました。
今回訪れた「神戸駅前 COMLET」は、男性専用の物件。イメージは、マスターがひとりで切り盛りする裏通りにあるBARです。
一見さんはお断りでは無いのですが、クセのある店構え。
ひとりで入るには抵抗があったハズなのに、いつしか店の門をくぐってしまう。気付けばカウンターに座り、隣の人と打ち解けている。
雨に濡れたくない、帰る前に一杯飲みたい、ガラスの向こうのカウンターが楽しそう。理由はあとから考えるほうが多いかも。
仕組まれたように出会うべく人と出会い、深い話に乾杯する。この場所にも小さなキッカケから、クセのあるオトナが集まるのではないかと期待しています。
神戸駅から5分、駅前の幹線道路より分かれた小道は細かく区分けされた住宅地へと続きます。近隣には、明るいオレンジ色の集合住宅や、町工場、一般住宅がぞろぞろ。
その中でも、間口に対して奥行きのある構造の為かどっしりと構えている印象をうける建物が今回のシェアハウスです。
柵は水色に塗装。まわりの雰囲気を踏まえると、若干自己主張の強めな印象を受けます。
後日、設置されたランプと併せて見てみると、なかなか可愛らしい風貌だとおもいます。
玄関のドアは幅が広い引き戸。
ランプ下のサインは、港町である神戸らしさを感じるデザイン。
「神戸駅前」の文字ははんこで押されたような書体。また、「COMLET」のセリフ体には男性特有の"こだわり"を感じます。
引き戸の玄関扉をあけると、広めの土間が表れます。
元より広めだった土間はそのままガレージとしても利用可能。幅広に感じた引き戸の理由は、ここにありました。
自転車やバイクの出し入れに不便しないように、との配慮から引き戸は特注で作成されたのだそう。
自転車もバイクも雨風盗難から守ってくれる、安心の屋内保管。明かりもあるので、夜でも乗り物のメンテナンスができます。
ただし、土間での方向転換は難しいので、前から入れて後ろから出す事になるりそう。
幸いにも後ろ出しの天敵である「段差」はありません。バックだと坂や段差は困りますからね。
個人的に憧れている、ガレージのある生活。屋内で保管できる場所がある環境を、なぜ繰り返し念押ししたくなるのか。…もう少しだけ、語らせてください。
屋外だと、日没という常に日没というタイムリミットと戦う必要があります。外ではネジやナットを落としても見つけにくいですし、冬は指先が凍えて泣きたくなります。そして、凍えた指先は無情にもナットを地面に落とすのです。
壁際には改装時に出た材木を活用したという障子枠が置かれています。
単純にタイヤ・ストッパーとしての機能もあるのだそう。白い壁にタイヤ汚れが付きにくいので気持ちよい空間を保てそうです。
また格子にフックを掛けて雨具やヘルメット、工具などを保管できるかとおもいます。フルフェイスのヘルメットだと重さで木がしなるかも知れませんが、まぁ壊れる事はないでしょう。
さて、靴を脱ぐ前に目に入るのは靴箱。
渋めのステイン仕上げで、割当は部屋ごとに棚一段、プラスで下段のブーツ棚も共用で利用可能です。
脇の引き戸の先がリビングとなります。
では、ヘルメットを脱いで引き戸を開けましょう。
リビングは木造構造を生かした落ち着いたトーン。照明しかり、しっとりと浸れる空間に仕上がっています。
写真はオープン直後の2013年1月のもの。隅々まで整頓された空間からはオトコ同士の暮らしを想像し難いかもしれません。
しかし、ちょいワルオヤジが一人でも入ったらムードは激変するんだろうなと。3人の若者にちょいワルオヤジが一人。それでバランスが良いと感じます。
書斎代わりに借りているヤンチャなちょいワルさんは、週末だけ気分転換にやってくる。若い世代がオトナの遊びを教えてもらえるような、そんな暮らし。
大人の先輩から、大人を学ぶ。こうして男は成長してゆくのです。
天井には建築当時の特撰の文字。渋い。
一言で表すならば、「隠れ処」でしょう。あえて表に出さず、こっそりと、ひっそりと趣味に興じる。
この英国製の古いバーカウンターも、ここでのスタイルを象徴する一品ではないでしょうか。
店頭に並んでいた商品ではなく、お店のインテリアだったのを頼んで譲ってもらったそう。
長年現役だったバーカウンターともあって、味わいのある色、艶、形。この空間に馴染み、また空間がバーカウンターを惹きたてているようにも感じます。
週末はこの場所で、澄んだ音の乾杯をしてもらいたいなと。
音の響くクリスタルのロックグラスがお似合いです。
さて、続いては男のキッチンを見てみます。
ステンレスの作業台が、実用面を広くカバーしています。
キッチン家電の置き場は別にあり、純粋に作業スペースとしても利用可能。キッチン左脇のブラウンの引き戸は、水回り設備へとつながっています。
休日の午後、ピッとエプロンを締め、こだわりの素材で男の料理に精を出すのも格好よい風景。ガスコンロでシャッシャッとフライパンを扱い、さっと炒飯なんぞ作ってみるのも良いのでは。
ちなみに、キッチンには明り採りとしては心もとないですが、換気時には役に立つ窓があります。
キッチン下には収納スペース。扉を開けると、使いやすいように棚が用意されています。
棚は部屋数に併せて4つ。健康面を考ると、カップ麺ストッカーにならないよう気をつけたいものです。
また、キッチンスペースのに張られたタイルは大理石のような模様で、今回の改修で新たに用意されたモノなのだそう。油汚れもサッと拭き取れそうです。
キッチンを照らすのは、フィラメントが見える工業的なランプです。
冷蔵庫は少し離れた場所、階段の下にあります。
お酒やドリンクの保管が主な用途となりそうですね。
キッチンの作業台脇には手洗い場。リビングと合わせて、ひと間に様々な要素がある独特な間取りです。
特徴的な壁紙や床の色使いですが、工務店の在庫を有効に活用した結果なのだそう。
端材を組み合わせるとは、なかなかのアイデアです。
窓は開きませんがガラス窓の先はキッチンです。互いに光は漏れます。
さて、続いては水回り設備を見てみます。
キッチン脇の引き戸の先がバスルームの脱衣室。中はオーソドックスな印象です。
洗濯機はドラム式で乾燥機能付き、洗面台はシャワー水洗。スペック重視の方でも心配はなさそう。
バスルームは追い炊き機能付き。洗い場の排水もスマートで乾きの良いタイプです。
ちなみに、改築に伴い水まわり設備は全て新品に交換されているとのこと。
また、近くには神戸ハーバーランド温泉もあるので、時には足を運んでみるのもおススメです。夜景を見ながらの温泉は、極楽気分です。
続いて専有部を見てみます。まずは、リビングの隣の101号室。
木目調の床は、固く汚れの付きにくい材質。
出窓は通りに面しています。人通りも一定数あるので、現地を確認して気になるようならカーテンをつけた方が良いかと。
収納は洋服持ちでも安心の容量。
ハンガーポールが渡され、ロングコートも掛けられます。
室内灯はリモコン式です。
では、続いて2Fへ。
階段脇に設置されたすき板のようなコミュニケーション・ボードは、押しピンをつかって、メモを固定するのだそう。
階段から下るとき、必ず目に入る場所なので周知事項はこちらにどうぞ。1Fの方も、チェックを忘れずに。
2Fへ上がると正面に円鏡。
程よい位置にあるので、出かける前の最終チェックに使えそうです。
床の色使いやパターンも、限りある在庫建材を有効利用した成果との事。
廊下の突き当たりは、ライブラリースペース。
読み終えた本や雑誌を自由に交換できる場になる予定なのだとか。
ドアの先はウォークインクローゼットのような収納スペースになっています。
スーツケースなど、普段は使わない物を置けるように設計されています。
では、201号室をみていきます。
全4室の中でも個人的にお気に入りだったのがこの部屋。理由は、壁の一面の大きな窓。
とにかく開放的でした。
明るさも十分。通りに面した窓なので開け放てば視界も程よく、抜け感があります。
そして、こっそりベランダも付いる事もポイント。
掃き出し窓ではないのですが、プランターを置いたりは出来そうです。
つる系の植物を下に向けて育てたいなぁと妄想。
続いて、202号室。
収納の引き戸に使われているのは、元々この家で使われていた建具です。
木枠と磨りガラス、趣ある和風建築だった事が想像できます。
現代で作るには手間やコストが掛かり過ぎるでしょうから、残して大事に使うのは正しい判断かと。引き継がれる要素もこれから始まる物語の一部です。
最後に、専用ベランダが付いた203号室。
収納まわりの一部に、特徴のある壁紙が用いられています。
部屋も少し変形しているので、クセのある専有部と言えそう。
ベッド脇のドアから、ベランダに出られます。
屋根付きなので、雨の日でも物干しが出来ます。
奥行きはあるので、アウトドア派の方には荷物置き場として重宝しそう。また、収納脇にも専用のベランダがあります。
非常口としての機能もありますが、広くはないので普段は換気の際に開けるくらいの使い方かも知れません。
収納には洋服が掛けられるようポールが渡されています。
棚の上段も収納として使えます。
物件名から察しの通り、最寄りの駅は神戸駅。新神戸駅もハーバーランド駅も徒歩5分の環境です。
三宮まで4分、大阪までは新快速で25分と、大阪方面も余裕の通勤圏内。
また、駅構内の充実度も、生活の上で欠かせないポイントです。飲食店やカフェ、雑貨店など駅ビルのテナントも充実していて、ありがたい事にスーパーも併設。
皮膚科、眼科、内科など各種クリニックも揃っています。
ハーバーランド、モザイク、メリケンパークなどは日常生活の中ですから、
友達に、いいね!と言ってもらえる暮らしが送れるかなと。
「神戸駅前 COMLET」を運営・管理するは、「大阪興産株式会社」さんです。
実際に運営のあれこれをされるのは、勉強熱心で面倒見もかなり良いというセンスの良い素敵な女性。
東大阪で文化住宅を再生し、関西でのシェアハウス発展について、大きな影響を残した「ギャラリーシェアハウス アルト」の運営を始めたのが2010年。その後、巷には女性専用物件ばかりが増えました。男性が楽しめる物件が少ないのでは不公平だ!という事で、あえて男性専用の物件をプロデュースされた、かなりの男前です。
いつもの場所に誰のものでもないビールが置いてあって、自由に飲んでいいけど、飲んだ分は後から黙って補充する。ルールではないけど、そういう共通の認識を持てるような大人なメンズ。センスのよいダンディな方が似合うかと思います。
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男ならば、時に観覧車をひとりで乗るはめになる寂しい夜もあります。
そんな時はちょいワルさんかサトウを誘いましょう。行き着けのバーを紹介しますので。
(サトウ)
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