シェア住居探検隊 by ひつじ不動産(関西版)

住まいの動線

2016年05月16日

空間の配置に感じる、安心感。

たとえば、キッチンとダイニングテーブルとの丁度良い位置関係。

ソファでTVを観ているときに、他の人を気にせずにいられるかどうか。

見ばえの良さを加味した上で、かゆい所に手が届く配置。その気遣い、気配りはつまり、気の利いた先回りなのだと思います。

何気ないことかもしれませんが、気にならないで済むことは、少なければ少ないほど安心できるものです。

杉本町駅から徒歩3分ほど。2F建ての住居が「Ambition House」です。

周囲は、落ち着いた住宅街のなかに個人商店がちらほらと。

玄関ドアの右脇に、プロパンガスが設置されています。聞けば、緊急時に自前でライフラインを確保できるよう設置したとのこと。将来的には太陽光発電も考えているそう。

玄関を入ると、左手に足元まで映る全身鏡。そうそう、鏡はこの場所。全身鏡が玄関にあると、靴を履いた状態を見られるのが嬉しくて。

土間のタイルはイタリア製。スペースは、ふたりなら靴を履き替えられるくらい。

下駄箱はというと、このサイズ。

ひとり2段使用できるため、16足程度収納することができそうです。たっぷりですね。

リビングのドアを開けると、左手にダイニングテーブルとキッチン、天井にはシーリング・ファン。

シーリング・ファンは、クルクル回転して空気を循環させて、室内の温度差を減らしてくれるありがたい存在です。

さて、まずはキッチン。

対面式のアイランド型で、シンクとガスコンロがひとつずつ。

さて、この調理台、一般的なものよりすこし低くつくられているそうです。それには理由があって…

調理の合間に一息入れて、ちょっと手を休めるのにちょうど良い高さにしてあるそう。座ってしまうと立つのが億劫になりがちですが、すこしの休憩後「さて」と手を置くときにうってつけ。

対面の様子を見ながら、「それ美味しそう!あとでひと口くれない?」なんて会話も弾みそうな距離。

ズラリと並ぶキッチン家電に、冷蔵庫が3台。

たくさんの食材が保管できますが、うっかり賞味期限切れにはご注意を。

さて、ご飯の支度を終えたらダイニングへ。

あたたかい料理はあたたかいうちに。

冷める前に…と早めに運んだスープのこぼれる心配が少ないのも、キッチンとダイニングテーブルとの動線が良いため。

TVの上には窓がふたつ。キッチンとダイニングの区切りがないこともあり、匂いがこもらないようにと配置したのだそうです。

ダイニングテーブルの左手に視線を向けると、窓際のソファスペース目に飛び込んできます。

食事を終えたらソファに深く腰掛けて、ゆっくりしましょう。

ソファスペースでは、60インチのTVで映画を楽しんだりスポーツを観戦したりなんてことが、主に行われているそうです。また、起業家の方をサポートしたいという事業者さんの思いから、この場で講習会も開かれるとか。

ソファスペースの後ろに目を向けると、更に椅子が数脚。入居者さんが一同に集まっても全員座れます。

ちなみに、壁に掛けられた絵に描かれているのは、NYの桟橋だとか。

桟橋を英訳すると、Pier。「様々な架け橋になりたい」という思いが込められているそうです。なお、運営事業者さんの名前も株式会社Pierです。

リビングドアの脇には、ポツネンとパソコンデスク。

すこし離れた場所にある仕事のスペース。さあ、集中しましょう。

1Fのトイレはキッチンの隣。

1Fにひとつ、2Fにふたつ。1家族4人で計算すると、総勢12名が使用するにはちょうど良いくらい。

ちなみにウォシュレット付きです。

水まわりと各専有部へは、キッチン先のドアを進みます。

洗濯機が3台に乾燥機が2台。水まわりは1Fだけなので、2Fの入居者さんは、洗濯物を持ち運ぶランドリーバスケットがあると良いかもしれません。

赤い壁に洗面台が2つ。

その対面には、専有部ごとにシャンプーや洗面用具を収納できます。

高い位置の方は取る時に注意を。

バスルームは、足を伸ばせる縦長のタイプ。

そして、横に長い鏡が取り付けられています。横か縦かはさておき、鏡があると何が助かるって男性は髭が剃れ、女性はメイク落としができるのです。

シャワールームも1室あります。鏡もありますね。縦ですね。

つづいて専有部、まずは101号室。

専有部には全室防音シートが貼られ、断熱材を多めに入れて設計されています。

TVが設置されているのは、1Fのみ。全室同じものは、机と椅子に大きなベッド。クイーンサイズで、手足を伸び伸びと拡げられるベッドです。

1日の疲れを取るためには、質の良い睡眠が不可欠。

102号室はこんな感じ。

ベッド下には全室、収納が2つあります。

箪笥も別に用意されていますが、洋服ってどんどん増えていきますからね。

収納が沢山あるのは嬉しいことです。

さて、2Fへ。

強度を持ったつくりの階段は、足音が鳴りづらいように設計されているそう。

足元に敷かれた絨毯も足音対策。

入居者さんによって、家に帰る時間はマチマチ。

音を吸収してくれるのは嬉しいものです。

2Fのトイレはこんな感じ。なんだか広いんですよ。

1Fと同じく洗面付きです。

正面のドアは、バルコニーへと通じています。

特に主だった景色はありませんが、なんとなく座ってもよし、洗濯物を干すもよし。

ただし、喫煙スペースでもあるため、洗濯物を干す際には注意を。

2Fは全9室です。こちらは202号室。

部屋のつくりは1Fと同じ。

異なるのはベッドカバーと壁紙です。

続いて206号室。

最近のシェアハウスとしては、専有部にアレコレ付いているのが特徴かもしれません。

駐輪場は玄関脇。

自転車があれば、行動範囲が大きく拡がります。

駐輪場脇のゴミ捨て場には、共用部のゴミを当番の入居者さんが取りまとめて放り込むのがお約束です。

最寄り駅はJR阪和線杉本町駅天王寺駅まで阪和線で15分、大阪駅までは天王寺駅からJR大和路線の快速で16分と、まずまずのアクセス。

周辺には古事記や日本書紀にも記載がある大依羅神社が。遣唐使の時代には韓国や中国の船の発着場としても利用され、人の行き来が多い場所だったようです。

杉本町駅の一帯は、もとは商店街だったそう。そのためか、今でも個人商店が多く、運営事業者さんのご学友の経営する店もチラホラあるのだそうです。

希望の方には、地域のお店で職業体験なんてこともできるとか、できないとか。

さて、運営事業者は株式会社Pierさん。

ご自身がNYで経験したシェアハウスの生活をから、どうしたら住みやすいかを考えた結果、住まいの動線を強く意識したそうです。

鳶や大工も経験してきたユニークなキャリアもあり、つくれるものは自分でつくって仕上げたのだそう。それでこの仕上がりとは、驚かされます。

もうひとつの顔は、社交ダンスの先生。ダンススタジオの経営も手掛けるということで、興味のある方には、良いきっかけになるかもしれません。

ピンと来た方は、コチラからどうぞ。

毎日を快適に暮らすには、必要なものが必要な場所にあることが大事です。

日常的にしなくてはいけないことは、なるべくなら手間をかけないでいたい。そして、空いた手でコーヒーを豆から淹れてみたりと、こだわりたいことに、ひと手間、ふた手間と時間をかけてみたり。

丁寧に敷かれた住まいの動線は、面倒なことに気をとられずに暮らしをより充実させるために、大事な役割を担っているのです。

(イイヅカ)

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移り住む?

2016年04月14日

京都へ移り住むとしたら。

時々そんな気持ちが頭にふわりと浮かび、京都へ行きたくなります。

しかし、実際に行くか行かないは、この際大した問題ではないのです。むしろ直ぐ様行けないからこそ、そのふわりとした憧れが少しづつ増えていき、ただのひとつも破裂せずにふわふわと頭の中で浮かび続け、いよいよ気持ちが高まってきます。

京都駅の北に位置する一乗寺駅は、他府県からの入居者が多いと言います。理由のひとつは周囲に大学が多いことですが、数ある小さなお店のオーナーに、他府県からの流入者が多いことも関係がありそう。

様々な都市の出身者が住みたくなる町、一乗寺に、寮をリノベーションしたシェアハウスが在ります。

一乗寺駅より歩いて4分。道路沿いの建物が「シェアフラット nenrin」です。

4F・5Fは京都造形芸術大学の寮、2F・3Fがシェアハウスとなっており、建物全体が女性専用です。

正面玄関に通じている大きなアプローチ…と言いますか、ピロティと言いますか。

正面玄関のドアは、ガラス張りに木製の枠。

庇(ひさし)がしっかり突き出しているため、雨の日に玄関を出てから傘を開くことができそうです。

扉を開くと、大きな玄関に大きな土間。

最大で50名が生活を共にしますが、この広さなら混み合うことも無さそうです。

靴箱は専有部ごとにスペースが決まっています。ショートブーツくらいの高さなら入りそう。

壁に視線を向けると、四角形に紛れ魚の鱗の様なものがちらほらと。この壁をはじめ、シェアハウス全体のデザインを、京都造形大学系列の京都造形芸術デザイン専門学校の学生さんが、授業の一環で行ったのだそうです。

玄関の脇には受付のようなものが。元々は寮だったため良さそうなものは残してみたとのこと。

良いかどうかはまだわからないですが、良さそう。確かに何かに使えそうです。

用途がはっきり決まっていないものは、こんな風に使ったら面白いかも、なんて生活に刺激を与えることもあるものですが、さてどうなるのでしょう。

全体に、クラシカルなホテルをイメージして設計したとのこと。今後の使われ方が楽しみな受付です。

リビングに目を向けると、広々としたスペース。

振り返ると、コミュニケーションボード用の黒板。

連絡事項ではなく、愉快なイラストが描いてありました。

1Fの中央部には食事のスペースがあります。

一段高くなっているウッドデッキを上がり、

カフェをイメージしたという飲食のスペース。特徴的なテーブルはオーナーさんのお知り合いの工務店さんの手によるもの。

特大のダイニングテーブルは、10名は座ることができそうです。

掃き出し窓から、中庭に出ることができます。

すると、ごろりと置かれた大きな石がすぐ目の前に。

過去にBBQなども行われたようですが、壁の向こうは隣家のため時と場合に応じて利用しているとのこと。

キッチンは、リビングに併設されています。

この感じ。

どこかで見覚えがあると思ったのですが、家庭科室ってこんな感じだったような。

このグニャグニャ曲がる蛇口は、縦に長いピッチャーを洗う時に便利そう。

ガスコンロは2口。

専有部ごとに、食材の収納が用意されています。

調味料を入れておくのがメインになりそうです。

奥の方は取り出すのが面倒なので、カゴに入れておくと良いかもしれませんね。

1Fのトイレは2室。

ウォシュレット付きのトイレ。

トイレットペーパーの位置が少し高めですが、立ち上がる程ではありません。

1Fのすこし別の場所には、カフェスペースが。

テーブルが3つに椅子が5脚。中央の仕切りは、四角形が色々積み重なっているようです。

大きな窓の外を眺めながら、お茶でも一杯。

壁のレンガは、リノベーションする以前からあったものを、そのまま使っているそうです。

カフェスペースは、アトリエとしての一面も。

4F・5Fに住んでいる京都造形芸術大学の学生さんが、こちらで制作をすることもあるかも、とのこと。

その様子を眺めてみたり、入居を機にアトリエで制作をしてみるのも良いかもしれません。

つづいて、水まわりです。

サインのフォントも、クラシックなホテルをイメージ。

余裕のあるスペースは、一面檸檬色の壁。

鏡の足元にはたっぷりの収納棚。その右手には、洗面台。

背後を振り返ると、洗濯機が3台並んでいます。

シャワールームは桃色の床で、

4室用意されています。

各フロアへの移動は階段を利用します。

まずは2Fから専有部を見ていきましょう。

はじめは207号室。

床は無垢材で、壁は白で統一されています。シンプルな専有部のため、家具の配置も色々と考えられそう。

2Fの専有部は全室、ミニキッチンとトイレが付いています。

ミニキッチンの脇の収納には、食材や調理器具を置いておけそうです。

トイレはこんな感じ。

玄関の脇には、扉付きの収納も。

1シーズン程度の洋服なら、ほどよく収まりそうです。

戸を開け放しておいて、飾り棚にするなんてのも大胆で面白いかもしれません。

つづいて、3Fへ。

廊下はこんな感じです。

専有部の前に、すこし共用部を見てみます。

廊下のドアを開けた先には、2室のシャワールームが。

その他の水まわり設備としては、洗面台が3台に洗濯機が2台。

洗面台はシャワー水栓付きで、サッと寝癖を正したい朝に重宝しそう。

シャワーを浴びる時間が取れない日は、どうしてもありますもの。

トイレは、全部で3室。

換えのトイレットペーパーは外に置いてあるため、

使用前に確認するクセを付けた方が安心かもしれません。

しっかりウォシュレット付きなのが、嬉しいところです。

最後に3Fの専有部を見ていきましょう。

まずは、308号室。

床は2Fと同じ無垢材です。室内は1段上がっているため、靴は土間に置いておくのも良いかもしれません。

冷蔵庫とTVが設置されています。

高い位置に設置されたハンガーポールには、コートなど丈の長い洋服を掛けておくことができそうです。

洗濯物を干すのにも良いかもしれません。

つづいて318号室。

各専有部には配電盤が取り付けられていますが、こちらは寮時代の名残で現在は使用されていないそうです。

部屋のつくりは、308号室とだいたい同じですね。

5Fには屋上があります。

この場所で特別なイベントを開くという訳ではなく、

その代わり、比叡山や大文字山が見えるとのこと。

周囲に高い建物が少ないからこそ見える景色は、ありがたいものです。

駐輪場は、自転車かバイクをひとり1台まで駐輪できます。

休みの日は自転車で、気持よくでかけるのが良いかもしれません。

改めて、最寄り駅は叡山電鉄・一乗寺駅出町柳駅まで叡山本線で6分。

京都駅までは、バス停の一乗寺下り浜松から30分程度。

駅の周辺に目を向ければ、昭和の情緒を今も残す商店に雑貨屋さんがちらほら。

英ガーディアン紙の選ぶ”世界で一番美しい本屋”として、日本で唯一選ばれた「恵文社一乗寺店」など、ちょいちょい立ち寄りたくなる魅力的なお店もいろいろ。

また、一乗寺駅から20分ほど歩けば、狸の置物が所狭しと飾られた狸谷山不動院という仏閣も。

ぶらぶら歩いていると、のんびりしつつ、ウキウキしてくる。

一乗寺はそんな町です。

そうそう、ラーメン激戦区としても有名で、シェアハウスの前にも一軒有名店があります。

運営事業者さんは、株式会社フラットエージェンシーさん。

学生さんをターゲットにした住まいに10年の実績を持ち、京都学生祭典への支援なども行う事業者さん。人口の約1割が学生さんを占める京都を、もっと元気にしたいという思いがあると言います。

「シェアフラット nenrin」という名称は、学生さんと共に名付けたと言います。木が育つような感じで、段々と密になっていけたら良いなぁ。と、そんな思いで生まれたシェアハウスなのだそうです。

元々は寮だった建物をシェアハウスとして再生する時には、様々な考え方ができると思います。

機能的に優れているから残す部分、今はわからないけどきっと良いはずだから残してみる部分。何が正解かはわからないから、住んでほしい人たちのことを、あれこれと想像しながら企画・設計が進んだそうです。

アトリエに惹かれた方、一乗寺フリークの方、トイレは部屋に欲しい!という方、お問合せはこちらからどうぞ。

「どこに住むか」という重大なテーマについては、ふわふわした憧れだけではどうにもならない部分があります。

家の近所にコンビニはあるのか、大きなスーパーはあるのか。

隙だらけの格好でも訪れたい場所はあるのか、歩いていて、心地良いと感じられるのか。

一乗寺には、町全体にのんびりした時間が流れているように感じます。それは、叡山本線の持つ可愛い電車によるものなのか、商店の魅力なのか、はたまたそこに暮らす人々の生き方に醸し出されるものなのか。

遠くから京都を訪れた人にとっても、住んでみたい町になれる気がします。

(イイヅカ)

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英国紳士的下宿

2016年04月02日

ズキュン!

山田荘

数あるシェアハウスのなかでも、なかなかに渋い名前です。

これまで約50年ものあいだ、学生を対象とした下宿として運営されていました。

下宿を営んでいたのは、おばあさん。

きっと、ある時は教師のように、またある時は母のように、優しく厳しく学生たちを見守っていたはず。

たくさんの学生たちを送り出し、下宿としての使命を全うした後、しばらくは空き家になっていたという山田荘。それを、おばあさんの孫にあたる現在のオーナーさんは、シェアハウスに生まれ変わらせることを決めたのでした。

はじめにお話を聞いたときから、ひしひしと伝わってきていた良い予感。

実際に訪れてみると、想像を超えた素敵な仕上がりに、たちまち虜(とりこ)になってしまいました。

長い年月を重ねた下宿の持つ懐かしさと、世界観のある独特の新しさ。

オーナーさん家族が1階に暮らす、昔とおなじ下宿スタイルも、この家なら良いスパイスになりそうです。

最寄り駅からは、御池通を10分ほどまっすぐ進みます。広大な工場の敷地を抜け、住宅街へと変わったあたりで路地に入ると見えるのが「山田荘」です。

元・下宿だけあり、周囲の戸建と比べてちょうど2倍くらいの大きさでしょうか。なかなかの存在感です。

玄関の扉は、すりガラスのはめられた昔ながらの引き戸。

カラカラ…と、戸を引く音で、誰かが帰ってきたり出かけたりする気配がわかります。

開けながら「ごめんくださーい」「ただいまー」なんて声を掛ける姿が、引き戸はなぜかしっくり来るものです。

一歩入ると、そこは自転車が数台停められそうな広い土間。

はやくも、実に下宿らしい造りです。

正面の障子の先は、オーナーさん宅。ですから、玄関はオーナーさんの家族と一緒に使うことに。朝出勤するタイミングで顔を合わせることも多くなりそう。

振り返ってみても、うーん、広い。

左手の白い障子戸の先にも部屋がありますが、こちらもオーナーさん用のスペース。でも、多目的に使っていて開けていることも多いとか。

靴箱はひとり1段程度使えます。

土間は広いですが、靴を出しっぱなしにせず、きちんと決められた場所にしまうのがルール。隣に、専用のスリッパ入れも設けられています。

靴箱の対面には黒電話と金魚鉢(金魚入り)。

最近すっかり見かけなくなりましたが、金魚鉢といえばこの形。

下宿していた学生さんが代わる代わる使っていた、歴史ある黒電話だそうです。玄関に腰掛けてガラスをコツコツと弾いたりしながら、故郷に電話をかけていたのでしょうか。

玄関を入ってすぐ右手に、2階へ続く階段があります。

階段を上がる手前でふと見上げると、見落としてしまいそうなほどさり気なく、銅板のプレートが取り付けられています。

描かれているのはシルクハットに口ヒゲを生やしたおじさん。オーナーさんが友人の銅板作家の方に頼んで作ってもらったものだそうです。

なぜおじさんかというと、「英国紳士」をイメージした内装だから、とのこと。キチンとストーリーがあるそうですから、是非オーナーさんに聞いてみてください。なかなか壮大なストーリーです。

階段を上った先は、すこし広めの廊下です。

ここまで来てもまだ英国紳士の気配はなく、下宿らしさ満載です。

ただ、カーテンの奥には背の高そうな植物がチラリ。

気になりますね。

はやる気持ちを抑えて、上品にカーテンをくぐってみたいと思います。

ふと訪れる、頭上の抜けるような感覚。

突然、目の前に海外のアパートメントのような素敵な空間が広がります。

もともと梁の高さのところにあった天井を抜いて、屋根裏まで見えるように改装したそう。日当たりも良くて、とても開放的です。

派手すぎず、でもしっかり主張してくる色使いも絶妙なバランス。

ついつい部屋の隅に置きがちな植物を、シンボルツリーのように真ん中に配置する大胆さも新鮮。

イメージしていた「英国紳士」とのあいだに多少のギャップを感じつつも、オーナーさんのあふれ出るセンスにやられます。

テーブルやキッチンから見えやすい場所に、テレビが設置されています。

テレビの下の段には、なんとレコードプレイヤーが。

もちろん現役です。

音楽好きのオーナーさんがチョイスしたCDやレコードが並びます。これから、入居者さんのオススメも増えていくのでしょう。

晴れた休日の朝は、テレビを消してレコードを流す。爽やかな一日になりそうです。

ソファでのんびりできるスペースも。

すぐとなりに本棚を置くあたり、さすが、わかってますね。

ジャンルを問わず、名作がズラリ。

文庫本の読み込まれた雰囲気も、またよく馴染みます。

リビングの一角に置かれた、存在感のある謎のボックス。

観音開きの屋台のような作りで、上部には「KIOSK」の文字。

聞けば、オーナーさんと友人による手作りで、山田荘のオープニングイベントのために作成されたものだとか。

自分で作ったアイテムや不要になったものを、ここで販売・交換して使うイメージだそうです。

フリーコーナーやおすそ分けに近いでしょうか。入居者さん同士のコミュニケーションツールのひとつとして活躍するのかもしれません。なお、現在はリビングに置かれていますが、廊下に移動する予定とか。

高い天井を活かして、小さなロフトも作られています。

ロフトに上がるには、普段は壁に引っ掛けて収納されているハシゴを使います。

ハシゴを引っ掛けるフックはなく、梁に立てかけるだけですから、登っているときは結構スリリング(安定感はあります)。

でも、登ってしまえばこの光景が!

これだけのスペースを俯瞰する機会はそう多くありません。イベントのときなど、上から写真を撮ってみると面白いかも。

ロフトの広さは2畳ほどでしょうか。使用頻度の少ない共用の荷物を中心に、収納スペースとして使うことになりそうです。

そうそう、大きな窓からはベランダにも出られます。

ベランダがまた良い感じ。

少し奥行きがあるため、椅子を出してのんびりできそう。

実はベランダの奥側には階段があり、1階にアクセスすることも可能です。

隣接している建物の壁には窓がなく、視線も気になりません。洗濯物を干すにも、ちょうど良いですね。

屋根もありますから、急に天気が崩れてしまっても被害は最小限に食い止められそう。

夜は夜で、ランプを灯してビールを一杯。夏が楽しみですね。

ベランダの目の前はキッチン。

モルタルの部分は、オーナーさんと友人で一緒に塗って仕上げたそう。

仕上げのムラっけのおかげか、逆に冷たい印象はありません。

キッチンの内側は、青緑のタイルがとてもさわやか。

シンクはステンレスの業務用タイプ。

すこしコンパクトではありますが、ひとり分の調理や片付けなら充分ではないでしょうか。

ヒーターはIHで、掃除も簡単です。

ちなみに、彼女がシンク周りの責任者。

体(髪の毛)を張って、食器洗いを頑張ってくれます。

オーナーさんの手作りアイテムはこんなところにも。

ワイヤー製の取っ手を引っ張ると、ゴミ箱が手前にスライドしてきます。これでゴミ箱のフタはグッと開けやすく。

地味な部分ではありますが、小さな心遣いが嬉しいですね。

キッチンスペースは広めに取られていて、調理をしている人の後ろで洗濯物を片付けている人がいても、余裕の広さ。

キッチンに洗濯機があると、一気に海外の雰囲気に。不思議ですね。

食器棚はオープンなタイプ。

食器の中には、お猪口も並んでいました。

その他にもワイングラスやコーヒーサーバーなど、自分で買うほどではなくても、あると嬉しいアイテムが揃います。

さて、先程から気になっていた、この不思議な形。

よくよく見るとそれぞれに取っ手が付いています。

開けてみると…

なんと、水まわり!

当初は普通の四角いドアを考えていたものの、デザインを手がけた方にこう言われたのだそうです。

「オーナー、それでいいんですか? …やりたいこと、やれてますか?」

その言葉で踏ん切りがつき、このトランプのようなユニークなドアができ上がったとか。最後にすこし背中を押すって、大事です。

ちなみにこのドア、作るのはとても大変で、職人さんに断られてしまったこともあったのですって。いやはや。

ふたつ並んだドアの左側は、シャワールーム。

海外のバスルームをイメージし、白いタイルに囲まれた脱衣室が素敵です。

シャワールームはこの1箇所のみ。ゆっくりバスタブに浸かりたい方は、徒歩1分ほどの銭湯へ行くのがオススメです。

右側はトイレ。

今まで数多くのトイレを見てきましたが、そのなかでも恐らく1、2を争う振り切った仕上がりだと思います。

テーマは博物館。よく見ると石像がいたり、絵画が飾られていたり。

なにより、シカのツノとトイレの相性がバッチリなことに、とても驚きました。

こういう攻めた取り組みを見ると、トイレはまだまだポテンシャルを持っていますね。面白い!

トイレの隣は、洗面スペース。

キッチンと同じ青緑のタイルと、植物の組み合わせがいい感じ。

洗顔料など、物を置ける場所もしっかり確保されています。

専有部は、廊下側とリビング側に3部屋ずつあります。

廊下には、下宿時代に学生さんに向けた手書きの心得。

今でも守らなければいけないことが、この中にきっとたくさんあるはずです。

まずは201号室。

全室畳の6畳で、間取りが少しずつ異なります。

写真はモデルルームで、家具はすべて持ち込みになります。

エアコンと天井照明のみ設置されています。

置いてある家具や小物は改装の際に出てきた、おばあさんの私物とか。

もの作りが好きな方、大歓迎とのこと。アトリエのように使うのもよいかもしれません。

収納スペースは、薄手のアコーディオンカーテンが扉代わり。

中板のある押入タイプ。容量はまずまずでしょうか。

荷物の多い方は収納家具を持ってくる方が良さそうです。

改装して新しく加わったランプ。

下宿時代から、ずっとここにあるように馴染んでいます。

続いて202号室。こちらもモデルルームです。

元々の間取りをそのまま活かしているため、生活スペースはしっかりめ。

どの部屋も日当たりがよく、昼間は照明がなくても充分過ごせます。

洋室での暮らしに慣れている方も、畳にラグを合わせれば、インテリアも作りやすそう。

季節に合わせてラグを変えたりすると、気分転換にもなりますね。

ちなみに、各部屋の電気代はメーター精算です。

その分、共益費は少しリーズナブルな設定。電気代で多少の節約はできそうです。

最後は206号室。

銅板のルームプレートには、「英国紳士」のヒゲが忘れられています。 

同じくモデルルームですが、ラグの色合いが変わると、随分と印象が変わるようです。

ベッドを置いてもスペースはしっかりと確保できそう。布団派の方でも、使わない時に収納スペースにしまっておけるのは嬉しいですね。

建物の端には、白い柵が設けられています。

ひねるタイプの鍵を開けて内側へと進むと、細い路地が続きます。

ここは自転車を置けるスペースとのこと。屋根も付いていて、雨の日も安心。

地面には砂利に混じって、白い石のようなものが敷かれています。

これはなんと、陶芸を専攻していたオーナーさんの卒業制作である、大きな大きな器を割ったもの(!)。

そう聞いてしまうと、踏んでしまうのが申し訳ない気持ちになりますが、普通に使って良いそうです。

最寄り駅は市営地下鉄東西線西大路御池駅

烏丸御池駅までは6分。さらに乗り換えて、京都駅までなら15分ほど。

シェアハウスと反対側の駅前にはレストランやカフェ、複合施設がありますが、シェアハウス側には目立ったお店や施設はありません。

その代わり、駅からの一本道に大型スーパーが建っていて、日常的な買い物にはここがとても便利。

また、御池通を渡ると、銭湯があります。

通っていると割引などもあるとかないとか。疲れた身体を休めたい日には、お風呂セットを抱えて行ってみても良いかもしれません。

御池通沿いは交通量も多いですが、一本入ると静かな住宅街。

小さな川も流れている、穏やかなエリアです。

運営管理は、オーナーでもある「有限会社Tango」さんが行います。

茶目っ気のある、という表現がしっくりくる素敵なお姉さん。

美大出身ということで、独特の世界観と鋭いセンスが空間にもあふれています。

下宿を営んでいたおばあさんも腹話術の人形を製作していたりと(!)、どうやらクリエイティブなご家族のようです。

イベントも好きなオーナーさん。自作のKIOSKを使って、入居者さんたちと外部のイベントに出展したい!という願望も持っているとか。

オーナーさんは1階に暮らしているため、顔を合わせる頻度は通常のシェアハウスより高めになるでしょう。

好みはあると思いますが、一定の距離感もうまくつかんでいそうな方ですし、肩肘張らないフランクな関係を築いていけそうな気がします。

オープンからあっという間に満室になってしまいましたが、空室を見つけたらコチラからお問合せを。

このテイストは、全国を探してもそう出てくるものではありません。

出会いはチャンスです。

ズキュン!

胸が高鳴ったら、それはきっと運命です。

(テルヤ)

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自慢したくなる

2016年03月13日

人を呼びたくなる家、というものがあります。

JR東西線の御幣島にあるシェアハウス「クラスハウス御幣島」は、まさに、そんな家。

自分がとても落ち着けるのはもちろんのこと、自慢したくなるモノがあちこちにあります。

たとえば大浴場。

疲れた夜に、あるいは休みの日のご褒美に、まるで温泉のようにゆったり浸かりたくなる大きな大きな浴槽。

十二分に足を伸ばしてポカポカしてから、涼みに出るテラス。

**(名前)の家、すごいねぇ。

…でしょ?

友人を呼んだら、きっとこのテラスでそんな会話が交わされるはず。

最寄りの御幣島駅から神崎川沿いに5分ほど歩くと、大通り沿いに7F建ての立派なマンションが見えてきます。

実は、その全てがシェアハウス。もともとは企業の社員寮だったということで、車を利用する人が多かったのでしょうか。ピロティ状の1Fの大部分を駐車場が占め、玄関へは外階段を利用します。

2Fへ上がると目の前に現れる、ガラスの扉。

でも、ここはリビングで終日締切。

玄関へ向かうには、ここを左手に進みます。

白い宅配ボックスの脇をすり抜け、ガラス張りのラウンジを横目に直進すると、小ぶりな扉が目の前に。

もともとは管理人さん用のドアとして使用されていたのだそうです。

鍵は暗証番号式。

番号は2ヶ月毎に変更され、各専有部に番号を書いた用紙が配布されるそう。防犯に対する意識、かなり高い方だと思います。

それでは暗証番号を入力してもらい、建物のなかへ入ってみましょう。

小ぶりな玄関のドアを開けると目の前に広がるのは、ピシっと白い壁と、対照的によく映える黒い土間のスタイリッシュな空間。

その先に見えるのは、キッチン。

すぐにでも靴を脱ぎ、奥へ進みたい気持ちを抑え視線を右に向けると、土間が横に長く続いています。

今度は、ボリューム感に期待の膨らむリビングの姿が垣間見えます。

シューズボックスは、玄関横の壁を隔てた場所に。

オープンな形状は、やや好みが分かれるかもしれません。

でも、自分の靴の場所がすぐに分かるのは便利なところでしょうか。

靴を脱いだら、いよいよリビングへ向かいます。

目の間に広がるリビングは、80平米の広大な空間。

室内でも空間が広いと、まるで野原や公園にいるような気持ちになります。

社員寮からシェアハウスへ転用するにあたり、入居者さんが一番利用するリビングは、どうしても開放的な空間にしたかったのだそうです。

広い空間に、机と椅子が区画毎に規則正しく並んでいるのは、気持ちの良いものです。

しかしこの机と椅子、自由に移動することも可能です。

事業者さんと一緒にいろいろな配置を試してみると、発見があって面白いかもしれません。

ソファの前の壁には、割と高い位置に50インチのTVが設置されています。

ゲーム機も用意されているため、たまにはいかがでしょうか?

リビングの一角には、入居者さん私物のDJ機器がスタンバイ。

時には机と椅子を撤去し、パーティーが行われることもあるそう。

外階段を上がったところから見えていた、ガラス扉の内部がこちら。

頭上にはプロジェクターが設置されています。

よく見ると、太陽光とリビングの光を遮断するカーテンが。

昼間にこそ、観たい映画というのもあるもので。

ラウンジの隣には、壁を隔ててキッチン。

とても大きなアイランド・タイプの形状のおかげか、空間には余裕があります。

シンクが2つに、ガスコンロが4つ。

3口コンロにグリルも付いて、煮込みと焼き物を同時に進めることもできます。

フライパンにボウル、調理用具も豊富。

自分だけの調理器具や食材は、オープン式の収納に、

各部屋ごとに、それぞれ収納BOXが割り当てられます。

冷蔵庫も大型のため、入居者さんごとに保管が可能です。

リビング内のエレベーターを利用し、移動します。

まず目指す場所は、7Fです。

7Fは、4室の専有部と共用部で構成されています。

窓の外は、喫煙スペース。

7Fにもキッチンがあります。

小ぶりなため、簡単な調理ならこちらで。

こちらはトレーニングルーム、というわけではなく、正確には談話室。

今のところ(2016.02)、自転車好きの入居者さんがメンテナンスや改造をする時に使っているそうな。

割と、ゆるく使って良いようですね。

7Fには、お楽しみがもうひとつ。

何の変哲もないドアの先には、何の変哲もない洗面台と、何の変哲もない収納棚。

それに何の変哲もない…大きなカゴ。

そう、7Fには大浴場があるのです!

19時以降の入浴時間には、お湯が張られるとのこと。男女で入浴日が異なり、専門の業者さんによる清掃日が週2日、利用可能日は週4日とか。

窓の外に視線を落とすと、神崎川が流れています。

運河ではありますが、やっぱり川の流れは特別なもの。

せせらぎに耳を澄ますのも、湯に浸かりながら、ゆったりした流れを楽しむのも良いものです。

なお、女性の入浴日のみ、暗証番号式の鍵がかかるとか。

なるほど。

7F最後のお楽しみは、神崎川に面したウッドデッキのバルコニー。

ベンチに腰掛け、川面を見つめながらおしゃべりをしたり、持ってきたビールを開けてみたり。

夏には、淀川の花火大会が十分に堪能できるとのこと。

BBQ道具も一式揃っているため、夏の夕暮れ時、川を背景に肉を頬張るなんて贅沢ですね。

1Fは専有部が無く、水まわり設備がまとまっています。

洗面台が各3台に、シャワールームが各4室。

男性用と女性用に別れています。

続いて、3Fへ。

フロアを構成するのは沢山の専有部と、空間の中央に鎮座するバーカウンター。

イベント利用は、黒板に日時を記し、運営事業者さんに連絡を。

せっかくのバーカウンター。他の入居者さんや友人を呼んで、即席マスターになってみるのも楽しそう。

専有部が近いこともあり、しっとり静かに飲むのがオススメです。

3Fの洗面台は横に長く、なんだか学校の手洗い場のよう。

横に並んで一緒に手を洗う、あの独特なコミュニケーション。妙な連帯感があったのを思い出します。

洗濯機は、すこし懐かしいタイプ。

バーで飲みながら、洗い上がりを待ったりするのでしょうか。

トイレも学校を思い出させるつくりです。

続いて専有部を見ていきましょう。

まずは、308号室。

ホールケーキを切り分けたように、部屋のつくりは全室同じ。

縦に長いかたちです。

室内にも冷蔵庫があります。

クローゼットは、1シーズン分程度の収納力でしょうか。

次は305号室。

やはり縦に長く、奥がキュっとすぼまっています。

ベッドの上に畳が一畳。寝相の悪い方は要注意。

ベッド下に収納が付いているのは、全室共通です。

収納は天井の棚と、

クローゼット。

洋服の多い方は、すこし収納を買い足すと良さそうです。

4Fは女性専用フロアとなります。

部屋のつくりは3Fと同じ。

窓際に机や椅子を置いてみるのも、良いと思います。

大きな駐車場は、自転車やオートバイのほか、自動車も止められます。

駐車スペースが足りなくなることは、なさそうですね。

改めて、最寄り駅はJR東西線・御幣島駅

京橋まで直通で13分、反対方面の尼崎までは5分。ほかに阪神本線・千船駅も徒歩8分。リーズナブルな賃料や大浴場などの珍しい設備を加味すれば、アクセスはまずまずでしょうか。

なお、JR神戸線を乗り継げば神戸まで20分ほどです。

シェアハウスの付近には、夜12時まで開いているスーパーも。

遅くまで働く人には、強い味方になってくれそうです。

運営は、アメニティア株式会社さん。

クラスハウス御幣島の他、猪名寺にも大型物件を手掛ける運営事業者さん。入居者さんが快適に暮らせるよう、様々な意見に対し直接耳を傾け、日々改善に取り組んでいるそうです。

大型物件だからこそ、疑問に感じたことを話せる機会があることは安心ができますね。

子どもの頃、誕生日会を開くのがとても楽しみでした。

大人になった今でも、友人を家に招くとワクワクします。

それは、人に自慢したくなる住まいに暮らす者の特権。

「なにこれ?面白いね。」 「いいなぁ、ここで暮らしてみたいなー」

なんて言われるのが、くすぐったくて、嬉しくて。

人に見せたくなるほどの家というのは、暮らしている人が十二分に満喫できるからこそ。

(イイヅカ)

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ほどほどに欲張り

2016年01月25日

ひとりの時間も、大切に。

動物が縄張を持つように、人にもパーソナルスペースが存在します。

暮らしの場では、ひとりになれる場所があると良い…どころではなく、それが無いと不安になってしまう気がします。でも、いざその場を確保すると、無性に人に会いたくなるのは、なかなか不思議です。

各専有部にミニキッチン、トイレ、シャワーが備え付けられた旭コミュニティーマンションは、まるでひとり暮らしのような間取り…と言うか、専有部は比較的プレーンなワンルームマンションそのもの。

シェアハウスに興味を持ちつつ、はじめの一歩が踏み出せずにいる人には、安心感があるかもしれません。はじめての場所は、どうしたって不安になるものです。

大阪の中心地から、ほどよく近い清水駅。

国道を一度曲がり、

広い歩道を4分ほど直進すると、5F建ての白いマンションが見えてきます。

4Fと5Fの2フロアが、お目当ての「旭コミュニティーマンション」です。

1Fには介護サービスが入り、2F・3Fと4Fの一部では、ご年配の方が暮らしているとか。

大きなガラスの玄関ドアの内側には、白いチェアが二脚。

穏やかな陽気の日には、おじいちゃん、おばあちゃんがちょこんと腰掛けているかもしれません。思わず視線が合えば、互いに口元が緩むかも。

ドアの先はこんな感じ。レンガの壁の奥には、

4F・5Fへと上がるエレベーターが設置してあります。

上がった先は5Fの踊り場。ガラスの戸の先、1フロア全てがシェアハウス。

建物はあくまでプレーンなマンション。

専有部、共用部ともに、各部屋のドアは独立しています。

そんなわけで共用部にもインターホンが付いていますが、もちろん入居者さんは押さなくても中に入れます。

扉を開くと現れるのは、ふたつの専有部をひとつに繋げたリビング。

靴を脱いだら中に入ってみましょう。

キッチン前と壁際にカウンターテーブル、中央に白のダイニングテーブル。どこで食事をとるかは、その時の気分次第。おいしい場所がいつも同じとは限りません。

なお、それぞれのテーブルの間には、椅子をひいても通れる程度の余裕があります。

窓の外には洗濯機が設置されています。沢山の陽射しを浴びながらの洗濯日和に、視線の先には、遠くの景色。思わずそのまま出かけたくなってしまうかもしれませんが、まぁ、そこにあるのは割と普通のベランダですのであしからず。

しかし、テーブルの隅に目をやると、そんな日に生まれたのかもしれない、とある日のコミュニティーノート。

イベントは運営事業者者さんが企画するのではなく、入居者さん同士で話に花が咲き、企画されていくようです。そっとノートをめくらせて頂くと、他にも初詣や誕生日パーティーの告知。

その場で出た話が実際の予定となっていくのは、楽しいものですね。

キッチン側からは、こんな具合にテーブルに座る人たちがよく見えます。人の存在を感じながらつくる料理は、やっぱりどこか楽しいもの。

壁沿いのカウンターテーブルでは、頭上のペンダントライトから、やわらかな灯りが落とされます。

読書に勉強、お茶にお酒と、楽しみ方はその日によって。

共用部のキッチンには、実用的な調理道具が揃えられています。

電子レンジに冷蔵庫、炊飯器、オーブンレンジに…

IHクッキングヒーターがふたつ。

ひとあし先にお伝えしますと、専有部のキッチンは大きなものではありません。サイズが異なれば、つくる料理も変わってくるもの。おいしい料理を、ぜひ楽しんでいただきたいものです。

見せる収納もたっぷりサイズ。

各室ごとに、食材や食器を置いておくことができます。

つづいて4Fの共用部。

部屋のつくりは5Fと同じ。4F、5Fどちらに入居していても両方の共用部が利用できます。

なお、お昼ごろになると、2F・3Fと4Fの一部に入居しているご年配の方が利用することもあるそう。この点は予めご理解を。

色々と話してみれば、興味や趣味の幅が広がるかもしれません。

なお、現時点では(2016.02)日本人と外国人の比率が半々とのこと。

意外にもインターナショナルな環境で、入居者さん同士で自国の言語を教わり合うこともあるそうです。そんな時は、壁に貼られた日本地図と世界地図が、話のきっかけづくりに役立ちそうです。

ダイニングテーブルからふと、キッチンに目を向けてみます。

異国のおいしい香りと共に、外国人入居者さんの後ろ姿が目に入る…かも。

部屋を出るとき、外国の言葉で「またね」と言っている自分がいる‥かも。

うーん、そんな自分になれたら素敵ですが、特別に難しいことでもないはず。

共用廊下に並ぶ、たくさんのドア。

そのひとつひとつが専有部です。

もちろん、インターホンも各部屋ごとに用意されています。

が、今日は見学ということでボタンは押さず、そのままドアの鍵を開けて頂きます。

ドアの先は、505号室。

専有部の広さは、全室約8.6帖。

シンプルなつくりで、家具の配置はあれこれ柔軟にできそうです。

見晴らしの良いバルコニーには、自分用の洗濯機を設置するスペースはありそう。窓を開け放ち、風を受けながらベッドに寝そべるのも気持ちよさそう。

ベランダ側から見ると、部屋はこんな感じ。

服の収納は、ハンガーラックにまとめることができます。

小ぶりなキッチンは、ワンルームマンションによくあるタイプ。

特に調理台は無いので、横のテーブルを代わりにしましょうか。

餃子やハンバーグのタネをつくるには座りながらが楽かもしれないですし、それなら下にちょこんと置いてあるスツールも、確かにちょうど良いかもしれません。

でも、やっぱり料理は共用部で行うと決めてしまうのがオススメです。

3点ユニットはこんな感じ。

ごくごくプレーンです。

起床直後に、そのままシャワーが浴びられるのは良いところでしょうか。

続いて516号室。

部屋のつくりは505号室とほぼ同じ。

簡単な家具も揃っていて、身軽にしておきたい方には良いですね。

本格的な料理は共用部、小腹が空いて、ささっと料理をするには専有部、なんて使い分けでしょうか。

周囲に高い建物がないため、遠くまでよく見えます。うっすら見える山は、頂上に巨大な岩を持つ交野山

最後に517号室です。

床の模様がカラフルです。

なかに入ると、石目調の壁紙が目を引きます。

夜の時間帯に、なかなか落ち着いた雰囲気になるかもしれません。

今回もベランダ側から。ベッドの上部に収納が設置されています。

ハンガーポールが渡されているため、使用頻度の多い服は、ここに掛けておくと良いかもしれません。

1Fの階段を降りた先には、駐輪場。

近隣への買い物や、すこし遠くへのサイクリング。

自転車があれば、行動範囲がぐんと拡がります。

屋根付きで、雨の日でも安心。

ゴミの収集は週に6日と、ほぼ毎日。

それなら、専有部にゴミを溜め込んでしまうこともなさそうですね。

改めて最寄り駅は、大阪市営地下鉄今里筋線清水駅

清水駅自体は小さな駅です。乗降りする人が少ないので、駅に向かう人の波ができないのは嬉しいことかもしれません。

難波まで32分、反対方向で京都の祇園四条までなら、乗換をして60分。京阪本線千林も徒歩圏内なので、この場合は千林商店街でゆっくり買い物してみるのも。

そうそう、近所には小洒落たカフェも見かけました。

一度、足を運んでみては。

旭コミュニティーマンション」を運営するのは、「株式会社健康創成館」さん。

シェアハウスの運営管理は今回が初めてということで、要望を柔軟に取り入れて、入居者さん発案のイベントなどにも、様々なサポートを考えているそうです。

これまでのワンルームマンション運営の経験で、暮らしをする上で便利な情報をまとめているとのこと。内覧時には周辺の環境や、通勤通学に便利な路線を資料付きで教えてくれます。

暮らすことは、その土地に根をおろすことだと思います。生活がはじまる前にアレコレ知っておくと、安心できますね。

実は入居者さんにはお会いできなかったのですが、コミュニティーノートをパラパラめくらせて頂くことは、日々の暮らしが目に浮かぶ楽しい体験でした。

たくさんの言語に、たくさんのイベント企画。

ひとりの居場所を大切にすると同時に、他の人のいる場所にも自分の居場所をつくっていくこと。すこし時間は掛かるかもしれませんが、だんだん安心できる自分の場が増えていき、気がつけば、ほどよくワクワクできる日常に近づけるのかもしれません。

(イイヅカ)

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陽射しがそそぐ

2015年12月25日

3層をつなぐ、ダイナミックな吹き抜け。

一概に家と言っても、その姿は千差万別。

空間の広さ、日当たりの良さ、キッチンの使い勝手。家を建てるときにオーナーが重視するポイントは、人それぞれです。

日頃、たくさんのシェアハウスを訪れますが、なかでもオーナーの自宅として使われていた家をリノベーションした住まいは、なかなか見応えがあります。

思いがけない個性的な間取りに出くわしたり、思わず「なるほど」と感嘆してしまう暮らしのアイディアを目の当たりにしたり。

オーナーの考えた暮らし方を上手に取り入れて住まいを再設計し、次の入居者へ住みつなげていく。

こんなところも、普通のひとり暮らしの住まい方とはひと味違う、シェアハウスの面白さだと思います。

梅田など大阪都心にアクセスしやすい関目高殿に、2014年にオープンした「オンブラージュ」。

築30年以上を経ているとは言え、コンクリートの躯体とフロアをつなぐ吹き抜けの構造は、とてもモダンな趣き。

2世帯住宅だった元々の素材を生かしつつ、新たに取り入れたユニークな仕掛けも見どころ。

家の快適性に直接つながるかどうかは受け手次第かもしれませんが、ちょっとした遊び心は暮らしを楽しむ良い機会。

家の中から見上げる空の移り変わりは、身体のリズムだって自然に整えてくれるかもしれません。

家の前は学生たちの通学路。朝夕の時間帯はわりとにぎやかな雰囲気です。

長屋のならぶ住宅街に佇む、3F建ての三角屋根の建物が今回のお目当て。

通りに面した建物の顔は、木のルーバーを設えた独特の表情。

日が暮れると、オレンジ色に染まる玄関灯が、可愛らしいシェアハウスのサインを照らします。

オンブラージュは、フランス語で「木陰」という意味とか。

小さなアプローチを挟んで、正面玄関が待ち構えます。

コンクリートのハードな壁に、シャンデリアはキマリます。

扉の鍵はナンバー式のオートロック。

さっそくポチポチとボタンを押して、解錠します。

玄関に足を踏み入れると、トップライトから光が注ぐ明るい空間がお出迎え。

土間を上がると、年季の入った色合いのフローリングが続いています。

靴箱は、特に専有部ごとにスペースを分けないスタイル。

お互いに配慮し合う心遣いが必要ですが、5~6足は収められるはず。背の高いブーツなどは自室で管理することになりそうですね。

階段脇のドアは、トイレ。

それでは、メインリビングのある2Fへ。

2Fは一転して、明るい白木の床面が続くナチュラルな空間。

左手のドアを開けた先がリビングです。

白を基調に、北欧テイストでまとめられたシンプルなリビング。

壁などのむき出しの躯体も、ホワイトカラーの塗料で直接ペイントされています。

住宅が建てられた当初から、打ち放しコンクリートのつくりだったとか。当時の雰囲気を考えると、オーナーはなかなかのモダンな考えの持ち主だったようです。

リビング、ダイニング、キッチンが、ゆったりと配置されています。

幅の広い吹き抜けは屋根まで続き、ダイレクトに太陽の光が差しこみます。

こちらも建設当初の構造をそのまま残した形。単に日当たりが良いというだけでなく、どこか建築そのものを貫く強いコンセプトを感じさせます。

リビングから眺める、青い空。

実はもうひとつ、吹き抜けには大胆な仕掛けが。

備え付けのブラックライトを点灯すると、夜光塗料で描かれた街並みが出現。

とは言っても、大胆な仕掛けは好みも分かれるもの。でも、友人を招待して、ここぞというタイミングで披露すれば盛り上がると思いますよ。

吹き抜け構造で気になるのは、良くも悪くもリビングの生活音が上階へ漏れてしまうこと。

その点、リビングの天井側にも天窓を設けることで、一定の音漏れが軽減される設計となっているようです。

フレンチテイストのダイニングテーブルは、8人掛け。

専用部は全部で11室。ぐっと詰めれば、全員でテーブルを囲むこともできそうです。

共用のTVはアンプ付きの60インチ。

AppleTVが設置され、Huluも契約済み。わざわざDVDをレンタルしに行かなくとも、手軽に、そして迫力ある画面と音で映画を楽しめます。

こちらは、リビングとキッチンの間に設けられたカウンター席。

PCなどで作業するにはやや高めのスツールかもしれませんが、日常的な食事をする分にはそこまで問題はないかと。

キッチンは、食欲をかき立てるビタミンカラーの装い。

オンブラージュのテーマのひとつに、「グルメ」があります。

料理好きの運営事業者さんは2ヶ月に1回程度、グルメパーティーを開いているそうです。市場でこだわりの食材を直接仕入れたり、コックコートを着てキッチンに立ったり、何かと本格的なイベントだとか。

スタッフお手製のチキンの丸焼きを味わう会や、ソムリエを招待したワイン・テイスティングなど。

美味しい料理を囲めば、自然と入居者同士の距離も近くなると思います。

シンクは、コンパクトなタイプがふたつ。

食器洗い用と調理用で使い分けると、複数名での調理もしやすくなりそうですね。

IHコンロも同じく2台。

備え付けの圧力鍋はもちろん、燻製器にさくらチップも常備されているとか。こだわりが垣間見えます。

電子レンジや炊飯器などの調理家電がならぶ作業台。

吊り戸棚には、グラス類も豊富にそろっています。

冷蔵庫はファミリータイプの大型が2台。

スペースは特に仕切られていないため、ドリンクや食材を保管するときにはパッケージに名前を書くとベターです。

キッチンのとなりは、洗面室&バスルーム。

手前の階段は、301号室につづく専用の階段です。

洗面室には、洗面台2台と洗濯機1台を設置。

洗濯機は乾燥機能付きです。

バスルームはオーソドックスなタイプ。

他のフロアに、もう1室あります。

洗面室のドアを開くと、喫煙可能なベランダスペース。

屋外でも、喫煙者にとってはうれしいポイントです。

続いて水まわりを見ていきます。

廊下の右手に見えるふたつのドアは、シャワールームとトイレ。

シャワールームは、ややコンパクトめのサイズ感。

朝の身支度など、手早く入浴を済ませたいときはよく使うことになりそうです。

トイレはシンプルなタイプ。

クロスの柄は、あの有名なマスコットキャラクターです。

1Fの廊下の様子。

突き当りに洗面室が設けられています。

洗面台と洗濯乾燥機は、それぞれ2台ずつ。

奥は女性専用のパウダールームです。

パウダールームは、いわゆるハリウッドミラーですこしゴージャスな雰囲気。

ドラム式の洗濯乾燥機も1台あります。

女性専用のバスルームの入り口。

ドアの開閉で、脱衣室の広さの変わる仕様となっています。

コンパクトな脱衣空間に、なぜか設けられた小さな花壇。

バスルームは、ウッド調のナチュラルなテイスト。

バスタブに浸かると見える、先ほどの花壇。

浴室に内窓を設けたユニークなつくりで、ほんのり露天気分を味わえるのかなと。

実はシェアハウスの中には、収納に便利なスペースも。

女性専用と男女共用のそれぞれのスペースがあり、扉はナンバー式の鍵付き。

入居者同士でキャンプや旅行に行くことも多々あるとか。スーツケースやスノーボード、キャンプ用品などをまとめて保管することができます。

吹き抜けの終着点でもある3F。

専有部の間に設けた柵から見下ろすと、2Fのリビングを見ることができます。

幅広のトップライトから燦々と注ぐ太陽の光。

よく晴れた日であれば、照明なしでも明るさは充分。

廊下の一角に設けられたミニキッチン。

お湯を沸かしたりレトルトを温めたり。

ごく簡単な作業なら、コチラでも。

それでは最後に、各フロアの専有部を見て回ります。

全11室の、まずは201号室。

ドアハンドルと鍵は、シンプルなタイプです。

リビングと同じく、白を基調にしたさわやかな空間。

壁の一面がアクセントクロスになっています。

1~2Fの専有部の広さは、5.1帖。

なんとなく、素朴なカントリー感をほんのり漂わせる塩梅でしょうか。

備え付けの収納はクローゼットタイプ。

ワンシーズンのコートやジャケットを収めておくには、充分な収納量かと。シーズン違いの衣類は先ほどの収納スペースへ。

201号室と同じタイプの202号室。

窓は南向きで、日当たりも良好です。

ロフト付きの302号室。

掃き出し窓の先に専用のベランダがあります。

物干しの器具が取り付けられており、洗濯物を乾かすことも可能。

ベランダがある専有部はベランダで、そのほかは室内や乾燥機で干すことになります。

続いて、夕張メロンカラー(?)の303号室。

広いロフトの付いた、縦に広がる空間です。

ロフトを含めなくても、間取りは13平米と広め。

備え付けの収納以外にも、チェストを置いたり、ラグを敷いて床座スペースを作ったりすることもできそうです。

室内に設けられた、様々な形の窓も特徴的。

窓をすべて開放してシーリングファンを回せば、いい感じに空気の入れ替えができるのではないでしょうか。

ロフトスペースは照明付き。

2カ所に小窓があり、それほど閉塞感を感じることはありませんでした。

304号室はシンプルな正方形の間取り。

照明はシャンデリア風のフェミニンなタイプ。

他の専有部と異なり、クローゼットは壁面収納のスタイル。

デッドスペースが無くなり、さらに室内をすっきりと使うことができます。

301号室は唯一の和室。さらにロフト付き。

キッチンの脇の階段は301号室だけにつながっていて、離れのような位置。

立体的に設計された間取りは、梁や柱をそのまま見せる仕上げです。

腰高窓、掃き出し窓、明かり取り窓、天窓、三角窓など、実に多彩な窓が設けられています。

とにかく、日当たりの良さを四方八方から感じられるこの部屋。

ロフト上の天窓や三角窓の形に合うカーテンやブラインドを見つけるのは、すこし難しいかもしれません。ま、細かいことは気にしない人や、工夫で何とかする人、もしくは太陽の光で目覚めたい朝型志向の人にはぴったりではないでしょうか。

キャットウォーク的なロフトスペース。

利用する際は、十分に気をつけたいところですね。

専用のベランダから吹き抜けを覗けば、リビングの様子を見ることができます。

最寄り駅は、大阪市営地下鉄谷町線関目高殿駅

約9分で直通アクセスできる東梅田駅から歩いて梅田駅に乗り換えれば、新大阪駅は約7分、天王寺駅は約13分で赴くことができます。

また、歩いて5分ほどの距離にある関目駅は、京阪本線今里筋線を利用可能。京都方面にも60分ほどで、週末には古都の紅葉見物などを気軽に楽しめます。

シェアハウスのある一帯は、ファミリーや年配層の多い落ち着いた住宅街。

神社などの建物も多く、わりと古い歴史も持っているそうです。

家の近くには大型のスーパーやドラッグストアが店を構えており、日用品の調達も手軽に済ませられます。新しい設備の整った市営プールも近接。仕事帰りのフィットネスにちょうど良さそうです。

すこし足を伸ばせば、千林商店街で買い物を楽しむこともできます。

シェアハウスを運営管理するのは、有限会社建物管理保証さん。

わりとラフめの自由な管理スタイルを採られています。靴箱や冷蔵庫の細かなルールはあまり設けず、使い方は入居者さんにお任せといった具合。

一方で、入居者さん同士の距離感をとても大事にしているそうで、運営事業者さんによるフードパーティーなどの交流イベントも、定期的に開催されています。

内覧のときには、必ず「ほかの入居者とは家族のようなスタンスで暮らして欲しい」と伝えるそう。すでに退去したOBも交えながら、入居者同士で旅行やキャンプに行くことも多いとか。

このいったスタンスとの相性はやはり人それぞれ。内覧で家のなかの雰囲気を実際に見て、確認すると良さそうです。

興味のある方は、コチラからお問い合わせをどうぞ。

グルメなスタッフさんのおすすめレストランは、家から徒歩4分の距離にあるフレンチレストラン。

ひつじ系のメニューが絶品とか。

(ソン)

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馴染みのカウンター

2015年10月28日

ああ、誰かと話したい。

ひとり暮らしをしていると、家に帰ってから、無性に誰かと話したくなることがあります。

気軽にフラリと行けるいきつけのお店が近所にあれば良いのかもしれませんが、人見知りだったり、お酒が得意じゃなかったりと、そうもいかない事情もいろいろ。

ウダウダ悩んでいるうちに、そろそろ寝ないと明日の朝が…なんて時間になってしまいます。

CLASSアパート 太子橋」は、水まわりやキッチンを各部屋に備えた、ワンルームタイプのシェアハウスです。

各部屋の玄関も独立していて、マンション内の1室を改装した共用部を訪れなくても、日常生活をおくることができます。

でもきっと、なんとなく立ち寄りたくなりそうです。「誰か、いるんじゃないかな」と顔を出してみたくなるのは、行きつけの飲み屋さんの前を通ったとき、つい窓から中をのぞいてしまう感覚に似ているかもしれません。

帰宅して、どこかに出かけるのはちょっと面倒だけど、友達に電話をするのも微妙な時間。でも、なんとなく誰かと直接会って喋りたい。

そんな気分のとき、ラフな部屋着でフラッと寄れる共用のリビングは、ちょうど良い距離感なのかもしれません。

駅のある国道沿いから淀川方面へと進み、高速道路をくぐると、川沿いのエリアらしい、どこかのんびりとした住宅地が広がります。

CLASSアパート 太子橋」は、4階建ての共同住宅。

一軒家のたちならぶ街並みのなかでは、割と大きな建物です。部屋は全部で18室と、アパートと聞いて想像する建物の、倍近い規模でしょうか。

部屋はすべてワンルームタイプ。

1階の1室が、共用部として使われます。三角屋根のような飾りが目印。

入居者さんがいつでも出入りできるよう、ドアの鍵はナンバー式です。

では、解錠ボタンを押して内部へ進みましょう。

ドアを開けると、奥のカウンター席が目に入ります。

知り合いのやっている馴染みのバーに来たような、不思議な安心感があります。

元はファミリータイプの間取りでしょうか。ゆったりめの作りです。

入居者さんならいつでも自由に使えるスペースということで、日常使い以外にも、来客のときや、自室の大掃除中の休憩に…なんて使い方もアリかも。

しっかりテレビも設置されていて、のんびりできそうです。

座椅子というのがまた良いですね。テーブルよりも、床座やソファのような低い姿勢の方が、つい長居してしまう気がします。

やっぱり、これからの季節のお供はみかんでしょうか。

大晦日、帰省しない人たちで集まってここで年越し、なんて光景が目に浮かびます。

リビングの隣は、多目的スペース。

ダーツもあります。自分の部屋ではある程度スペースに余裕がないと難しいですし、気分転換に良いかもしれません。

もうひとつ、気分転換に使えそうなのはエアロバイク。

日頃の運動不足解消は、まずここから始めてみるのもアリ。特に冬場、室内で身体を動かせるのは良いのかもしれません

飲食店を意識してコーディネートしたというキッチン。

カウンターに腰掛ければ気の利いたおつまみでも出てきそうですが、もちろん自分で用意する必要があります。

玄関を入ったときから気になっていたランプは、いい感じに年季が入っていて素敵です。

ランプの精でも出てきそうな、エキゾチックさがたまりません。

バー風の見た目から、キッチンも水物を扱えるだけの簡素なものかと思っていたのですが…

裏側にまわると、意外にもしっかりしたシステムキッチンが。

各部屋にもミニキッチンが付いていますが、しっかり料理をしたいときはこちらがいいでしょう。調理は毎日ここで、という方もいるかもしれません。

何種類か同時に調理するときにも頼もしい、4口コンロ。

電子レンジやオーブンも備わっていますし、基本的な食器類も揃います。食料は自室から持ってくることになると思いますが、不自由はなさそうです。

内部の見える引き戸タイプの冷蔵庫が、やっぱり飲食店テイスト。

共用の水まわり設備は、トイレ、洗面台、洗濯機が簡単に。

各部屋にも、バス・トイレ・洗面の3点ユニットがあります。

家電は基本的に各自で用意することになります。でもこれから準備となると、それなりに費用もかかります。引っ越してからしばらくは共用の洗濯機に頼ることもできますね。

洗面台は、口紅のような赤。

レトロで、なかなかパンチが効いています。

真っ赤なボウルのまわりは広くて小物も色々置けますし、水栓にはシャワーが付いています。

トイレはプレーンなタイプ。

床は外用タイルのように見えますが、スリッパでOK。各部屋にはない、ウォシュレット付きです。

では、専有部のあるフロアに上ってみましょう。

集合ポストは1階にあります。

そのまま外階段が続いているかと思いきや、ここから先はオートロック。

インターフォンも使えますし、思いのほかセキュリティはしっかり。

2階から上は部屋のみで、各フロア6室ずつ。

外廊下からは、河川敷が見えます。

徒歩1分かからないほどの距離。後ほど見に行きましょう。

まずは2階の端の部屋、206号室。

マットな質感の紺色と金色の組み合わせは、すこし上品な印象。

廊下の両側にキッチンや水まわり、奥に寝室。

いわゆる、一般的なワンルーム・マンションの間取りです。

特徴は、ペットの飼育がOKなこと。犬や猫、小動物が想定されていますが、希望する場合は事業者さんに必ず事前に相談を。

なお、飼育はOKでも共用部に連れて行くのは基本的にはNGとのことですので、外出中は室内で留守番してもらうことになります。

部屋は7畳で、クセのない長方形。

ひとり暮らしとしては一般的なサイズだと思います。

家具の配置もなんとなく決まってきそうですね。

全部屋にベランダが付いています。

室内に置き場所がないため、洗濯機はベランダに設置します。

冬は寒いですが、洗濯機から直接衣類を取り出して干せるので、手間は省けるかも。

目隠しはかなりしっかり。抜けはありませんが、女性も気兼ねなく洗濯物が干せます。

廊下には大きな収納スペースが。

ハンガーは掛けられませんが、タンスや引き出し代わりとしては頼りがいがあります。荷物の少ない方なら、収納家具は必要ないかもしれません。

キッチンは、あくまで「ミニ」キッチン。

1階のキッチンで調理したものを部屋で温めて食べる、くらいなら問題ないと思います。うまく使い分けてみましょう。

水まわりは3点ユニット。

バスタイムはゆっくり過ごしたい方や、水まわり共用はちょっと…という方には良いかもしれませんね。

続いて406号室。

1階のインターフォンも使えますが、玄関前にもきちんとチャイムがあります。

間取りは各部屋おおよそ同じ。

ただし、エレベータはありません。4階でも階段を利用することになります。

代わりにといっては何ですが、日当たりや開放感は上の階の方が好条件です。

ベランダからの景色は最高、とまではいきませんが、周りからの視線はないですし、緑も見えます。

外廊下側の玄関ドアと、ベランダ側の窓を開けると、スーッと風が通り抜けます。

  

普段はなかなか開けっ放しにはできませんが、休みの日にパッと換気するには良い方法。フロアの一番奥側だからできることでもあります。

隙間はくまなく収納になっています。

 

背の高いものでも収納できますから、飲料水の保管などに便利かも。

扉にはキティちゃん。前の住人さんが残していったもののようです。

シールですからおそらく剥がせます。ご安心を。

最寄り駅は地下鉄谷町線守口駅

東梅田まで直通で16分、天王寺も直通で29分、なんばまでは31分とアクセスはまずまずでしょうか。

廊下から見えた淀川の河川敷までは徒歩1分。

朝から夜まで、たくさんの人がジョギングやウォーキングに励んでいます。昼間は子どもたちが野球やサッカーをしたりと、にぎやかな時間帯も。

夕方には、犬の散歩をしている人にもすれ違います。散歩コースとしてもオススメ。

ランニングの習慣がある方や、これから始めたい方にはピッタリの環境ですね。

CLASSアパート 太子橋」を運営しているのは「株式会社ALL不動産」さん。

大阪市内を中心に10件以上の管理・運営を行っています。2015年10月現在、日本語、英語、中国語、韓国語、フィンランド語(!)の5カ国語での対応が可能と、国際色豊かな事業者さん。

担当の女性スタッフさんは、フィンランドの実家でたくさんの動物に囲まれて育ったそうです。犬猫はもちろん、なんと馬まで飼っていたとか。

また、マラソン大会に出場するほどのランナーでもあるそうで、「入居者さんと一緒に走りに行きたい」とのこと。これからランニングを始める方は、色々とアドバイスももらえるのでは。

ペットと暮らせる家を探していた方、ランニングを始めたい方、程よい距離感のシェアハウスを探している方。お問合せはコチラからどうぞ。

同じマンションに住んでいる人と、誰かの部屋に集まっているような気分。

最初は不思議な感覚かもしれませんが、きっと居心地が良くなるはずです。

(テルヤ)

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昭和の木造アパートに

2015年09月19日

木造アパートの、重ねた年月。

明るいうちから早くも活気のある居酒屋さんに、店先でのんびり過ごす主人のいる電機屋さん。味わいのある雰囲気でありながら、若い女性好みのおしゃれなカフェも紛れ込む、すこし個性のある商店街。

松寿園」はその一角の小さな路地裏に建つ、とても古い木造の建物。

オーナーさんが出会ったときは、ずいぶんとボロボロの姿だったそうです。ところどころ壁が朽ち果て、一見廃墟のようだったとか。

普通の人なら、とても住むことを想像できない状態。

でも、古い家の再生が得意分野というオーナーさんは、これは腕の見せどころとばかりに改装にチャレンジしたそうです。最終的に、アパートだった頃の面影を残しつつ、レトロな仕上がりのシェアハウスが生まれることとなりました。

古いからこそ、工夫しながら暮らすことも必要になります。

空調効率が上がるようにカーテンをつけてみたり、長く使えるよう掃除をこまめにしたり。特にルールとして決まっていなくても、入居者さん同士が自発的に取り組んでいる工夫も多いそうです。

手がかかる子ほどかわいい、という言葉がありますが、「ひと工夫」を楽しめる方に出会えたら素敵です。

表通りからはわかりづらい、細い路地の先に、とてもレトロな佇まいの玄関があります。

普通なら目につくボンベも、あまり違和感がありません。

松寿園」という渋い名前は、元々アパートに付けられていたものを引き継いでいるそうです。

見るからにおめでたい雰囲気のある名前。なんだか長生きできそうです。

レトロとはいえ、セキュリティ設備はきちんと追加。

ナンバー式の鍵が取り付けられました。鍵を失くしたり、どこかに忘れたりする心配がないのが良いところ。ちなみに、デジタルでなくあくまで機械式タイプを選ぶのがミソでしょうか。

ガラガラと引き戸を開けて内部へ進むと、ゆったりめの玄関が広がります。

2階の入居者さんも、ここで靴を脱いでスリッパに履き替えます。

普段なら、この段階でブワッと綺麗なリノベーション空間…なのですが、今回はまだ直球レトロが続きます。廊下につながる入り口には、空調効率を上げるためのビニールカーテン。古い家には、何かと工夫が必要です。

玄関の靴箱はロッカータイプのもの。

運営開始から1年経っても、すっきりした状態が保たれていました。玄関はどうしても生活感の出やすい場所ですが、入居者さんとオーナーさんの努力の賜物ですね。

大胆にペイントされた、手作りのレターケース。

名前のプレートを画鋲で止めるちょっとラフスタイルは、雰囲気に合っていて良い感じだと思います。

ビニールのカーテンをくぐった先には、廊下を拡張したようなリビングが。

聞けば、アパートの1室の壁を抜いて作った空間だそう。

どこか廊下の延長のようで、リビングには「行く」というより「立ち寄る」感覚が近いかもしれません。

昔ながらの日本の家らしく、天井は若干低め。さらに、リビングスペースは廊下よりも数センチ底上げされています。

平均身長くらいの方なら気にならない程度ですが、身長の高い方は、立ち上がると少し天井が迫る感覚があるかもしれません。

淡い若草色に塗られた柱が、壁の代わり。

スペースをゆるやかに区切ります。ほどよく囲まれた感覚が生まれるのも、独特の安心感の理由かもしれません。

たまに、入居者さん同士のホームパーティーも開かれているそうです。

定期的に元・シェフの入居者さんが料理を作る食事会も行われるとか。オーナーさんも毎回参加し、入居者さんたちと楽しんでいるそうです。

凛々しい姿の、ダンボール製トナカイ。

もうすこししたら、クリスマスバージョンにデコレーションされるのでしょうか。

窓際は、キッチンスペースです。

元々各部屋に付いていたキッチン用スペースを、キッチン本体だけ入れ替えて使っています。

ミニキッチンとは言いませんが、それでも割とコンパクトなタイプ。

安全を考慮してIHヒーターが使われていて、火力は若干弱めです。すこし物足りないと感じる方もいるかもしれませんが、イベントのときには元・シェフがここで料理を作っているということですから、コツをつかめば良いだけかも。

ちなみに、浄水器は付いているようです。

階段裏の空間は、ユーティリティスペースとでもいうのでしょうか。

どことなく海外の学生寮を思わせる、ちょっとラフな雰囲気。

実用性の高い家電類の間に、ソファが挟まっているのがミソです。たぶん。

テーブルには、キッチン家電が並びます。

キッチンからはすこし離れています。ポットのお湯や、レンジで温めた熱々のお皿を運ぶときには充分ご注意を。

ユーティリティスペースの先に、水まわり設備が集まっています。

存在感のある大きな洗濯機は、乾燥機能付きのドラム式タイプ。

乾燥機能の付いていない縦型洗濯機もあります。必要に応じて使い分けると良さそうです。

洗濯・乾燥は夜の12時までですね。

生活音は、人によって気になる度合いがまったく異なります。お互い気持ちよく使うためにも、ルールはしっかり守るのが大事。

トイレは、キュッと角に寄せられています。

古い建物ではありますが、きちんとウォシュレット付きなのが嬉しいところ。

1階と2階にひとつずつ、シャワールームがあります。

立って使うのが基本のシャワールームですが、座りたい人用にお風呂の椅子と洗面器が用意されています。何回か見かけたことがありますから、意外と需要があるのかも。

廊下の両側に、各部屋のドアがずらりと並びます。

なかには紙が貼ってあったり、塗装がしてあるドアも。ちょっとそっけないステンレスのドアが、違った表情を見せます。

ドアの上には、アパート時代に取り付けられた電気メーターが。

もう使わなくなってしまったものですが、あえてそのまま残してあるそう。木造アパートの雰囲気を、色濃く伝えてくれるアイテムです。

使わなくなった配管には、ハンガーや傘がかかっていました。

思いきり好みが分かれそうですが、こういう風景、個人的には良いと思います。

廊下と同じ模様のタイルが敷かれた階段をのぼって、2階を見てみます。

ヨーロッパ風のはずが、どことなく和風の幾何学模様に見えてきます。

階段を上がると目の前に、小さな廊下のようなスペースがあります。

窓際は、ちょっと腰掛けるにはちょうどよい高さ。リビングに行くほどではない廊下の立ち話で、意外と活躍するかもしれません。

シャワールームとトイレは、1階のものとほぼ同じ。

設備はすべて男女兼用。きれい好きな入居者さん主導で、クレンリネスに取り組んでいるそうです。

こまめな掃除が、長く気持ちよく過ごせるコツ。

では、廊下の両側に並ぶ部屋を見ていきます。

まずは212号室。

桜色に塗装された壁と、使い込まれた風合いのフローリングが、優しい組み合わせ。年季の入った格子窓がアクセントになっています。

もともとの作りを活かし、全室にシンクが付いています。

タイルが三色団子のような春らしい並びだったり、シンクの大きさが奥行きをオーバーしていたり、窓ガラスに模様が入っていたり。ひとつひとつのディテールにキュンとします。

隣の部屋と入れ子状に設けられた、収納スペース。

収納ケースやラック、ハンガーポールなど、収納家具を用意すると便利そうです。うまく組み合わせると、なかなかの容量が期待できるはず。

続いて、218号室。

飾り文字のサインが素敵。フレームやデコレーションのパターンもいくつかあって、見比べてみるのも楽しいです。

日当たりがよく、使いやすそうな間取り。

各部屋はDIY可能だそうで、壁に絵を書いたり、棚を作ったりしてもいいそう。事前にアイデアやイメージをオーナーさんに伝え、確認が必要になります。

OKが出る基準は「カッコイイかどうか」とのこと。プレゼンが大事です。

窓を開けると、外に洗濯物が干せます。

シンク越しということもありますから、重いものは干すのが難しいかも。無理は禁物です。

106号室は和室です。(追記:2016年4月現在、洋室に変更されました)

フローリングの部屋よりは少々渋い雰囲気に。下宿のようなイメージでしょうか。

押し入れもありますし、ふとん派の方にはぴったり。

シンクの上の天井部分がトップライトになっていて、光が落ちてきます。

水回りを含め、デザインとしてはやや上級者向けでしょうか。

朝、歯を磨いたり顔を洗ったりする目覚めの場所としては、とてもさわやか。すっきりと目覚められそうです。

最寄り駅は京阪本線森小路駅

京橋まで6分、大阪と天王寺まではどちらも24分。森小路のほかにも、谷町線の千林大宮も徒歩5分。目的地に合わせて使い分けられます。

このエリアの魅力はなんといっても商店街。

生活雑貨や食料品は商店街で一通り揃います。入居者さんたちが揃って飲みに行く行きつけの居酒屋もあるそうで、店員さんとすっかり仲良くなっているとか。

コストパフォーマンスの高い飲食店が多く、外食派の人にも嬉しい環境です。

松寿園」を運営しているのは「magico株式会社」さん。

古い建物をリノベーション、雰囲気のある空間作りを得意としている事業者さんです。一般賃貸を多く手がけていて、シェアハウスの運営は今回が初めてとのこと。

担当の方は、東京で仕事をしていたこともある元デザイナーさん。壁にかかれていた「洗濯機は12時まで」の絵も、担当さんによるものだそうです。

フレンドリーな管理スタイルが特徴です。入居者さんたちのお兄さんのような存在で、悩み相談に乗ることもあるとか。

外部の人も来るようなイベントの多い家にするつもりだったそうですが、入居者さんの暮らしやすさを考え、現在はのんびりとした雰囲気を作れるようにを心がけているとのこと。入居者さんの話や要望は、しっかりと聞いて判断してくれると思います。

年季の入ったアイテムにグッと来た方、部屋をDIYしたいと思っている方。2015年9月末現在、ちょうど空室が出ているようです。お問合せはコチラからどうぞ。

じんわり伝わる、昭和の熱。

新しい家にはない、内側から溢れ出る生活感。

好みは選びそうですが、好きならこれは良いと思います。

(テルヤ)

 

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大人のスクールライフ

2015年08月31日

※こちらの物件は2015年11月1日時点より、女性専用シェアハウスへと管理変更されます。

入居日が、入学式?

机に向かって何かを学ぶ時間が、年々減ってきている気がします。

仕事が忙しい、時間が取れない。

などと、言い訳ばかりが目の前にちらつきますが、実は無駄に過ごしている時間がわりとあることは、誰よりも自分がよく知っています。

一方で、知識を深めたいこと、新しく吸収したいことは、頭の中のやりたいことリストに容赦なく追加されていきます。なんだか、人生の醍醐味をみすみす逃しているような焦りが、日々募っています…

今回訪れた「SHARE HOUSE UNIVERSITY」のテーマは、社会人と学生が暮らすスクールライフ。

ラウンジを飾る大きな黒板や時計はまるで学校のようです。

懐かしさと新鮮さが同居する空間。スクールライフに欠かせないサークル活動も、自然と立ち上がりそうです。

新しいことに取り組むなら、まわりを巻き込むのもひとつの手。これまでやりたかったことに、サークルの名目でトライすることもできそうです。

実際のところ、社会人と学生が一緒に暮らすうえで、何かと課題がないわけではありません。とはいえ、幅広い世代が集まることで、様々な刺激を受けられる楽しさもありそう。

運営事業者さん企画のイベントやワークショップも、どんどん開催したいそう。

楽しみながら学ぶ気持ちを、暮らしから作り上げていく。

それではさっそく、体験入学です。

最寄り駅から歩くこと10数分。

シェアハウスまでの道のりには、学校がいくつかあります。登下校の時間帯は、きっと賑やかな通りになるはず。

お目当ての建物は、社員寮を改修した屋上付きの3F建て。

外壁の、大きな「UNIVERSITY」が目印です。

シックな色合いの塀には、シェアハウスのサインをペイント。

直球です。

玄関までのアプローチに、20室分のポストが設置されています。

ドアはオートロックのナンバー式。うっかり鍵を忘れて閉め出される心配が無いのと、かばんから鍵を取り出す手間が省けるのが良いところでしょうか。

さっそく、指定のナンバーを入力して解錠します。

奥行きのある土間は、アプローチとおなじ煉瓦のタイル貼り。

メインのラウンジは、玄関を上がって左手にあります。

連なる窓からやわらかな陽が注がれ、日中はとても明るい空間です。

細長い土間に沿って設けられた靴箱。共用のサンダルなどがあれば、ドア側の方も取りやすくなりそうです。

靴箱は、中板が渡された2段のつくり。

詰めれば、3〜4足は収められると思います。

リビングの入口に飾られているのは、威圧感たっぷりのスカル。

館内には、ユニークな作品がいたるところに。

ガレージ的な趣きのある空間に、カラフルなインテリアをほどよい距離感で配置。

正面にどーんと設けられた大きな黒板が、ユニークな表情を作り出しています。

ラウンジは、ソファ、ダイニング、畳敷きの3つのスペースで構成。

白を基調としたテイストと窓から注がれる日差しが相まって、さわやかな空気が流れています。

天井も高く設けられ、いい感じの開放感。

スクールライフがコンセプトではあるものの、空間のデザインは、海外のデザイン・オフィスといった感じ。オーダーメイド家具の製作も手がける事業者さんの手によるインテリアが、その一翼を担っているような気がします。

大きなTVを囲むのは、雰囲気の異なる3脚のソファ。

雑誌のページをめくりながらゆったり過ごしたり、お酒を片手に夜通し語り合ったり。

ところで、今回、珍しく学生さんの入居が既にかなり多いのだそうです(2015.8時点)。学生さんの多い環境には何かとネガティブ・ポジティブありますし、この点、しっかり念頭に置いてご検討頂くのが良いと思います。

しかし考えてみれば、社会人になると学生と話す機会は少ないもの。世代を越えたコミュニケーションが新鮮に感じられるシーンは、きっとあるんでしょうね。

車輪のついたセンターテーブルは、事業者さん製作のオリジナル。

雑誌や小説を置くと絵になりそうな仕上がりです。

窓辺に置かれているのは、椰子(ヤシ)類の大きな木。

このサイズを置けるのも、開放感ある天井高があってのこと。

ちなみに実がなることはありませんので、あしからず。

スクールライフらしさをいちばんに感じさせるのが、カウンター付きの黒板。

黒板と言いつつも、柔らかな深緑。インテリアとしてもそこまで主張を感じさせない、ほどよい色合いです。

勉強や仕事に取り組みたいとき、自室や静かな環境では集中できない人にとって、意外としっくりくるスポットかも。入居者同士で立ち上げたサークル活動の告知や、近隣にあるオススメのレストラン情報などを書き込む、コミュニケーションボードの役割もありそうです。

そして、壁に取り付けられた時計が学校らしさを決定づけるシンボル。

大人数で囲めるダイニングテーブルも、オリジナルの作品。

大きなサイズのテーブルで、日々、にぎやかな晩餐が繰り広げられそうです。

幅広のサイズ感は、パーティーにもぴったり。

壁に設えた棚には、料理を彩る食器類が充実しています。

この棚も事業者さんが造作したもの。入居者からの希望があれば、共用の収納棚などを空間に合わせて追加していくそうです。

せっかくですから、資格の勉強から英会話、ビジネス的なことまで、たくさんのサークルを立ち上げてもみるのも良いのでは。シェアハウスのコンセプト上、わりと積極的に参加してくれる入居者が集まる予感がします。

人を巻き込むのも、三日坊主で終わらせないための近道。楽しみを共有しながら長く学べそうです。

ラウンジの一角に設けられた、コンパクトな畳敷きのスペース。

畳の質感は、ゴザに似た柔らかめの踏み心地。ごろんと寝転がるにはちょうど良いスポットです。

日当たりもいいので、週末の日中はいつの間にかウトウトしてしまうのではないかと。

掃き出し窓を出ると、木製のテラスが設けられています。

近隣への配慮からあまりワイワイと賑やかに過ごすことはできませんが、チェアと本を持ち込んでゆったり過ごすには申し分のないスペース。

こちらは窓側から見たラウンジの風景。

ダイニングのとなりが、キッチンスペースです。

I型のキッチンは、シンクとコンロが2セットずつ。

オープン収納には、調理に必要なアイテムがならんでいます。

シンクは、コンパクトなサイズ感。

家事に慣れていない若い学生は、特に洗い物の放置には気をつけると良いかと。

IHコンロ1台につき、火口はふたつ。

自由に持ち運べるため、冬にはダイニングテーブルへ移動して鍋!なんてこともできそうです。

ところで、扉の無いオープン収納は、見た目がすっきりする反面、生活感がにじみ出てしまうのがネック。

日々の整理整頓を心がけたいところです。

キッチン家電は、専有部の数と比べるとすこし少なめ。

とはいえ、スペースが余っているため、人数が増えていけばその分だけ追加が…あるかもしれません。

用意されたカトラリー類はカラフル。

冷蔵庫はキレイに塗装が施されています。

側面もしっかりと塗られ、色ムラのないプロの仕上げ。マットな質感も良い感じ。

ラウンジのとなりには、収納ルームが用意されています。

配分はひとり当たり1列ずつ。棚板は取り外しが可能なため、スノーボードのような大きな荷物も保管できます。

黒板の角に記された水まわりのステンシル・サイン。

1Fの水まわり設備は黒板の裏に設けられているため、バスルームなどを利用するときはラウンジを通る必要があります。

壁に取り付けられた棚には、専有部分のケースを用意。

シャンプーなどのボトルを置いておくことができそうですね。板の木がダメにならないよう、水気はしっかりと拭き取るのがマナーでしょうか。

専有部の間取りがコンパクトな分、収納が各所に設けられているのは、うれしい配慮だと思います。

バスルームとシャワールームは、男女それぞれに1室ずつ。

洗面台も設置されています。

脱衣室とバスルームは、モノクロのチェック柄。

インパクトのある見た目です。

バスタブは、肩までつかれる、深さのあるタイプ。以前、社員寮だった頃のものをそのまま残したそうで、側面にはレトロな模様が刻まれています。

シャワールームは、オーソドックスなつくり。

脱衣スペースはややタイト。体を拭くにも、ちょっとしたコツが必要になりそうです。その分、シャワールームは、多少ゆったりとした広さが取られています。

2Fは男性専用フロアで、3Fが女性専用のフロアとなっています。

階段脇のドアは、トイレ。

ウォシュレット付きのシンプルなタイプです。

2Fの廊下がこちら。

各フロアに専有部が10室ずつ、トイレ、洗面台、洗濯機がふたつずつ設けられています。

どうやら、水まわりの床面はチェッカー柄のタイルで統一されているようです。

洗濯機は4台とも乾燥機能付きのタイプ。

それでは続いて、専有部を見ていきたいと思います。

専有部のルームサインはポップなフォント。

ドアの上部に取り付けられています。

まずは角部屋の201号室。

約7平米のシンプルな間取り。専有部の雰囲気は、全室だいたい同じです。

造作されたコンパクトなカウンターデスクとスツールが、備え付け。

TVも各部屋に用意されています。

収納は、ロールスクリーンで目隠しすることができます。

内部は、シャツやジャケットを掛けられるポール付き。コートのような背の高い衣類を保管したいときは、ハンガーラックなどを持ち込む必要がありそうです。

収納の下部スペースには大きな荷物を置くこともできます。チェストなどを収めると、専有部をすっきり使うことができそうですね。

204号室は、ダークブラウンのシックなテイスト。

クロスのパターンは、2Fと3Fでそれぞれ4色ずつ用意されています。

210号室は、オレンジのアクセントクロスでより明るい雰囲気に。

間取りはどれも同じなため、色合いの好みで専有部を選ぶことになると思います。

階段や廊下には、やわらかなカーペットが敷かれています。

忙しい朝の出勤時に多少ドタバタと歩いてしまっても、ある程度は足音を吸収してくれるはず。

女性専用フロアの3Fは、淡いピンクの床面でフェミニンな仕上がり。

水まわりの設備は2Fとほぼ同じ。洗面台の数だけひとつ増えて、3台設けられています。

くもりガラスがはめられた専有部のドア。

気になる方は、小ぶりのカーテンを取り付けると良さそうです。

301号室は、かわいらしいポップな雰囲気。

301−306号室の窓は南向きで、日当たりも良好。

ほどよい明るさのなかで、気持ちのよい朝を迎えることができるかと。

クロスの色に合わせて、電球ソケットもピンクカラーで統一。

さらに階段を上がって、屋上へ。

ドアを開けると、屋根付き、人工芝、ウッドデッキでゾーニングされた開放的な空間が広がります。

まわりに高い建物が無く、気持ちよく空を眺めることができます。

入り口の脇には、男女共用の洗濯機を2台設置。

洗濯の完了を待つ間、ウッドデッキでピラティスやストレッチ。なんて新しい習慣が身につくかもしれませんね。

近隣に配慮するなら、ちょっとしたフードイベントなども楽しめそう。

春秋の季節なら、昼間にちょっとしたおつまみとビールで過ごすのが、贅沢な休日。

建物を囲む木製フェンスの内側は、自転車置き場。

応相談ではありますが、大型のバイクも駐められるようです。

最寄り駅は近鉄大阪線弥刀駅

大阪難波駅までは20分、心斎橋大阪まで31分と、通勤にも実は便利な立地です。

住宅周辺には、大きなスーパー2店とドラッグストア1店が軒を連ねています。スーパーのひとつは深夜12時まで営業しており、残業で遅くなった日も安心して買い物ができます。

近畿大学の最寄り駅、長瀬駅も徒歩圏内。大学までの道のりには、安くて美味しい飲食店が多く点在しているそうです。

運営管理をされるのは、株式会社シュガーアソシエイツさん。

奈良を拠点とされる事業者さんで、不動産業のほか、オーダーメイド家具のショップも運営されています。

今回は、スクールライフの楽しさを暮らしに取り入れた、社会人と学生が一緒に生活する住宅を目指したそうです。

価値観やライフスタイルが異なる両者の組み合わせは好みの別れる部分もありますが、いたってカジュアルなノリの運営事業者さんと気の合う方には、特に気になることではないかもしれません。

イベントやワークショップなどの企画も計画中ということで、根っからのアクティブ派にとっては、きっと貴重な存在になるはず。

幅広い世代とのコミュニケーションを楽しんでみたい人は、コチラからお問合せを。

「なんだか楽しそう、面白そう」といった理由だけで、何でも本気で取り組むことができた学生時代。

そんな気持ちをいつまでも保っていたいと思うのは、おじさんになった証拠なのでしょうか。

(ソン)

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通信ビルをアートな住まいに

2015年08月17日

築80年の貫禄。

サンフランシスコ(ロス・アンジェルスという説も)のヒッピーや、カリフォルニアのサーフカルチャーなど、特定のエリアで生まれたムーブメントが世界に広まり、時代を象徴するユースカルチャーへ変化した例がいくつかあります。

一概に並べていいものか迷いはありますが、最近では東京のKAWAIIもそのひとつかもしれません。

持論ですが、カルチャーとは、どこか通じる指向性を持った人たちが、特殊な環境に集まった多くの情報から、ある価値観のもとで取捨選択を繰りかえすことで形づくられたスタイルのことを指すのだと思います。

さて、ここは都心からほど近い、大阪府池田市。

にぎわいを見せる商店街の一角に、「ANTEROOM APARTMENT OSAKA」は佇んでいます。

歴史的な通信ビルを、そのクラシカルな趣きを残してコンバージョン(用途転換)したシェアハウス。

アートを起点にたくさんのモノ、コト、ヒトが集まる仕掛けが暮らしの随所に。もしかしたら、こんな場所からカルチャーが生まれることもあるのかな、なんて。

そんな期待を思わず抱かせる、クリエイティブ・アパートメントだと思います。

にぎわいを見せる、アーケード型の商店街を歩くこと数分。

なんと、この地域センター的なオフィスの隣にある通路が、シェアハウスのアプローチになっています。

つまり、エントランスへいたるアプローチが商店街に面した珍しい立地。なんだか秘密基地のようです。

利便性という観点では、雨の日でも、ほぼ傘を使わず駅まで行くことができるのは嬉しいかもしれないですね。

アプローチを遮るように現れる、まるで黒いフレームが浮遊しているかのようなガラス張りのスタイリッシュな門扉。

内外に等間隔でならぶ四角柱のアートピースの本領発揮は、夜になってから。

日が暮れると四角柱の内部がライトアップされ、建物のハードな外観と相まって独特の雰囲気を醸し出します。

アーティストの小宮太郎氏と児玉真人氏によって制作された、「 Void / Figure 」。

彫刻家、建築家、エンジニアがチームを編成し、若手アーティスト2名とコラボレーションし、コクヨ社の当時国内最高峰の展示ケース製作技術を結集して制作されたとか。

玄関のドアハンドルは、円形の個性的なフォルム。

スタイルだけでなく、押しやすさも、引きやすさもしっかりしてます。

それではさっそく、内部へ足を踏み入れてみます。

玄関のフローリングは、かつての躯体の趣きをそのまま残した味わいのある仕上がり。

正面のドアはアトリエスペース&トランクルーム、メイン・ラウンジは2Fで、館内は基本的に土足で移動します。

階段室は開放的な吹き抜け構造。

それにしても、ずいぶん渋い…とお感じの方は、鋭い。

この建物、近年は大手企業の通信ビルとして使われていた、築80年の歴史ある建築。稀に見る築古建築ですが、施設の性質上、もともと「超」が付くほど堅牢に設計されているとか。

電気回線などのライフラインもしっかりしていて、やはりネット環境にも自信があるとか。

ラウンジは階段を上がって、右手すぐのところ。

それにしても、渋くて優雅な階段室です。

インダストリアルなテイストで仕立てられた、約66帖の2Fのラウンジ。

4.6mに達する天井高で、抜群の開放感です。

縦横に走る配管群も、単にラフな仕上げというより、まるでデザインされたかのように空間に立体感を生み出すアクセントになっています。

躯体むき出しの、年季を感じさせる床面。

細部を見ればクセのあるインテリアも、基本的にこの躯体の表情に寄り添い、ヴィンテージ感の漂うセレクト。一見メンズ好みの渋い空間は、大きな窓から日差しがたっぷり注ぎ、なかなか爽やかでもあります。

6人掛けのダイニングテーブルは、古民家の廃材をリユースしたもの。

不揃いの天板も、既成品とは異なる温かみがあります。

ダイニングのとなりは、ソファスペース。

個人的に座り心地はファブリックが好みですが、使い込まれるほどに重なる革のヤレ感は、やっぱり魅力があります。

ソファの背後の壁に描かれた、大きくて緻密なドローイング。

現代美術家・名和晃平氏の作品です。館内には同氏が主宰するSANDWICHの作品や、関西にちなんだアーティストの作品がいたるところに展示されています。

ソファに腰かけると、目の前にはあれこれと本が。

すぐ脇には、共用のTVもあります。

ブロードバンドを通じたコンテンツ提供を始め、DVDプレーヤーなどの機器も充実。

建物のオーナーが某通信会社さんということもあるのか、この辺りの環境は、とてもモダンです。

窓辺のカウンター席は、日当たりの良い場所。

本を読んだり、ちょっとした仕事を片付けたりしたいとき、自然と足を運ぶ機会が多くありそうです。

iPadが共用備品として用意されています。

ラウンジに流れるBGMは、このiPadから選曲できるそうです。

窓側から見るとラウンジはこんな感じ。

奥に小上がりのスペースが見えます。

小上がり前のスペースには、ワンシーターのソファが2脚。

座面が奥深く、座り心地は抜群です。

ふと見上げると、特注の12面体スピーカーが天井から吊るされています。

「伸びやかで広がりを持った音響を360度に響き渡らせる」のだそうです。

凝ったBGM環境の極めつけは、ソファの裏手に揃えられたAV機器群。

関西を拠点に活動するDJ・レーベルから提供された、BGMセレクションも用意されています。

「小上がり」と言うには段差の大きい、中2階状のソファコーナーはいちだんとプライベート感のある空間。

友人を招待して、離れの感覚で利用することもできそうです。

飾り棚には、やはり気になる作品が。

ラウンジでは、スケールを生かして「アート&カルチャー」をテーマにしたオープンイベントが不定期に開催されています。

今後もワークショップなどのイベントは増やしていきたいそうです。

地域と密着した枠組みを作っていくことも検討中だとか。もちろん、日々の暮らしに迷惑のかからない配慮がされると思いますが、なかなか刺激的で良い環境ではないでしょうか。

大きな作業スペースを大胆に配置したキッチン。

テイストといい、スケール感といい、まるで海外のキッチンスタジオのよう。

フルオーダーメイドの作業台は日常使いはもちろん、パーティーシーンではさらに活躍しそうです。実際、入居者さん同士のパーティーもよく開催されているそうです。

シンクとコンロは、3セットずつ設けられています。

IH式のコンロは、3口。

火力よりも後片付けの手軽さを優先したい人にとっては、うれしいポイント。グリル付きのため、匂いや煙を気にすることなく焼き魚も楽しめます。

作業台スペースの青い扉を開くと、食器類が収まっています。

キッチン家電は、こちらにひとまとめ。

食器洗浄機も用意されています。

洗い物のたくさん出るパーティーなどでは、重宝しそう。

アーチ型にくり抜かれた入り口の奥は、食材などを保管するパントリー。

専有部ごとに使用できる収納ボックスがずらりと並んでいます。

対面の冷蔵庫は、壁の幅感に合わせてピタリと収まっています。

奥のドアは廊下につながっています。

2−3Fの廊下は、回廊型に設計。

北と南側にそれぞれ専有部が並び、中央部に水まわり設備がまとまって設置されています。

廊下の一角に設けられた、リラクゼーションスペース。

天然原料由来のアロマの香りに包まれた空間で、マッサージチェアが2台置かれています。

アロマは定期的に補充されるそうです。

カーテンを閉めれば、まわりの視線を気にすることなく、一日の疲れをぐりぐりとほぐしてもらえます。

ふたつのマッサージチェアの間に設けられたソファスペース。

サイドボード代わりの丸太に置かれたiPadでネットサーフィンをしながら、順番待ちをしている場面も見かけるかもしれませんね。

こちらは女性専用の水まわり。

トイレが2室、シャワールームが1室、バスルームが1室、洗面台がまとまっています。男性専用の水まわりも同じ設備数です。

女性専用にはお風呂あがりにくつろげる、化粧スペースも設けられています。

ヘアドライヤーやスチーマーも備え付け。じっくり朝の身支度やスキンケアに取り組めます。

シャワールームはオーソドックスなスタイル。

とは言え、鏡やボトルを置ける棚付きで、普段使いのツボを押さえたチョイスです。

バスルームもごくシンプルなタイプ。

1日の終わりにゆっくりと足を伸ばして、温まる。翌日に向けて、気持ちの切り替わる瞬間です。

トイレはウォシュレット付き。

配置も廊下に面しておらず、気兼ねなく利用することができそうです。こうした細かい設計は、シェアハウスでは特に大事。

ランドリールームも男女別々。

女性専用のドアは鍵付きです。

ドラム式の洗濯乾燥機が2台。

乾燥も込みでセットすると、どうしても時間がかかります。完了時間を把握して、すぐに取り出すことを心がけると良さそうです。

続いて、3Fの各設備を見ていきたいと思います。

階段の途中の踊り場には、特大サイズのアートが飾られています。

NAO MATSUMOTO氏の作品で、タイトルは“Midnight Constellation”(真夜中の星座?)。

ふと身を乗り出して階下を眺めると、こんな感じ。

リュック・ベッソンの懐かしい「レオン」で、ナタリー・ポートマンの眺めるアパートメントの階段も、こんな景色だったような。

3Fの扉を開くと、まず出迎えてくれるのはライブラリースペース。

書棚は、大阪では言わずと知れた“ベストセラーを置かない本屋さん”、心斎橋の「スタンダード・ブックストア」の監修だそうです。

食、旅、アート、デザイン、DIYをキーワードにセレクトされ、定期購読や季節に合わせた新刊が毎月届きます。

自宅にやってくるスタンダード・ブックストア。

本が好きな人には、たまらない贅沢かもしれません。

廊下を進むと、奥の一角はスタディルーム。

装飾を抑えたシンプルな空間は、ひとりで集中したいときにピッタリ。

課題に取り組んだり、会社から持ち帰った仕事をこなしたり。アイディアに詰まったときは、となりのライブラリーでネタ探し。

それぞれの空間を有効活用できる上手な配置だと思います。

廊下の反対側は、キッチンカウンター付きのカフェスペース。

濃いめのブラウンでまとめられ、シックな雰囲気です。

奥には大きめのシステムキッチンが設けられ、本格的な料理にも対応可能。

2Fのラウンジまで降りずとも、朝食程度ならここで手早く済ませることができます。

夜は夜で、お気に入りのリキュールを持ち寄ってカクテルパーティーを楽しむのも絵になるひととき。

窓辺にもカフェ席が設けられています。

右手奥に見える鍵付きのドアは、女性専用の専有部が並ぶフロアにつながっています。

水まわりは、やはり回廊の中央部に集約。

2Fの間取りと似たつくりですが、3Fは男女それぞれにトイレが3室、シャワールームが2室、バスルームが1室ずつ用意されています。

では気になる専有部を、2F−3Fの順で見ていきます。

ルームサインは、ステンシル系のシンプルなデザイン。

まずはモデルルームの202号室から。

約9.9帖の間取りで、窓は北向き。とはいえまわりに高い建物が無いため、ほどほどに陽が入る印象です。

ベッド、シングルソファ、デスクを置いても十分に残る余白。

特に2.8mの天井高が効いていて、表記の面積以上に開放的です。

備え付けのハンガーラックはシンプルなフォルム。

収納は他に用意されておらず、チェストなどは持ち込む必要があるかも。

窓辺にはデスクの代わりに、ベッドを置いても良さそうですね。

気持ちのよい朝を迎えられそうです。

205号室は2面窓の角部屋。

女性専用フロアの1室です。

掃き出し窓の外はベランダが設けられています。

ボタニカルなライフスタイルが好みなら、植栽を日光浴させるのにちょうど良いスペース。

214号室は、11.8帖と広めの空間。

奥行きのある長方形の間取りは、インテリアのレイアウトをシンプルに組み立てることができそうです。

照明はダクトレール式で、ライティングの自由度は高め。

フローリングの素材は、防音性に優れたタイルカーペット。

部屋のなかを多少ラフに行ったり来たりしても、足音が大きく響くことはありません。特にSOHOの人などに良さそうですね。

3Fには、水まわり付きの専有部が4室あります。

301号室もそのうちのひとつ。

基本的な間取りは、ほかの専有部と同じですが、ドア脇に水まわりが設けられています。

設備はトイレ、洗面台、バスタブの3点ユニット。

コンパクトではありますが、まあひとり暮らしでは一般的なタイプでしょう。

なにより、いつでも気兼ねなくバスタイムを満喫できるのは嬉しいところです。

壁や扉の防音がしっかりめに設計された、全48室の専有部。

間取りも5.4帖から13.3帖まで用意され、好みやライフスタイルに合わせて選べます。

エアコンも天井に埋め込まれ、スッキリ。部屋づくりにこだわる入居者さんも多いそうです。

なお、運営開始は2013年ということで、今回見ることのできた部屋が空いているとは限りません。実際に入居する部屋については、現地でご自身で確認されるのが良いと思います(いつものことではありますが、念のため)。

1Fのエントランス脇にはアトリエ・スペースが設けられています。

オープン当初は、招聘したクリエイターさんの公開作業場として使われていたそうですが、現在(2015.8)はフリースペースとして入居者さんも自由に使えます。

アイディアやインスピレーションが、具現化される空間。なんだか不思議なエネルギーが溜まっていきそうです。

トランクルームは有料(1,080円/月)です。

庫内は奥行きがあり、天板は取り外しが可能。

画材や工具などはもちろん、スノーボードといった大きな荷物も難なく収めることができます。

専有部に収納が無い分、こちらを有効活用するのもひとつの手です。

3Fにはハーフサイズのトランク(540円/月) も用意されています。

1Fのガレージがこちら。

自転車の駐輪は有料(540円/月)ですが、雨に濡れる心配がありません。メンテナンスにも使えそうな広さがあります。

ガレージ脇のポストルームには、宅配ボックスを併設。

忙しい社会人には、特にうれしい設備です。

最寄り駅は、阪急宝塚線池田駅

梅田駅までは直通で約18分。そこからなんば駅といった、大阪の主要スポットに気軽に足を運ぶことができるアクセス性があります。

大阪空港駅までは約14分。関西のソラに近く、海外旅行が好きな人、もしくは仕事で出張が多い人にとって便利な立地です。

住宅と駅をつなぐ商店街ではお祭りやイベントがまめに開催され、多くの人で賑わうこともあるそうです。

駅前は阪急オアシスやダイエーなどが軒を連ね、帰りがけに日常品をまとめて購入するのに便利なお店がまとまっています。

梅田まで約18分の立地に位置していながら、自然環境も豊富。BBQやジョギングの楽しめる猪名川や、関西有数の花見スポットの五月山も徒歩圏内にあります。

運営管理をされるのは、UDS株式会社さん。

2011年にホテルとアパートメントを融合させた「ANTEROOM APARTMENT KYOTO」をオープンさせ、今回が2棟目です。

住宅だけではなく、ホテル、商業施設、オフィスなどの企画を、都市デザインの視点から設計していく事業を展開。

キッザニア東京」や目黒の「CLASKA」と言えば、ピンとくる人もいるかもしれませんね。

今回のシェアハウスではアート&カルチャーをテーマにしていますが、高齢化の進む商店街に若い人を呼びこむことで、地域活性化を図ろうとする一面もあるそう。ラウンジで開催されるオープンイベントもその一環。

コト、モノ、ヒトの集合から生まれる、多様な発展性を秘めた暮らし。

感性を刺激される毎日を過ごしてみたい方は、コチラからお問合せを。

五月山周辺で毎年催される「がんがら火祭り」は、300年以上の歴史を持つ無形民俗文化財だとか。

2015年の開催は、8月24日だそうです。内覧時は、合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。

(ソン)

カテゴリ: デザイン物件 大阪 『通信ビルをアートな住まいに』を含むはてなブックマーク

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